修道士 ライヒアルト

─ 数日後・教会私室 ─

[『なんとなく、ね』と告げられた言葉>>1017に半目でみやる。
おおよそ自分の言動から知れた可能性は高いのだが。具体的にどこだったか、などは思い出せはしなかった。

レーテ、と言う名には聞き覚えがあったかどうか。名は知らなくても、薄ら子供がいた話を聞く機会くらいはあったかもしれない。
覚えているようなら『出来婚の相手か』、などと落としつつ。

感染について、その経緯と現状には>>1018、ややあって『そうなんだろうな』と頷いた。険しくなる深緑に、翡翠がいっそう細められるのは、獣の意識が面白がっているからだろうか。]