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─二階階段傍─
……ホントに?
[嬉しかったと言われても、まだ不安げに声を震わせる。視線は上目遣いにフォルカーへと。直後、顔が近寄るのに気付いて小さく息を飲んだ]
……泣かせたのはフォルじゃん。
………ごめん、違う。
ボクの自業自得だね。
ちゃんと話を聞かないで、一方的に言い放ってばかりで……。
………ゴメンナサイ………。
[今まで出来なかった謝罪を、ようやく口にした]
―広間―
はい、お待たせしました。
ローザちゃんのも沢山あるから小さな器にしてみたの。
おかわりは十分にあるから遠慮しないでね。
[並べられてゆくパスタコースを示しながら言って、食材はここにあったものだけど、と笑う]
オトフリートさん、これなら大丈夫かしら。
[家で猫を飼ったことはない。
一応飼主にお伺いをしてから、黒猫にも皿を差し出すだろう]
[猫を撫でている所に聞こえたウェンデルの声。
思わず、掠めるのは笑み。
そうこうしている間に、広間に料理が運び込まれて、ゆっくりと瞬く]
……ああ。
そう言えば、そっちには意識が回ってませんでしたね。
ユエの食事……。
[うっかり忘れていた、と声にするより早く、エルザの手にした器が見えて]
……も、用意してもらってしまって。
[掠めたのは、苦笑]
おかしいとかないです!
ヘルムートさんが女性でも問題ないと思います!
あなたの曲はあなただけにしか作れないと思うので。
僕は、ヘルムートさんが好きな呼び方で呼びたいです!
あ。今度、サイン下さい!
[お菓子食べてる邪魔した、と、普段なら考えそうだが、
生憎今は、興奮の真っ最中。
サインのお願いも、遠慮なくしてしまった]
ええと、聞いたのはオトフリートさんです!
……居る……フォルが……。
…離れる………離れ、なきゃ…。
[朦朧としたような聲。いつこの意識が表に出てしまうか分からない。焦りが身体を支配する]
満たす……誰か、で、満たさなきゃ……。
―台所→広間―
伸び盛りの子たちも居るし、ねー。
沢山食べてもらわなきゃ。
[エルザが瞬く様子に気付けば、にっこりと笑顔で言う。
パスタが茹で上がった端から炒めたり味付けしたりして、大皿に山盛りにした数種類のパスタを広間に運んでいく。
マカロニとポテトのサラダや、スティック野菜なども中にはあるだろう]
ええ、大丈夫ですよ。
すみません、お手数おかけして。
[差し出された皿の中身を確かめてから、エルザに頷く。
同居人の都合で菜食が多かったせいか、猫は嬉しげになぁう、と鳴いた。
礼を言っているらしい]
……僕、嘘つくの、苦手だよ。
[知っているだろう、とばかりに、笑いを滲ませた口調。
泣かせた、と言われれば咄嗟に謝罪が口をついて出そうになったが、それより、イレーネの方が早かった。
きょとん、とまなこを丸くして瞬かせたあと、表情はまた微笑みに戻って、目を伏せて首を振る]
僕にも、悪いところ……あったから。
……………お互い、さま。
ごめんなさい。
それから、……ありがとう。
[緩く掴んでいたイレーネの手を離し、自らの服の袖口を引っ張りながら濡れた頬へと触れて、涙の跡を拭う。努めて、優しく]
落ち着いたら、……戻ろう? 心配、かけちゃった、から。
―広間―
ありがとう。
こっちは個別にしてあるから、手渡してもらってもいいかしら。
[近寄ってきたウェンデルに頷いて、ヘルミーネ達へと運ぶのを頼んだ。ユリアンはローザを手伝っていたりしただろうか]
―集会場・2階の部屋―
[開きっぱなしのハンドブックと、廃坑地図。地図には新たに最奥部分に大きな○がつけられていた。
煙草の煙でうっすらと白くけぶる中で、真剣な面持ちでペンを走らせているそれは
それは自分の師である人物へ向けた報告書。
廃坑内部、最奥の壁を削って出てきた化石から推定した地質。
それはある特定の年代のもので…その層の下には鉄を含む堆積物の層がある可能性が高い。
報告書には鉱床調査の結果と、かつての産出物についてと、
更なる発展の可能性と、本格的な調査の必要を記していた]
まさか、こんなものに出会えるとはな。
[報告書の最後に自分のサインを入れ、ペンを置く。
白い石の欠片―化石の一部の入った小瓶を振って、満足げに煙を吐き出し―
充満した煙でけぶる室内に気付いて険しい表情で窓を開けた]
ええと、こちらもお手伝いします、よ?
[しかしローザの手際はかなり良い。
申し出だけはして、
エルザに頼まれたことに、はいっと良い返事をした]
ええと、どうぞお召し上がり下さい。
[最初に渡す人は言わずともがな。
もちろん、すぐに他の人にも運ぶ]
他に方法があるのなら…、それに越したことはない…。
俺はそれを…知らない……。
[かけるコエは自分も、同じ渇望に支配されそうで、途切れがちに]
無理だけは…するな…。
悪い、俺も…ちょっとやばいかもしれない……。
良かった。
作っている間に分けておいただけだから、手間ではなかったの。
お口に合うといいのだけど。
[嬉しそうな黒猫の声に楽しそうににっこりとなって皿を置いた。
食べる邪魔にならない程度に数回頭を撫でる]
俺は食べ物はいいや…、飲み物だけくれ。
[ローザとエルザが、出来た料理を配る様子にそう言って]
悪いな、せっかく用意してくれたのに。
[二人に謝った]
―広間―
おや、そんな風に言って貰えるとは。
[曲のことを褒められれば口許も綻ぶ。
ウェンデルの力説も一度見ていたからか、今回は飲まれることは無かった。
暫し思案の後]
じゃ、今まで通りに呼んで貰えると嬉しいね。
此処にいると、そっちで呼ばれるコトなんざ滅多にないから。
…サイン?
