103 氷面鏡に映る彩
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[迎えた朝は、日の射さぬ曇り空。
自分と彼を繋ぐ聲はまだ聞こえない。
ようやく飢えを満たせた所だし、深く眠っているのだろう]
……日が差さないと、本当に真っ白。
[足元の雪を指で掬えば、伝わる冷たさに小さく笑う。
どれだけそうしていただろう、何時の間にか耳に届くその>>23>>24歌声に顔を上げ]
…………祈りの歌、ね。
[少年らしい微かな声が紡ぐその歌に、一度瞼を下ろした後。
再度開いた瞳に、おそらく向けられるだろう想いを受け止める覚悟を宿して声の聞こえる方へと足を向けた]
(+16) 2017/01/21(Sat) 00:26:15
演奏家 オトフリートは、メモを貼った。
2017/01/21(Sat) 00:29:18
─ 広間 ─
[イヴァンだけが入ってきたことに気づくと、]
エーファは?
[心配顔で問いかけた。
望まれれば食事>>79を出すだろう。
そうしているうち、エーファも広間へやってきただろうか。]*
見回しながらの「……ライヒアルトさん、は?」>>89
という確認には、目を伏せ小さく首を振る。]*
(92) 2017/01/21(Sat) 00:30:34
…おはよう、エーファ。
[歌声が途切れた所で声をかけると、気付いていなかったらしい少年が振り向いた。
>>25黒猫が鳴くその声と、投げられた言葉に、やっぱり見つかったのかと微か目を閉じて]
そう……………馬鹿、ね。
貴方も、
───…私も。
[瞼があがったその瞳に銀の煌きを映しながらも、穏やかな微笑みを浮かべて声を返す]
(+17) 2017/01/21(Sat) 00:31:16
─ 広間 ─
着替えてから来るって。
[ユリアンの問いかけ>>92には聞いたことを答えて。
食事があると知れば頼んで分けてもらった。
それから直ぐ、エーファが広間へやってくる>>89。
見回しながら問うのには、軽く口元を歪めた]
侍祭さんなら部屋。
……襲われてた。
[端的でも理解出来るだろう言葉を紡ぐ*]
(93) 2017/01/21(Sat) 00:34:06
[オトフリートが答えの最後に、
「ユリアンにも出来る事はあるよ」>>90
と付け加えてくれたことで、わずかに安心し、微笑んだ。]
そうですね……。
[気休めであっても、お互いにそうだとわかっていても、今は、
ささいな言葉が嬉しい。]*
(94) 2017/01/21(Sat) 00:35:03
[エーファを馬鹿だと思うのは、一人で背負おうとしている事。
自分を馬鹿だと思うのは、エーファ一人に背負わせてしまう事]
(生の手助けを志している子に、生を奪わせてしまうなんて。
我ながら、酷い女だわ)
[だから、女は抵抗しなかった。
少しでも、彼が躊躇うことのないように。
罪悪感を、抱かせないように]
(+18) 2017/01/21(Sat) 00:36:03
仕立て屋 ユリアンは、メモを貼った。
2017/01/21(Sat) 00:38:19
[食事中のイヴァンに小声で、]
昨日もだけど、その前も、……ありがとう。
[わからないという顔を返されると、]
倒れて、ずいぶん迷惑をかけたみたいなので…。
[申し訳なさそうに言い添える。]*
(95) 2017/01/21(Sat) 00:43:34
─ 広間 ─
[投げかけた問いに、ユリアンは目を伏せて小さく首を振る。>>92
その仕種に微か、身を震わせた直後に、端的な答え>>93が返された]
……ぇ。
[それに対して上がったのは、掠れた声。
かくん、と力が抜けて、その場に座り込んだ]
…………また?
[いっちゃったの、と。
声には出さないけれど、その言葉は頭の中をぐるりと回る。
黒猫が案ずるように鳴くのが、どこか遠い。
しっかりしなきゃ、と思いながらも、どこかがふつり、と切れてしまったような感覚に囚われ、動けなくなっていた。*]
(96) 2017/01/21(Sat) 00:44:03
[>>26その銀の刃は、女の胸にたやすく突き刺さった。
足元に広がる白、紅を散らしたその上に倒れ伏し]
(あやまらなくて、いい)
[薄れ行く意識の中、>>27届いた声に微か、微笑む。
少年が謝る必要は無い。
彼は間違いなく敵を討ったのだし]
(私だって、謝るつもりはないもの)
(+19) 2017/01/21(Sat) 00:44:42
[女にとっても、生きる為、死なせない為に彼の祖父を殺したことを悔やんではいないから]
(…私は、小父様が朱花だと知らなくても。
小父様を殺すって、決めていたもの)
[女の命を奪った少年が、少しでも罪の意識を持たぬ様に。
もう発せない声では届かぬと知りながら、命尽きるまで独白を続けた*]
(+20) 2017/01/21(Sat) 00:44:49
仕立て屋 ユリアンは、メモを貼った。
2017/01/21(Sat) 00:45:09
─ 広間 ─
[身を震わせた>>96エーファは、ライヒアルトの死にショックを受けて固まっているふう。
椅子を引いて座るよう促し、テーブルにお茶を出す。]
カルメンさん、なのかな…。
それとも、まだ人狼が残っている?
[傍らではモリオンが鳴いていた。
案ずるよう>>96にも、励ますようにも聞こえる声で。]*
(97) 2017/01/21(Sat) 00:50:53
仕立て屋 ユリアンは、メモを貼った。
2017/01/21(Sat) 00:52:30
[食事の最中、ユリアンに小声で言われると>>95]
ん? 何がだ?
