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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が2名、占い師が1名、共有者が1名、聖痕者が1名、狂信者が1名、智狼が2名いるようだ。
おお、どうやら全員、揃ったようじゃな。
皆に大事な話がある。
先日から噂になっておるので、皆も聞いておるやも知れんが……この地に『人狼』と呼ばれる脅威が潜んでいるらしい。
噂の真偽の程は定かではない。 何事もないとは思うが、皆、念のため気をつけてな。
自衛団長 ギュンターが「時間を進める」を選択しました。
/*
あ、とれた(ほ
年始早々弾かれ赤、の伝説は回避できたよ……!
で、占いでふぉがじっちゃんたなんだけどなにこれ。
自衛団長 ギュンターが「時間を進める」を取り消しました。
/*
よし、狂信確保。頑張ってリベンジするんだ
ってまたカルメン人狼ですかー!!!
イヴァン人狼予想外…ポチってた人だとしたら弾かれかお任せの人か。後者なら覚悟できてるだろう。
─ 翌朝/橋があったところ ─
[声がした場所へと向かうと、呆然としたような様子のエーファの後姿が見えた。
その先を見遣れば、先日とは別の色をした「橋」が見える]
……あっちゃあ。
[あーあ、と言った風に声を零し、イヴァンは右手で額を押さえた。
橋の色が変化したのではなく、湖の氷が競り上がり橋を壊してしまっていたのだ]
いつかあるかもなぁ、なんて言ってはいたけどさー。
[今かよー、と溜息を零す]
…まぁ、見回りに来る奴も居るだろうし、橋が壊れてるのを見れば架け直しの話も出るだろ。
てか親父がこの話聞いたら絶対急ピッチで用意してくれるし。
間違っても湖渡って行こうとしないように言わねーとな。
[な、と声をかけながらエーファの肩をぽんと叩く。
先ずは皆に伝えて注意事項も沿えるべし、と行動を促した*]
大工 イヴァンが「時間を進める」を選択しました。
─ 翌朝 ─
[ぽかん、と立ち尽くしている所に聞こえた声。>>2
数度瞬いた後、振り返った]
……あー……そうなんだよねぇ。
[いつか、という言葉にはあ、とため息ひとつ。
言われてはいたが、実際に目の当たりにすると色々とくるものがあるが、やや強引に横に置いて]
……ん、そだね。
こっちからできる事なんてほとんどないし……まずは、みんなに報せよう、うん。
ご飯も作らないと。
[肩を叩く手>>3の感触に、もう一つ息を吐く。
口調はしっかりしているが、それでも、手の下の肩が微かに震えているのは隠せていない。*]
薬師見習い エーファが「時間を進める」を選択しました。
─ 回想 ─
[どれ程の時間、テラスで氷の堤を眺め見ていたか。
慣れているとはいえ、厚い外套越しにも感じる寒さに身震いを覚えると流石に拙いと思い屋敷の中に戻った。
その足でギュンターの部屋に向かうと、丁度来訪者が途切れた頃だったらしく部屋の主は一人で出迎えてくれて]
お待たせしてごめんなさい、小父様。
頼まれていたもの、持ってきたわ。
[包みを開き、保護板を外して持ってきた肖像画を見せる。
注文主にも満足いく出来だったらしく、ありがとうと笑顔での礼を受けるとこちらも温かに笑って]
―翌朝―
[ここからは見えないが、声の主>>0:175はエーファだろう。
あの声なら、他の人たちもすぐに気がつくに違いない
この屋敷が、外から隔絶されてしまった事に]
………満月、そして落ちた橋、ですか。
やれやれ、胸騒ぎはこれでしたか。
[この館に封じ込められたと言うのに、その声はどこか落ち着いた
或いは、どこか楽しげな色を含んで]
─ 回想 ─
私こそ。
描いて欲しいって言ってくれてありがとう、小父様。
[そう礼を返すと、ギュンターから絵の代金について問われ]
そういえば、まだお代の話ってしてなかったわね。
…ね、小父様。
これってエーファには言ってあるの?
話していないなら、勝手にお金を使うのは良くないんじゃないかしら。
─ 回想 ─
[彼の家族でもある少年に話は通してあるかと聞けば、やはりまだだと返されて。
これでエーファが怒ることは無いだろうけれど、少なからず金銭が動く事だしと少し考えた後]
それじゃ、お代のかわりに暫く泊めて頂ける?
今年も外の堤を描かせて頂けたらと思っていた所なの。
いつもは下描きだけさせてもらって家で仕上げているけれど、今年は最後まで此処で描かせて頂けないかしら。
[数日の滞在を願うことで、肖像画の代金代わりにしたいという申し出は、ギュンターから苦笑混じりの了承を返された。
そんなことを言わずとも好きに滞在して良いのにとも言われたけれど、これに関しては厳しかった両親譲りという所か。
ともあれ、滞在の許可も得て部屋を後にして。
広間に入ったのは、他の滞在者よりも随分遅くなったことだろう]
─ 回想 ─
[広間に入って、誰かと言葉を交わすことはあったか。
少なくとも、エーファには話しておかなければいけないと思ったからこちらから声をかけに行き]
エーファ、ちょっと良い?
今年も外の堤を描かせて欲しいと思っているのだけれど、暫く泊めて頂けるかしら。
小父様からは了承して頂いているけれど、エーファには聞いていなかったから。
[>>143強張った様子の少年に、それでも態度を変えずに話しかける。
年上開いてに砕けた接し方が難しいだろうとは察しやすいし、嫌われている訳ではないだろうとも伝わるから。
こちらが変に受け取らなければ、その内緊張も解けるだろうと思ってのこと]
一応、近くまで行って確かめてみた方がいいですね……
[寒さにふるりと震えて窓を閉め、流石にこのまま出るわけに行かないと手早く着替え、あるい皮手袋をしっかり嵌めて外へと向かう。
途中、誰かと会うようなら一緒に行くだろう。その表情は真剣だ。今は]
あぁ、やっぱりエーファさんでしたか。
イヴァンさんも、おはようございます
[エーファの姿を見つけたなら声をかけ、隣にいるイヴァン>>2へも挨拶をして、橋があったほうへと目を向ける]
窓から見てまさかとは思ったんですけど
これ……どうしたものでしょうね……
[呟いて、イヴァンの言葉>>3を聞く。
何が起きたかはすぐに村に知れるだろうし、架け替えは最優先で行われるだろうと言う言葉に安心したように息を零し]
流石にここを渡ろうなんて思いませんよ。
氷が割れることもですが、あの堤を乗り越えるのも危険です。
[つまりは、村の救援を待つしかないと結論付けて、壊れた橋を見つめていた。**]
演奏家 オトフリートが「時間を進める」を選択しました。
─ 回想 ─
[エーファから良い返事が貰えたなら礼を言って。
難色を示されたとしても、そろそろ日も落ちる頃だしと今夜一晩は泊めて貰うことを約して貰った。
それから程無くギュンターが演奏会を開くことを報せにやってきて。
演奏会が始まるまでの間、誰かに話しかけられることが無ければただ窓の外に視線を向けて、描く絵の構図を考えていた]
─ 回想 ─
[イヴァンの様に態度の変わらぬ者とはこちらも壁無く接するけれど、いわゆる『お嬢様』と認識されている相手には気後れしてしまってあまり深くは接せない。
大きくない村だから、名前くらいは知っているけれどその人となりまでは詳しく知りはしない。
オトフリートについて覚えていたのも、彼が弾いていたバイオリンの音が綺麗で、心に残っていたからがきっと大きい。
ユリアンのことも仕立て屋の青年だとは知っているが、子供の頃一緒に遊んでいなければ彼の事情は知る由もないだろう。
>>0:152彼が衣装の売り込みに来たことで噂がどこまで広がっているかを知った両親が、村を離れることを決めたということも、娘自身は知らぬことだ。
教会へは御祈りに良く行くから、6年前から村の教会に来ている侍祭は多少顔馴染みと言ってもいいかもしれないが、深い付き合いとも言えず。
月明りの下行われた演奏会で、各々がどのような反応をしていたとしても、女が気付くことはまず、無かった]
─ 回想 ─
[女が耳を傾ける歌も確かに素晴らしく、聞き惚れるものだった。
けれどそれ以上に、女を惹きつけたのはその光景]
…綺麗。
[月明りの下で歌う、その情景の完成された美しさに目を奪われ続け。
その歌が終わった後も何処か夢を見た心地のまま、用意された部屋に戻っても暫くは持参していたクロッキーに木炭を何度も走らせて。
満足な疲労と、睡魔が堪え切れなくなった所で寝台に潜り込んだ**]
オトフリートおはよ。
しばらく閉じ込められちまうけど、まぁ何とかなるさ。
親父が居るんだからよ。
[大工の師としての信は強く、閉じ込められたままになるとは微塵も思っていない。
だから湖渡るなよ、と言ったら当然と言ったような言葉を返された]
まぁな。
他の人に会ったら、渡るな注意は伝えといてくれ。
架け替えはすぐに始まるだろうから、って。
[橋の崩壊で不安に陥るだろうと予測されるため、その点を優先的に伝えるよう頼んでもおく*]
─ 翌朝 ─
[女が就寝した時間は遅かった為、目覚めはあまり良くはなかった。
それでも温かな寝台から冷え切った空気に身を晒したのは、>>0:175何処かから叫びが聞こえた気がしたから]
……気のせいなら、良いんだけど。
[もしかしたら夢で聞いただけで、実際は何事も無いかもしれない。
そうは思うも、何か起きていたら、と思うと二度寝に戻る気にもなれず。
手早く身支度を整えると、声の主を探しに部屋を出た*]
/*
あっ、誤字(
>>6が既にPL視点狂信COですね。エーリッヒと同じですね(おまえ
狼様に、届け!この想い!(オトフリートでやると怖いから止めろ)
ところで、久々の幻夢ですが、装飾その他がまったくないのが久々で、そうか、幻夢って見出しも無かったんだ!って今更のように。
画家気取り カルメンが「時間を進める」を選択しました。
/*
あ、しまった!名前に「さん」つけちゃった!!!
今まで呼び捨てだったのに!
寝起きで仕事の丁寧さがでてしまったと言う事で(くるしい
[その声が響いたのは、部屋を出てすぐだった]
…え?
[誰かいるのか、周囲を見回しても誰もいない。
少なくとも、自分の耳元──むしろ、頭の中に直接響いているかと思う程の近くには、誰も]
何、これ……誰?
どこに、どうやって話してるの?
[無自覚に、自分も同じコエを発していると気付かぬまま困惑を表した]
/*
wwwwwwwwwwwwwwwwww
えーと。
どうしようかなこれwwwwwwwww
そうか、カルメンか……w
[うーっすら仕事中にこうなったらちょっとおいしいとか思っていたなど]
─ 翌朝 ─
[連続して肩を叩く手>>14に、張りつめたものが少し、緩み]
ん……わかった。
そっち、頼むね、にーさん。
[飯頼む、との言葉に頷いた。
多少なりとも落ち着きを取り戻せたから、オトフリートに>>10おはようございます、と挨拶するくらいの余裕はあって]
やっぱり……って?
[それから、こてりと首を傾いで問いかける。
自分の上げた大声の話をされると、あー、ときまり悪そうな声を上げて]
取りあえず、俺、朝ご飯準備してきます。
[一先ず、自分のやる事を、と思い切って厨房へと向かった。*]
あー、えーと。
俺、イヴァン。
そっちは?
[戸惑いはあったものの、今起きている状況が何なのかを把握するため、ひとまず相手に名乗る。
片言のような言葉は動揺を示すかのようだった]
[>>*2さっきと違い、自分と同じ様に動揺が伝わってくるコエに微か瞬く。
>>*3続いてそのコエが名乗った名は、自分の知るものだったから更に瞬きは増えたけれど]
イヴァンって。
イヴァン、よね?
[俄かに受け入れ難くて、鸚鵡返しに問い返す。
再度周りを見回してもその名の主どころか、人の姿も近く無く。
困惑に口を閉ざしかけたものの、こちらの名を名乗っていなかったことに気付いて]
/*
あっ、日本語崩壊した(いつものこと
さて、赤はどっちも覚醒経験なしってことになりそうか。
業務連絡入れるかちょっと悩んでるところ。
…カルメン。
[小さく、けれど他に届くことの無いコエははっきりと伝わるだろう]
…ね。
あなたは、私のこと知っているイヴァン、なの?
なんで私たち、こんな風に話せるか、分かる?
[現状もわかりやすく起きている異変だけれど。
それだけでは説明のつかない胸騒ぎに困惑を掻き立てられながらも、落ち着くことを意識して問いかけた*]
─ 厨房 ─
あー……。
[気持ち切り替え厨房に入ったものの、最初に上がるのは唸り声]
橋直るまで、どのくらいかかるんだろ……備蓄はまあ、足りるだろうけどさぁ……。
[不測の事態に備えるため、屋敷の食糧庫には常に十分な備蓄がなされている。
無駄遣いしなければ何とかなるかな、と思いながら、取りあえずは竈に火を入れ、鍋を用意して]
とにかく、あったまるもの。
あったかくて安心できるもの優先、だよな。
[ぶつぶつと呟きながらとりかかるのはじゃがいものスープ作り。
ついてきた黒猫は厨房の隅で、動き回る様子を見守っていた。*]
[鸚鵡返し>>*4には、おぅ、と短く返すに留まったが、名乗り返しの声>>*5を聞くと驚きは一層強まった]
いっ、カルメン!?
何で俺とカルメンがこんな風に話せんだ?
