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―ギュンターの屋敷・広間―
[こちらをじぃ、と見る様子>>42は興味なのか警戒なのか。
男が出した答えはどうやら正解だったようで、頷きと共に返された言葉に、今度はこちらが頷いて見せた。
店の手伝いをしながら、客の話は覚えておけと言われた事が少しは役に立ったらしい]
あ、よかった、あってた。
そうか、今はここで暮らしてるんだ。
[色々、の部分には触れないまま。
人には触れられたくない部分があることは、男もよく知っているから]
籠もってた、かぁ。そういう時期はあるよな。
でも、名前だけでも覚えていてくれて嬉しいよ。
[多分、両親はいなくなった男の事はそうそう話すことは無かっただろうから、少しでも覚えていてもらえた事>>43は素直に嬉しかった]
それはどっちでも構わないけど…やっぱり、お帰りなさいの方が嬉しいかな。
[などと、少しばかり感傷的な事を口にしたのは、色々あってもやっぱりここが自分の故郷だと感じているからだ。*]
─ ギュンターの屋敷・広間 ─
[色々、の部分触れられなかったのは幸い。
その辺りや引きこもりの事情はあまり、口に出したいものではなかったから]
まあ、名前だけだけどね、ほんとに。
ん、じゃあ、改めまして、お帰りなさい。
[願いを受けて居住まい正して。
一礼してから、こう告げてそれから]
さて、と。
お茶、冷めちゃってるみたいだし、新しく淹れるねー。
あ、甘いのへーき? アップルパイも焼いてきてるんだけど。
[にぱ、と笑って手際よく始めるのはお茶とお菓子の準備。*]
―ギュンターの屋敷・広間―
[男が家族の事についてあまり触れられたくないように、彼にもきっとそういう物があるんだろうと。
そういう人付き合いの機微は、町に出てから身についたもの]
俺の方も、家に来たお客さんの話しを拾った程度の事しか覚えてなかったし、お互い様じゃないかな。
ん、ただいま、エーファ。
[お帰り、にはただいまを。
頭を下げて見せるのに>>45、こちらも同じように一礼をして
続いた言葉に]
アップルパイ!
[と思わず声にしてから、あ、と言う顔で口元を抑えた]
甘い物は、大丈夫だよ、うん。
よかったら、少し貰っていい?
[と、一応控えめに言ってみるけれど、緩んだ口元が「好物」と言っているような物だった。*]
/*
でもって、SNS確認してきた。
ふむ…後三人来てくれるといいのだけど、シリーズ物で多少設定にこだわりがあると、一見さんが二の足踏みやすいからな……
あと新規さんがちゃんとwikiの役職ポチを見ておいてくれるかどうかっていう……いや、狂信は特殊な立ち回りがいるから一見さんが希望するのはないと思うけど、ランダム事故が怖いんだよな
─ ギュンターの屋敷・広間 ─
[お互い様、という言葉>>46に、掠めた笑みは安堵を帯びていたが、気づかれたかどうか。
挨拶のやり取りの後、上がった声に蒼い瞳はきょと、と瞬いて]
アップルパイ、好きなの?
なら、ちょーど良かった。
[控えめな物言いを気にした様子もなく、そう言って笑って。
切り分けたパイと淹れ直した紅茶を運ぶ]
と、そうそう、そこの黒いのはモリオンね。
[それから思い出したように黒猫の名を伝えると、猫は気だるげな様子でにぃ、と一声鳴いた。*]
―ギュンターの屋敷・広間―
[笑みに紛れた安堵の色>>47には気づかずに、お茶の用意をする彼の手元を見守る。
うっかりを誤魔化したつもりではあったけれど、やっぱり隠しきれていなかったようで
浮かべるのは少しばかりの照れ隠しの苦笑]
お菓子の中で特に好きなんだ、アップルパイ。
エーファが作ったんだ?凄いな。
[楽器は弾けてもそれ以外の器用さとは若干縁遠い男からすれば、お菓子を作れるというのはそれだけで「凄い」ことだった。
パイと紅茶を運びながら、傍にいた黒猫の名前を教えてくれたから]
ありがとう。
[と纏めて礼を言う]
[そうして、気だるげな様子の黒猫を見て]
良い名前を貰ったんだね。
[と言ってはみるけれど、猫にはどこまで通じたか。
受け取ったパイは見た目だけでなく匂いもよかったから、さくりと一口口に運んで]
あ、おいしい。
[と、ありきたりだけど素直な感想を一言零し、笑った。**]
─ ギュンターの屋敷・厨房 ─
[演奏について是を向けられた>>40時は、ありがとな!と礼を言って。
エーファと入れ替わるように広間を出ると厨房へとやってくる。
ひゅるりと隙間風が身を襲った]
うへぇ、こりゃ寒いわ。
[ぶるりと身を震わせ、勝手口へ近付くと、何度か扉を開け閉めしてみる]
んー、やっぱ金具かぁ。
こりゃ付け替えの方が良いかもしんねぇ。
[隙間風が問題、となると開閉がスムーズになるように細部を削る、と言うのは悪化するだけのこと。
歪んだ金具を取り付け直せば隙間もピタリと嵌るようになる、はずである]
お茶貰ってから一旦戻るかね。
ついでにオトフリートのこと伝えてこようっと。
[この後の予定を定めて、イヴァンは広間へと戻って行った]
─ ギュンターの屋敷・広間 ─
エーファ、勝手口なんだけど。
金具新しくした方が良いみたいだ。
一旦戻って金具取りに行ってくるよ。
あ、もちろんお茶とパイ貰ってからな!
