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─回想・昨夜 納屋傍─
[フォルカーと別れた後、人の意識は獣の意識を抑え切れず闇に沈んだ。自室の窓から外へと降り。目に見えぬ速度で駆け、祖父の姿を捉える]
おじいちゃん───。
[それは幼い頃から呼び続けていた祖父の呼び名。最近反発し始めてジジイと呼ぶまでは、その呼び名だった。呼ばれた祖父は驚きの顔を見せていた。ふら、と近寄ると心配が勝ったのか、支えようと手を差し伸べてくれる]
助けて……。
[祖父に支えられた身体が震える]
[刹那、祖父の首に噛み付いていた。顔を横に振って肉を引き千切る。勢い良く、赤い飛沫が飛び散った]
……は、ぁ。美味しい────。
[千切った肉を租借し、飲み込む。恍惚と言う表情が浮かんだ。祖父の顔には驚きと苦悶の表情。喉を潰されたことで叫ぶことは出来ないようだ]
おじい、ちゃん。
もっと、もっと、ちょうだい────。
[金に変わった縹色の瞳。愉悦を含んで持ち上がった口端が、紅い月明かりに浮かび上がった]
[その後は一方的な殺戮だった。手を爪に変えて、祖父の身体を引き裂いて。抉った肉を、零れ落ちる血を、口にし、飲み込む。口にする度、渇きが満たされていくのを感じだ]
───おいし、かった……。
[満足した頃、祖父は既に息絶えていた。ほぅ、と歳不相応な艶かしい息を吐く。そうしてその場から立ち去ろうとして、一言だけ、聲を紡いだ]
欲しいなら、納屋の傍にあるからね。
[抑えが利かなくなりそうだと言っていたエーリッヒへと向けた聲。獣の意識はクスクスと嗤いも乗せる。その後は出て来た時と同じように窓から室内へと戻り、血を落とすなどの工作をして他の者達と合流したのだった]
─現在・納屋傍─
[金が縹色に戻る。脳裏を駆け巡った記憶を物語のように見ていた。知った事実は、人としてのイレーネにとって残酷なもの]
………ボク、が、おじいちゃん、を………?
[祖父を手にかけたと言う事実。自分が人を喰らったと言う事実。それらを見て、知って]
あ、ああ、あああああああああああああああ!!!!!!!
[───吼えた]
お、じい、ちゃん───。
[凄惨な状況に、ジジイと呼ぶ前の呼び名が口から漏れる。ダーヴィッドの傍でへたりと座り込んだまま、状況が飲み込め無いと言うよに呆然と*していた*]
[人としての意識は思考を止め、獣としての意識は嘲笑するかのよにさざめく。廻り出した歯車はもう*止められない*]
/*
ぎゃあ、「気絶するだけ」じゃなくて「気絶してるだけ」だろう自分。
9時半に書き始めて、いきなり10時には出ようかと言う話になって慌てて書いたらこの様だ。
母上の馬鹿。
―回想 広間―
えー。のんびりしてたーい
[少しは自分でも動けというエルザに垂れながら抗議の声をあげたけれども]
まぁ…しばらくここに拘束されるみたいだしたまには仕方ないか…
[諦めたようにのんびりと起き上がりローザに続いて台所へと向かう。無駄なことばかりしてるわりにこういうときは指示もなくテキパキ動く。最もそれを聞かれればだらだらすると逆に疲れるとかいうだろうけど]
うん。もうちょっとしたら俺、死んじゃう。七回ぐらい死んじゃう。
だからねだっても仕方ないんだよ。
[なんで七回かとかはきにしない。手伝いながらも、いい匂いだなぁ。などと思っている]
…む?エリ兄食わないの?大丈夫?
[ようやっと終えたところで、エルザと話していたエーリッヒとに注目した。
なんでもないというように笑みを浮かべていたが、フォルカーの後に戻ってきたイレーネを見て、仲直りをしたのだろう。よかったよかったとのんびり思いつつ、食べた
食べた。食べた。食べた…何気に食べ過ぎたのは心配されたとおりだったのかもしれない。
満腹になるとご機嫌に二階へと去っていった]
―回想終了―
─広間/夜─
[暖炉横で猫を構いつつ物思いに耽っていれば、戻ってきたフォルカーが猫に声をかけ>>97]
やあ、お帰りなさい。
[にこり、と笑って声をかける。
猫は気にしない気にしない、と言わんばかりになぁう、と鳴いて、少年の足にすり寄った。
頑張ったね、と言いたいようだが、それは果たして伝わるか]
[やや遅れてイレーネが戻り、エーリッヒが広間を離れる。
暖炉側から立ち上がったのは、その少し後]
では、俺も一足先に休ませていただきますか。
ごちそうさまでした、美味しかったですよ。
[作り手たちに笑顔でこう言って、広間を後にする。
猫も、エルザに向けて礼を言うように一鳴きしてからそれに続いた]
―翌朝 自室―
……なんだ?
[朝もはよからの目覚めのきっかけはしんとした冷たい冬の空気ではなく。盛大な悲鳴。
だらけている普段の姿とは似つかわしくない動きで、がばっと起き上がり、一階へと降り玄関へと外に出て、悲鳴の元を探して]
─ →納屋傍─
イレーネ。ダーヴ?どうし…
[いいかけたところで、濃い鉄の匂いに顔を顰め、その匂いの元を見てしまう]
ぁ……ぇ……?