…あーと、昔親父と喧嘩した時に木に逆さ吊りされた俺を知ってるカルメンなら俺の知ってるカルメンなはずだ。
[まだ腕白に駆け回っていた頃の話だが、同じくお転婆だったカルメンであれば見かけたこともあるはずだ。
何ともな証明方法ではあるが、疑問の一つはこれで解消することが出来ようか]
うーん、何で話せるのかは俺も分からん…。
内緒話出来るのはちょっと楽しいけど。
[楽観さが混じる辺りはイヴァンたる由縁か。
結局、何故話が出来るかは、現状では分からず終いのようだ*]
─ 屋敷の中 ─
[薪運びが終われば朝食前の一風呂へ。
途中誰かと会うことがあれば、氷の堤により橋が壊れてしまったこと、しばらくは小島から出られないが直に架け替えが行われるだろうこと、湖を渡って脱出しようとしないことを伝えた。
堤を見に行くと言うなら、気を付けてな、の一言も添える]
[そうして向かった大浴場は、温泉を利用しているため常に温かく、脱衣所に入っただけでも冷えた身体が温まるようだった。
泊まる予定なくの宿泊だったために着替えはない。
湯で温まった後は再び同じ服を身に付け出ることになった。
身体が大きいため服を借りるのも難しいだろうと割り切っているため、その辺りに躊躇いはなかった]
あれ、ユリアンは?
[一通り顔を合わせたかに思えたが、約一名姿が見えないことに疑問を持つ。
部屋を特定出来たなら(一通り客間を確認した)、ノックをしてみて様子を見る。
風邪だと判明するならば薬師見習いのエーファに頼んだりもするだろう]
[そうして手伝いをしたり、黒猫を構ったりなどするうちに、時間はどんどん過ぎていく**]
[>>*6聞こえるコエは、こちらの名を聞いてやはり動揺した様だったけれど。
続いたコエが自分の知る彼らしさを感じるものだったから、こちらも少しだけ落ち着きを取り戻せて]
…逆さ吊りのまんまお腹すいたから寝るって言って寝ちゃったイヴァンだったら、私の知ってるイヴァンだわ。
[あの時はまさか寝るとは思わなかったイヴァンの父が彼を下ろしたのだったか、それとも他の人だったか。
少なくともこれで互いの証明にはなっただろう。
何故こうして話せるのかは彼にも分からないと聞けば不安は残るも、内緒話と称されるとどこか楽し気に感じるのはこちらも同じで]
そうね。
理由はわからないけれど、イヴァンと話せるのは楽しい。
[気負いせずに話せる数少ない相手だから、と微笑んだ後。
部屋を出た理由を思い出して、あ、と声をあげてから]
ね、イヴァン。
私さっき、誰か叫んでる声が聞こえた気がして目がさめたのだけど。
何か知らない?
[自分が目覚めた理由について、彼に問いかけた*]
─ 翌朝 ─
[部屋を出たものの、あてがある訳ではない。
とりあえず一階に行けば広間なり厨房なりに誰か居るだろうと、階段を下って行って。
念のため外も見ておこうか、と玄関から出て周囲を見回した所でその異変を目の当たりにした]
……え…?
これ、橋…?
[氷の堤によって壊された橋の惨状に、続ける言葉を失くして。
>>10近くにオトフリートがまだこの場に残っていても、暫く気がつけぬまま立ち尽くした。
声をかけられるか、ようやく気付く余裕が出来たなら彼に向かって。
誰も居ないなら、独り言のように「皆にも知らせないと」と小さく呟いた後、屋敷の中に戻っていった**]
あはは、合ってる合ってる。
[何も出来ないし腹が減るだけなので寝てしまえ、と。
後で様子を見に来た父が呆れて下ろしたと言う話は、父の飲み仲間の間でも語り草らしい。
ひとまず互いの証明は出来たものの、話が出来る理由は分からず。
けれど内緒話、と表現したことはカルメンも不安を軽減することが出来たようだ>>*7]
これはこれでありだな。
あー、実は橋のところで氷の堤が出来ちゃってさ。
壊れちまったんだよ。
橋が壊れたことは多分すぐに伝わるだろうし、架け替えも準備してくれると思うんだけどね。
[架け替え作業の中心になるのが自分の父であるため、その辺りに関しては疑うことはない。
それをカルメンにも告げ、これ以上の不安を与えないようにした**]
/*
業務連絡ー。
旅の詩人襲撃、プランがあるなら任せますが、特に無いならこちらで動きますよ、と。
今日はこれにて失礼ノシ**
[>>*9こちらの答えに、合ってると笑うコエ。
落ち着いてくれば、それは確かに自分の知るイヴァンのものだと解った。
わからない現状ではあるけれど、子供の頃から肝が据わっているイヴァンとならば大丈夫に思えてきて。
けれど、続き問いかけた答えは、大丈夫とは言い難いものだった]
…そんな。
じゃあ、暫く橋は渡れない、のね。
[橋自体の架け替えは滞りなく済むだろう、とはこちらも分かっている。
見知らぬ人も居るが、此処には知己が居るのだから不安に思うことも無いはずだ。
なのに、どうしてか分からないけれど──閉じ込められた、という意識が不安を感じずにいられなくて。
実際に氷の堤に壊された橋を見にいったのは、矢も楯もたまらなかったから**]
/*
業務連絡ありがとうございますー
正直ノープランなので、動いていただけるなら助かります。
こちらも今夜はこれでお休みなさいしますねノシ**
―翌朝―
[顔を点き合わせてみたところで橋が壊れたと言う事実はやはり変わらず。
昔馴染みを「さん」付けで呼んだのは、困惑半分と寝起き半分だが当人はそれと気付かぬまま]
この村に腕のいい大工さんがいたことに感謝するよ。
きっとおじさんならすぐに何とかしてくれるよね。
[多少落ち着いたか口調は普段の物へと戻り、イヴァンの信念の籠もった言葉>>15に頷く]
みんなにも言っておくよ。
焦ってもいいことはないしね。
[冬の湖に落ちる事がどれほど危険かもいつもの皆なら承知のはずだけれど、念を押して置くに越した事はないから、その件についても承知して]
[やっぱり、と声を零し首を傾げるエーファ>>17には]
あぁ、ほら、大きな声が聞こえたからさ。
こんな時間に起きて外の様子を見に行くのは君だろうと思ったから。
[そんな風に声をかける。
決まり悪そうな声を上げ、朝食の準備をと屋内に戻るのに]
こんな時こそいつもどおりの温かい食事が大事だね。
おいしいの期待してるよ。
[と見送って、残ったイヴァンもあの声で起きたんだなと呟きから察する>>18
薪の用意をすると言う彼に]
力仕事は任せた!
俺でも出来る事があったらいつでも言って。
[と作業を任せやはり見送ると、もう一度橋を見て一つ息を吐いた]
[さて、戻ろうかと思った矢先、背後から声>>22が聞こえて振り返る]
あ……カルメン、おはよう。
そう、橋。壊れたってさ。
でも大丈夫、すぐに向こうも気付いて直してくれる。
だから、今は落ち着いて?
[呆然とした様子のカルメンに声をかけ、簡単に状況を説明する。]
そうだね、皆にも知らせないと。
それに、いつまでもここじゃ冷えてしまう。
エーファが朝ご飯を作ってくれるっていうから中に入ろう?
[皆に、と呟くカルメンに頷き、中に入ろうと促す。
焦っていても仕方がない。
橋は落ちて、ここは孤立してしまったのだから。**]
─ 回想・広間にて ─
[楽譜を脇に置いた>>0:20男から声をかけられ、
「覚えてないかもしれないけど、雑貨屋の息子のオトフリートだよ」>>0:165
と自己紹介されると、
思いがけない再会にユリアンは目を丸くする。]
え……と、確か……村を出て行った?
[顔にはさっぱり見覚えがないけれども、
雑貨屋を営む家に、兄より少し年上の子どもがいたという話は聞いたことがある。
なさぬ仲の両親>>0:21に反発し、村を出ていってしまったと。]
ご無沙汰しています、が……。
戻ってこられたんですか?
[狭い村のこととて、家庭内の事情も大概筒抜けだ。
兄の口調は世代の近いオトフリートに同情的だった。]
[黒猫のモリオンに小さく手を振っていた>>0:166オトフリートは、ユリアンの顔つきに気づいたらしく、
「何か気になることでもあるのかい?」>>0:166
と問いかけてきた。]
ああ、いえ……。
[気になることはある。
けれども、初対面に近い相手に伝えてどうするとも思え、ユリアンは曖昧に微笑んで俯く。]
氷の堤を見に来る町のひとも多いですからね……。
[「ご家族は元気なのかな?」>>0:166
続けられた問いには頷いて。]
兄も母も町へ移りましたが、おかげさまで元気ですよ。
[その後、会話が途切れれば、カルメンに声をかける彼>>0:167を見送るだろう。]**
─ 回想・広間にて ─
[華やかな雰囲気の女性が広間へ入ってくる>>8と、合わせたわけでもないのに、皆の視線はそちらへ向いただろう。
「カルメンって……あの?」>>0:167
と声をかけるオトフリートとは年齢も近いし、子どものころ親しかったのかもしれないと、ユリアンは勝手に解釈して。
村では数少ない若い女性。
しかも、着飾らなくとも目立つ容姿だ。
ユリアンとしては、第一の顧客になって欲しかった、のだけれども。
エーファに話しかける>>9カルメンから視線を外し、傍らの愛犬へ手を伸ばす。
その黒い毛を撫でながら、誰にも聞こえない声でつぶやいた、]
残念……。
[仕立て屋を仕事としてやっていけるかどうかわからず、意気込んでいた時期だった。
婚約の噂を雑貨屋の客のおしゃべりで聞き込むと、確かめもせずに彼女の屋敷へ向かったのだ。]
[資産家夫妻の迷惑そうな表情も、まだ公にしたくないだけだろうと軽く受け取ってしまい。
たぶん、あの時点で夫妻は娘の婚約を快く思っていなかったのだ。
カルメンの両親をこの村から離れ>>12させた原因が、自分の売り込みにあったことは知らない。
しかし、その後の相手の対応から、何か気まずい事情があったのだろうとは察している。]
ほんとう、残念だよ……。
[頭の中で思い描いたウェディングドレスのデザインを、この手で形にしてみたかった。
そして、彼女に着てほしかった。
窓の外に視線を向け>>11、何か考えているらしいカルメンをちらちらと意識しながら、ユリアンはため息をこぼす。]**
─ 翌日 ─
[ときおり咳き込みながら寝台で震えていたが、断続的には眠っていたようだ。
朝、騒ぎになっている声>>0:175、>>0:179、>>1はなんとなく聞こえていた。
寒気と寝不足と咳でぼんやりする頭では、それが何を意味するかまで考えられず。
休んでいれば少しは回復するだろうとの淡い期待から、そのまま寝具を被って横になっていた。
うとうとしていたのは、数十分か数時間か。
ふと気が付くと、鎧戸とカーテンを閉めたままの窓は暗いままで。
廊下の足音を聞きつけたビルケが、短く鳴いて知らせたのはノック>>21とほぼ同時。]
あ……、朝…だよね…。
[ユリアンはのろのろと起き上がり、馬布のコートを寝間着の上に羽織って扉を開ける。]
[イヴァンと顔を合わせれば、]
風邪を、引いた、みたいで……。
[掠れた声でそう伝えた。
エーファに薬をもらっても、その日は客室にこもって安静にしておくだろう。
誰かが様子を見に来れば、扉を開けて少し対応するかもしれない。]**
仕立て屋 ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
─ 橋が壊れた日の夜更け ─
[心配事など何一つないはずなのに、イヴァンはその日の夜、寝付けずにベッドの上で寝返りを続けていた]
……ぅ……
[借りた客室の中だけで零れる声。
魘されているかに思えるそれは、けれどイヴァンの意識はきちんとそこにあって。
やがてゆらりと上半身を起こし、右手で額を押さえた]
…なん、だ……?
[身体や心がざわざわと落ち着かない。
冬だというのに汗が噴き出て、部屋が随分と暑く感じた。
ベッドを下りると、空気を入れ替えるために窓へと近付き、カーテンを開け片方の窓だけを開く。
ひんやりとした空気が通るのを感じ、一つ息を吐いたところでそれは起きた]
ぐっ…!?
[ぐるん、と視界が回転するような感覚を受け、身体がミシミシと変化して行くのを感じる。
何が起きているのか、と思うよりも早く、変化の起きたイヴァンの身体は窓縁を蹴り、外へと飛び出していた]
[空には真っ赤な月。
湖に作られた白い堤が月明かりで赤く染まっている。
紅い光が降り注ぐ中、真白の雪に降り立ったのは漆黒の獣だった。
その中で、金色の目だけが爛々と輝いている]
[獣の行動は迅速だった。
小島の一角から控えめな演奏が聞こえる。
食欲をそそる匂いがしている。
獣は本能のままに駆け、そのままの勢いで見つけた旅の歌い手に飛び掛っていた]
ぐるるる……
[飛び掛りの一撃は歌い手が腕を掲げたお陰で致命傷にはなり得なかった。
獣は歌い手に向き直り、身を低くして狙いを定める。
逃げようと後退る歌い手を追い詰めるようにじりじりと距離を詰め、獣は一息に飛び掛った。
仰向けに押し倒すように爪を立て、歌い手の喉に牙を突き刺す。
恐怖で声も出なかったらしい歌い手は、その一撃で美しい声を永遠に失った。
引き千切るように獣が顔を動かすと、喉の傷は広がり紅が大量に零れだす。
獣は動きの減った歌い手を一瞥すると、血塗れた牙を腹部にあて、一思いに食い千切り、中の臓物、そして心臓に喰らいつき、歌い手の中を空にしてしまった]
[満足した獣が口の周りを舐め上げ、歌い手の上から退くと再び部屋の窓側へと戻り、窓から部屋の中へと戻って行く。
ベッドの上には安眠するイヴァンの姿。
自分が今何をしたのか、今のところは夢現*]
― 翌朝 ―
[修道院の朝は早い。
場所が変われど体に染みついた習慣は消えはしなかった。
早朝、寝台から起き出し身なりを整えて祈祷を行う。
そうしていれば館の主も起き出す頃合いになろう。
一泊の礼と挨拶をしてから発とうと思っていた。
朝の静寂は思いのほか早く破られる。
上がる声>>0:175は驚きゆえのものか。
聞き覚えのある声音に伏せていた視線があがる。]
この声……、
[何かあったか、と、立ち上がる。
部屋を出ようとドアノブに手を掛けたところで違和に気付いた。]
[利き手である右の甲、手首に近いその位置。
うっすらと色が変わり痣のようになっている。]
――…ん。
何処かで打ったか?
