アズマ

>>1038
[ 石頭の心算もなく、己の額も痛い。
　思わず眦に滴が滲んで、視界がぼやけた。
　それでも思惑は何とか成功を収め、今度は相手を下に敷く。
　意識が飛びそうな感覚を覚えるも、肩を押えた手は緩めず ]

……っ、
油断、してっから、そーなんだよ……！

[ 途切れ途切れに、けれど、先程のお返しとばかりに言う。
　ぐ、と拳を握って――

　が、殴りつける間もなく、
　周囲にいた生徒が呼んで来たらしい大人の、
　諌める――というより、抑えつけるような声が飛んできた ]