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……人、が?
は……昨夜? ええ、まあ……確かに、雪を眺めにふらりと。
それ以前に、天文学者が夜に出歩くのは当たり前でしょう?
……はあ、それは関係ない……って、あるでしょう、十分に。
あー……わかりました、わかりました。
集会場に行って、ギュンターさんのお話を聞く、と。
わかりました、目を覚ましてから行きますから。
……せめて、朝食くらいは取らせてくださいな。
[へにゃり、とどこか情けなく笑ってこう言うと、自衛団員は毒気を抜かれたような面持ちで急ぐように、とだけ告げて立ち去っていく。
その姿が見えなくなると、いつの間にか足元に来ていた猫がなぁう、と不安げな声を上げた]
ああ……大丈夫ですよ、ユエ。
……うん。きっと、大丈夫。
[呟きは、猫に向けられているような、自分自身に向けられているような響き。
ともあれ、慌しく用意した朝食を済ませると、身の回りの物を鞄に詰め込み、ダークグレーのコートを羽織って天文台兼自宅を出る。
雪はやや小止みになってはいたものの、ひらり、はらりと。
緩やかに舞い落ちていた]
……まったく。
何がなにやら……。
[ぼやくよな呟きと共に歩き出す。
その後を、ちょこちょこと猫がついて来た。
中央の峡谷にかかる吊り橋を渡り、反対側へ。
そこから、北へ向かう道を進めば、集会場にたどり着く]
─集会場─
……で、これに記入しろ、とおっしゃる。
[着くなり渡されたのは、身上書。
大げさなため息の後、鞄の中から愛用の万年筆を取り出してさらさらとそれに記入していった]
──────
■名前:オトフリート=ポラースシュテルン(Otfried=Polarstern)
■年齢:27歳
■職業:天文学者
■経歴:村で生まれ、16歳までこの地で育つ。幼い頃に両親を亡くしており、祖父母により育てられた。
16になった年、やはり天文学者だった祖父の意向で天文学を学ぶために村を離れるが、6年前、祖父の死を期に帰郷。
現在は祖母も亡くなり、村外れの天文台で、同居猫のユエ(オス)と暮らしている。
──────
……はい、これでいいでしょ。
俺のことなんて、大抵の人が知ってるようなもんなんですから。
[書き上げた身上書を突きつけるように渡しながら言い放つ。
それから、人気も火の気も薄い集会場の広間を見回して]
……とりあえず、暖炉に火。
あと、飲み物くらいは用意しても構いませんよね。
……ダメって言われても、勝手にやりますけど。
[さらりと付け加えた言葉に、団員が「なら聞くな」という顔をしたのは、思いっきり、*スルーした*]
/*
……エントリなげえよ、自分!
[いきなりそこから突っ込んでみる。
なんでこのキャラ使うといつもこうかねw]
と、いうわけで。
10年最初の村建てとなります、羽月幻夜。
泡沫系設定の村も早くも五本目、今回は恒例の雪の村にてお送りいたします。
にしても。
なんというか。
……泡沫系に、このキャラで挑む俺、ある意味すげぇ(何。
なんでか、ずっといなかったよね……!
エリは水面までずっと皆勤だったのに。
3人目、修道士 ライヒアルト がやってきました。
修道士 ライヒアルトは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
――知るかよ、ンな事。
[粗末なベッドが、ぎしりと粗末な音を立てる。
唐突に思い出した文句――おそらく、いつか読んだ小説の一説――が、気が付いたら口から洩れていた。
自分で問いかけて、自分で答えを出している。なんという滑稽な自演だろう。
なんだかとても気分がむしゃくしゃして、だから勢いをつけてベッドから起き上がった。乱れた着衣に、冷えた空気はやはり堪えるものがある]
[何か上着はないかと探していると、これまた唐突に粗末な木戸が叩かれた。
慌ててありあわせの上着を羽織る。そして、そこに立っていた人影に目を丸くする――せざるを、えない]
え?
は?ギュンターさんが?