[思い返してみるがそのような覚えはない。
首を傾げながらその痣を怪訝な表情で見据える。
何か見覚えのある形に思えなくもないが
その輪郭はまだぼんやりとしていた。
普通にしていれば袖口で隠れる位置。
痛みもないことからさして気にせず、
そのままにして部屋を出る。]
[泊まるつもりはなかったから荷物は殆どない。
声が外から聞こえた、とまでは分からず
防寒着は部屋においたまま。
階段を下りて辺りを見回す。
少しばかり出遅れたせいで、
そのころにはすでに橋の有様を見た者も
帰ってこようとするところかもしれない。
厨房ではすでにエーファが竈に火をいれていた>>19。
視線を落とせば黒猫が静かにそれを見守っている。]
おはよう、エーファ、モリオン。
少し前に、声がきこえたんだけど、何かあった?
[声を掛ければ、氷の堤の件は聞けるだろうか。
外に出られぬ事を知ると少し考える素振りをみせてから
広間へと行き、暖炉に火をいれ、悴む指先を温める事にした。**]
─ 演奏会の翌日 ─
[堤で橋が壊れたことをギュンターに伝えると、それならば仕方が無い、と無理に渡らず滞在するよう指示が出た。
この辺りはイヴァンと同じような判断らしい]
俺がここに来てるの知ってるはずだから、橋が壊れたことは多分今日中に伝わると思うよ。
橋の架け直しには堤もどうにかしなきゃならないけど…臨時的な吊り橋みたいなのをまず架けることになるんじゃないかな。
脱出を優先しないとならんだろうし。
氷の上に乗せる形になるかもしれないけど、直接氷の上歩くよりは良いっしょ。
[大工として、村の方で取るだろう対策をギュンターに伝え、ギュンターからも同意を得た。
自分がこちらにいるのだから、道具や材料さえ行き来させることが出来れば作業も早く終わると考えてもいる。
道具等の行き来には恐らくロープを渡してのやり取りになるだろう。
これは岸向こうからロープつきの矢を放ってもらえば比較的に簡単に出来る作業だ]
[ユリアンの部屋を訪れると、具合が悪そうなユリアン>>33が顔を出した]
ありゃ、昨日の演奏会で冷えたか?
エーファに薬無いか聞いておくわ。
飯も運ぶから今日は寝とけよ?
ま、しばらくはここで滞在することになっから、今日に限らずゆっくり休んで完治させた方が良いぜ。
[そう伝えるに至る背景、橋が氷の堤で壊れてしまったことも伝えておく。
ユリアンから掠れた声>>34で確認され、頷きを返した]
多少時間はかかるかもしれねーけど、直に架け直しの作業が始まるさ。
だから出られるようになるまでに治しとけ。
[体調が優れないうちは外にも出せない、と。
念を押してその時は部屋を辞した]
[エーファにもユリアンのことは伝え、薬のことや食事を運んだ方が良い旨を伝えた。
食事は手が離せないようなら運ぶのを手伝ったりもする]
…しっかし、あんまりやることもないよな。
[屋根の雪下ろしでもすっかなー、なんて考えるのは、基本的に力仕事しか出来ないが故。
この後に起こることなど、予感すらも抱いていなかった**]
/*
2日間寝てたことにして時間を合わせるつもりだったので、辻褄は合わせられるんですが。
ライヒアルトさんのガン無視っぷりよ…;;
─ 2階客室 ─
[エーファが様子を見に来てくれれば、熱でうるんだ瞳を向け、ビルケのための食事を頼むだろう。
残り物の野菜くずを柔らかくなるまで煮込んでほしいと。]
面倒をかけてごめんね、でも……。
もう、こんな…おばあちゃんだから…。
[自分のことが話題になっていると気づいて、顔だけを上げる白髪交じりの老犬は、寒さ厳しいこの時期を越せるだろうか。
ユリアンにとっては母とも姉とも思える存在だけに、離れて暮らす家族よりも心配で。
人間の風邪が犬にうつらないと知っていてよかったと心底思う。
そうでなければ、モリオンが嫌がっても、ビルケを暖かな広間で休ませてほしいと頼んでいただろう。]**
─ 厨房 ─
[人の気配に、少年を見守っていた黒猫がぴくり、と身を震わせてそちらを見る。
直後にかけられた声>>38に、刻んだ野菜を鍋に放り込む手が止まる]
あ、おはようございまーす。
[居住まい正して挨拶。合わせるように黒猫も鳴く]
それが……橋の所に、氷の堤ができちゃってて。
橋……壊れちゃったんです。
それ見てびっくりして、その……。
[大声を上げていた、とまでは言えなかったが、決まり悪そうな態度からその辺りは伝わるか]
とりあえず、今無理に通るのは危ないから、村からの救助を待とう、って、イヴァンにーさんが。
……氷って、思ってもない所で割れるから、無理に渡らない方がいいですし。
[ほんの少し声音が強張るのは、過去の経緯故の事。
その様子に、黒猫が案ずるような声を上げて鳴く]
どうするにしても、ちゃんとご飯は食べないと、だから。
できたら、報せますねー。
[殊更に明るい口調でその強張りを飛ばそうとの試みは、上手く行っている……と、自分では思っていたが、実際にはどうだったか。
何やら考えるような素振りにはどうしたのかなー、なんて思いながらも、問いかけるほどの余裕はなく。
ライヒアルトが厨房を離れると、小さく息を吐いて食事の準備を再開した]
[スープを作って卵をゆでて、パンやハムを用意して、と。
そんなばたばたが一段落した頃に、動き回っていたイヴァンからユリアンの体調の事を教えられた。>>41]
ユリさんが?
ありゃ……昨夜、冷えちゃったのかな。
わかった、ちょっと様子見てくるよ。
[風邪をひいたと一言で言っても、症状は様々。
あった薬を合わせなくては効果は薄い]
あ、ご飯できてるしお茶も用意できてるから、先に食べちゃっていいからね。
みんなにも伝えといてー!
[そう言い置いて走り出す。
向かうのは二階のユリアンの部屋。
行く先を察したのか、黒猫はいってらー、と言わんばかりににー、と鳴いた]
─ 二階・ユリアンの部屋 ─
ユリさーん?
風邪ひいたっていうけど、どんな感じ?
[部屋を訪れ、最初に問いかけたのはこんな事。
大丈夫じゃないのはわかっているから余計な事は言わず、顔色を見たり喉を見せてもらったり、とできる範囲の診察をして]
んー……んじゃ、熱さまし煎じてくる。
スープも持ってくるから、食べられるだけ食べてね、食べないと薬の効きも悪いから。
[出した結論に応じて告げると、犬の食事を頼まれた。>>43]
ん、そっちも大事だもんな。
面倒なんて言わないのー、元はと言えばじっちゃんが寒いのに外でー、なんて言い出したのがアレなんだから。
[大本は歌い手なのだが、さらりと責任転嫁して]
ビルケもだよ。
困った時はお互い様なんだから。
……ユリさんの傍で、ゆっくりしてな。
[調子が悪い時は、親しいものの温もりもまた薬となる、とは師の受け売り。
それ故に、こんな言葉をかけてから部屋を出た]
……えーっと、熱さましっていうと、あれとあれと……。
[ぶつぶつと呟きながらまずは三階の自室へ。
部屋に入ろうとした所で、丁度出てきた祖父に声をかけられた]
なに、じっちゃん?
……あ、うん、わかってるよ。
[外に出られなくなった事と、それに伴う客人の世話の話に短く頷いて。
更に何か言おうとする気配に、あ、これ長くなる、と察して]
あ、長くなるなら後にして!
ユリさんが具合悪いから、薬用意しないといけないから。
そっち、優先!
[先んじて言い切り、部屋へと駆けこむ。
閉まった扉の向こうで落ちたため息には気づかないまま、部屋の一角に設えた薬草の棚から必要な物を取り出して厨房へと取って返し。
その後は薬湯を煎じて届けたり、備蓄を確かめたりと一日忙しなく動き回る事となる。**]
/*
……どーにか、追いついた……。
うー、病院に3時間拘束されたのがいたい。
さて、初回占いどっしよっかな!
安パイはでふぉ(じっちゃん)、もしくは、聖痕っぽいライさん。
オトさんは狂信ですよね。ここはどうだろか。
敢えて、人、っていう認識を持ってみるのもおいしいかも知れん。
残り三人は三分の二で当たるからなあ……どこが来てもおかしく無いしおいしいから、二回目に回したいんだけど。
ところで今回も狼さんが素敵なお仕事をしてくださっている……。
襲撃状況、素敵すぎ。
─ 2階客室 ─
[イヴァンから伝えられて>>41いたのだろう、やってきたエーファの対応は、
「熱さまし煎じてくる」「食べないと薬の効きも悪いから」>>47
と明快だった。
「元はと言えばじっちゃんが寒いのに外でー、なんて言い出したのがアレなんだから」>>48
と続けられれば、]
うん……実は、昨日の夕方には寒気がしてたんだと思う。
今思えば、演奏会をすると聞く前から……。
自覚してなかったけど。
エーファには手間をかけて申し訳ないね。
…村への橋が、壊れたんだって?
しばらくごやっかいに、なるしかない、のかな…。
[掠れた声で確認する。]
修道士 ライヒアルトが「時間を進める」を選択しました。
─ 孤立の翌朝 ─
─── ぶえっくしょん!!
[その日は寒さで早朝に目覚めた。
どうやら前日に空気の入れ替えのために開けた窓を閉め忘れたらしい]
うー、寒ぃー。
[両腕を擦りながら窓を閉め、カーテンまで閉めてしまう。
陽を遮った室内は薄暗く、良い塩梅の暗さ]
もーちょい……。
[そのままベッドへと潜り込んで二度寝の構え*]
─ 演奏会の翌朝 ─
そうですか。
[氷の堤が橋を壊した事と、それによる孤立。
館の主にそれを知らされた旅人は、それだけを小さく呟いた]
いえ、いいんです……それならそれで、かくれていられます。
[しばらく出られない、という主に旅人はふるふる、と首を横に振る。
感情薄い様子に主は眉を寄せつつも、それ以上は何も言わず。
ただ、ちゃんと食事を取って体力をつけるように、とだけ伝えて部屋を出た]
…………はい。
[それに、旅人は小さな頷きを返し。
昼近くに厨房を訪れ、スープとパン、それと水差しを求めるとまた部屋へと閉じこもった。
どこか浮ついた足取りで進むその姿は、傍目には幽鬼の類にも見えたやも。**]
旅人 ゼルギウスが「時間を進める」を選択しました。
─ 孤立当日/夜 ─
あー……疲れた。
[朝から一日動き回っていたせいか、日が暮れる頃にはすっかり疲れ果てていた]
……お客多いのは、いつもなら気になんないんだけどなぁ。
[そう、来客自体は嫌いじゃない。
だから、苦手意識の抜けないカルメンに泊まる旨を伝えられた時>>9も、「構いませんよー」と返せていた。
元より、祖父が構わないと言っているのにこちらがごねる筋もないわけなのだが、それはそれとして]
集中力、落ちてるよなあ……兆候あったみたいなのに、気付けてなかったとか。
[思い返すのはユリアンとのやり取り。>>50
自覚症状もなかったようだから、無理もないのだろうけれど、病の兆候を気取れなかったのはちょっとだけ悔しい。
そんな悔しさもあったから、掠れた声での確認にも「完治するまではここでゆっくりして!」と言い切ったりもしていたのだが]
あと、あっちの旅人さんもなー……。
前から思ってたけど、食細すぎるし……。
[厨房に食事を求めてきた時の様子>>54を思い出して、ため息ひとつ。
スープとパンだけでいい、というから、もっとちゃんと食べてー! とゆで卵やらサラダやらも押し付けようとしたがするりゆらりと避けられた。
あれは駄目だ、後で滋養のある薬湯だけでも飲ませないと、なんて。
あれこれ考えている間にのしかかって来た睡魔は重く──それに囚われた結果の眠りは深いものだった。*]
/*
守護者希望したままにしてたせいか、
起きたら聖痕者だったんです。
希望いたよね、弾いてしまったかな。
すまない、ほんとすまない。
未練断ち切っておまかせにすべきだった。ぴぃ。
[手を止めて挨拶を返してくれたエーファ>>44に
気遣いなく、という風に軽く手を掲げた。
身を震わせた黒猫と一度視線が合うけれど
呼ぶでも撫でるでもなく一定の距離保つまま。
鳴き声が聞こえると、少しだけ嬉しげに目を細む。]
橋が壊れた……?
