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[着地と同時に部屋から部屋へ、眼前を奔る一筋の。
その操縦士が狙うのは]
…あ、
[咄嗟に朽葉色が先を見る。
視界に入っていた筈なのに認識できていなかったのは失態だが。
この状況で回避などの余裕は無い。となれば防御に回るのみ。
爆発から庇うのは視界確保の為の瞳と剥き出しの急所、首]
……っい、痛ー…
[壁に叩きつけられた背と庇った為に火傷を負った腕]
[相手の姿は既に無い。舌打ちをひとつ]
[見えない以上、命中率などあって無いようなものだが。
片手を振って相手の消えた部屋の入口に20の短剣を生み出した。
相手が何処にいるかなどわからないが、それでも短剣は室内へと飛び込んでいく]
[結局足を向けたのはビルのほうだったが]
そうですねぇ〜派手ですねぇ〜
[いつのまにいたのやら。ケイジの言葉に同意して
爆音への感想を漏らす。
そして、見づらい。と、人と同じような感想をまず抱いて、ビルへと目を向けた後に、面を被った男へと視線を移す]
/*
…難しいなあ遠距離合戦。
隠れられてしまう上にこうも罠だらけだと下手に動けないし。
まあ、次は無理矢理突っ込むけどね!(おまえはよ
ほぅほぅ、機械ば使ことったか。
そら確かにそん通りじゃのぅ。
外から聞く分にゃ安全じゃがの。
中入ってまで見る気ぃはせん。
お陰で誰と誰がやりおうとるんかさっぱしじゃが。
ほぅ、両方おなごか。
[聞いて、カードの情報を改めて読み取る]
…風なかんに木の葉ば揺れとるんは、そんものば使ことるんが居る、っちゅーこっちゃろ。
ロザリーっちゅー嬢ちゃんやなかね。
…誰か来るのかねぇ。
ま。そうそう闘いに成る事ぁ…あるのかねぇ。
[軽く首を回しつつも、やはり見える位置に移動しようと]
あんまり騒がしくすると、こっちに飛び火するかも知れんからなぁ…
矛先が向いたときは逃げるか。
むぉ、手品んにーちゃん。
おまはんも見に来よったんか。
[しゃがんだまま仮面が姿を現したディーノへと向かう。肩の小猿も同じようにディーノを見上げた]
誰と誰ば戦っとる思うね?
[建物へと視線を戻しながら、ディーノへ問いかける]
傾奇者 ケイジが「時間を進める」を選択しました。
傾奇者 ケイジが「時間を進める」を取り消しました。
[カチ、カチと一定のリズムで打ち鳴らされる対の爪。]
…………ふぅん。なるほど
鳥ちゃんは念動力、お嬢ちゃんは植物の使役……いや召喚・支配も含んでるねぇ
[離れたところから的確な情報把握。
それを可能としているのは、昨日散布した情報収集ナノマシンのリンク機能。
右手の爪を介して、情報はゼロ──そしてラスのイヤホンへと。]
丁度、集音機を拾ったからなぁ。
ま、少しは機械になれてる。
[腕がアレだからな、と呟き]
…わざわざ屋内を選ぶヤツ、ってなると限られると思うがねぇ。
一人はスティーヴだろう。
アイツはなかなか古風なヤツだからなぁ…トラップしかけての暗殺がヤツの仕事のスタイルだったはずだが。
銃と言い、爆発と言い。ヤツが好みそうな得物だしねぇ。
[ふむ、と小さく呟き]
一人はお嬢さん、か。顔を見てないから分からないがね。
もう一人は…声に聞き覚えがあるお嬢ちゃんだねぇ。
天使様、かね。恐らくは。
……っ!
[相手の姿も見えずに飛んでくる短剣はさすがに予想外だった。
体を丸めるようにして、その攻撃を最小限の被害に押しとどめた。
数本、体に刺さったが、急所を狙って飛んできたのではないのは幸いだった。
適当に体の状態をチェックして、動くのに特に支障が無いと分かると、懐のカードに手を触れる]
……やはり、一筋縄ではいかんか。
『隠者の知識』!
[ソウルカードの宣言。
それと同時に、男の視野、聴覚、嗅覚などの感覚が異常なまでに広がる。
自分を中心に100メートルぐらいまでならば、どこに何があり、一体何をしているのかが、知識として男の脳みそに流れ込んでくる。
今の男にとっては、自分を背中から眺めているような程の一段上からの視野がある。非常に地味な能力ではあるが、それゆえ、破られることも無い。
───だが、それは人としての限界を超えた感覚により、男の脳みそがかき回されるような痛みに襲われ、思わず寡黙な男が呻いた]
……結構、ガード、硬い、かっ……。
Sturm,Rückkehr!