……え、ええ。まあ、別に。異存なんてありませんよ。俺だって、ここに居させてもらってる身ですし、そんな。
[本当は舌を打って、思い切り悪態をつきたかった。
だが、それをやってしまっては、多分――まずい。集会所どころか、速攻で牢屋か、それとも処刑台に送られてしまうかもしれない。
必要なことだけを告げて去る自警団員達の背中を睨みつけてから――それが精いっぱいの抵抗だった――、仕方がないと肩を竦める。それから本腰を入れて、きちんとした着衣を探し始めた]
―集会所―
[そして、集会所に現れたのは修道服を纏った黒髪の男。
村人は知っている。彼は流れてきた、自称の修道士だということを。
裏付けの取れない過去など、結局不定で曖昧なものにすぎない]
これに、書けばいいんス……いいんです、ね。
[はいはい分かりましたと、わざとらしく言って。渡されたペンから書き出された文字は、彼の聖職者然とした身なりに似合わず随分と乱れていた]
──────
■名前:ライヒアルト=グラーツ(Reichard Glaz)
■年齢:24
■職業:(元)修道士
■経歴:今年の夏に村に流れ着いた修道服の男。あまり進んで語る事はないが、過去に問題を起こして修道院を追い出され、以来流浪の身。村では説教のまねごとをしたりなどしてどうにか居場所を作っている。
──────
[見回した集会所の中は、未だ閑散としている。
まだ集まっていないのだろうと直感した。集まりきるまでは、自警団長とやらのありがたいお話も始まらないだろう。――ありがたい、で済むとは毛頭思っていないが。
やり残したことは、なくは、ない。
だが、それを片付ける前に――せっかくだから、少し温まっていこうかと集会所の隅でその手を*擦り合わせた*]
4人目、音楽家 ヘルムート がやってきました。
音楽家 ヘルムートは、聖痕者 を希望しました(他の人には見えません)。
あー、その日はいつも通り家に居たよ。
証明?
出来るわきゃ無いだろう。ウチは1人だし、ずっと籠って曲書いてたんだから。
大体、なんで急にそんな事を…
村外れの爺が?
ウソだろ?
…そーかい。
ハァ?容疑者?
ふざけんじゃないよ。
あたしの何処が殺人犯に見えるッてんだい。
…御爺の命令だって?
あー、分かった分かった。
集会所で御爺の話聞きゃァイイんだね?
ハイハイ。
喧しいねェ、心配しなくてもすぐ行くよ!
…ッたく。
[そんな会話が繰り広げられてから数刻]
―集会所―
だーかーらァ、急かすんじゃないッて。
聞こえなかったかねェ。
このペンで耳ん中掃除してやろうか?
[自衛団の一言に十倍程の言葉を返すその傍ら、紙面には流暢な文字で女の素性が綴られてゆく]
――――――
■名前:ヘルミーネ=フォーベック (Helmine=Vorbeck)
■年齢:28歳
■職業:作曲家
■経歴:村で生まれ育ち、現在は作曲で生計を立てている。女性。
曲を出す際には本名ではなく「ヘルムート」という名前を使う。
――――――
─集会場・広間─
[宣言通り、台所を占拠してお茶を準備している所に聞こえた声]
……おや。
[広間を覗き込めば、先にはなかった人の姿がひとつ、ふたつ。
しばし、足元の猫と顔を見合わせ]
……お茶、飲みますかね?
[呑気な口調で、*声をかけた*]
/*
うむ。
連続野郎エントリの脅威は去ったが、しかし、その切り口は予想外でした。
なんか、毎度ヘルムートっていうキャラには驚かされたり笑わせてもらったりだなぁ。
さて。
いきなり一人だけ桁も違うし、大人しく寝よう。
コミュ広告は、明日の朝でいいかね。
……寒くて、箱前にいてられんorz
/*
よいこらせ。
例によって早めに御邪魔します。
今回は随分昔にSNSの方で言われた姐さんキャラを頑張ってみようと思います。
いつまで保つかは未知数。
最初はヘルガでやろうかと思ってたんだけれども、最近になって急にこんなキャラが浮かんだので。
5人目、助教授 ハインリヒ がやってきました。
助教授 ハインリヒは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―村の宿の一室―
っはー、街育ちには堪えるね……っと。
[両手をこすりながら机の上に小瓶をいくつか置く。
小瓶を一つ手に取ると、その蓋を開けてそこから採取したばかりの
小さな鉱石をピンセットでつまんで目の高さへと持ち上げる]
おもな産出物はなんて書いてあったかな…
[片手で資料をめくっていれば、僅かな砂埃が鼻腔をくすぐって、
むずむずと鼻の下を動かしながら]
…ま、資料に間違いはなさそうだ、と。
[摘み上げていた鉱石を小瓶の中へ戻し、それから―]
思い切りくしゃみをした]
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