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天文学者 オトフリート は 青年 ユリアン に投票した。
音楽家 ヘルムート は 旅の商人 エーリッヒ に投票した。
助教授 ハインリヒ は 村長の息子 フォルカー に投票した。
団長の孫 イレーネ は 助教授 ハインリヒ に投票した。
旅の商人 エーリッヒ は 酒場の娘 ローザ に投票した。
青年 ユリアン は 団長の孫 イレーネ に投票した。
自衛団員 ダーヴィッド は 酒場の娘 ローザ に投票した。
村長の息子 フォルカー は 自衛団員 ダーヴィッド に投票した。
神学生 ウェンデル は 酒場の娘 ローザ に投票した。
酒場の娘 ローザ は 青年 ユリアン に投票した。
助教授 ハインリヒ に 1人が投票した。
団長の孫 イレーネ に 1人が投票した。
旅の商人 エーリッヒ に 1人が投票した。
青年 ユリアン に 2人が投票した。
自衛団員 ダーヴィッド に 1人が投票した。
村長の息子 フォルカー に 1人が投票した。
酒場の娘 ローザ に 3人が投票した。
酒場の娘 ローザ は村人達の手により処刑された。
天文学者 オトフリート は、旅の商人 エーリッヒ を占った。
村長の息子 フォルカー は、団長の孫 イレーネ を守っている。
次の日の朝、音楽家 ヘルムート が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、天文学者 オトフリート、助教授 ハインリヒ、団長の孫 イレーネ、旅の商人 エーリッヒ、青年 ユリアン、自衛団員 ダーヴィッド、村長の息子 フォルカー、神学生 ウェンデル の 8 名。
/*
票のバレ具合に吹いたっ
なんとなく死にそうで死なないという予感はしてたがまさか本当にそうなるとはー。だな
ってか皆迷ったっていうこったろう
/*
何と言うばらけっぷり。
一票ずつ入れられてた。
暫定味方のユリさんに至っては二票。
ローザ票が狼の組織票に見えます先生wwww
/*
はい、三人娘が揃ってやってきてしまった冷たい土の下ですが。
…………えーん、なんであたしー?
そんなにウザかったかなぁ。うん、ウザかったかも。
/*
まあ、エルザさんの墓参りでレクイエムを歌う…というのは、やっておきたかったから。
それが間に合っただけでも良しとしておこう。
あ。まだ中発言だめだったっけか?
うにゃむにゃ、どーだっけ。
まー、もう投下してしまったものは取り返しがつかんからあきらめよう。うん。
―一階:廊下―
レーネが、本当だって、言うのなら。
……それが、僕の、ほんとう。
[は、と。吐き出す息は、浅い]
でも――……………
[ゆっくりと振り返り、一歩、二歩と近付いて、
幼なじみの少女へ、その顔へと、両の手を伸ばす。
声には不安とは少し異なる、揺らぎが混ざっていた。
決意と、他との間で、揺れるような]
もし、 もしも、
[柔らかな頬に触れた指先は、冷たい。
撫でるように肌を伝い落ちて、顎まで下り、首筋に触れかけて、止まった]
……ううん。 信じる。
/*
更新直前に離席となっておりました。
最初だけ失礼して中発言を。お二人ともお疲れ様。
ローザさんのには応えておきたいので、時間軸少し取り混ぜてしまいます。ごめんなさい。
襲撃であるヘルミーネさんが更に動きにくいかもなので、未来軸も混ぜても構いませんとだけ。一応そういう動き方も考えてはおります。無理にではありません。
*/
村長の息子 フォルカーが「時間を進める」を選択しました。
/*
衝動的に中発言してしまってた、ごめんなさい。
エルザさん、ほぼ一日一人きりだったようで…お疲れ様でしたー。
時間軸、ごっちゃになってもいい…よね?
/*
……即答くれたのが赤組なのは、読まれていた、という事かしら。
さあて、頑張って行こう。
多分、今日が一番暴れるタイミングですよー。
/*
[じた、ごろ(何]
いっそ殺せと、言いたくなる…!