[と、不思議そうな顔をする。
それに対し、申し訳無さそうに言うのを聞いて、あぁ、と理解した後に笑った]
言ったろ、気にすんなって。
……俺も言わなきゃ良いのに伝えちまったからな。
悪かった。
[そう謝罪も付け加える*]
(98) 2017/01/21(Sat) 00:54:12
[そして、目覚めた彼の聲が女に届く。
すでに命が尽き果てて、返すことはできなくなっていたけれど]
──……ごめんね、イヴァン。
私、貴方を置いて、死んでしまったの。
[死にたくない、死なせたくない。
そう思っていたのはきっと、お互いに同じだったはずだから。
伝わる聲に、彼を悲しませてしまうだろう未来を見て眉を落とした*]
(-43) 2017/01/21(Sat) 00:56:49
─ 広間 ─
[頭の中がぐるぐるする感覚は、祖父の死を目の当たりにした時と近いもの。
元引きこもり少年は、本当の意味で他者に心を許す事が滅多にない。
その彼が信を向ける、というのは実は相当な事で。
それだけに──失った反動は、大きくて]
…………。
[ユリアンが椅子を引いて、座るように促す。>>97
出されたお茶の香りが少しだけ気を静めてくれたけれど、漣は消えなくて]
……わかん、ない。
けど。
いるなら、さがさなきゃ。
[探してみつけて。
その先にあるものを思うと、どこかが軋むような心地がした]
(99) 2017/01/21(Sat) 01:04:01
……ライヒアルトさん、部屋、なんだよ、ね。
ちょっと……行って、くる。
すぐ、戻ってくる、から。
お茶、このまま、冷ましとい、て。
[途切れがちにそう告げた、直後にだっと走り出す。
立ち上がった時の弾みで離された黒猫が、慌てたようにその後を追いかけた。**]
(100) 2017/01/21(Sat) 01:04:06
薬師見習い エーファは、メモを貼った。
2017/01/21(Sat) 01:06:45
[また、と零れる声>>96。
エーファがライヒアルトのことも拠り所にしていたのだというのが分かる反応。
イヴァンは痛ましげに表情を歪めるが、そこに後悔は抱かなかった]
エーファ、ひとまず座れ。
ユリアン、エーファのこと頼めるか。
俺はさっき振られちまったからよ。
[固まるエーファにそう声をかけ、ユリアンにエーファへの対応を頼む。
付け加えた言葉は冗談めいたものを含めていたが、やや寂しげな色が乗った]
(101) 2017/01/21(Sat) 01:08:06
カルメンが、って可能性は十分あるが……。
まだ人狼が居るって考えるなら、俺達の中に居ることになる。
エーファが調べられるってんなら視てもらうのが一番なんだろうが…。
[今出来るのか?と問うように視線を向ける。
けれど今エーファはライヒアルトのことで頭がいっぱいのよう>>99 >>100。
部屋に行くと言うなら返答は後回しにしてもらい、走り出すのを見送った*]
(102) 2017/01/21(Sat) 01:08:11
─ 広間 ─
[イヴァンに「悪かった」>>98と謝罪され、ぶんぶんと首を振った。]
イヴァンは悪くないよ。
ぼくも、まだいろいろ混乱してると思うし。
予想もしないことが、同時にたくさん起きすぎた…。
そういえば、
あの……旅の男は、なぜイヴァンに襲いかかったんだろう?
ぼくは見たときはもう揉み合ってたけど。
[気になっていたことを確認する。]*
(103) 2017/01/21(Sat) 01:23:12
……そろそろ、限界じゃねーのかな。
[それを齎したのは自分だけれど、今回ばかりは分かっていてやったわけではなくて。
様々なことが絡み合った結果と言える]
後を追わせるのも手、かね。
[一方的な考え方だが、それも救いの一つのはずだ]
(*8) 2017/01/21(Sat) 01:25:37
[「エーファのこと頼めるか」>>101というイヴァンの言葉に頷いていると、
エーファは「すぐ、戻ってくる、から」>>100と言い残し、だっと走り出す。]
あ……。
[止める暇もなかった。
エーファは一見、明るく人好きのする態度でも、無理をしているのではないかと思える反応が多々あるので、
ユリアンは追いかけるべきか迷う。]*
(104) 2017/01/21(Sat) 01:28:48
(-44) 2017/01/21(Sat) 01:29:34
─ 広間 ─
[謝罪に対し首を横に振る>>103のには、そうか、と表情を緩め]
あの時のことか?
俺がアイツのことを「人狼なんだろう」って問い詰めた辺りからかな。
急に表情変えて俺に向かって来たんだ。
何でそうなったのかはよく分かんねーんだけどな。
最後の足掻きだったんかなぁ。
[疑問へは事実を伝える。
けれど、旅人が「違う」と否定していたことには一切触れなかった**]
(105) 2017/01/21(Sat) 01:31:31
仕立て屋 ユリアンは、メモを貼った。
2017/01/21(Sat) 01:32:15
大工 イヴァンは、メモを貼った。
2017/01/21(Sat) 01:32:37
[失われた女の意識は、すぐに浮上する。
一体何故と思い目を周囲に向ければ、雲越しの弱い日の下に広がる真白の上に咲いた大輪の朱花と。
その中心に横たわる自身の姿を見止めて、息を飲んだ後]
………そういう、こと。
[死しても、この『場』から離れることは出来ないのか、と。
現状を理解して、緩く息を吐き出した]
(+21) 2017/01/21(Sat) 02:00:24
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