それは……驚くよね。
[氷の堤が出来たというならそれは自然によるもの。
自然の大いなる力の前に人が為せることは限られている。
彼の言葉と表情で、言葉にならぬそれは伝わり、
うんうん、と頷きを向けた。]
[女性のような名と、その相貌。
はじめてエーファを見掛けた際、
「可愛いお孫さんですね」とギュンターに言えば、
性別をそっと補足されて失言するには至らなかった。
料理をしている姿をみていると
性別を知っていても誤認しそうになる瞬間がある。
続く声>>45に思い出は遠のき]
救助を待つ……、ああ、イヴァンさんの見立てなら
その方が良さそうだね。
でもそうなると……、次のミサまでに戻るのは難しいか。
[此処から出られぬ事が教会での役割についてに意識が移ろい
悩ましげに吐息をこぼせど、解決策などでるはずもなく。
問わずとも漏れた思考の欠片で何を考えるかは凡そ知れよう。]
広間を暖めて待っていよう。
手伝いが必要なら声を掛けて。
[そう言い置いて、広間の暖炉に火をいれる。]
[あたたかな部屋。
胃を満たすのもまたあたたかな料理。
十分な食事に感謝を館の主と作り手に伝える。
そうして、部屋に戻り、
修道士としての日課に勤しみ
閉ざされた館での一日が過ぎる。*]
―孤立当日・玄関→―
[カルメンを促すようにして>>25屋敷の中へと戻る。
先に入ったイヴァンやエーファから、他の者たちへも事態は伝わっただろう。
何か出来る事はないかとうろついては見たものの、それぞれに適材適所があるようで、邪魔をしないようにするのが精一杯だった。
そんな中、ユリアンが風邪を引いたらしいと聞いて、ありゃ、と小さく声を零し]
そういえば、昨日もどこかおかしなところがあったけど…体調のせいでしたか。
[と、昨日話している間>>28も何かを気にしていた事を思い出した。それもきっと体調のせいだろうと思うのは、余計な事を考えたくなかったせいだった]
となると、あまり大きな音をさせるわけにも行きませんか。
[やる事がないのなら練習でもと思ったが、頭痛がするようであれば休む妨げになってしまう。]
[やがて食事が出来たとの報告に簡単な食事を済ませ、せめてもと使った皿を洗って
その間に、忙しく飛びまわるエーファ>>49を見つけたなら]
何か手伝える事はある?
もしないなら楽器の練習したいんだけど、ここの音楽室って、使っても大丈夫かな?
[と尋ねてみる。
かつての持ち主が住んでいたときの名残で、今は殆ど使われていないらしい部屋だ。
古いピアノが残されていて、親の反対の目に隠れて時々バイオリンを弾くのに使わせてもらった事がある。
部屋の使用の許可が出たならバイオリンを持ち込んで、暫くの間練習に専念する。
この先の事を考えないですむように]
―孤立当日/夜・2階客間―
[気を紛らわせるようにあれこれしていれば、時間が経つのは案外早い。
朝からいろいろあったせいで疲れたのか、それぞれが部屋に戻るのも早く、男もそれに習って早々に与えられた部屋へと引っ込んだ。]
………これ以上「本当に」何もないといいんですけど。
[無意識に強調して寝台へと潜る。
そう簡単に睡魔は訪れてくれそうになかった。*]
―孤立の翌朝―
[眠りの訪れは遅かったくせに、目覚めの訪れは早かった。
演奏会の時からずっと感じている胸騒ぎのような何かが急かすようで身体を起こす。
元々寝起きは悪い方ではない、折角早起きしたのだから寝なおすのは損と寝巻きを着替え、外の様子でも見に行こうと部屋を出た。]
そういえば、あれから歌い手さんのお姿を見ませんね……
[男がその姿を見たのは演奏会のあの時だけで、食事の時も姿を見せなかった。
姿を見る事が出来たなら、話がしたいと持ちかけるつもりでいた。
同じ音楽を志す物として話を聞きたくはあったし……何故「あの詩」だったのか尋ねてみたくもあったから]
あぁ、今日はまた一段と寒いですね……冬だから仕方ないですけど。
[玄関から外へ踏み出せば冷たい空気が刺さるようで首を竦める。
氷の堤は相変わらずで、思ったより時間が掛かるかもしれない、なんて考えながら歩く。
さくり、さくりと歩を進め、屋敷の陰から先へと目を向けたとき
視線の先に、「それ」はあった]
[そこはあの夜、歌い手が態々「ここで歌いたい」と指定した場所だった。
白い雪の上に無造作に転がる「もの」……]
一体なに………っ!?
[ある程度近づけばわかってしまう、雪の上に広がる赤に。かすかなその臭いに。
まさか、そう思いながらさらに近づいて、そうして]
――……っ
[思わずあげそうになった声を飲み込む。胃の中から上がってくる物を飲み込む。
そこに「あった」のは、無残に腹を裂かれ打ち捨てられた歌い手の亡骸。
どう見ても、人の手で行われたと思えないその惨状に言葉をなくし、ただ唇だけがかすかに震えた]
………時と、場所と
まさか、本当に……?
貴方が悪いんですよ、こんな所に引き止めたから
だから、「場」が出来てしまった
貴方が、目覚めさせたんだ、みんな
[皆に知らせなくては。
そう気が急く物の脚は酷く言う事を聞かない。
カルメンやエーファにこれを見せるわけに行かない、だけど]
誰か!!
誰か来てくれ!人が……!!
[結局自分だけでどうにか出来る事ではなく、
眠る者たちを起こすように声を張り上げる。*]
/*
ですます調と砕けたのが混ざって辛い
ですます調で「俺」は使いたくないが「私」はなんかちがーう!となった末の迷走
ですます調が最近やったアッシュと同じで草が……(しかもインテリ系やくざだった
[歌い手を襲ったことは夢での出来事のように思え、現実として捉えてはいない。
二度寝は寝覚めの悪いそれを上書きしようとしたためでもあったのだが、それも屋敷に響き渡る声により破られた]
/*
んー……まぁ、思うところはあるが突っ込むまい。
駆け出すとは限らんので、あまり他者の描写はしない方が良いんじゃないのかねぇ、とは思うけど。[突っ込んでる]
/*
他者の描写をしない、じゃなくて、先に他者の描写をしない、かな。
相手のが出た後のを拾うのは問題無いわけだし。
動かしても良いよーって書かれてたりする時もあるけどね。
なお、俺はまだ一度も出していない(
─ 孤立の翌朝 ─
[落ちた眠りは深く、多少の事ではそれは破れそうにないもの。
だから、声>>65が響いてもすぐには起きられなかった]
……ん……。
もりおん。うる、さ。
[代わりにというか、反応したのは黒い猫。
声の響きに何か感じたのか、黒猫はにぃ、と一声鳴く。
しかしそれに返ったのは寝ぼけきった文句が一つで。
寝返りを打って背を向けた少年に向け、猫は更ににぃにぃと鳴き募る。
最終的には髪をくわえて引っ張ったり、てしてしと叩いたり、という実力行使にまで発展して]
も……なんだよぉ……。
[しぶしぶ起き上がれば、黒猫は身軽に窓辺へと跳んでにぃ、と鳴く。
呼ぶような声に首を傾げつつ、窓を開けて]
……え?
[ここからではよく見えない。
けれど、庭の一角に不自然ないろがあるようで]
な……に、あれ?
[吹き込む風の冷たさとは違う震えが走る。
蒼い瞳が数度瞬いた後、ばたん、と音を立てて窓を閉めた]
なあ、モリオン。
あれ……なに?
[問うた所で猫が返してくれるはずもない。
ならどうする、確かめに行くべきか、と。
そんな思いが廻って]
……誰か、怪我、してんなら。
いかないと、だよな。
[最終的にはそこに思考が至り、少年は身支度を整えて。
落ち着かない黒猫を抱え、部屋を出た。*]
[目の前に広がった光景に見覚えがあった。
夢だと思っていた景色。
だがそれは現実のものとしてそこにある]
……嘘だろ…
[零れた声──聲はただ一人だけに届くもの]
あれ、 俺が やって
[ざわりと疼く心。
昨夜、歌い手を襲った時の歓喜が甦る]
<月のいとし子は牙の主
鋭き爪と、牙持て引き裂く夜の獣>
[演奏会の時、そう歌い上げた歌い手。
何の気なしに聞いていたが、今思えば、目の前の光景は御伽噺にあったものと同じ光景で]
───……人狼、 ……俺が ?
[戸惑いの聲がただただ響く*]
―孤立の翌朝・外―
[声をあげ人を呼ぶ。
動揺はしても錯乱しているわけではないから、もう一度遺体の様子を視線だけで確認する。
近くに落ちていた彼のものだろう楽器を拾い、傍に置いてやった。
朝の散歩の途中だったのだろうか]
結局、どんな人なのか、なにを考えているのかわからないまま、か。
[あの詩を選んだ理由が聞けたとして、なんと返していいか分からなかっただろうけれど。
そんな風に考え事をしていたから、近づく足音>>69に気づかずに
声を掛けられてはっとしてそちらを見た]
イヴァン……歌い手の方が、こんな……
[そこにいたのは、年齢的にも胆力的にも頼りになるだろうイヴァンで、情けないことに明らかにほっとしていた。
そのイヴァンさえ声をなくす光景を、エーファが見つけてしまった>>71ことにはまだ気付かないまま。*]
[声をなくすイヴァンを見る。
恐らくは、獣の血の一端を宿した人
知っている、と声を掛けたいけれど、どこに目があるかわからない。
場ができたなら居るはずだから、彼らを探し狩る者たちが]
(私に、何ができる?)
[自問は胸のうち、今はまだ奥底にしまって]
― さらに翌日 ―
[目覚めるのはやはり早い時間。
神に仕える身ゆえ、起きて為す習慣があるから
すぐに部屋を出ることはなく、
誰かを呼ぶ声>>65を聞くのも部屋でとなった。]
……ん?
[昨日の声とは響きが違う。
何かあったと思わせる声ではあるが
切迫するような音色に思え、眉間に皺を寄せた。
部屋を出ようとドアノブに手を掛ければ
手首に浮かんだ痣は色と形を昨日よりも鮮明にしていた。
袖口を軽く引いてそれを隠し廊下に出る。]
[鈍いながらも働き出した頭で次の行動を考えていると、ギュンターが屋敷から出てきた。
彼もまたオトフリートの声を聞いて駆けつけたらしい]
じっちゃん、これ…。
[ギュンターは厳しい表情のまま、歌い手の遺体に近付き検分を始める。
何かを悟ったらしいギュンターは、検分が終わると表情を崩さぬままに、広間に滞在者を集めるよう告げてきた。
歌い手の遺体はシーツに包み、雪の上で一時安置するようにとのこと。
室内に安置場所を確保出来たなら、そちらに移動させる心算のようだ]
……じっちゃん、何か知ってんのかな。
[ギュンターが屋敷へと戻った後、それを見送る体勢でぽつりと零す*]
[ギュンターの態度、それがイヴァンを落ち着かなくさせる。
ここへ来て初めて、嫌な予感と言うものが頭を過ぎった]
俺が、人狼で、
あの人襲っちまって、
じゃあ、もしかして 声が届くカルメンも────
[思考があちこちに飛躍して上手く纏まらない。
起きてしまったことを戻すことは出来ない。
広間に滞在者を集めたギュンターが何を話すのか、気が気でなかった]
─ 回想/孤立当日・橋 ─
[目の当たりにした光景に呆然と零した声>>22は、オトフリートにまで届いたらしい。
>>25おはよう、と声をかけられてようやく彼が居た頃に気がついて]
、……おはよう。
ごめんなさい、ちょっとびっくりしちゃって。
[簡潔な説明と共に落ち着くよう促されるのに頷きを返す。
それから、皆にも知らせないと返された同意に併せてエーファの事を聞くと、ぱちり瞬き]
─ 回想/孤立当日・橋 ─
エーファも、もう知っているのね。
[名前が出たということは、自分が此処に来る前に少年も様子を見に来たのだろう。
問いかければイヴァンもこの現状を確認した事を教えてもらえるだろうか。
聞けずとも、屋敷に戻れば皆知ることになるだろうけれど、ともあれ促されるままに屋敷へと踵を返し。
ふと、オトフリートは何時から此処に立っていたのかしら、と思いながら屋内へと戻っていった]
─ 回想/孤立当日 ─
[屋敷に戻って、顔を合わせた相手に外の状況を伝えるも大体はイヴァンやエーファから情報が行き渡っていただろうか。
数日前から滞在しているという旅人については演奏会ですら気付いていなかったから、そちらへは気を回すことも無かったけれど]
ユリアンが風邪?
