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知らなぁい。
参加してない人がやるんじゃないのぉ?って聞いても変更してくれなかったわぁ。
[律儀に疑問に返してから、降り下ろした腕を身体へと引き戻す。
投げた針は頬を掠めるに留まるが、小手調べであるために避けられることは想定内。
次の相手の行動に身構えつつ、胸元に手を伸ばすと]
きゃあ!
[足元から跳ね上がる石礫が数個。
悲鳴を上げつつも顔を庇うようにしてバックステップ。
顔を庇った腕に数か所擦り傷が出来た]
いったぁ〜い。
これだから前で戦うのは嫌なのよぉ。
[後ろでもあまり変わらないのだが、攻撃される頻度が少ないのは確かか。
胸元から厚紙を二枚引き抜き、その内の一枚を掲げ]
ab-ok-u!
mixing up-ir-us!
[最初の呪で厚紙が燃え、空中にガスの塊を作り出す。
続く呪と共に、その塊を叩き出すかのように掌を突き出した。
途端塊は破裂し、勢い良くライヒアルトに向かって噴射される]
さぁ〜、これに耐えられるかしらぁ?
[噴き出したガスは中枢神経に作用し、筋弛緩など虚脱の効果を発揮する化学薬品。
自分がそのガスを吸い込まないように、もう一枚の厚紙を燃やし周囲に水の膜を作り出した]
ま、導師連の考えはよくわかんねーし、と。
[自分になりに結論をつけつつ、今度は指先を掠めて紅を滲ませる。
岩に続けて、風で畳み掛け、と思いルーンを描くものの]
……て、なんだこ……れ?
[左肩に掴まる真白がみゅっと鳴いて毛を逆立てる。
危機感を感じ、吸い込むまい、と思って後退したものの、やや遅かったようで]
ちょ……やべーもん、作るなよ、なっ……。
[感じた眩暈に悪態をつきながらその場に膝をつく。
それでも、手にしたカードは離すことなく]
……舞い踊る風……異質なる気を、散らせ……微風の陣!
[風を描いたカード、その力を防御の方向に解放する言を唱え。
巻き起こした風でガスを散らしつつ、覚束ない手つきでカードを掴む]
……っとに……力、はいんねぇしっ……。
[文句を言いつつ、鋭い角を握りこむ事で強引にカードに血を吸わせた]
うふふ、直接攻撃だけが戦いじゃないのよぉ♪
[全て吹き飛ばされたとは言え、相手に効果が現れていることを知ると嬉しそうに言葉を紡ぐ。
散ったガスはマナに分解され他に被害が出る前に霧散。
水の膜を纏ったまま更に胸元から厚紙を一枚取り出し]
ab-ok-u
us-em-e us-ir-eb!
[< Fe3O4 >と書かれた厚紙が燃え上がり、宙に鈍色の流体が浮かぶ。
続く呪によりそれは10個の球へと別れ、更にクナイの形へと変ずる]
私のとっておき見せてあげるわぁ。
[出来た10個のクナイのうち5個を掴むと、更に胸元から厚紙を取り出し]
ab-ok-u
en-ib!!
[< C37H42Cl2N2O6 >と書かれた厚紙が燃え上がる。
作り出された微量な液体は掴んだ5個クナイの先へと付着し。
それらのクナイをライヒアルト目掛けて投げ付けた。
そのクナイにて掠り傷でも受けたなら、今度は骨格筋が麻痺を起し始めることだろう]
……そら、そうかも知れねぇけどなっ!
[ふらつきながらも怒鳴り返すのは、多分性分。
クナイが生み出されていくのを見つつ、強引に紅に染めたカードにルーンカードを重ねあわせて複写する]
……全てを見守る力、護りの盾を生み出さん……!
[投げられる刃をまともにくらったら危険、と。
警告したのは本能か。
複写した『慈愛』のカードを掲げ、護りの盾を作り出してクナイを弾く。
その一方で更に複数枚を写し取ってポケットに落とし込んでから、一枚、カードにルーンを描いた]
……猛る火炎は、集いて貫きの一閃とならん……火炎槍!
[お返し、とばかりに叩き込むのは、白から生まれし真紅の火炎槍。
とはいえ、狙いはかなり、ずれているような気がしなくもないが]
[一撃目の5つのクナイは呼び出された盾により弾かれる。
後は地に落ちるだけであるそれを見、カルメンは投げつけた腕を引いた]
Magnetic force Outbreak!
