[既に窓が空いているため、目指す場所を迷うことはない。漆黒の獣がギュンターの私室へと飛び込んだ]お待たせ。…へぇ、カルメンは銀色なんだな。綺麗な色だ。[四肢で床を踏み近付きながら、聲をカルメンへと向ける。自分とは対照的な、輝くような色。素直に綺麗だと思った]ついてる。[近付いたところで、何が、とは言わずに告げて、銀毛についていた紅い色を舌先で舐めとる。カルメンはどんな反応をしたか。何か言われても、イヴァンは楽しげに笑った]