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[えいかの言葉に、紅緋はまた、まばたいて]
うん、大切。
手放してはいけないの。
[言いつつ、片手でそう、と華の紋を撫ぜ]
……約束なの。
[呟く声は、果たして他者まで*届こうか*]
そういったものには疎いものでね、
見えるかと言われてもとんとわからぬよ。
薬売りか、なるほど、はてなさてな。
――……おやおや、眠りの刻限かな。
[朱の唇が紡ぐ言の葉に、琥珀は朱と金の華から離るる。]
ああ、そうじゃな。
かくも我はたやすく迷う。
…なれど言葉を交わさずば、何のための言の葉か。
[琥珀を逃げるよに伏せて、膳も半ばに立ち上がる。]
さて、どうやら我はもう十分なようじゃ。
眠り込まぬ内に、下がらるとしよう。
[うたた寝する烏をちらと見やり、童子に袖引かれ*座敷を後に*]
〔眠る紫苑の男を立ち去る白の君を見送り、
聊か行儀悪く指に纏はる飴を舐め取りて。
膳の席から立ち上がり縁側へと向かへば、
叉も行儀悪く細き足を外へと投げ出さむ。
膝の上には花冠、
手の内には風車。
真白がゆうらり揺れて、
羽根がくうるり廻る。
仰ぎし天には変わらず星はなきままで、
朱唇は空気を振はすも音を紡がずに。
けれどもそれも束の間の時、
*眠りの淵へと落ちゆくか。*〕
言の葉を交えるは、
みえぬこころをしるためかな。
捜している、
捜しているよ。
見るために、視るために。
知るために、識るために。
[ゆうらりゆらゆら、
ふうわりふわふわ、
人であれどもなかれども、
迷いしものは迷うもの。
夢にても現にても幻にても、
道は見つからずに女は惑う。]
中/
は、よく見れば烏におなごと断定されておる。(メモ嬢呼び)
風漣もねいろも「ねえさま」と最初いうておるし、おなごに見えるのかの…。(注:恐らくキャラグラ効果)
揺藍と雅詠が良い雰囲気じゃから、揺藍はおなごかもと思いつつあったのじゃが。
さて、こちらはいかがするかな。
[白の花咲く野を、白の袖翻し、白の霧に包まれて。
蜻蛉(かげろう)のように頼りなく、ゆらりゆらりと歩み往く。]
[時の移ろいはわからねど、白の衣が霧に濡れれば、袖翻るも重くなろうか。]
[あちらもこちらも霧に白く包まれて。
されど、決して交わりはせず。]
[たん――]
[ふわり衣翻し、跳んだ先は…元の場所。]
…やはり、繋がらぬか。
もしやと思うたのじゃがな…
[撫子色から零れるは落胆か、はたまた諦観の吐息かや。]
[落ちたくないと言った眠りの淵]
[見る夢はしりたくないことも教えるか]
[一度失せた筈の]
[戻らぬ筈の、小さな黒真珠の入った守袋]
[中身は既に失せていようか]
[真実の夢には]
[何ら効力を持たずに]
[されど今一つ忘れたことが]
[忘れを許さず、暴くのをやめる]
[白の闇の中]
[*目覚めて悲鳴は口の中*]
[朝餉を取りに踵を返し、ふと思い出すは白の花冠。
戯れに一輪摘んで、薄き唇紡ぐは何のいと。]
ゆく…かえる…ゆく…かえる…
[ひらりはらり、散りゆく白は*朝霧に溶けて*]
中/
表で「花占いは何を告げるや」と書きかけて慌てて直したわ。
占い師誤認されては申し訳ないしの。
守護者と占い師は、やれ誤認されがちじゃからのう。
ようよう気をつけねば。
[朝餉を終え久々に館の外へと歩み行く。行くその先は―]
確かこの辺りだった―よな?
[見る位置が違う故か確信までは至らぬが、恐らく間違いないだろう。
―そこは初めて降り立った地、記憶を失って最初に見た景色―]
―そう言えばあの時もここだったか。
[―己が只人であった時、初めて訪れたこの里で最初に目覚めた場所もこの地であったかと思い返し、苦笑を零す]
[己はここの何をそう気に入っておるのかと思わず苦笑いをもらし―]
そう言えば―まだ試しておらんかったな。
[ふっと真剣な面持ちとなり、小川へ向かい歩を進める。
まだ少しばかり離れておるが―
たっ――
僅かに勢いをつけ軽々と飛び越して―
――たん
しかし降り立ちしは元の岸―]
―やはり閉ざされておる、か。
[ただそれだけを確かめて、再び館へ戻り行く―]
[ゆる、と眠りの淵より浮き上がる。
開いた紅緋は、幾度かのまばたきの後、周囲を写し。
傍らにいた童が起きているや否やを確かめる事もせず、ただ、苦しげに見えてか頭を撫でて、床から抜けだす]
[童子たちに誘われるまま、朝餉を済ませて。
華の紋を抱えて、ふらり、ゆらりと館を抜け出る]
[風に揺れ舞う白の花。
その中をふらり、ふらりと彷徨いて。
やがて、深き緑に足を踏み入れる]
…………にてる。
[包み込む静謐に、零れるのは呟き。
そのまま、宛もなく、奥へと進み。
やがて、たどり着けるは小さき祠。
紅緋がまばたき、それを見つめ]
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