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混沌の、欠片。
[老竜にアーベルが会釈するのに釣られる様に、同じようにそちらへと会釈をした。
呟いて、目を外へと向けるとやはり、ふよふよと浮く黒い物体は、存在する。]
警告が飛んでいるのなら、少し安心ですね。
竜郷全域に、ちゃんと注意勧告が行き届いていれば良いのですけれど…――
「あれを現れさせた」というだけでも、今回の騒動の犯人は断ずるべきです。
貴方は…揺らされていませんか?
[低い声、ゆっくりと顔を向け
精神の竜をじっと見て、問うた。]
[背を預けた壁近くにある入り口へ歩いてくる大地竜を視界に入れながら、まっすぐ断罪するような電撃竜の声に目を細める。見つめてくる瞳と青年の紺碧は合わない]
えぇ、勿論
[静かに返した時、不意に擦れ違おうとした老竜の動きが止まる。それはほんの刹那であり、他に気付いた者はどれ程いたことか青年にはわからない。
各自の心の動きよりも、湧き出るように高まる影輝と精神の気配に意識は向いていた。足早に去っていく背を横に流した視線で僅かに追い、壁から背を離す]
[勿論]
揺らされているのでしょうね――…
[心の奥の呟きは淡く、オティーリエの伸ばす心の力に添えて目標へと導く。他に気付かれないようにほんの僅かに添えた力は、皮肉にも大地竜から湧き出るように高まった精神の気配に隠された]
…勿論、ですか。
[僅か、ほんの僅かだけ片方の口角を上げ、人差し指で眼鏡の中央を押し上げる。
壁から背を離したのを見て移動するのかと目を細め、カチャリ、机の上の食器を重ねた]
焔竜殿の先ほどのが只の手妻で無いなら、絞られても…来ていますね。
見つける事が先決ですが、その後の事も考えないと。
[呟いた時、潜められた声に顔を上げる。
いかんせん、感知系は鈍い上に自らの属でないものは、感じづらかったけれど。
言葉に神経を研ぎ澄ますと、違和感だけは、感じて]
…これは…一体?
[精神の竜の視線を追うように、扉へと目を向けた。]
[絞られた後と言う声に頷き、続く問いに扉へ向けていた視線を電撃竜へと向けた。刹那、互いの眼鏡越しに視線が合う。その奥の紫紺が二枚のレンズ越しに見えたかは電撃竜のみに、彼女の瞳から何かを見たかは青年にしかわからない]
大地の属で無い気配がしました。しかも二つ。
どういう事でしょうね…?
[直に視線を伏せた青年は、食器を重ねる少女のような姿の側を過ぎ行きざまに囁く。
そうして残されていた翠樹の仔竜へと近づいて、テーブルに残されたままの影輝の分のデザートを食べるかどうか*問いかけた*]
月闇竜 オトフリートは、疾風竜 ティル を能力(襲う)の対象に選びました。
月闇竜 オトフリートは、雷撃竜 ミリィ を投票先に選びました。
/*
今ようやくなんで狼が苦しいのかに気がついた。
人数が一人少ないんだ、通常編成に比べて。
赤ログが少ないから、生き残り影で動かなきゃいけないと思い、動きが鈍くなる。
これは赤ログ人数に気付いてなかったのが間違いだったな…
[それから、オティーリエへと静かな声を投げる]
――…剣に弾かれた影響はありませんか?
