流浪楽士 ユーリ

……わざわざ、こうして使いを立ててきた、という事は。
それだけのおいたをなさった、という事でしょうに。

[じとり。
真白を見上げる目は半眼に]

あなたが何をしようと、俺の知った事じゃありませんけれど。
……過剰な干渉は、お控え願いたい。

[そんな言葉を紡いで、それから]

ま。
言った所で、聞きゃあしないんでしょうけれど。

[一度目を閉じ、零すのは、大げさなため息。
それから、真白を改めて、見て]