悪い子になり切れないのが。
今回そういうコンセプトにしたんだけども。
中の人がとても罪悪感orz [メンタル弱すぎ]
天文学者 オトフリートは、旅の商人 エーリッヒ を投票先に選びました。
/*
しかしダーヴィッドは一歩下がっていたり。
私LWならない可能性有でよければ、このままハインリヒと対立で今日殺し愛も手かなと。
―台所→廊下―
っあー、さみいさみい。
あのチビ結局、人を襲うだけで何もしねえで行きやがって…
[桶から水瓶へ水を移し、薪を抱えて廊下へ。
イレーネの首に伸びるフォルカーの手を見て]
―。
[顔を顰めて立ち止まった。
脳裏に浮かぶのは、余所者じゃなくっても、という言葉]
/*
むう。
投票はここが俺的ガチになるとして。
問題は占いだな。
デフォはハイン。二度はいらんだろ。
ちなみに、投票デフォはフォルカーだった。
いろいろつっこみたい(何。
[とーぜんというか、相打ちor敗北狙ってますが、何か(お前]
[目があったヘルミーナにはなんでもないうように首を振ってみせ]
ってことは、暖かいもの多くが必要…か
[エーリッヒが震えてるのを見ながらもいう
とはいえ自分が用意するでもなく]
ローザ、おかえり…色々してきたんだな
[歌は聞こえず何をしたのかは知らない。ただなんとなくそう呟き、温かい飲み物は追加で頼んだ。]
―少し前・外―
[ローザの優しい気遣いをきちんと受け取ろうと思って。
ふわりと外にでるのに付いて行った]
…ハインリヒさんのこと?
そんなこと考えてたの。
[知らない仲でこそなくなったが、そこまででしかなかった。
それに何よりも。自分の遺体を見た時の彼の言葉]
私は、誰かの面影を重ねられていたのよ。
あの人にはローザちゃんのような女性こそが必要なはず。
/*
細かいことを気にしないと、中発言で埋めてしまいそうなあたしがいまーっす。
うぅ、ハインさんをもっとしっかり口説いて、押し倒しておきたかっt(←
―少し前・外―
それに、あの人も外の人だわ…。
[ハインリヒを指し「あの人」という時に浮かべたのは違う面影。
苦笑の調子、届かぬ声で囁いて。
捧げられる鎮魂歌を静かな心で聴いていた]
ありがとう。
[戻ってゆく姿と共にまた場所を動いて。
その先に起こることまでは――
死者であっても知り得ようもなかった]
─広間─
[物思いはやがて、身体的な要求に打ち破られる。
まともに食べていない身体は、食欲の有無に関わらず、熱量を要求していた。
そこに聞こえた、温かいものが、というユリアンの声にそちらを見やり]
……少し、落ち着いた所で。
食べやすい、リゾットあたり、作りますかね。
このまま、ちゃんと食べずにいたら、そっちで全員倒れかねませんから。
[ゆっくりと、立ち上がりながらいう。
多少ふらつく様子は、突っ込みの対象といえるかも知れないが。
今は動いて、気を紛らわせたかった]
─ 一階・廊下─
[フォルカーの言葉と一挙一動を、縹色でじっと見つめる。振り返り、伸びてくる両手。頬に触れた指先は冷たく、軽く瞳を細めた]
ひゃ……。
[冷たさに思わず声が漏れた。肩を竦める仕草が繋がる。首筋まで落ちようかと言うところで冷やりとしたが、そこまで手が落ちることは無かった]
───……ありがと。
[信じると言ってくれた言葉に返した感謝の言葉。声は、笑む表情は弱々しい]
手、冷えちゃってる。
広間で暖まってお茶飲む?
[顔に触れたままの手を自分の手で触れて、顔から外すと包むように相手の手を握る。広間へ、と問いかけ、首を傾げた]
天文学者 オトフリートが「時間を進める」を選択しました。
/*
ではいっちゃいます、このまま膠着もあれなんで。
個人的にフォルカーとイレーネのラストとか見てみたいというのがあったりも。
色々気を使ってもらいありがとうございます。
―廊下→広間―
[さっきの事を思い出し、何かあったら…と思っていたが
顎で止まった手に薪を抱えなおし]
はいはーい、通るぜ。
[敢えて呑気な声を出して、二人の横を通り抜け広間へ]
…で、薪って…アイツはどこの薪を取りに行くつもりだったんだ?
[運んできてはじめて、はて、と首を傾げたが]
ま、ここにおいときゃいいだろう。
[暖炉の脇に、他の薪と一緒に置いた]
……うん。
[頷きは、恐らくは問いかけに対して。
握られた手を振り払うことはない。
広間へ、と促されて視線を移そうとしたところで、台所の入り口に佇むハインリヒの姿が見えた。目を向けていたのは、ほんの一、二秒。
つい、と逸らして、イレーネの手を引いて、広間に直接繋がる扉へ向かおうとした]
ところで、順調に花持ち2人から喰われた訳ですが。
…………花もちって、匂いとかでわかるもんだっけ?
青の方は知ってるのダービーちゃんとオトちゃんだけだったように思うんだが。どっちも人間側能力者だよねぇ?
………あれー?
