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[やっぱり微妙な間の空いたロザリーの呼びかけに、ちょっとだけ表情はへにゃ、となったかも]
え、手伝ってくれるの?
……とはいえ、お礼はなんにもできないよー?
[それでも、マイルズからの申し出に、表情は明るいもの、そして、悪戯っぽい笑みへと短い周期で変化してゆく]
……なんかびみょーに勘違いしてんぞ、それ。
[マイルズが酷く改まって言うのにそう言って]
おべんとと鳩の人、って…あぁ、あの時かぁ。
なんかすごい覚えられ方したなぁ、俺。
ちゃんと挨拶しとけばよかったかぁ?
[呼び名の所以に思い至って、ぽり、と頬を掻いて]
ナイフとフォークのある食事の方が多いのは、事実ですわね。
[笑った様子を見たとして、少し恥じらう表情を見せる程度]
『月』の主殿ならば…。
まぁ、らしい、というふうにも見受けられましたけれど。
[会話をした上での、短い感想は確証に基づくわけでもないが]
きっと、愉しまれているんでしょうね。
……。
[隠者にとって、静かなことは好ましい。
元より、誰かと和気藹々と会話ができるような性格だとも思っていない。
現在の状況にくつろぎながら、ゆっくりと煙草を吸って、男は次の戦闘への下準備を進めている。
派手なことは自分にはできない。
華のある生き方は自分にはできない。
だから、ただ確実な方法を。
静かに生き残れば、*それでいい*]
―廃墟―
うぁ。ウソ。
[走り出たのは機嫌のため。
けれどその途中でスゥと青ざめた]
まずい。本気で隠れないと。
[速度を上げて走り、少し前に潜り込んでいた廃屋へ。
逃走経路の確保してある物影へと滑り込んだのは人ではありえない小さな姿]
……なー!
[魚の焼ける匂いはその隙間にも届いてきた。
悲しげな小さいなきごえが狭い空間に*響いた*]
構わないけど、
[エリカの明るい表情が見る見るうちに変化していく。
こちらの表情は少しばかり引き攣ったかもしれない]
…お手柔らかに頼みます、よ?
[それから息をひとつ、吐いて]
勘違いも何も。
前回貴方がやったことをやり返しただけでしょう。
[しれっとカルロスに言い放った]
―廃墟中央部 ビル屋上―
[リディアと分かれた後早々に移動した...はいつものとこにつく
拠点といえばここが己の拠点ともいえるのかもしれない。粗末な寝具やらはあるが何の仕掛けもない。ただ高くて見晴らしがいい場所というだけだが]
ま、世界がどうなろうが、私は私。暇をしないのが一番ってだけですねぇ〜
[誰もいないところでもただ陽気にそんなことを口にしながら休息に*入った*]
[なお、この覚え方で余計な敵を作った事が多々あるのは言うまでも無い。
当人、全く気にしてはいないが]
印象、強かったからねぇ。
……でも、焼き魚のひとに変えた方がいいかな? なーんて、ちょっと思ったかも。
[くすり、と楽しげに笑って]
ま、カードが教えてくれるから、名乗らなくても、っていうのはあったかもねぇ……って。
もらって、いーの?
[魚に関する問いには、こてん、と首を傾げつつ、問いを返し]
…あぁ、そういえばお名前…。
[新たに会ったのなら、名乗るべきかと]
ロザリーと申します。
よろしくお願いしますね。
[にこやかに微笑んで挨拶を]
ちゃんとした食事が出来る、ってのはいいことだと思うぜ?
確かにあのマスターなら、って感じはするんだけどさ。
……楽しんでる、ってのは当たりかもなぁ。
[言いながら魚を食べるのは忘れずに、齧りついた所でマイルズの言葉に一瞬咽た]
おまっ、まさかそれだけのためにわざわざ来たのかぁ?
