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[幼い少女なりの力いっぱいの宣言は。
見るものが居たならば、微笑ましいものだったろう。
父の幸福を、ひたすらに願う少女の姿。
神に仕える天使の如く。
主に仕える騎士の如く。
憧憬は、けれど憧憬のままで終わらずに。
力持つ少女はその情景を現実と成した]
…私は、姫ではないよ。
[護られるのではなく、護りたいと、そう決めたのだから]
仕事人 スティーヴが「時間を進める」を選択しました。
[気流を捉え、高い位置まで舞い上がる。
風の感触の心地よさに、ふと目を細めた]
……そいや、最近は思いっきり高いとこまで行ってないなあ……。
[そんな呟きを漏らしつつ、眼下に広がる場を見下ろす]
……そいや、ここって何でこーなったんだろ。
[今更のように呟いて。
それから、何かに惹かれるように森の近くの開けた空間──公園へと、舞い降りた]
─ →公園─
[カードを手に取り情報を得る。
今のところ動きはないらしい。もしくはその真っ最中であるのか。]
ふむふむ…三枚一度に得るか。二枚ずつか…静観のどれですかねぇ〜
[わたがしをもふもふ食べつつ考える
とはいっても、考えたところで、その考えがだいたいにおいて行動に反映されないのだが]
―何処かの一室―
――安眠妨害、って言いたいところだな。
[軽く首を回す様子は、少し不機嫌なようで]
同じ所に行ったら真面目にぶん殴るぞ…
仕事以外でストレスが溜まるのはゴメンなんでねぇ。
[誰に言うでもなく、欠伸をすると左腕を回すと鍵を開ける。
ポケットからカードを出し、集音機を調節しながら外に出た]
やれやれ。
テンションが高いねぇ。
[こっちまで聞こえてくる、と小さくぼやいた]
今のところ動きがないようだが…
まぁ。あんまりはしゃぐのもおじさんにはキツいしねぇ。
―公園―
…私は、姫ではないよ。
[その寝言に反応した、というよりは、気配がそのタイミングに舞い降りた、という方が正しいだろう。
ゆらゆらと揺れていた揺り椅子の動きが、ぴた、と止まった。
それと同時に薄く開かれる紫紺の瞳]
――…あ。
ああ、夢か。
[改めて現状を思い出しつつ、けれど、椅子から立ち上がりはしない]
…お客様、でしょうか。
─廃墟・建物の上─
風んにーちゃんは今揶揄ったけぇ、もうええの。
孫ぁ気になったば自分から来るじゃろし。
手品んにーちゃんは揶揄い甲斐ばなかかねぇ。
鳥ば連れたにーちゃんも微妙じゃの。
教会ばにーちゃんと表ん嬢ちゃんはおっとりしちょって反応ば鈍そうじゃ。
残っちゅーんは氷んねーちゃんと仕事人のおっちゃんかねぇ。
猟犬ば揶揄う必要ばなかし。
[何だか色々と失礼なことを言いながらターゲットを絞る]
じゃけぇ、戦う邪魔ば出来んしの。
ちょいと様子ば見ん行くか。
[結局特定せず、また建物の上を飛び回ることに]
ワシゃ絡まれただけじゃけぇ。
自分ばペースでやるがよか。
他ん連中がそれば許してくれるち保証はなかがね。
[飛び回りながら聞こえた声に返す。愉しげな声であるのは言うまでも無い]
─公園─
[ふわ、と舞い降り、最初に目に入ったのは蔦の揺り椅子]
……なぁーんで、こんなのが……って、あ。
[惚けた声を上げてそーっと近づくと、耳に届くのは『興味』を向けていた二人の内の一方の声]
お客っていえば、お客なのかなぁ?
……もしかしたら、歓迎されない用事かもだけど。
[しばしの空白を挟み、投げかけたのはこんな言葉。
紡ぐ声は、常と変わらず軽めのもの]
[やれやれ。と、肩を竦める。
其処に誰が居るわけでもないのだが。
屋外に出て、ゆっくりと歩き始める]
せいぜい逃げ回るか…それとも。か。
出来れば見学したいがねぇ。
生憎、あの狐面の様に軽々と飛び回れるほど俺は軽くないからなぁ。
[ぶつくさ言いながら歩きつつ]
絡まれた、ねぇ。
よくもまぁ、そんな余裕をかましてられるもんだ。
[ソレは感心したような声。少し呆れも混ざっているかも知れないが]
おじさんも歳だって事は分かって欲しいがねぇ。
髪の毛も若い子に比べたら、どんどん後ろに下がってるのが目に見えるだろうに。
焦りを見せるんは相手に付け入る隙を作るよなもんじゃ。
こっちゃが余裕ば見せときゃ向こうが気圧されるか焦るけぇ。
まぁ、ワシんとっちゃ絡まれんも愉しいだけじゃがの。
[呆れの声に聞こえてもどこ吹く風。何事も楽しむのが男のスタイルなのだ]
じゃけぇ、おまはんばワシんペースに巻き込む気ぃはなかよ。
引っ張り回す気ぃもなか、安心せぇ。
手品師 ディーノが「時間を進める」を選択しました。
―廃墟―
[無駄に熱くなった頭と体を川に放り込んで、暫く呆けた後で廃墟に戻る。
今日は魚は獲ってません]
はぁ、どうしたもんかねぇ。
[かなり落ち着いてはきているものの、やはり気持ち的にはすっきりしない。
ぶつぶつ言いながら、魚を干していたのを思い出してそこに戻る]
……なんだぁ?
[見れば本来あるはずのない物がこっそりと置かれていて]
歓迎されない用事、ですか?
…天使さ…んを、追い返すつもりはありませんけれど。
何の用事か、よりは。
なぜ私を、と聞いた方が早いかもしれませんね。
[紅のドレスを揺らし、ようやく揺り椅子から立ち上がる]
世間話であるなら、この椅子をどうぞと勧めるんですが。
[揺り椅子に片手を付き、紫紺の瞳をそこに向けた]
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