昨夜の演奏会で、身体を冷やしちゃったのかしら。
[広間か厨房か、仕立て屋の青年が体調を崩したことを伝え聞くと気の毒にと表情を曇らせた。
深い付き合いは無い自分が押しかけても迷惑だろうからと、部屋への訪問は控えるものの彼に対して負感情は抱いていない。
>>30彼自身がこちらに対して何を思っているかも知らないからだが]
─ 回想/孤立当日 ─
早く良くなられると良いわね。
[橋を渡れる様になるまで少なくとも数日はかかることだし、その間寝ているばかりも気の毒だし、と。
同じ村に住む同士、出来ることがあれば手伝うと話をしてくれた相手に伝えた。
その後、エーファ一人で滞在者全員の食事を賄うのも大変だろうし、ユリアンの症状に合う薬の調合もあるだろうと思い、厨房の手伝いを申し出て。
断られなければエーファと共に食事を準備して、残りの空いた時間はテラスで氷の堤を見ながら絵の構図を考えながら]
…橋が渡れるようになるのは、いつ、かしら。
[一人暮らしだから帰れずとも支障は無いが、夜が明けたら画材や着替え等を取りに一度帰ろうと思っていただけに。
複雑な思いを吐息にのせて吐き出すと、日が落ちて凍える寒さを避ける様に中へと戻っていった**]
─ 孤立の翌朝・廊下 ─
[どこか覚束ない足取りで、階下へと向かう。
寝起きの悪さの間に、祖父が現場に駆けつけていた事には気づかぬまま]
……あ、侍祭、さん。
[進むうち、ライヒアルトの姿>>74を見かけて声をかける]
さっき、の。
きこえ、ました?
[本人は、ちゃんと立っている心算ではあるけれど。
声が震えを帯びているのは、隠せていない。*]
―孤立の翌朝・外―
[このような光景を見たのは間違いなく初めてだろう。
声をかけ、気を取り直した様子のイヴァンの言葉>>75に首を振って]
俺がここに来たときには、もう……
そうだね、ギュンターさんにも知らせるとして、これは、どうしよう
[橋が直らなければ村へは送れないが、ここに埋葬するわけにも行かない。
イヴァンが男を疑っていないのは様子から分かって、それがありがたいと思った。
変に問い詰められても答えなんか持ってはいないから]
あ、ギュンターさん……
[声を聞きつけたか姿を見せた屋敷の主>>76にも、すぐに状況が伝わるだろう]
[そのまま黙って遺体の検分を始めるのを黙って見守り、との後に告げられた言葉に頷いた。
それはどこか、有無を言わさぬ物があったから。
手際よく指示を出し屋敷の中に戻る後姿にイヴァンが零すのを聞き]
何か知っているのかもしれない。
とりあえず、ギュンターさんに言われたようにしておこうか。
えっと、遺体はシーツに包んで、だっけ?
[なるべくこれ以上人の目に触れないようにという配慮だろう。
それが、他が駆けつけるまでに間に合うかは定かでは無いけれど。**]
─ 橋が壊れた日の夜更け ─
[それは夜の帳がおりて、どれ程か]
…っ、ふ…
[外気は冷えているはずなのに、暑さを感じて息苦しい。
水でも貰おうかと、身体を起こしかけて。
自分の手が、見慣れているはずの手ではないことに気がついた]
[それは人の肌ではなかった。
例えるなら月明りを受けて輝く白雪の様な、銀毛に覆われた、獣の足]
──っ…!?
[驚愕に悲鳴をあげかけるも、上手く声を発せないことが分かっただけだった]
(なんで、どうして…!)
[唐突な変化の理由がわからず、戸惑う。
誰かに助けを求めたくても、声も出せない。
もしかしたら、イヴァンと共有しているコエなら伝えられるかもしれないけれど]
(イヴァンにこわがられたら、どうしよう)
[肝が据わっている彼であっても、この姿を見て平気でいられるだろうかと思うと自信が無くて。
これはきっと悪い夢だと、再度寝台に潜り込んで無理やり夢に逃げ込んだから。
彼自身にも変化が起きている事を、知る由もなかった**]
[声を聞き動いたのは自分だけではないらしい。
声の主を探し歩いていればエーファと会う>>81。]
ああ、キミも……
[聞いたのか、と、彼の問いへの答えを示し]
さっき、ギュンターさんがあちらに向かうのを見掛けた。
私も見てこようと思うけど……
[声の震えに気付き、些か案じるような音色で
エーファの意向を問うようにまなざしを向ける。]
─ 孤立の翌朝・客室 ─
[朝の目覚めは、前日よりも早かった。
それは就寝の早さと夢見の悪さ、だけでなく]
…、さむ…
[窓越しからも伝わる外気の冷たさのせいだろう。
まだ起きるには早い時間にも思えるが、目も覚めたことだし朝食の準備を手伝おうかと身体を起こし。
身支度を整えながら、エーファに着替えの場所を聞かなくちゃ、などとも思っていた所に>>65外から声が聞こえてきた]
─ 孤立の翌朝・客室 ─
え…今のって。
……オトフリート?
[切迫したその声が昨日氷に遮られた橋を前にしても落ち着いていた彼らしくないと思い。
一体何が起きたのだろうかと不安に思いながら、おそるおそる部屋の外へと出ていった]
─ 孤立の翌朝・廊下 ─
[部屋を出たものの、やはり声がどこから聞こえてきたかは見当がついていない。
窓の外から聞こえてきたようではあったから、と階下に向かっていくとエーファ>>81とライヒアルト>>74を見つけて]
あ…
お二人も、さっきの声で出てみえたの?
あの、何かあったか、わかる?
[まだ起きて動くには早い時間だけに、自然と顔を合わせたとは考え辛く。
何が起きたか知っているかと、不安に曇らせた表情で二人に問いかけた*]
─ 孤立の翌朝・廊下 ─
ちゃんと聞いたのは、俺じゃなくて、モリオン、なんですけど。
[示された答え>>84に、抱えた黒猫へ視線を落とす]
……窓、開けて、庭、見たら。
雪……全然、違ういろに染まってて。
それで、とにかく、行ってみよっかな、って、思って。
[出てきた理由をどうにか告げた後。
向けられたまなざしに、小さく息を吐いた]
……じっちゃんも行ってるなら、そんなにぞろぞろ行かない方がいい、かな。
……外で何かあったみたいだし、広間あっためたりしといた方がいい、かも。
[何が起きたか気にはなる。
けれど、行くのが躊躇われた。
立場上、怪我や人の生死に近く接する事は多いけれど。
なんの心構えもなく目にした色が与えた衝撃は大きかったから。
言葉にならない心境のまま、見に行く事は忌避していた。**]
[エーファ達に問いかけて、答えを待つ。
>>*19彼のコエが届いたのは、ちょうどこの時]
─── え?
[あれ、とはいったい何のことだろう。
そう思うも、イヴァンから伝わる戸惑いに、どうしたのかと案じる思いの方が強く。
大丈夫か、と問う前に>>*20更に惑うコエが届いた]
…………人、狼。
イヴァン、が?
[繰り返し、コエに出すと同時、ざわりと身の内のナニかが騒めいた。
今朝目覚めた時にはいつもの手だったから、夢だったと思い込んだ昨夜の情景が、蘇る]
…………もしかして。
イヴァンも昨夜、身体、変わってた?
[>>*21襲ってしまったという聲を聞いて、真っ先に浮かんだ問を投げた後]
…私たち、こうして話せるのって。
人狼だったから、なのかしら。
[内緒話と言っていた時には嬉しくすらあったこのコエが、人に忌避されるものであったのか、と。
呆然とした声音を落とした**]
― 廊下 ―
[エーファの口から黒猫の名が出れば>>89、
その姿を思い出し、ああ、と一つ頷く。
人間よりも動物の方が音に対して敏感と聞くから、
モリオンの方が彼よりもそれをよく拾ったのかもしれない。
違ういろ、と聞くと、瞬きをして]
…………ん。
[事態は思ったより深刻なものかもしれない、と
思いめぐらすうちに、表情は思案げなものとなる。]
外の寒さは堪えるからね。
きっとあたたかなものが欲しくなる。
お茶をいれて待っていてくれるかな。
[躊躇い>>90を感じて、広間に行くを後押しする。]
[カルメンの声>>88に気付けば、
そちらへと顔を向けて、頷き]
ん、外で何かあったみたいだけど詳しいことはまだ。
ギュンターさんも見に行ったみたいだから、
[そんな話をしていれば、続きを言う前に、
屋敷の中へと戻ってくるギュンターの姿>>76が遠目にみえる。]
/*
は、落とそうと思ったらライヒアルトさんに私の発言見逃されてる予感。
>>84>>89聞こえた態で発言まとめてたんだけど、>>91だと私聞こえてる状態じゃ齟齬出ちゃうよね…
さっきはメモクラッシュしてまるっと書き直ししたし、なんか間とか運とか悪いなぁ…(´・ω・`)
/*
あ、気付いてもらえてた良かった。
>>89の部分だけ抜いて落とせばいいかな。
てか独り言の間すら悪くて本当ごめんなさい(´・ω・`)(´・ω・`)
[元自衛団長である館の主が、中へと戻ってきたなら、
これから外に出ても出来る事はないかもしれない。
外で起こったらしき何かについても彼から聞けよう。]
――…、
[それでも、]
気になるから、みてくる。
[誰かを呼ぶ声の響き。
違ういろ。
エーファの躊躇い。
それらが示すを確かめるため、
ギュンターを追うでなく、外へと足を進める。]
─ 孤立の翌朝・廊下 ─
[ライヒアルトとエーファも詳しい事は知らぬ様。
ただ、エーファが常よりも重い表情をしていることで察する所もあり。
>>92ライヒアルトからギュンターが向かったとも聞けば、自分が出ていっても邪魔になるだけかと思い]
…私も、外に出るのは控えるわ。
小父様達がこちらに戻ってきた時、温かいものがあった方が良いでしょう。
[外で何が起きたかはともかく、雪で冷えた身体を温めるお茶やスープなどを用意しておくに越したことは無い。
エーファ一人で広間の準備をするのも大変だろうしと言って、厨房へと向かいかけて]
─ 孤立の翌朝・廊下 ─
え…
ライヒアルトさん?
[>>93気になるから、と離れていくライヒアルトを目で追い、その先、屋敷に戻ってきた>>76ギュンターの姿を見止めて足を止める。
彼に聞けば、何が起きたかは説明されるだろう。
事実を知りたい気持ちはあるが、今は傍らの少年の方に意識を戻し]
…エーファは大丈夫?
私で良ければ、お茶とかの準備は任せてもらっても良いのよ?
[エーファは気にならないか、という思いもあるがそれよりも血縁であるギュンターを案じているんじゃないか、という気持ちの方が強く。
彼の返答がどちらであっても、カルメンはまず湯を沸かす為に厨房へと向かっていった**]
[カルメンの言葉>>94には同意の頷きを示す。
エーファが忌避する様子から、
違ういろが赤かもしれないと思ったから、
もし、よくないことが起こっているのなら、
エーファやカルメンは中に居た方が良さそうだ、と。
そんな思考を言葉にしないから、
カルメンの、名を紡ぐ声が疑問形に聞こえるのだろう。]
― 外 ―
[其処にはイヴァン>>85とオトフリートの手により
シーツに包まれた歌い手が在る。
雪を染めるいろを認めれば、眉根を寄せた。
雪が被り難い場所へと安置しようとするイヴァンに声を掛け
歌い手の亡骸を安置する手伝いを申し出る。
場所を移し、それから一度シーツをめくり、
歌い手の手へと触れる。
引き裂かれた痕に、眉間の皺が濃くなる。
腕の傷が防御創であるとまではこの時は気づかぬまま、
歌い手の手を胸の上で組むかたちにして、
その目許へと一度、手を翳し、シーツで包みなおす。
本来ならば司祭が、と思えど、此処に彼は居ないから、
祈りを捧げ、静かに目を伏せる。]
[雪と氷が彩る世界は酷く冷たい。
吹き付ける風の冷たさに、痛みさえ覚える。]
――…此処に居ては凍えてしまう。
中に入りましょう。
[イヴァンやオトフリートに声を掛け促し、
館の中、広間の方へと足を向ける。**]
そうとしか考えられない。
でも、何で急に?
今までこんなことなかったのに。
[分からないことだらけで疑問ばかりが出てくる。
けれど、自分達が人狼だと知られたらどうなるか、それだけは漠然と理解しており]
……原因を考えてる場合じゃないな。
どう切り抜けるか、考えないと。
[起きてしまったことは元には戻せない。
自分達と言う人狼が居ることで、孤立したこの場所には危険が存在すると判断されることだろう。
当然、イヴァンは死にたくはなかったし、死なせたくもないと思っていた**]
─ 外 ─
[歌い手の遺体をシーツで包み終えた辺りでライヒアルトが現れ>>97、移動の手伝いを申し出てくれた。
それに礼を良い、それぞれのシーツの端を持ち上げて一時安置する場所へと。
持ち上げたシーツの中身が、いやに軽く感じられた]
あぁ、じっちゃんも広間に集まってくれ、って言ってたしな。
[ライヒアルトが祈りを捧げ終わるのを待ってから、屋敷の中への促し>>98に頷いて屋敷の中へ。
屋敷の中に入ってから思い出したように声を上げて]
あ、先行っててくれ。
ユリアンの様子見てくる。
じっちゃん、全員集めろって言ってたからさ。
暖炉の傍、確保しといてくれるか?
[風邪が治り切っていない可能性を考え、暖かい場所を確保してもらうよう頼む。
そうしてそのまま2階の客間へと階段を上がっていった]
─ ユリアンの部屋 ─
ユリアンー? 起きてるかー?