[倒れているダーヴも蹲ってるイレーネも心配する余裕もなく。呆然と言葉にならない声を呟く]
─二階・個室─
[部屋に戻った後はまた、昼間も出していたノートに何か書きつけ。
素焼きの皿の状態を確かめてから、眠りに就く。
目を覚ましたのは、夜明け前。まだ、静寂が集会場を包む頃。
真っ先に確かめたのは、素焼きの皿──だったのだが]
……っ!
[皿に零しておいた真紅。
それは、今は真珠を思わせる真白に色を違え。
それは──その事自体は、自分としては何よりも安堵できる結果ではある、けれど]
……『力』が、動いている。つまり、それ、は。
…………『いる』と。いう事か……!
[もう一つの『事実』は喜ばしいとは言えず。
ぎ、ときつく唇をかみ締めた]
爺さん…?
[なのだろうか?こんな傷跡もっていたか?いや、こんなに血がでていていいのか?飛び散っている鮮血。その身に被っている傷跡。]
あ…れ?
[しらない。けれどなんでか知っている。こんな光景。知らないのに知っているのがおかしくて、こんなに血を出して大丈夫なのか?と、考えるだに無駄なことが脳裏に浮かぶ。
頭が痛い]
……今のは……まさか!
[響いたのが誰の声か、そして、呼ばれていたのが誰か。
それを覚ると、部屋を飛び出す。猫もそれに続いた。
早朝の空気の中を走るのは辛くはあったが、今は堪えて、声の聞こえてきた方へと向かい]
─ →納屋傍─
……っ!
[倒れたダーヴィッド、座り込むイレーネ、呆然としたユリアン。
そして、真紅に染まる自衛団長。
目に入るそれらに、翠が険しさを帯びる]
なんて事に……。
って、ユリくん!
しっかりしてください!
[ここで更に気絶者が増えるのはまずい、と。肩に手をかけて、揺さぶってみた]
ぅ…うぅっ
[気づいたら足元がふらつき、このままだと倒れそうであったが、直前に気づけたので足を動かしバランスをとる。気持ち悪くて吐き出しそうなのを、胸と口を押さえて無理矢理押さえつける]
ぁ…ぁあ、オト兄…来たのか。ってかちょっと揺らさないで、吐きそう
[いつもよりは明らかに弱弱しく言う]
っと、ああ、すみません。
[弱々しく言われ、肩から手を離す。
猫は座り込むイレーネに擦り寄り、案ずるようになぁ、と鳴いた]
それにしても……。
[言いながら、視線は団長へ]
一番、嫌な形で。
『いる』事が立証されてしまったよう……です、ね。
……ぅ…ふぅ…いや、いいけど…やべ、わけわかんね。
[息を整えてからオトフリートに答える。
昔から暮らしており、しっかりと知り合い。
それを失った悲しさもあるけれど、それよりも死にかたが衝撃的だった]
一番嫌な形って…?ぁあ
[変な光景は浮かぶは頭が痛いはとあるのに、いいたいことが理解できた。こんなときだけ回転する頭が憎らしい]
……この状況で、落ち着いていられる方が、どうかしてますよ……。
[自身とて、動揺はしている。
それを表に出さないのは、冷静さを失してはならない、という自制心故の事]
……ええ。
新たな犠牲者、という形での、立証。
こうなると……状況は、ありがたくない方向に流れていくでしょうし、ね。
[言いつつ、ちらりと視線を向ける。
騒ぎに気づいた自衛団員たちが集まってきているのが見えた]
だね…ぁあ…爺さんよ。せめてイレーネの花嫁姿でもみてから天寿全うってことでいきやがれ
[口調は悪くも、悲しみを帯びた声を吐き出す。]
どう調べてたのかわからないのに、期待なんてできないよね。最悪の光景しか浮かばない。
[自衛団員は横目にして直視はせずに]
どうし…ようもないね。
ダーヴ起きろ
[聞こうと思ってやめる。そしてショックを受けているイレーネにどう言葉をかけていいかわからず、ダーヴを起こそうと声をかける]
……まったくですよ。
[ユリアンが団長に向ける言葉に同意のため息を零し]
ええ……仮に、ギュンターさんの方で調べがついていたとしても、この様子では団に伝わっているとは思えませんから。
[団長の様子に広がる動揺。
向けられる畏怖の視線。
ひとまず、抑えなければならないか、と。
そんな思考が過ぎり]
……ユリくん、ダーヴくんはすぐには起きそうにないですし。
それよりは彼女を、中へ。
広間で、温かくしてあげた方がいい。
ユエも連れてってやってくれると助かります。
[一応、視界は遮るような立ち位置を取ってはいるが。
イレーネを長くここに居させるのはよくないのは明らかだった]
…そうみたいだね。オト兄は冗談言わないし?
[少しだけいつもの調子を取り戻しつつ、自衛団員たちの様子をみて、オトフリートの言うとおりだと確信して]
そだな。ダーヴは頑丈だし
イレーネ、いくぞ。ユエもおいで
[意識はあるのか、無意識か。立たせてひっぱるように、無理なら背負ってイレーネを広間へとつれていこうとして立ち止まり]
…ところで…一人で大丈夫?
[それは自衛団員相手のことについて聞く]
こんな時は、気の利いた冗談の一つも言えるようにしたいんですが。
[中々ねぇ、と苦笑する。
ユリアンに呼ばれた猫はなぁう、と鳴いた]
……ん、ああ。大丈夫ですよ。
俺が荒事苦手なのはあちらもご存知でしょうし……それに。
[す、と。
翠に宿る、険しい色]
……この状況で暴走する事を団長が望まないことくらい、ちゃあんとわかってらっしゃると思いますから?
[そのいろと共に団員に向けるのは、言葉による牽制]
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