[心に伝うのは微かな*心配の色*]
/*
書けるタイミングがここになってしまいました。
ログに残すのは一晩置いてからでないと、流石に整理が付かなかったので。
3日目頭の分はSNSに書いてあり、重複もしますが。
私の失敗点は自覚の上でも幾つか。
結界についての誤解(虚竜王との関係の辺り)をしていたこと。
・初日に動きが鈍くて占い対象にされかけ、占い回避が聖痕CO紛いとなってしまったこと。
・地竜が表に出てくれたので、こちらはPL視点でのCOしかしていなかったこと。
・最終的な占い回避(ここは回避より意味を持たせようとしての大失敗ですが)で「吊らないと消えない」状態にしてしまったこと。
この辺りでしょうか。他にもあるかもしれませんが、自分ではそう認識しております。
/*
ただ、言い訳をさせていただけると。
リアルに1日目〜2日目前半は忙しかったり不調だったりして、表(白)での動きを考えるのに精一杯でありました。
単なる自分の問題なので本当に言い訳でしかありませんが。
そして狼側、やはり2日目まで誰がそうなのか分からず、特にどちらが呪狼かが判断つかなったので、どう動きたいのかがイマイチよく分かりませんでした。
もう一つ失敗があるとすれば、その狼の意図を紫中会話で相談しなかったことになるかと思いますが。これはタイミングの問題と昨夜に関してはどうしても表優先したかったのがあります。
そして本当はダーヴではなくアーベルに話すつもり、というか反応を見るつもりだったのです。話的に自然なのはジットかダヴ。でもジットはクレに流れてて、クレとザムに反応があった。となるとこちらはアーベルかな、と。
もっとも属性的に神斬剣の方に行くつもりだったようですので、気付かなかった私の失敗だったかもしれません。
この辺り、何をどう相談するべきだったのか、教えていただけるとありがたく。
/*
それから、村人を揺らすしかないということですが。
ノーラやベアが既にそう動いていたのですし、その流れではいけなかったのでしょうか。個人的意見になりますが。
今回はそう行くのかと、思い込んでいた節があります。
とにかく、色々誤解と判断ミスが重なったのは間違いなさそうなので。
エピでも言いますが、本当に申し訳ありません。
狼側の皆様にも、村側の皆様にも、相方様にも。
長々と失礼致しました。それでは後はエピにて。
細かいのは多少挟むかもしれませんけれど。
― 東殿・回廊 ―
大丈夫という言葉ほど、
信用できないものはないかと。
< 水分を含んだ衣服は無論、濡れた艶やかな黒からも、その合間を通り抜けた指先からも、ぱたぱたと滴が落ちた。
二者が中に入るのを待ち受けていたように雷鳴が轟く。
嵐が来る、そう呟きかけた刹那、内から強い力の波動が感じられた。鋭く向けた視線は足早に回廊を行く老竜の姿を捉える >
……あれは。
[振り返る精神の竜の、その顔に置かれたレンズに光のラインが上から下へと流れる隙間、紫紺の揺らめきに暫し動きが止まる。
囁かれた言葉には、あぁと小さく息を吐いて]
…二つ。
それ、は…――
[皿を重ねる手は動きを再開する。
眼鏡の奥、考えるは 善いか悪いか、白か黒か。
雷鳴に空をもう一度見上げると、編んだ紅い髪が肩から落ちた。]
/*
ふみゃ。
気のせいと思いたいが、開始前から気になってる事があるんだよなあ。
どーにも、的中してそうで怖いんだが、赤組の動きを見てると。
オレ、完璧な展開を要求したつもりなんてないんだけど。
むしろ、それを求めたら破綻するとすら思ってるんだけど。
行き違ってるのかなあ、ここら。
あなたが?
< 問いは風雷の音に呑まれかけ、互いの姿は雨雲の生む闇に遮られ表情は杳として窺えない。
幼き樹竜の秘密の話が脳裏を過る >
それとも、他にもいらっしゃいますか。
< 揺れるはどちらにか、未だ定まり切らず問う >
――ええ。
少し、驚きましたけれど。
[恐らくは何も無い、はずで。]
アーベル殿も。
間近で、何も気付かれませんでしたか…?
―竜皇殿・外壁上―
……荒れてきた?
[響く雷鳴に、小さく呟く。
手には銀のロッド。
いつも巻いている常磐緑は外され、小さな白をくるむのに使われている。
そのため、いつもはそれに隠されているもの――首筋に浮かぶ、裂傷とおぼしき跡ははっきりと見て取れた]
やっぱ、抑えきれねぇか……嵐になるかも。
……自重しろよな、バカ兄貴。
[そいつは無理な注文てヤツだ]
―東殿―
[雷鳴。
そして出てゆく老竜。]
わたしが。
[荒れるあたりの様子。
答えは小さく、闇の中。]
[他、との声には、微笑みを。]
――あなたの願いを。
あなたが望みを。
かなえたいと思った時に。
急がねぇと、ほんと色々ヤバいかも。
海荒れて、津波とかなったらシャレになんねーし。
急ぐ……か。
[呟いて、しばし、瞑目。
周囲に満ちるは、雨と風、雷の音。
先ほどのナターリエの揶揄めいた言葉が、ふと過った]
手がかりなんてない、確信なんてない。
けれど。
他にないなら、食いつくっきゃねぇか。
[小さく呟き、ロッドを構え直して目を閉じる]
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