[ノックをして声をかけ、反応があるかを窺う。
扉が開かず寝たままなら仕方無しに立ち去るが、起きていたなら何があったかを伝え、広間に下りて来られるかを問う。
下りると言うなら当然手を貸すし、ビルケも連れて行き暖炉の前へと座らせる心算だ**]
[イヴァンからギュンターの言葉を聞き>>99]
そうでしたか。
[歌い手の身に降りかかった不幸に関して
ギュンターから何か話があるのだろうと納得した。
屋内に入ってから掛かる声に、はたと瞬きし、
ユリアンの姿が見えないことに言われて漸く気付く。]
わかりました。
では先に広間に、
[いきましょう、とオトフリートに声を掛け
其処でイヴァンと別れ、広間に向かい
先に其方に向かったカルメンやエーファにより
暖められているだろう暖炉の傍の席を
イヴァンに言われた通り、確保しておく。**]
/*
設定がまずかったですねえ。
あの時点では、エーファさんイヴァンさんと違って内にこもるタイプのPCがいいと思ったのですが……。
─ 廊下を歩きながら ─
[ユリアンの自宅と違い頑丈な建物ではあるが、火の気がなければ寒いのは同じだ。]
寒いね…演奏会も寒かった…。
[病人特有の力のない足取りで歩きながら、誰にともなくつぶやく。]
病人はぼくだけ?
皆に風邪をうつさなきゃいいけど……、
離れて座っておいたほうが、いいよね?
[ぼんやりとした顔つきでイヴァンに問いかけた。]
[ギュンターの説明はすぐに始まっただろうか。
待たされるうちに、またうとうとと眠ってしまったかもしれない。
足元の敷物に伏せていたビルケも、暖かな場所に満足し、いつしか眠っていただろう。]**
─ 廊下 ─
お茶……そ、ですね。
[途切れがちの言葉へ返されたものは、広間へ向かう事を肯定してくれる。>>91
それに安堵を感じつつ、小さく息を吐いた。
そこにもう一つ、違う声>>88がかかると一つ瞬いて。
自分は小さく頷くのみで、説明はライヒアルトに任せた。
彼が外へと向かう際も、何も言わずに見送って]
……あ、えっと……大丈夫、ですけど。
[大丈夫、と問う声。>>95
返して向けた視線は、どこかへにゃりと情けないもの]
でも、お願いして、いいですか。
俺、広間の暖炉に火、入れてきますから。
お茶のセットの場所は、大丈夫です、よね?
あと、甘いものの置き場所とかも。
[昨日、厨房の手伝いを申し出られた時>>80、大体の配置は伝えてある。
正直、自分で何とかという意地と抜けない苦手意識故に微妙なものはあったのだが。
病人もいる状況で無理はできない、と割り切った結果がそれだった]
俺は、大丈夫だから。
お願い、します。
[そう告げて、ぺこりと頭を下げて。
黒猫を抱えて向かうのは広間]
─ 広間 ─
[広間に入ると抱えていた猫を離して暖炉に火を入れる。
揺らめくいろは、先に雪の上に見えたいろとは違うけれど、どこか似ていて。
暖かいはずなのに、身が震えた]
……なんなんだよ。
[ぽつ、と零れ落ちるのは掠れた呟き]
わけ、わかんないよ。
……何が起きてんの。
[あれが何の色か、わからないなんて言わない。
ただ、わかるからわからない。
一つわかっているのは、異変が起きているという事という、あんまり役に立たないもの。
それだけわかっても仕方ないのに、と思いながらふと、庭へと視線を向けて]
……あれ?
[気が付いた小さな違和。
自分と同じ綴りで名を書く薔薇の枝に、この時期にはないはずのものが見えた気がして。
一つ瞬いて窓辺に寄り、目を凝らそうとした所に、ライヒアルトが戻って来た。>>101]
……あ、侍祭さん。
[呼びかけたきり、言葉は途切れる。
いつもなら、何があったかすぐに問うだろうけれど、それも出来なくて。
祖父から話があるらしい事と、ユリアンの席の事を聞かされたなら、わかりました、と頷いた]
あ、薬湯も煎じないと。
[病の具合を診て、薬を煎じる。
そんな当たり前をする事で、なんとか意識を日常に向けていよう、否、向けていたいと。
それが叶わないと知るのは、もう少しだけ先の事だが]
あ、ユリさん。
具合、どう?
[そんな感じで色々と抱えていたから、広間にユリアンが顔を出したなら真っ先に問いかけるのはそれ]
いーの、調子悪い人は細かい事は気にしないの。
世話されるのは病人の仕事で、世話をするのは周りの仕事です。
[謝罪の言葉>>105には、師の受け売りで切り返す。
症状が変わっていないようなら、少し配合を変えるようかな、なんて思いつつ。
一先ず、薬師見習いとして動く事で、落ち着かない何かを抑え込んだ。*]
[遠慮しつつ付け加えた。]
世話をかけてばかりで悪いんだけど、何か食べ物をもらえないかな?
お茶でもいいかな…、できれば、温かいのを。
……ビルケのぶんも。
[エーファが応じてくれれば、食べ物かお茶を口にするだろう。
そうしているうち、広間にひとが集まってくるだろうか。
挨拶されれば、会釈するか、短いやりとりを交わすかもしれない。
誰にも話しかけられなければ、待ちくたびれて眠ってしまうかもしれない。]**
─ 広間 ─
[向けられる感謝の言葉>>112に浮かぶのは安堵の笑み。
薬師として役に立てている、というのは、こんな時でも小さな自信となってくれた]
あ、うん。
ユリさんずっと寝てたし……ちょっと待っててね。
[食べるものかお茶を、との言葉にぽむ、と手を打つ。
お茶の準備を任せたカルメンが広間に来ているならそちらは任せて。
多目に作っておいたスープを温め、ビルケの食べるものを用意して広間へと戻り]
後で、薬湯も煎じるから、ちょっと待っててねー。
[薬草の効果の表れには個人差がある。
少しずつ、あわせて調合しないとならないから少し時間がほしい旨を告げて。
その内、祖父が広間に姿を見せたなら、居住まい正してその話を聞く事となる。*]
[牙と爪。
それにより自らつけた傷。
自分で言う度に人ではない自覚が生まれてくる。
原因は分からない。
けれど、己が人狼であると言う事実が徐々に現実味を帯びてきた]
夢……そっか。
ユリアンはずっと予感してたんだな。
[演奏会の時も何も言わなかった彼だ。
恐らく感じていたことも身の内に溜め込んでいたのだろう。
ユリアンが広間へと向かう準備を始め、ビルケも立ち上がった時、ユリアンから頼みを向けられる]
おー、任せとけ。
[ビルケに、ちょっとごめんよ、と声をかけながら敷物を畳み、片手で持ち上げた。
歩けるか?とユリアンとビルケの両方に問いながら、彼らに付き添い広間へと向かう]
─ 廊下 ─
上に羽織るもん用意しときゃ良かったな。
[演奏会も寒かったと呟くユリアン>>104に相槌を打ちつつ、問いを向けられると一つ頷いて]
今んところはな。
もう一人調子悪そうな奴が居た気がすっけど…あれは病人?なのか?
少なくとも風邪では無さそうだったな。
暖炉の傍に席確保してもらってっから、ひとまずそこ座っとけ。
他の人にゃ別のところに座ってもらうからよ。
[病人の話には、素性のよく分からない保護された旅人の話を出し。
座る場所についても確保してもらっている場所を告げておく。
風邪をうつさなきゃいい、と言う話には]
ま、何とかなっだろ。
[基本的に風邪を引かないために楽観的な言葉が返った]
─ 広間 ─
[広間に着くと先ずビルケ用の敷物を暖炉の傍に広げ、確保してもらった席にユリアンを座らせる]
侍祭さん、さんきゅ。
[席の確保を請け負ってくれたライヒアルトに礼を良い、イヴァンもまた適当な席へと座った*]
─ 二階・客室 ─
[歌い手の亡骸が見つかり、他者が忙しなく動き回っている頃]
……あかいいろ。
[旅人は窓から庭を見下ろし、こんな呟きを漏らしていた。
その視線は、歌い手の亡骸が包まれ視界から消えると同時に庭から離れる]
……はい。
[それと前後して、部屋の扉がノックされる。
短い声に応じて扉を開けたのは、屋敷の主。
主は異変が起きた事と、広間でそれについての話をするから来てほしい、と旅人に告げる]
……わかりました。
[有無を言わせぬ口調のためか、他に理由があるのか。
部屋を出たがらない旅人は同意を返し、主について広間に向かった]
─ 広間 ─
[広間に到着したのは一番最後。
特にそれを気にする事もなく、旅人は一礼して広間の隅に立つ。
一方、館の主は広間に集まる険しい面持ちで見回し──ゆっくりと、口を開いた]
…………。
[語られるのは、歌い手の死。
つけられた傷が、人の手ではなし得ぬものである事。
それから告げられるのは、『幻燈歌』に謡われるもの──闇の者と、それに対する者の存在。
合わせて示されるのは、中央教会より届いた、という書簡。
このような事態が起きる可能性が、この村にある、という警告は受けていたのだと、そう告げて]
……なすべき……処断……ころす?
[『人狼』を殺さなければ更なる犠牲が出る、そのためになすべき事をなす。
そう、躊躇いなく宣する屋敷の主の言葉を受けて落ちた呟きはどこまで届いたか。
話すべきを話し、広間から立ち去る主の背を見送る旅人の目は虚ろなまま。
何処か、底知れぬ闇のようなものを宿していた。**]
/*
なんでこっちでやったんですか?
→オープンに村建てばれしているので、遠慮なく色々書けるからd(
いや、メインもとっくにばれてると思いますが(
―孤立の翌朝・外―
[目の前の事に気持ちが追いつかず、とりあえずギュンターの指示に従う事を選択する。
何しろ他にどうしていいかわからなかったから]
うん…カルメンとかに見せないほうがいいと思うし。
シーツ、頼むね。
[シーツを取りに行くと言うイヴァン>>85にそれを任せて、もう一度遺体の様子を見る。
腹に開いた傷の中にあるべきものが見当たらない。犯人が持ち去る理由も思いつかない。
何で今、と思いながら同時に感じる確信と軽い諦め。
それも戻ってきたイヴァンに気付いたなら胸の奥にしまいこんで]
お帰り。
どこに運んでおく?
[遺体をしっかり包んでから、今更のように祈りを捧げる。
そうして、運ぼうとしたところにやってきたライヒアルト>>97に頭を下げた]
ライヒアルトさん……
[彼も状況を理解したのだろう。手伝うと言う言葉をありがたく受け、遺体を雪の少ない場所へと運ぶ。
遺体の様子を確認し、手を組ませ祈りを捧げる姿はやはり聖職者の物で。
歌い手も少しは救われるだろうかと心の中で思った]
そうだね……ギュンターさんが広間に集まるようにって言っていたし。
指が霜焼けになったら仕事にならないし。
[冗談なのか本気かわからない事を零しながら、促されるまま>>98に屋内へと向かう。
そこでイヴァンが思い出したように声をあげる>>99のに、あぁ、と頷いて]
ユリアンだけ残すわけにも行かないか。
弱ってるところにこんな話は辛いと思うけど……
[そうでなくても、何か思うところがある様子だった。
「頼むね」と声をかけ、ライヒアルトと共に広間へ>>101
もし、これが男の「知っている」ことであったなら、もっと辛い事になるとは思ったけれど]
―孤立の翌日・広間―
[広間に入ったなら既に暖かく、ほっと息を吐いて]
エーファ、大丈夫?
[と、どこか落ち着かない様子のエーファ>>110に声をかける。
多分、彼も気がついているんだろう。だけど今自分から話す気にはなれなかった。
代わりにライヒアルトが説明するのを聞きながら自分の居場所を隅に求める。
暖かい落ち着ける場所は、これから落ち着けなくなるだろう人たちへと]
あ、ユリアン。大丈夫か?
[やってきたユリアン>>112に気遣いの声一つかけ、だけど自分に出来る事は今はないから
周りの様子を伺いながら、ギュンターが現れるのを待つ。*]
誰がどの定めを持った子羊なんでしょうね?
あぁでも、誰も彼もみんな「知りすぎて」いて……
「彼ら」を護るために殺すには少し心が痛みますが。
―広間―
[やがて、広間にギュンターが現れる。
それと主に現れた初めて見る男の顔>>120に怪訝そうな視線を向けたのは一度だけ。
そうして、屋敷の主が険しい表情で口を開き、語り始めるのを聞いた]
……え…?
[歌い手の死と、それが人の手による物ではないだろうと言う所はこの目で見て知っている。
『幻燈歌』との符号は偶然だろうと「思い込もうと」した。
だけど、その先、中央教会からの書状。予測されていたという話と
旅人の落とした呟き>>121に、広間がざわつき、声をあげるものがある中で]
………やはり…「場」が出来た、という事ですか。
[と男は呟き、どこか諦めたような吐息を零した]
[「場」について問われたなら、自分も聞いた話であると前置きして話を始める]
『幻燈歌』を聞いたとき、符合するなとは、思ったんです。
“月巡り、刻巡り、『場』が築かれしとき。”……
[詩の一文を挙げて話を進める。
時……満月の夜
場所……他から隔絶された、或いは封鎖された空間
そして、人……特別な定めをもった人々
これらが揃った時「場」ができるのだと]
人、というのは……これも多分、『幻燈歌』に登場する物でしょう。
つまり、闇の者と光の者。です。
そして……「場」が出来てしまったら、もう止められない。
終わるまで、誰もここから出られない……
[「終わるまで」をれがどういう意味かは、ギュンターや旅人の言葉から察する事ができるだろう]
橋が壊れた夜は満月でした。
そうして、橋が壊れてここは孤立した…他から隔絶され
そうして………
………御伽噺だと、思っていたんですけど、ね。
[それだけ言うと表情を歪め、それを隠すように俯いて片手で顔を覆った。**]
[俯いて、片手で隠したその口元はどこか楽しげに歪んでいる]
……さぁ、運命を背負った子羊たち
もう逃げ場はありませんよ
この人数であれば、闇の子どもたちは上手くやるかもしれませんが
さて、私はどうしたものでしょうね。
[広間に爆弾を投げ込んだ男は、周りを伺いながら思案をめぐらせる]
月からやってきた生き物……コウモリみたいな羽……。
なんか意味でもあんのかな。
[考えても分からないことだったけれど、ただの夢にしては現実と符合する部分もあり、ユリアンの予感が何かを示しているのではと感じ呟いた]
やっぱり……そうなっちまうのか。
[零れ落ちるのは聲。
異なるモノは排除する、それが人間の在り方。
身に危険が及び可能性があるなら、尚更のこと]
じっちゃん……
[ギュンターがその判断を下した理由は良く分かる。
苦肉の策であることも。
それでも、自分は]
生きることを諦めたかねーよ。
[その一言に覚悟が全て詰まっていた]
─ 広間 ─
……え?
