―孤児院―[肩を落とし、女の子がその場を後にする。院長は自分の部屋に戻ると、弁護士に渡された手紙を手にした。]「あなたが本当に悪い人だったかどうかはわかりません。けれども、あなたが行った事は私たちの心に残っています。あなたが本当に血に飢えたただの獣ではなかったと、人の心をもった人間であったのだということが。」[そして女の子の方は、いつか村に行く事を決意した。]