嗚呼、構わないけど。
そこまで言われるのは初めてだよ。
[小さく笑った。
オトフリートの名が出れば、そちらに目を向けたりもしつつ]
ん?それって気絶してたって事じゃぁ無いのか?
[エーリッヒの言葉にちょっと真面目に考え首を捻ったが、運ばれてきた料理にすぐ意識がいった。]
お、凄い量だなぁ。
[これなら多少食べても問題ないだろうかと思った。一応、朝はそれなりに控えめにはしていたらしい。エルザやローザの弁に、遠慮なく食べることにした。]
─二階階段傍─
…そうだね、そうだった。
[返された言葉に、ほんの少し、口端に笑いが乗った。驚くフォルカーの顔を見、それが笑みへと戻り。謝罪と感謝の言葉を聞くと、縹色を瞬いた。涙の痕を拭われると、少しの逡巡の後に、頷く]
ん───。
でも、先に一回顔洗って来るよ。
フォルは先に戻ってて。
[いくら涙の痕を拭われたとは言え、このまま皆と顔を合わせるのには抵抗があった。ちゃんと戻るから、とフォルカーに告げて、移動を促す]
じゃあ、台所にあるパスタのお皿運ぶの手伝ってもらっても良いー?
[ウェンデルの申し出にはそう応じた。
台所には、3〜4食分ずつくらいが盛られたミートソーススパや明太子スパなどの皿が4〜5皿ほど残ってる他、オーブンの中のラザニアもそろそろ焼ける頃だろう。
ウェンデルが料理を運んでくれるなら、自分は食料庫に向かってジュースやお酒を運んでくるつもりだ]
…さみぃ。さみぃ、さみぃ……。
[空気の入れ替えをするために窓を開け、流れ込む外気の冷たさを耐える。
そこでふ、と何の脈略もなく、ウェンデルの言葉を思い出し]
研究が多くできるのは俺にとっていいこと、か。
――間違っちゃいねえんだろうけど。
[すこし複雑な表情になって、開いた窓の外を見た。
視界に、思い出の中の長い髪が揺れた気がして首を振った]
アイツはもう―…。
[どん、と窓枠を叩いて手を握り締め、窓を閉めた。
それが永遠の別れになるとわかっていたら―突き放したりはしなかった]
は、何をいまさら…
[自分自身を笑い飛ばすようにしてから、机の上を片付ける。
片付けを終えたらベッドに横になって、ぼんやりと*考え事*]
それにしたって、本来は俺のやる事ですから、ね。
[手間ではなかった、という言葉にはこう返し。
撫でられ、嬉しげに喉を鳴らす猫の様子に口元をほころばせる]
さて……それでは、俺もいただくとしますか。
誰かの手料理を頂くというのも滅多にありませんし、味わっておかないと。
[どこか冗談めかした口調で言いつつ、食卓へ。
ヘルミーネから視線を向けられれば、なんだ? という感じで首を傾げてみたり]
[向こうは真面目に考えている様子で、
それもすぐに料理に意識が向いたようだ。]
ダーヴィーって幸せな生き方してるよな。
[しみじみとした呟き、それは呟きにしては少し大きな声だったが。]
ッと、ありがとう。
[食事をウェンデルに渡され、礼を述べた]
悪いね。
片付けは手伝うよ。
[エルザやローザに向けてそう言いながら、適当な席に着く]
あら。
いえ、無理に召し上がることはないですけれど。
[エーリッヒの申し出に、孔雀色を瞬いて首を左右に振った]
本当に大丈夫なんですか?
[考え事に没頭していたのも、不調もあってなのだろうかと。
皿を戻しながら少し心配そうにエーリッヒを見た]
……ぁ、
うん、わかった。
[気遣いが足りなかったと、心中で反省しつつ少年は頷く。
告げられる台詞に、やくそく、と小さく返したあと、イレーネから手を離した。
階下の廊下まではともに歩めたとして、その先は言われた通り、広間へ向かう]
ああ、心配かけてすまない。
体調は問題ない、と思う。
[こちらを見るエルザに、心配させまいと微かに笑いかけながら]
あまり体動かしてないから、お腹が空いてないのかもな。
まぁ、ずっとここにぼーっとしてたわけだしな。
[それは平時の自分にしては、結構珍しいことで、
自分でもそんな様子だったことに驚いてもいるのだが。]
[オトフリートには笑いながら、何でもないと手を振り]
…それに関してはまったくの同意見だ。
[話の前後はまったく聞いていなかったにも関わらず、エーリッヒのダーヴィッド論に同意した。
エルザが心配そうに話し掛けるのは、何となく視界に入れつつ]
何か……誰、か……。
《助けて、おじいちゃん────》
[聲にもならず縋ったのは、唯一の肉親である祖父。身体の器官が変化を始める。狙い定めた者を探すために、耳が、鼻が、獣の如き感覚へと変わり。姿見えぬ対象を探し当てる]
早く、早くしないと……。
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