[広間にやって来たオトフリートの問いかけ>>127に蒼い瞳が瞬く。
抱えられた黒猫がにぃ、と鳴いた]
だ……大丈夫、ですよ。
うん、へーき。
[早口に言い放つのが空元気なのは十分に見て取れるもの。
案ずるような視線を向ける猫の様子からも、それは察しがつくか]
大丈夫です……俺は。大丈夫。
[自分自身に言い聞かせるように呟いて。
その後は、やって来たユリアンとのやり取り、その最後に向けられた笑み>>122で多少は持ち直したけれど]
あ、じっちゃん……と。
……ゼルギウスさん……だっけ。
[祖父と、彼に遅れてやって来た旅人。
彼らの到着で全員が揃い、話が始まる。
告げられるのは、歌い手の死と、それを齎したものが何であるか。>>120
そして、それにどう対するか、という、宣。>>121]
じっ、ちゃ……ん。
それっ、て……。
[なすべき事、それが何を意味するか。
問うより早く、旅人が端的な呟きを落とす。
それにびく、と身を震わせている間に、祖父は広間を離れ]
ちょっ……まっ!
[とっさ、その後を追いかけた。*]
─ 廊下 ─
じっちゃん、ちょっと待ってよ!
[とっさに駆けだし、追いついたのは廊下。
歩みを止めた祖父は、なんだ、という言葉と静かな眼差しをこちらに向けてくる]
なんだ、じゃないよ!
……わけ、わかんなすぎるだろ、こんなの……!
中央教会だかなんだか知らないけど、ほんっとに、そんなの信じてんの!?
[ぶつけた言葉に返るのは、静かな肯定。
既に被害が出ている事、亡骸の様子からも間違いないと言う事。
それらを聞かされても、すぐに納得する事はできなくて]
……だからって…………大体、どーやって、見つけるつもりなんだよぉ。
そんな方法……。
[あるわけないだろ、と。
言いかけた言葉は、向けられる視線に止まった]
……な、に?
[問うような、探るような。
それでいて、祈るような、なんとも評しがたい眼差し。
それに戸惑っていた所に落ちたのは]
「……お前は、『どちら』に似たのだろうな」
……は?
なにそれ?
[唐突な呟きの意は読めず、上がるのは困惑した声。
腕の中の黒猫も、怪訝そうににぃ、と鳴く]
ねぇ……何なんだよ、それ。
わけ、わかんないんだけど……って、わっ!
[重ねた問いに答えは返らず、代わりに、頭の上に手が乗せられた]
ちょっ、やめっ……!
ほんと、もう、何なんだよじっちゃん!
[そのまま頭を撫でられて、慌てて飛びのく。
薬師見習いとなってからはされなかったから、先ほどまでとは違う戸惑いがわき上がっていた]
あー、もう、こんな時にガキ扱いすんなよなっ!
[口をつくのは憎まれ口。それに、祖父は苦笑した後、こちらに背を向けて歩き出す]
…………何なんだよほんと……調子、狂うっ…………。
[ぽつり、零れた呟きに、腕の中の黒猫がにぃ、と鳴いた。*]
/*
久しぶりのじじまご喧嘩である。
ここと直接血縁取ったのって、銀鏡以来……か、な?
夜天の時は居候だからねー。
─ 広間 ─
[寝ぼけ眼で元自衛団長 ギュンターの話>>120を聞いていた。
歌い手が殺されたことや、獣に襲われたような傷だった>>131ことは、
すでにイヴァンから伝えられていたが、
続く言葉>>121には、ただ驚き、戸惑うばかり。
中央教会より届いたという書簡>>120を見せられても、ただの手紙と、そこに並べられた文章に現実味は感じられず。
「………やはり…「場」が出来た、という事ですか」>>128
とつぶやき、オトフリートが『幻燈歌』>>129、>>130の解説を始めれば、]
そんな……御伽噺>>130じゃなかった……?
[膝掛けをぎゅっと握りしめ、混乱した眼で広間を見回した。
誰かと視線は合っただろうか。]**
/*
で、占先どーおしようねぇ。
っても、んー。
早く占っちゃうと勿体ないとこ、ってのもあるから悩ましい。
8>7>6>4>3or2
んー、そーすると、やっぱり安パイは聖痕っぽいとこかなあ……。
薬師見習い エーファは、修道士 ライヒアルト を能力(占う)の対象に選びました。
―広間―
[ギュンターの話が齎した物は、言いようのない重い空気。
補足のように自分が知っている話を付け加えると、イヴァンが見た事もない表情>>135で嫌悪感を示す。
男の話を聞いたか聞かずか、ギュンターが広間を去るのをエーファが追いかける>>137のを見送って。
そうして、男もまた重い溜め息を一つ、吐いた]
気分が悪いのは俺もだよ……
処断?俺たちに……みんな知り合いしかいないってのに?
でも、事実なら……できるかよそんなもん。
[いつにない苛立ちを滲ませて言葉を落とす。
風邪で気が弱っているだろうユリアンは大丈夫だろうか。
見ればやはり混乱した様子>>141で呟くのに苦笑しか返せないのが情けなかった。
そして、唯一の女性であるカルメンは大丈夫かと視線を向ける。
どう言葉を繕っても、上手く宥める事ができる自信は無かった]
ギュンターさんはああいったけど、でも
言っただろ?「場」が出来た……それが本当なら
人狼がいるのなら、居るはずなんだ、その人狼を探せる「光の者」も、ここに。
探せれば、見つけられれば……だから
気をつけて、あまり迂闊な事をすると疑われる……それは、嫌だろう?
[この場に居る全員にそんな風に告げる。
そう簡単に飲み込まれる人たちじゃないとわかっている。
だけど、追い込まれた時、人は何をするかわからない。自分も含めて。
ふと、館の主を見送ったまま、黙ったままの旅人を見遣る。
その様子に、不穏な物を感じながら、今はまだそれを口には出さずに。*]
[そう簡単に「見つかるような事をする者じゃない」だろうとも思っている。
大事な二つの黒曜石はできるなら見つけられなければいい。
その前に「探せれば」「見つけられれば」
口にしたものと胸中と、同じ言葉だが対象は違うと気づく物は居るかどうか]
……あの旅人は、いざとなったら利用できるでしょうか。
[例えば、彼らの身代わりとして。
追い込まれたら何をするかわからない。それは男も同じ。
いざとなれば、無関係な物にぬれ衣を着せてでも]
― 広間 ―
[凍えた指先に暖炉のぬくもりがゆっくりと染む。
庭の方へと向けられていたエーファの眼差しが此方を向く>>110
呼び掛けに、ああ、と声を漏らすものの、
外で何を見たか口にするのは躊躇われたから
伝えたのは連絡じみたふたつのみ。
ユリアンの姿が見えて>>105会釈を返す。]
風邪なら無理はせず自愛を。
[謝罪の言葉にゆると首を横に振り、
いたわる言葉を彼へと向けた。
イヴァンからの感謝の言葉>>118も
躊躇いながらも淡い笑み浮かべ受け取り、
空いている席に腰を落ち着け話が始まるを待つ。]
[全員が広間に集まりギュンターが口を開いた。
険しい面持ちで語られるそれ>>120に
歌い手の変わり果てた姿を思い出し眉を顰める。]
人の手ではなし得ない……
ああ、獣にでも襲われたような……
[そんな有様に見えた、と、小さく呟く。
『幻燈歌』にある存在が示されれば、
ピクと微かに肩を震わせる。]
……中央教会からの、書簡、ですか。
そういった知らせがあった、なんて。
[司祭からそんな話はきいていなかったから、
知らずにいたことに少なからずショックを受ける。]
[ギュンターがそれだけ中央教会から信を置かれていること。
元自衛団長であるがゆえの信か
ギュンターの人徳によるものか、と考えて
どちらもあり得そうだと、
中央教会からの書簡について納得するように頷く。]
――……、
[処断、と旅人の呟き>>121が耳を掠める。
物騒な響きに旅人を凝視すれば
虚ろな眸に宿る底知れぬものを感じ言葉に詰まる。]
[利き手で首に掛かる十字架をぎゅっと握る。
袖口から微かに覗く手首の痣は色と形をさらに鮮明にさせていた。
蒼き竜胆を認識すると同時に
反対の手でそれを覆い隠すように握りしめた。
気を落ち着けるため、一度深い呼吸をして]
「光の者」――…見出す者、だったか。
[『幻燈歌』にある一節をなぞり
オトフリートの言>>143に神妙な顔をする。]
─ 広間 ─
探す、ってもなぁ……。
[御伽噺が御伽噺ではないと言われても、探せる者が居ると言われても、本当に居るのかなんて分からないわけで。
今分かっていることは、人狼が居ると言うことだけ]
あー! わっかんね!
[声を上げ、頭をガリガリと掻く]
要は互いに目を光らせとけってことか?
その探せる奴ってのが本当に居るかも分かんねーし。
居たにしてもそうそう名乗り出てこれねーだろ。
見つけもしてない内に出てきちまったら良い的だ。
[吐き捨てるように言って席を立ち、広間の出入口へと向かう]
歌い手さんどうすんのかじっちゃんに聞いてくる。
あのまま外に、って訳にもいかねーだろ。
[考え込むのは性に合わない。
身体を動かしていたいと言う思いからとにかく動くことにした。
ギュンターを追いかけたエーファに遅れて廊下へと出る*]
─ 廊下 ─
…………モリオン。
[祖父が行ってしまった後、小さな声でぽつりと呟く]
『どちら』……って。
何の事だと思う?
[聞いたって答えなんてない。
わかっていても、誰かに聞きたくて、口に出した。
問いと共に向けられていた視線も気にかかる]
…………何なんだよ、ホント、もう…………。
[わからない事が多すぎる。
けれど、このままではいられない、という感覚もある。
そのためにどうすれば……という所で、思考は先に進めなくなって]
……取りあえず、広間、戻るか。
それとも、なんか作るか……。
[それでもここで佇んでいても仕方ないから、と。
黒猫を抱え直してから顔を上げ]
あ、にーさん。
……別に……いつものとーり、わけわかんないなって。
そんだけ。
[廊下を進むイヴァンから向けられた言葉>>150に、どこか拗ねたような声をひとつ、返していた。*]
―広間―
[ライヒアルトの言葉>>147に頷く。
その手元、袖口に何かが見えた気がしたけれど、確認する前に隠れてしまったからあえて問う事もせず]
そうです、人狼を探す事ができる者。
[『幻燈歌』に印された者は他にも居るから、必ず居るとは限らない。
その懸念はイヴァンも感じたらしく、彼の思うこと>>148を口にするのを聞く]
そこなんだよなぁ……
人狼は探されては困るだろうし、居るとなったら真っ先に狙われるのはその人だ。
[席を立ち出て行こうとするのにどこへ、と言いかけ、今後について聞きにいくと聞けば止める理由もなく]
あ……確かに。
[とだけ零してその背中>>149を見送る]
結局は、自分たちで気をつけるしかないのかもしれない。
ここにいる人たちを疑うっていうのも、嫌な気分だけど。
[そう言いながら、また件の旅人を見遣る。
この状況で、他をまるで意に介していないようなところが気にかかり
そして、気にいらなかった。*]
[ライヒアルトの手元、袖口から覗いたそれ。
ほんの一瞬でも、男にとっては察するに充分だった]
双花聖痕……蒼花、か?
やはりいましたか、人狼の供物、人を導く聖なる印持つもの。
ギュンターの元に態々書簡が来たと言うなら、彼もまた何らかの「因子」を持つものかもしれない。
間違いなく、闇とは違う側の。
なら……覚悟がおありなのでしょう、きっと
[殺したくはない相手だ、だけど、動き始めた「場」は血を求める。
流れる血が、黒曜石の物でなければ良いのだ。
それが自分の血であったとしても]
─ 廊下 ─
[いつものとーり、と拗ねるような声で返してくるエーファに、イヴァンは思わず笑いを漏らす。
そこだけを切り取ると、いつも通りの日常のように思えたからだ]
じっちゃんが何やったのかはしらねーけど……エーファのこと心配してんだろ。
[ガキ扱いするな、と言う文句は聞こえていたから、そこからの推測だけで告げて。
擦れ違い際にエーファの肩をポンと叩く]
じっちゃんにしてみりゃ大事な孫なんだしな。
[反抗期みたいなもんかな、と思いはすれどそれを口にすることはなく。
言い逃げ染みた雰囲気でギュンターの後を追った*]
─ 広間 ─
[周囲から向けられる視線にも、旅人が動じる事はない。
状況をどうとらえているのか、虚ろな瞳からは読み取れないが]
……朱き花がいうのだから。
従わなければならないよ。
[周囲が主の方針のために騒いでいる、と判じた旅人は小さな呟きを落とす。
それが当然、と言った語り口調のそれは周囲にどう響くか。
もっとも、旅人はそれを意に介した様子もなく。
幽鬼のような足取りで広間を出て行く。
廊下に他者がいようがお構いなしで、向かう先は二階の自室。**]
/*
表ログに情報一個落とし忘れていたので、あやしさ上げついでにぽろっと落とす(
こういう時は便利なんだよね、初回吊り専……余裕ないときっついが。
─ 廊下 ─
……心配……なのかな。
[告げられた言葉>>155の一部を繰り返す。
それも感じてはいたけれど、でも、別の何かも向けられていたような気がして素直に受け取れなかった]
……ん。
[すれ違いざま、肩を叩きながらの言葉には何も言わなかった。
正確には言えなかったのだが、ともあれ、祖父を追って離れて行く背を見送って。
それからまた、小さく息を吐いた。*]
[「場」については『幻燈歌』にあった程度の認識しかなく
オトフリートの解釈>>129に相槌をうつのみ。
イヴァンが広間を出る前に残した言葉>>148>>149に
同意するように頷きをひとつ。
旅人の紡ぎが届けば>>156、軽く目を瞠る。]
朱き花――…
ギュンターさん、が……?
