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[教えた事を復唱するフォルカーの様子に、微かに笑む。
続いた言葉は、自身にはどこか懐かしくも思えるものだった。
続けて投げられた疑問には、う、と思わず呻きもしたが]
……昔は、ね。
今は、人並みではないけれど、それなりに丈夫ですよ?
[冗談めかした口調で言いつつ、何気ない様子で少年の肩をぽん、と叩く。
泣きそうになっているのを、宥めるよに]
……やあ、酒場の君。
単なるボケなら、笑い話になるんだろうけどねぇ。
[それから、ローザに向けてこんな言葉を投げかけた]
…ハァ?
本気で言ってんのかい、それ。
[イレーネにより端的に告げられた言葉に、呆気に取られたように言う。
軽く溜息を吐いて]
今その可能性が格段に跳ね上がったよ。
アンタも此処に来てる時点で。
あ、お代わり頂戴。
[ローザに横目を向けて、冗談混じりに言う。
すぐにイレーネの否定する声を聞いて、苦い笑いを見せるが。
ついでにカップを持ち上げてオトフリートに要求]
俺の祈りで送られるような事があったら、そいつは死んでからも不幸な奴だな。間違いない。
[からかいにはからかいで。だが、その言葉は少しだけ重く響いたかもしれない]
有力者とか、大手サマとか。
上に立つ人が厄介だと困るなあ。心中お察しするよ。
まあいいさ。俺は目撃するまでは信じない主義だから。
[聖職者にはおおよそ似合わない言葉を吐いてから、酒場の娘が通り過ぎるのを見送った]
音楽家のねーさんが言ってたよ。自警団長どのもついに耄碌したとか何とか。
[俺の意見ではないからな、と念を押しておいて。
寒いかと問われれば、頷く。否定するほど強がる理由もない]
…もっかい、広間の方にでも顔出しますかね。
[小さく伸びをして、広間に戻るべく一歩踏み出す]
―集会場・広間―
あら、酒場のお姫さんじゃねえか。
[灰皿を探している間に増えた人物に驚いて声を上げた]
しかしよぉ。
さっき荷物持って上に行ったのもいたようだが…
そんな大袈裟なことなのか?
お空の先生だって…あんまり長く空けるわけにもいかないだろう。
[首を傾げながらオトフリートへ問いかけて、外を見た]
[お代わりの請求>>84に、はいはい、と頷いて、フォルカーの傍らから離れる。
入れ代わるよに、猫が少年の足元にすり寄った]
ええ、そうなんですよねぇ。
観測日誌に大穴が空くのは、俺としては痛手です。
[ハインリヒの問い>>88に、頷いて答えつつ。
お代わりを準備する手際は、やっぱり妙によかった]
死んでからも不幸は悲しいな。
まぁ、大事なのは過去とかどうこうより、他の人に思われていることだろうな。
死んだら本人は残らない。残された人でしかどうするこもできん。
[何かを感じ取れたので、適当な言葉でフォローをした、つもりだったかも]
厄介でもあるが、かといって無視もできない。目をつけられた時点で諦めるしかないのかもな。
分かってくれる人は分かってくれるさ。
[ライヒアルトに笑いかけてから、続いた言葉に]
耄碌か、叩けば治るかね?
[無茶なこと言ったり]
行こうぜ、さすがにいつまでもここにいるのは冷える。
─広間─
ありがと。
[お茶が用意されると、オトフリートからカップを受け取る。そのまま口へと運んで、息を一つ吐いた]
残念だけど、ジジイは職務に関しては真面目だから。
それに人が一人死んでるのに、こんな冗談言えるかっての。
[暖炉の前で温まりながらヘルミーネに答えた。カップに口をつけているのもあって、口を尖らせたよな状態]
……村の経費から出るんじゃない?
集会場自体は、村の人が自由に使うために建てられたものだし。
まぁ、今回自衛団が容疑者を勾留するために使うなら、自衛団持ちになるかも知れないけど。
[ローザが何を目論んでいるのかは分かる。けれど自衛団について全てを知るわけではないため、可能性だけを告げた]
それもまた真だろうな。
葬式の主役は死人だが、遺族のために葬式をやるんだって意見も俺にはよく理解できる。
[曖昧に笑って、口の中で小さく礼を言った]
……耄碌だからって自警団長サマを叩いたら、分かってくれる奴すら分かってくれなくなるかも知れんぞ。
[商人の無茶に思わず半眼になったりして。
行こうぜ、との言葉には一度頷き、広間へと戻った。
そして集う面々を見て、一言]
――増えたな。
―集会場・玄関→集会場・広間―
連れてこられたやつには感謝されたりな。
[返したのは冗談交じりの言葉、
二人で広間につくと、見知った顔がほとんどだった。
ライヒアルトの一言が聞こえて]
ずいぶんと多いな、これからパーティーかゲームでも始めるかのようだ。
─広間─
[フォルカーの声をどうにか聞き取って、また溜息をつく。カップを置いてフォルカーに近付くと、強すぎない力で相手の額をチョップした]
───馬鹿かアンタは。
何年ボクと幼馴染やってんの。
ジジイが、職務に妥協しないのだって知ってるでしょ。
あの人は身内であっても容赦はしないよ。
[今朝の祖父の様子を思い出す。あの時の祖父の顔は、仕事をしている時の顔だった]
/*
はっはっは。
……多角化してまいりました(汗。
っかし、なんという集まりの速度。
白雪以来でね、これ?
とはいえ、こっからが長いんだよなあ……。
/*
自警団と書いてるエーリッヒ、ライヒアルト、ローザは審問メインで活動してた人、かな。
×自警団 ○自衛団
ですからね、と独り言で。
メモで言うかは悩むところ。
─広間─
……む。
[後から後から、という感じで増える人の姿に、手にしたポットを見る]
……ちょっと、足りんかな、これ。
追加ついでに、何か摘めるものでも作ってきますかねぇ。
[独り暮らしが長い事もあり、料理はそこそこ慣れている。
そのためか、こんな発想もさらりと出てきた]
[一方の猫は、おろおろするフォルカーの様子>>94に、呑気に首を傾げていたり]
まァ、…そうだね。
[隣のイレーネには肩を竦めてそう返す]
さァて、如何だか。
[オトフリートの昔程で無いとの主張に、相変わらず悪戯な笑みを浮かべながら、お代わりを準備する様を眺め]
いっそのこと、そっちに転職しても十分行けるんじゃないかい。
毎晩外出るよりも余程健康的だ。
[やはり冗談めかしてそんな言葉を掛ける]
これだからモテる男はつらい。
[ローザの問いにはにやりと笑って答えるも、
オトフリートの返答を聞けばすぐに真顔になって]
まったく、学者の仕事ってのはどこでも軽んじられるもんだな。
その一瞬に何かが起きてるかもしれないってのに。
[口調は軽いものの、一瞬浮かべた表情は学者としての真摯なもの。
ふう、と煙をはけばお茶の代わりを準備するのを眺めながら
宿の部屋に置いてきた検証途中の資料が頭を過ぎった]
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