[揺り椅子が変化した鞭が輪を阻む様子に、舌打ち一つ。
軌道を逸らされた輪に向けて、声を上げる。
銀の動きが一瞬止まり、それは素早く右の手へと戻ってきた]
雷鳴天使の特別仕様、ってコトにしとくといいよっ!
……っと、あぶなっ!
[エンジェルリング、と言う表現に軽口を叩き。
直後、横に飛び退き、迫る蔦を避ける]
有効距離は、同じくらい……か。
ならっ!
[呟きの後、低い姿勢から駆け出して開いた距離を詰める。
ある程度の距離まで近づいた所で一つ羽ばたき、上へ抜け。
高い位置から、ロザリーの左の肩へ向け、銀の輪を切り下ろした]
ええ、これだけ派手にしていたら昼寝もできませんからねぇ〜
[にははと笑みを浮かべ態勢的にケイジと小猿を見下ろして]
一人は明らかにスティーブンさんでしょうねぇ〜。とはいえもう一人はわかりませんけどね〜。わざわざ踏み入る好戦的で、銃器を扱ってない誰かですかねぇ〜
[問いには半分には明確に。もう半分は誤魔化すつもりもないが、わからぬため曖昧な答えを返して、つられるようにビルのほうを見て]
ところで、なんで『デス』を早々にとる気持ちに至ったのですか?
闇金の猟犬 ブラウンが「時間を進める」を選択しました。
おまはんば腕も機械じゃったな。
[納得するような声色が伝う]
なるほどのぅ、仕事人のおっちゃんばテリトリーん入ったんが居るっちゅーことじゃろか。
室内で戦うんはちぃと面倒じゃのぅ。
あんまし相手にしたくなか。
[それでも戦うとなれば喜々として飛び込むのだろうが]
天使っちゅーと……あー、あん嬢ちゃんか。
何じゃ、先にワシんとこ来るか思うとったんじゃが。
[そんなことを言って、珍しく意外そうな声を漏らした]
―公園―
[足を踏み入れれば戦いの気配はより色濃く。風が示すままに足を運べば見えるのは二つの人影]
[だがその手前にもう一つの影を見つけ手足を止める]
っと…他にもお客さん、か。どうすっかな。
[かと言え、この場でやりあうほど無粋でもなく。
相手が興味を引く相手でなかったのも大きいが]
…『タワー』のカードマスターさんは見物かい?
[相手を驚かせない程度の声で呼びかける]
投票を委任します。
風刃 カルロスは、傾奇者 ケイジ に投票を委任しました。
ああ。義手だ。
流石に隻腕じゃあ、名も知れるだろうが貸金業をするにはリスクの方が大きいんでなぁ。
[既にギミックの一部を見せたためか隠すような事はせず、素直に肯定した]
ま。誰にせよ得意なテリトリーに踏み込むのは面倒だ。
どちらかが踏み込まなきゃ始まらんからねぇ…
あまりに不利になりそうだったら、カードでも使うか。
[無理しても仕方ないしねぇ。
そう、呟いて]
どういう経緯かは分からないが…
なかなか苦戦してる様だねぇ。天使のお嬢ちゃんは。
―廃墟―
[転々と外壁を移しながら中の様子を窺う猫一匹]
んー。
[邪魔にならぬよう、されぬよう、気配はできるだけ殺して。
多少の噂は聞いたこともあれど、直接には見たことのない二人の戦闘はとても気になるものだった]
(まじめそーなおにーさんとむっつりおじさんかー)
[冷静に解析する傍ら、そんなことを考えたのは内緒の話。
表に出ていたら酷いノイズ情報となってしまったかもしれない]
[無差別の短剣は相手を傷付けたようだが。
手から離れ、壁の向こう側となれば認知は不可能]
[血液の散る左脚と焼かれた両腕。背は内出血程度のダメージは受けているだろう]
容易いとは思ってなかったけど…これきっついなあ。
[吐き出した溜息が床に落ちると同時、朽葉色が跳ね上がる]
『隠者の知識』?
…まずいな、カードを使ってきたのか。
[壁の向こうから聞こえた単語。少しの逡巡と溜息]
――短期決戦と行くか。
[左脚から奔る痛みを心で捻じ伏せて走り出す。
念の為にと両手に一本ずつの短剣を手に、相手の在る部屋に飛び込んで。
そのままの勢いで相手の懐に入り込まんと]
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