[まさか、と思う気持ちはすぐに薄れ納得へと変わってゆく。
中央教会から書簡が届いた理由もそれなら説明がつこう。
胸元の十字架を握る手に一度力が籠り、
ややして手は緩み、そのまま重力に従い落ちる。]
―広間―
[男の視線に気付いたか、相変わらず読み取れない表情のまま旅人が呟く>>157のを耳が拾い上げる]
朱き、花……?
って、貴方いったいなにを知って……!
[掛ける声が聞こえないかのように広間を出て行く背中を追う事はない。
旅人の言葉の中に、酷く重要な物を見つけたから]
朱い花……双花聖痕のことなのか……?
あの人が、だから
[『幻燈歌』にも印されたそれを口にすれば、解るものには意味は通じるか。
ギュンターが、そこに示された光の者の一人であると]
だけど、どうしてあの人がそれを…?
[旅人への疑念は深まるばかり。*]
─ 廊下 ─
……ここで、ぼーっとしてても仕方ない、か。
ユリさんに薬湯、煎じてあげないと。
[そんな場合じゃないかも知れないが、病人は病人、患者は患者だ。
だから、と割り切り自室へと向かおうとして]
……あ。
[広間の方からやって来る人影に足を止める。
こちらが何か言う間もなくすり抜けて行く様子は、人ならざる幽鬼を思わせ、声をかけるのも躊躇われた]
わけわかんないと言えば、あの人もだけど。
……何なんだよ。
[はあ、と大きくため息ひとつ落とし。
とにかく今は、と自室へと足を向けた。*]
─ →ギュンターの私室 ─
[複雑そうな、受け入れ難いような雰囲気のエーファ>>157に苦笑する。
親の心子知らずならぬ、祖父の心孫知らず。
その逆も然りか。
詳細は聞こえていなかったが、何か擦れ違いでも起こしているような気もする。
しかしこれ以上外野が何か言ってもエーファも納得し得ないだろう。
イヴァン自身ギュンターに聞きたいことがあったため、足は止めずにギュンターが向かったであろう私室へ]
じっちゃん、少し良いか?
歌い手さんのことなんだけど。
[扉をノックして入室の許可を得ると、目的を口にして指示を仰ぐ。
冷所であれば安置も問題ないだろうということで、歌い手が滞在していた客室に安置することになった]
分かった。
…で、じっちゃん。
エーファになんか言ったん?
えっらい拗ねてたぞ。
[そう言葉を向けると、見られていたか、と苦笑された。
ただ苦笑するだけで詳しいことは語らないため、イヴァンもまぁいいか、で済ませる]
ここらは家族の問題だろーから口は挟まないけどさ。
飯抜きにならねーと良いな。
[けら、と笑って見せてからギュンターの部屋を辞す。
その後はそのまま外へと向かい、歌い手の遺体の移動を開始するのだった*]
/*
朱花の話聞こうかな、と思ったけど、聞いてない方がおいしい気がして来たのでそのままにした。
聞かなくてもありつけるからね!
[旅人が残した言葉に予想は確信へと変わる]
やはり、ギュンターが朱花ですか。
双花が揃ったと言うなら、やはり「見出す物」も居るかもしれません。
ああ言えば彼はきっと気をつけると思いますが
さて、どちらなのでしょうね、隠れたい人狼を炙りだす人は。
見つかる前に見つけられればいいのですが。
[現状、最大の懸念を胸に、双花の一人である修道士にとりあえずの注意を払おうか]
―広間―
[旅人を見送ったなら、同じような呟きを零す声>>158が耳に届き]
ライヒアルトさん……?
どうか、しましたか?
[胸元の十字架に触れていた手が落ちていくのに、何か思うところがあるのだろうかと。*]
/*
さて、内訳はちらちら見えてるかな、と思うのだけど。
占:エーファ
聖:ライヒアルト
村:ユリアン
共:ゼルギウス
狂:オトフリート
狼:イヴァン・カルメン
ユリアンが占い師っぽい動き、てかむしろ霊能者っぽい動き?してるのは村人だからなのかな、とか。
じっちゃんとのやり取りと薔薇の花でエーファ確定やろ(
しかしこれ、初回吊りは決まってるから良いが、襲撃どないしよかね…。
つかまたパスでええんやろか。
てかそうしなきゃならんか、パスしたところで陣営の持ち票数は同数なんやで…。
出来ればユリアンは吊りに持って行きたい狼心(
これ狼1の編成じゃダメだったのかしらん。
吊り縄ギリちょん過ぎる。
/*
狼1じゃあかんかったのか、と思うのは、覚悟完了してる俺がおまかせで入ってるからなんだろうな、とは。
弾かれで狼飛んできた場合は1人って結構辛いだろし。
[尚、背後は狼1経験ありなので弾かれでも何ら問題無い]
─ 回想 ─
[屋敷の中に残ると伝えると、>>96侍祭から頷きだけが返された。
会話からは彼も残るだろうと思っていたから、外へ向かっていかれるのは唐突に思えたけれど引き留めるまでには至らず。
自分と同じくこの場に残ったエーファに向けた問いかけは、>>107言葉こそ大丈夫と返されたけれどその表情は力無く]
…えぇ、大丈夫。
昨日教えてもらったばかりだもの、流石に覚えてるわ。
[>>108少年の願いに頷きを返し、微笑む。
あまり他人が厨房を弄るのは嫌だろうとは思うから、苦笑混じりではあるけれど]
すぐに用意して持っていくわね。
[大丈夫だからと繰り返す少年に、了承の頷きを返して厨房へと向かった]
─ 回想 ─
[厨房に入ると茶器と、茶菓子を乗せたトレイを用意して。
湯を沸かし、茶器と茶葉を温めて大き目のポットたっぷりに湯を注ぎ蓋をする。
充分に蒸らした所で茶葉を出し、トレイに乗せて広間に戻ると外に出ていた人達も戻ってきていて]
外は寒かったでしょう。
中からも温めた方が良いわ、お茶をどうぞ。
[そう声をかけて、所望された人に茶を淹れて。
エーファがユリアンを気遣う声に気付くと、まだ熱が下がらないのかしら、と案じる視線だけ向けた。
外に行っていた人達に、何を見たのか確認したい気持ちはあれど、皆どこか言い難そうに見えて問う事が出来ず。
先ずは空いたカップを片付けてから──と思った所で広間にギュンターと>>120初めて存在を認識した男性が現れた]
─ 回想終了 ─
自衛団長 ギュンターが「時間を進める」を選択しました。
─ 広間 ─
[ギュンターに続いて入ってきた方は誰なのかしら、と思うも確認するような状況ではなく。
ギュンターから語られる歌い手の死と、死に至った傷のこと。
月光の下で歌い手が謡った『幻燈歌』に綴られた存在──『人狼』を殺さなければ、ということと]
ころ、す、って。
…ここにいる、私たち、を?
[ギュンターの宣告は皆にとっても思いもよらぬものだったのだろう。
誰も声を発する事無く聞いていたからか、>>121旅人の呟きは女の耳にも届いた。
躊躇の無いその声音に思わず視線を向ければ、虚を宿した瞳に息を飲み]
(…こわい)
[小さく落とした呟きは、女の近くに居ない限り拾われることは無かっただろう]
─ 広間 ─
[震えを感じ、身体を庇う様に腕を抱く。
その間にも広間に居合わせた皆は、ギュンターから言われた事について言葉を交わしている。
>>128『場』が出来た、とか>>143光の者、とか声は聞こえるけれど、上滑りする様に頭に入ってこず。
どうして皆、そんなすぐに話しあえるのか、信じられないで狼狽えているのは私だけなのか。
誰かに助けを求めたくてもどうしたらいいか分からない、そんな思いで視線を巡らせれば>>141オトフリートと目が合って]
…歌い手さんは。
どんな風に、殺されていた、の?
[女の目からは、ギュンターの言葉を受け入れているのは外に出ていた人達が主に見えて。
その死を間近に見たことで、ギュンターの言葉が信じられるのかもしれないと思い、問いかけた*]
─ 自室 ─
[自分と祖父のやり取りがどう思われているかは知る由もなく。
自室に戻ると棚から数種類の薬草を取り出し、昨日とは違う分量で束を作る]
これで効かなかったら、もうちょっと強めに、かな……。
んー……ここにあるのだけで何とか、ってなると、ちょっと辛いかも。
[現状ではそうするしかないのだが、厳しいなあ、などと思いつつ薬草を紙に包んでポケットへ入れる。
それから、視線は窓の方へと]
……そういや、さっき。
薔薇……咲いてたように見えたの、俺の気のせい……なのかな。
[広間から見た薔薇の様子に、小さく呟く。
この時期にはさすがに咲かないはずなんだけど、と思いながら、今はやる事をやろう、と厨房へ]
そーいや、みんなお茶しか飲んでないし。
……ご飯も作らないとなあ。
[食欲があるかどうかはわからないが、食べなければ身が持たないから、と。
日常が遠のきつつある状況で──いや、だからにこそ、意識は日常へと向いて行く。*]
[オトフリートの声>>163に困ったような笑みを浮かべ]
分からないことだらけだな、と。
オトフリートさんの言うように
旅人である彼が如何して朱き花が誰か知っていたのか。
ギュンターさん自身が明示しなかったことを
彼が居ない場でいった意図も、見えない。
――…掴めぬ人だな、と。
[あの旅人に関しての所感をぽつと漏らし]
それから、謳われる双花聖痕について、
少し、思うことがあって……
[取り留めなく考えていたのだと、明かす。]
[カルメンが歌い手について
オトフリートへと問いかける>>167を聞けば、
その姿を思い出しそっと目を伏せる。
外から戻ってきた時に振舞われたお茶>>165は
すでに飲み干しカップは空になっていた。
テーブルに置いていたそれを手に取り]
ごちそうさま。
片付けてくるよ。
[そういって、広間を後にした。]
─ 回想 ─
[>>*28届く聲は、動揺に揺れたまま。
吐き出す様に、何があったかを告げるそれが途切れるまで、黙って聞いて]
…私も。
夢だと思い込もうとしたの。
暑くて、苦しくて目が覚めて。
お水を飲もうと思って起きたら、手が、銀の毛に覆われてて。
鏡は見なかったから、確認はしてないけれど…狼になってたんだと、思う。
[イヴァンからも投げられた問に、昨夜自身に起きた変化を伝えた]
…私だって、今までこんな事無かった。
[>>*29イヴァンのあげる疑問を繰り返しコエに出す。
けれど、実際に変化は起きている。
イヴァンは人を襲ってしまって、殺してしまって。
夜を重ねていけば、自分だって同じように人を襲うかもしれない。…いや、きっと襲うだろう。
真実を知られてしまったら、イヴァンは、私たちは──]
…少なくとも、橋が直るまで。
私たちの事、知られない様にしなくちゃね。
[自分はともかく、イヴァンは死なせたくない、と。
そんな思いを、コエに乗せた*]
─ 厨房 ─
さって、と。
どーしよっかなぁ。
[厨房に入り、取りあえず用意するのは大鍋と薬缶。
薬缶には薬草と水を入れて火にかけ、食材を入れた箱とにらめっこを開始する]
食べやすいものがいいよな、多分……。
スープはまた多目に作り置きして、と。
[ぶつぶつ呟きながら料理をするのはいつもの癖。
考え事は口に出してまとめるのが常だから。
黒猫はいつものように厨房の隅に陣取り少年を見守る態。
ただ、その尾はやや落ちつきなく揺れていた。*]
―広間―
[ギュンターの、そして旅人が残した言葉は人々の中に消えない波紋を残す。
それぞれが動く中、カルメンと目が合えば>>167、その表情には困惑と怯えの色。
ここに居る中で唯一の女性、一番繊細な人。
安心させようと口を開く前に、歌い手の死について問われ言葉が詰まる]
君は、知らない方がいいよ、カルメン。
あれは……人に出来る事じゃない。
[できるなら、その心に傷は残したくない。
それでも聞きたいと言う様なら、一言「腹部を裂かれていた」とだけ伝えるだろう。
そうして、不安そうに表情を曇らせたなら、無理にでも笑って見せようか]
君の事は殺させないよ。人狼にも、誰にも。
まぁ、いきなり女性に手を上げるような無粋な人はいないと思うけど。
[励ましにも慰めにもならないような言葉は、きっと救いにもなりはしないけれど。*]
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