[案外侮れないとじーっをマイルズを眺めて]
[魚と言われ、ここに来た目的を思い出す]
…何だか、もらってばっかで申し訳ないな。
食べ物ばっかり…
[ちょっと餌付けされてる気分になりつつある。
が、もらえるものは貰いますと言わんばかり]
あ、そうだった。
[ロザリーの言葉にようやく思い出したように]
マイルズです。
こちらこそ、どうぞよろしく。
[微笑み返すのは穏やかな笑み。小さな会釈も加えて]
[マイルズの表情の変化には気づいているのかいないのか。
いたとしても、こちらの表情は全く変わらないのだが]
はぁーい。
まあ、うん。
廃墟漁りのコツの伝授くらいは返せるから、大丈夫だよ。
[お手柔らかに、という言葉に、にっこりと笑って言った]
いやまぁ、呼び方には拘らねぇけど……
[少し悩んでみたり]
カード持ってる奴らのことは放っておいてもわかるからなぁ。
あぁ、ちょっと多めに獲ってきたんで食っていいぜ。
これなんかちょうど焼けてるみたいだし。
[火の側にある魚を取って渡してみたり]
[咽るのは予想外。
カルロスの様子にゆっくりと朽葉色が瞬いた]
まさか。
……匂いに釣られただけです。
[はっきりと否定した後に本来の目的を告げようとして。
内容が余りに余りで、少しばかり小声になったかもしれず]
…そのうちお前さんから貰うもんもあるだろうさ。
[どこか申し訳なさそうなマイルズにそう言って。
もちろん言外にいろんな意味を含んではいるが]
こっち、焼けてるぜ?
[やっぱり食べごろの奴を勧めておいた]
[と、そこでカードを通して入ってくる情報。──管理者の脱落。]
ひはっ!! なんだよそれ、そんな面白いこと『俺以外に』考える奴が他にもいるなんて
しかも……ああ、あの狐の旦那かぁ!!
ひはっ、面白いねぇ。旦那は俺を本当に楽しませてくれそうだぁ
[思い出すのは、彼を小突いていた時にゼロが収集していた彼の生体情報。
結果──解析不能(アンノウン)。]
これなら、初対面で邪険に扱うべきじゃぁなかったかもしんねぇなぁ
[そう呟きながら、壊れた笑いを垂れ流していた。]
でも、さすがに焼き魚とかおべんと、はあんまりだし。
普通に、『風刃』さん、って呼ばせてもらうよ。
[悩む様子に、くすくすと笑い。
焼けた魚を手渡されると、年より幼く見える歓喜の表情を垣間見せ]
わーい、ありがとっ。
いただきますっ。
[嬉しそうな声で言ってから、はく、とかじりつく。
もし尻尾が表に出ていたなら、忙しく振れていたのは*間違いない*]
…、大丈夫ですか?
[聖騎士の言葉に噎せるのを見て、首を傾げた]
マイルズさま、ですね。
聖騎士さま…。
[柔らかい声で名前を復唱。
あ、と声をあげるのは、廃墟漁りの言葉を聞いて]
匂いに、ね…ならいいんだが。
正直だね、あんたも。
[声が小さくなるのに素直な感想を返して、とても小さな声で]
俺が興味あんのは「いい声」で泣いてくれるかどうか、だぜ?
[と呟く。風に乗せてマイルズだけに聞こえるように]
[なにせ、もともとは拠点探しをしていたわけで。
もくもくお魚を食べた後、こっそり種を取り出して、そこから林檎を生み出してみたり]
お魚のお礼です。
[笑顔で差し出して。
一通り会話をしたなら、また廃墟をうろつこうと**]
/*
どこにでも向かえるし、どこからでも受けられるからなぁ。
様子見しすぎてもなんだから、早めに決めないとだけど。
とりあえず、睡眠不足は避けないと。と。
[はは、と笑い声が漏れる。
…幾分か乾いたものだったかもしれないが、それはそれで]
食料確保しやすくなるなら、まあ。
[と、自分を納得させておこうとしてみる]
[差し出される魚を礼と共に素直に受け取って。
けれど浮かぶ表情は何処か、挑発と、牽制と]
俺が渡せるものにも、限度があるけど。
[ふ、と口元に移る魚の影で口端が上がり。
すぐに、霧散]
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