[呪が紡がれると、重力に倣い落下を始めていたクナイが弾かれた様に飛び上り、カルメンの後方へと勢いよく飛んで行く。
クナイを作り上げる時に紡いでいた呪。
それは磁力に反応する金属を作り上げるものだった。
指輪と磁力により繋がれた10個のクナイは、糸を繋がれたようにカルメンの思うままに動く]
ab-ok-u
n-ir-os!
[空いている手で胸元から厚紙を取り出し、宙へ投げ上げると厚紙は燃え上がり。
残りの5個のクナイがバチリと音を立てた]
…くっ…もう、少し……っ!?
[様々錬金し続けたために魔力が尽きかけそうになる。
食い縛り、疲労に耐えているところに向けられた炎の槍。
両手が塞がっているために新たに壁を作ることは出来ず。
先に張っていた水の膜で僅かに威力を減らした炎の槍がカルメンの脇腹を焦がし抜けた]
っつぅ……!
…ここで、当て無かったのは失敗ねぇ。
これで終わりよぉ!
[痛みに耐えながら両腕を繰り、麻痺毒と高圧電流を纏ったクナイをライヒアルトへと向ける。
一方はライヒアルトの前方から、もう一方は回り込みライヒアルトの後方から襲いかかるように調整す]
……つか、ほんと。
機鋼って、なんであんなにハデなんだか……。
[舞うように戻るクナイの様子に、ぼそりと呟きつつ、こちらもカードを用意する。
先に複写したルーンカード二枚に、もう一枚、元素のルーン描いたものを一枚]
裁きの雷、力の導き手に従いて、仇為すものに混沌への回帰を促さん……雷光裂破!
[掲げられ、砕けたカードは雷のルーンと『歯車』に『混沌』。
生み出されたのは、自身の周囲を巡る蒼白い雷光の渦。
それは意思あるもののよにうねり、クナイを飲み込もうと荒れ狂う]
うーん。
弾かれる描写入れれば良かったんだろうけどぉ。
残り発言3回しかないのぉ(滅
改行ト書きは発言数稼げるけどぉ、程々にしなきゃダメねぇ。
……いけっ!
[一呼吸置いて、力を集中する。
まだ少し影響が残っているのか、カードに込められた力はやや不完全。
それでも、蒼白い雷光は龍さながらの舞でクナイを飲み込み、咆哮さながらの炸裂音を響かせながら翔けてゆく。
その様子は、異界龍を駆使する次元魔法の術とも似るか。
距離を詰めた雷光は、真っ向からカルメンへと牙をむく]
[通常ならばそうそう回避されぬ前後からの攻撃。
カルメンもこの技には自信があった。
しかし]
…っ!?
[ライヒアルトが作り出す雷光。
それは意思持つように彼の周囲をうねり、迫るクナイを全て飲み込み巻き取ってしまう。
繋いでいた磁力は雷による磁場により乱され、クナイは切り離されてしまい。
龍のように蠢く雷光の中に取り込まれてしまう]
ab-ok-u
uk-in-e-of!!
[咄嗟に胸元から< Ni Ti Al B Hf >と書かれた厚紙を取り出し燃え上がらせ。
呪を紡ぎ金属の壁を作り上げる。
けれど雷光はこちらへと直進し、壁をものともせずカルメンへと襲いかかって来た]
きゃああああ!!
[身を走る衝撃に、カルメンは後方へと吹き飛ばされる。
自身が作り出したクナイは、作り上げた金属の壁に突き刺さり、壁と共に崩れ落ちた]
…ぅ……ぃ…ったぁ…。
[吹き飛ばされた先で、カルメンは痛みに声を漏らしながら僅か身動ぎをするのみ]
……あっぶ、ね……。
[ぼそり、ともらした呟きは、何に対してのものなのか。
不安定な状態で解放した呪の事やらなにやら、色々とありそうではあるが]
一応、聞くけど、生きてる、かあ?
[死ぬようなダメージを与えたら、それこそヤバイを通り越しているのだが。
ともあれ、勝敗は決したようなので、新たに滲ませた紅でカードを一枚、複写する]
……我、願うは、全ての回帰。
[複写した『再生』のカードの力を解放し、癒しの力を満たしつつ]
つか、やっぱ、機鋼の連中とやりあうと……先が詠めねぇなぁ。
[その点はこちらの学科も変わらないだろうが。
思わず、こんな呟きをぽそりと*漏らした*]
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