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[童が言い切れば、もはや返す言葉もなく。
隣にくるを見てから戸を叩く。覗いているとは気付きもせぬ。]
……あやめ殿。
[戸を開けて笑む黒と紫に、琥珀はやや見開かれて。
問われる言葉にも、返すは何も浮かばず。]
…そなたの言う通りじゃったな。
[ぽつりと紡がれた言葉は、ねいろの「美しい人」へと。]
おやまあ、何の話かな。
[開け放ちつつ言の葉を返して]
……そうだね、
此方の鳴らしていたものだよ。
それほど遠くまで聞こえたかい。
きれいな鈴のおとじゃったから
きれいなひとが鳴らしとるっていうことじゃ!
あやめねえさまじゃもん
鈴もきれいになるけ
[素直にそう答えて]
うん、よう聞こえたよ
きれいじゃったん
森がすんでおるからかのぉ?
[ねいろの勢いに、気圧されるよに頷いて。
開け放たれた戸の内へと。
白き外から中に入れば、目が慣れるのにしばしかかる。]
[何の話かは言うに言えずに、ねいろへ視線合わせよう。]
おやおや、それは光栄だね。
褒めても生憎、何も出やしないけれど。
よぅく聞こえたのはね、
きっと、鈴が誰そを呼んでいたからだろう。
さみしい、こいしいと、ないていたのだろうよ。
鈴もさみしいん?
[えいかねえさまににこっと笑って]
[一歩踏み出す薄闇の中]
[なんどもぱたぱた瞬いて]
天狗さまも鈴もさみしいんかなぁ?
みんな、みいんな、さみしいんかなぁ
…水面が。
[ゆうるり、瞼に残る、深紫の残像]
ひとりはさみし…ふたりはこいし…
鈴がさみしいと鳴くのなら、
呼ばれる人もさみしかろか。
……呼ぶ人もさみしかろか。
[みんなさみしという童の頭を、白い袖の中の手がぽんと叩く。
*促すように、頷くように、宥めるように*]
さぁて。
誰その代わりになくやも知れぬ。
[使われておらぬ囲炉裏の傍に腰下ろす]
さみしいのは、誰だろうね。
此方も其方も、何方もか。
[そのままじっとその場に座して、五色の玉が行き来する様を見ていたが、気付けば夕餉の時刻かな]
ああ、もうこの様な時間か―
[えいかねえさまとあやめねえさま]
[ふたりのねえさまを追って囲炉裏のそばへ]
ねえさまがたも、さみしいん?
おらぁ、ねえさまがたと一緒おれるけん、さびしうなかよ
みんな、みんな
さみしいんがなくなればよか
[頭をなでられば*うれしげか*]
そうだね――
共にあれば、さみしくはなかろう。
こいしくなるやも知れぬけれど。
やれさて、ひとのこころは難しいか、
それとも、そう思うているだけか。
〔深紫の女に、臙脂の子、笑みつつ語り、
ふたりの話を白の君は聞いていよう。
火のない囲炉裏に爆ぜる音はなく、
今は鈴も音を奏でるを止めてゐる。
代わりに人の声の満ちれば、
刻の止まりし家は息衝きて、
在りし日の姿へかえりしやう。
けれど其も僅かに一時に過ぎず、
白き夜の訪れに語らいも止みて、
帳のやうにしじまが下りる。 ]
/中/
ほんとにようやくだねー(' ';
見事に取り残されているひきこもりん♪
まあ、ここで落ちるもまたおいしいしー(まてお前。
と、それはさておき、動きますかー。
[眠りの淵より立ち返り、ふと見やれば、部屋の隅には見慣れた衣。
藍白を滑り落として白花色に袖通し。
ふと、こぼれるのは小さな息]
……どちらでも、ないのだよね。
[小さな呟き。
それごと白花色に覆い尽くして瑠璃紺で括り。
鞠を抱えてゆうらりと、館の外へと彷徨い出る]
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