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…ん?今、人狼に、与したと言ったな?何だそれは。
よっぽど…その師の身内や親しい奴が人狼で、他の全てを排してでも狼を生き残らせたかったのか?
それとも……何かが狂ったのか―――っ、おい、ライヒー
[まるで胸を押さえ、苦しんでいるように見えた様に、思わず名をまた間違えつつも近づき、肩に手をかけ。]
大丈夫か?
どこか苦しいなら、薬師殿を――。
[呼ぼうとしたが、押さえているのは胸でなく、その下の何かだと気づいた。そこに何があるのかは分からなかったが。]
…大丈夫、なのか?いや、胸を押さえたように見えたからな。
違うなら、いい。
[本人から、否定の言が聞かれると、そっと肩から手を離す。
それでも暫くの間、ライヒアルトの様子を伺った。
時はゆるやかに流れてゆく。
どらくらい間があいたか。
向こうが何かを言う前に口を開いた。]
…嫌な話をさせて悪かった。
だが、聞いておきたかったんだ。
まだ、私達は生きているから。
死なせたくないんだ、大切な人を。
失った命は二度と帰ってこないから。
それが結果…命に優劣をつける事になったとしても。
[菫の瞳は揺れ一度閉じられ。
すぃと、その場から離れ、扉へ手をかける。
一度振り返り、微かな笑みを浮かべながら。]
ありがとう…すまない。
[最後の謝罪に込めた意味は、多く、*複雑。*]
墓守 ナターリエは、講師補佐 アーベル を投票先に選びました。
墓守 ナターリエは、大工 イヴァン を能力(守る)の対象に選びました。
中:
投票先はここかなぁ。
明日のアベの動き次第だけど。
問題は守護先。襲撃先が超問題。
せんせーしょっぱなからGJは出したくない、です。
上手くエーファ狙ってくれるとありがたいんだけど…。
……ああ。
それが、今、ここにある現実だ……。
[掠れた声。
ナターリエの内心の葛藤には、気づかずに]
それは、俺にも、わからない……確かに、師父は奴らに普段から目をかけてはいた。
[そして、そこに自分も友も羨望があった事は否めなかった。
師であり、孤児だった自分たちの育ての親でもあった人。
どうして、という思いは、今でも、ある]
狂ってしまったのか。他に理由があったのか。
……はっきりとした事は、もう……。
[嘆息。
不意に肩を掴まれ、戸惑いながら一つ、瞬いた]
……名前。間違ってる。
[ぼそり、と突っ込みを入れてから]
別に、痛む所がある訳じゃない……昔を思い出して、少し、気を乱しただけだ。
[だから、大丈夫だ、と静かに告げる。
緩やかな沈黙。
それを先に破ったのは、ナターリエの方。
向けられた言葉に、小さく息を吐いた]
……いや……そう、思うのが普通だろ。
そっちは、家主殿への義理程度しかない俺とは違う。
切り捨て、選ばねばならぬと言われたなら、悩むのは当然だ。
[生命に優劣をつける、という言葉。
微かな揺れは、自身が押し隠しているもの。
親しむ者の多い身には、その揺れは大きいのだろうと、容易に察しはつく]
……謝るような、事じゃない。
[笑みには、苦笑めいたそれで返して。
扉の向こうへ消える背を、見送った]
[気配が遠のき、静寂が訪れる。
見上げる猫を抱え上げて、そう、と撫でた]
……師父。
あんたは、それが、己の……そして、俺たちの『役割』と言った。
そして、それからは逃れられぬと。
[呟きに、腕の中の温もりは、案ずるような声を上げる]
『役割』……『要素』。
揃ってしまえば、逃れられぬ場……か。
[それの意味する所は深くは知らぬ。
ただ、そこに何らかの形で教会が関わっている事。
敬虔なる使徒であった師父の行動は、それを僅かに伺わせて。
それが、教会という存在への疑念としてある事は否めない]
ま、なんにせよ、だ。
[呟いて、猫を下ろす。
再び向き直るのは、抱えていたのとは違う黒と、白]
Es ist unheimlich nicht geworden verdorben.
Verunreinigung. haben Sie das Zögern nicht….
[呟くよに、紡ぐ、言の葉]
始まってしまったと言うのであれば。
逃れられぬと言うのであれば……。
……既に幾人もの血に穢れた身……迷いは、捨てる。
[ごくごく小さな呟きは、再び紡がれる旋律に紛れ。
冷えた大気の内に、*溶けてゆく*]
― 集会所二階・個室 ―
[紙に文字を書き付ける。
集会所に集められた者達の名前。
改めて、親しい人間の多さに息を吐き出した]
………エーファ、 だったっけ。
[音に出し、独りごちて確認する。
連れて来られた、見知らぬ子供。
人狼に遭ったことのあるような口振り]
この村の子供ではないと聞いた。
何故、ひとりで。
[疑惑の種は容易く育つ。
しかもそれが、さして知らぬものとあれば。
今のウェンデルが行動に移すまでに、そう間はかからないだろう]
[名を綴り終え、手を止める。
軽くペンを振り蓋をすると、そのまま、胸ポケットへと入れて部屋を出た]
………。
[気にかかったのは、先の疑いの所為だけではない。
仄か、腕に熱を感じたから。
人狼の存在を報せているのだろうか、と思う。
逡巡して、戸を叩いた]
[返答はない。]
[意を決して扉を開く。
冷えた風が廊下へと逃げていった]
[思わず片目を瞑る。
すぐさま窓辺に視線を転じれば蹲る子供の姿。
気配に気付いた様子もない]
いくら室内だからって。
凍えるぞ。
[呟き、中へと入る。
もし獣ならばとも思ったが、それより早く足が動いた。
傍に寄り、肩に手を伸ばす。
揺り動かされた子供の髪の合間から、何かが覗いた]
あお、い――?
[炎に包まれた、花。目を見張る]
…まさか。
[こんな子供が。
声には出さず、呟く。
けれど、ただの痣にしては。
少女のものとは異なる身体に驚くより、意識はそちらにばかり奪われた]
[幾つもの考えが過るが答えは出ず、結局、扉と窓を締め、服を正させ、子供を寝台へと寝かせた。
今を機に殺すことも、気遣い誰かに――薬師に助けを求めることもしない、中途半端な選択]
………。
[すぐには立ち去らず、暫くその場に留まっていた。
時は静かに過ぎていく。
自らの鼓動が、*煩く聞こえた*]
[早朝、浅い眠りから目を覚ますとまだ眠ったままのゲルダの姿。
起こさないようにそっと頭をなで笑みをこぼす]
15年…か……。
[呟く。
ゲルダが起きれば笑顔でおはようと*むかえるだろう*]
/*
朱の聖痕:ウェンデル
蒼の聖痕:エーファ
占い師:イヴァン
霊能者:ライヒアルト
守護者:ナターリエ
狼:ベアトリーチェ-???
狂信者:ヨハナ
ここまでは確定、と。
どうにも、残りの狼がマテウスにしか見えてこない現状。
中身的な意味で。
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