情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[暫くの間、モニタ越しに「参加者」達を眺めていた。
無機質な双眸に映り込む映像。
しかしそれにも飽きたのか、立ち上がり、機械に囲まれた無人の部屋を後にする。エレベーターを起動させて、地上へ。
そして、外へ。
風は、冷たい。]
[夜闇に包まれた廃墟の中に佇み、汚泥のような沈んだ色をした髪を靡かせる姿は――そして、いろの無い空虚な眸は、まるで幽鬼の如く。
唇が、緩やかに動いて、音をつくった。]
ひふみ よいむなや こともちろらね
しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか
うおゑにさりへて のます あせえほれけ
[紡がれる東の国の詞は、唄の響きを帯びる。
ぶつかり合う玉が、結ばれた鈴が、鳴った。]
[ふと、垂れた翼の隙間に紅い色を見留める。
先程の怪鳥の血がまだ残っていたようで]
――っ。
[ばさばさと、嫌な思い出でも払うかのように乱雑に羽根を振るう。
やっている内に何だか遣る瀬無くなってきたのか、
完全に汚れが落ちたのにも気付かずその動作を続ける。
その姿を帰ってきたアーベルが見たなら、
どうしたのかと問うだろうか?
そうすれば、探し物が見付かった事も、
その後怪鳥――コカトリス――に襲われた事を話すだろう。
小言には、自分は悪くないもんと最初は愚図ったが、最後には
不注意で接近を許した事は自分の非として*理解しただろう*]
[荒事自体が向いていない気が、と言われ]
……そうですね。私なんてここに集められた他の方々と比べれば。
[そう言って、僅かに顔を伏せる。]
[突発災害級。予知越しに見た事はあれども、籠の鳥であった私は、実物を見たことはなく。
その実際の威圧感は感じたことはない。しかし、聞く限り]
……怖いですね。そんなものが人を襲うなんて。
[そう言って、肩を掻き抱く。]
[その様子を静かに哂うは、彼女の内面。]
(怖いなんてよういわん。あら、世界を『終わらせて』くれる、素晴らしいものやないか。)
[そして、そろそろ戻るというアーベルの言葉に頷くと]
そうですね。戻りましょうか。
[そう言って彼に付いていくだろうか。
イレーネから結果を聞いたアーベルがイレーネに小言を言えば、おろおろと2人の間を右往左往し、イレーネが非を認めた頃には、おろおろとしながらも*仲裁に入るだろう*。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新