[そう状況を伝えてちゃっかりと広間の一席へと座り込む。
お茶とアップルパイを貰うと、頂きます、と一言告げてから手づかみでパイを食べ始めた]
んー、うめー! お茶も合うな!
[イヴァンに凝った感想など言えるわけもなく、けれど思ったことをストレートに言葉にしてエーファの腕を賞賛した。
やがてアップルパイも欠片のみになり、それを口に放り込んでお茶で喉に流し込む]
ごちそーさん!
さぁて、もう一仕事すっかぁ。
[パン、と膝を一つ叩くと、立ち上がり広間の外へと向かう]
金具とってすぐ戻ってくっから、もう少し我慢してくれな。
[エーファにそう言い残して、やや慌しく屋敷を出て行った**]
5人目、仕立て屋 ユリアン がやってきました。
仕立て屋 ユリアンは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
─ 小島の館・主の私室 ─
[白髪の元自衛団長 ギュンターに仕立てた冬服は、彼の存在と年齢を示すように質感と落ち着きのある色だったけれども、気に入ってもらえただろうか。]
脇の具合はいかがでしょう?
[後ろに立って肩や脇の皺を検分する。
自分ではなかなかの出来栄えだと思うが、自画自賛しているだけではやっていけない。
仕事として請け負った以上、客であるギュンターに評価してもらわなければならないのだ。]
襟を別布にしたのはよかったですね。
眼の色によくお似合いです。
上品でお洒落に見えるのではないでしょうか?
[営業用の口上を述べながら、相手の顔色を窺う。
控え目な、傍目には困っているようにしか見えない微笑を浮かべて。]
─ 小島の館・3階廊下 ─
[挨拶し、仕立て道具を抱えてギュンターの私室を辞去すれば、
扉の前で休んでいた黒い犬が起き上がり、ぱったぱったと尻尾を振った。]
お待たせ、ビルケ。
[シラカバと名付けた愛犬に声をかける。]
─ 回想 ─
[もう10年も昔になる。
森の中の小道でこの犬に助けられたのは。
林業で生計を立てる小さな村は森に囲まれていた。
隣町への行き来には、ただ1本の小道しかない。
母のお使いでその道を通ったユリアンは、追い剥ぎに襲われた。
殴られて昏倒したユリアンは、金目のものを奪われ、上着まで剥がされた。
あのまま藪の中に打ち捨てられ、夜を過ごしていれば、間違いなく凍え死んでいただろう。
どこからかやってきたビルケが寄り添い、寒さから守り、吠えて村人にユリアンの位置を知らせてくれたのだ。]
[母は怒るばかりで現実的な対処のできないひとだった。
ユリアンは寄り道をするような子ではない、探しに行かなければと兄が主張してくれなければ、
ユリアン・トラウゴット
ここに眠る
という墓碑が村の墓地に建てられていただろう。
酷い風邪で半月近く寝込みはしたものの、ユリアンがそういう最期を迎えずにすんだのは、ビルケのおかげだ。]
[村役場の記録には、その後のユリアンが父の馬具職人の仕事を継がず、仕立屋になったことが記され、綴じられている。]
―――――――――――――――
■名前:ユリアン・トラウゴット Julian Traugott
■年齢:22歳
■職業:仕立て屋
■経歴:亡父は腕の良い馬具職人だった。仕事を継いだ兄は町で工房を構え、母もそちらに移ったので、今は村の小さな自宅で一人と一匹暮らし。独身。
愛犬はビルケ、12〜3歳の雌の老犬。
―――――――――――――――
─ 現在 ─
[意識を取り戻したユリアンがいの一番に訴えたのは、命の恩人ならぬ恩犬を飼うことだった。]
あれから10年になるんだな……。
[3階の廊下を歩きながら、すっかり老いて白い毛の増えた雌犬の顔を見やると、ぽつりと言った。]
[話しかけられたとわかって、ビルケが黒い耳を動かす。
大きな立ち耳や尖ったマズルのりりしい顔立ちだけを見れば、狼に似ているかもしれない。
ふさふさした巻き尾や、癖のある毛を見れば、狼との差は一目瞭然なのだが……。
間違われて猟師に撃たれるのではないかと、子どものころは本気で心配していた。
首輪の代わりに派手な色合いの端切れで作ったスカーフを付けているのは、その名残だ。]
[その後に聞いた話を総合すると、山向こうの牧羊犬が輸送される途中で逃げ出したのではないかと思う。
そして、森の中をさまよううちに、怪我で意識も定かならぬ子どもを見つけ、自分が保護してやらなければと思い込んだのだろう。]
寒くないかい?
[愛犬にそう声をかけながら階段を下りた。
小さな村では全員が顔見知り以上だ。
廊下を歩けば、遠目にも見知った顔を見つけたかもしれない。]**
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