うん。お願いオト兄。
ヘル姉も暖かいものいるもんね〜?
[なんて若干意地悪くいえばなんか色々返されただろうか。
特に逃げることはしないままそれは受け入れる]
―広間―
[暖炉の前、冷えた体も少しは暖まってきただろうか?
ユリアンの言葉に頷いて]
暖かい飲み物、あると嬉しいが…、とりあえず体頭ってからだ。
いまだと落としそうだしな。
[手はまだかじかんでいたのでこすりあわせたりしている]
大丈夫。オト兄がなんかつくってくれるみたいだし
俺も少しぐらい腹にいれとこ
…ちょっと疲れたしな
[暖炉から離れたって垂れるのはやめない
薪をもってきたハインリヒ。そしてフォルカーとイレーネが広間に戻ってくるのを目礼で向かえた]
─広間→台所─
……いや、あのね、ユリくん。
俺は別に、特定者対象にして言ってはいませんが。
[ユリアンの言葉に、ぽつり、と突っ込みを入れながら、台所へ。
傍目、危なっかしい様子に、ローザが手伝いを申し出るなら素直に受け入れて。
あれこれと思考を巡らせる傍ら、料理を進めて行く。
それでも、先にイレーネたちと話したこと。
それは、忘れる事はなく]
/*
心中目指すなら今日がチャンスかと。
吊り襲撃あわせで。
バッドエンドは…能力者と狼同士だと…、ですね…。
多分何もなければ今日は私とハインリヒの相打ちかと。
─ 一階・廊下─
[自分の体温をフォルカーに移すよにしながら、わざとらしいとも言えるハインリヒの声に、あ、とそちらを見た。視線をフォルカーに戻すと、歩き出そうとした足が止まっている]
…フォル?
……広間に行きたくないなら、部屋の暖炉で暖まる?
紅茶、用意して行くよ。
[只ならぬものを感じ、別の提案をした]
旅の商人 エーリッヒが「時間を進める」を選択しました。
/*
ラストで心中したいなぁ、と。
もしくはフォルに殺される。
今日は対立フラグがほぼ確定してるので、そこ二人で吊り襲撃が妥当でしょう。
そりゃーわかってるよー。
うん。別に、ね〜。
[なんとなくわざとらしくもいいながら]
まあでも俺もご馳走になりたいんでお願いします。
[最後のほうはまじめに頼んだ]
―広間―
[人狼のことを考えていたら、より強く、広間をたゆう白いものの姿が目に映った。
勘、のようなものだが。人狼のことを考えていれば、よりはっきりと目に映るような気がした。考えを肯定するように、頭の中がすっきりと、どこか心地よく感じられた。
広間に人が増えたなら、彼らに向けても軽くよぉと挨拶代わりに手を振って。
オトフリートが食事を作るというのは有難く聞いていた。ローザあたりも手伝おうとするのだろうか。]
―→広間―
[随分と遅れて広間に戻ってくる。
廊下はもちろん、空気を読んでスルーしておいた。こっそりこっそりと。
来るなり見つけたヘルムートの姿に、寒いながらも頬を染める。
が、暖炉の誘惑には勝てなかった。手が、息を吹いてもまだつめたい]
……ええと。
紅茶は、後で。
[いれてくれていたイレーネは廊下だったし、というように。
そのまま暖炉のそばにやってくる]
あったかい…。
―広間―
[背後、立ち止まったフォルカーの事は振り返らず。
ただ、油断はしていないことはピリピリしたもので伝わったか。
ユリアンからの目礼には、よう、と手を上げて応え、
暖炉脇に薪を置いてからテーブルへ近づいた。
ローザの作ったパンへ手を伸ばし]
そーそー、これが食いたかったんだよ、俺。
[やっと、たどり着いたとでも言わんばかりに、嬉しそうにパンを口に]
んめぇ。
[満足げに口を開く。本当に、ほっとしていた]
―広間―
…お前は。
[ユリアンの声に振り返り、軽く睨み付けたのは言うまでもない。
膝にユエがいるのでそれ以上動くことはなかったが。
ついでに言葉にこそ出さなかったが、オトフリートのふらつく様子もしっかり捉えていた]
―意識の中―
事件が起こるよりも前。
去年、母が死んでしまうよりも前は特に。
意識して外の人には惹かれないようにしていた。
顔も知らない父のことや外での生活に少しでも興味を示すと、母は深い悲しみを返してくるのが常だったから。
そんな母の姿を見るのは、自分も辛かったから。
だから、取引を始めた商人にも必要以上は近寄らなかった。
だから、外から戻ってきた青年にも必要以上は何も聞かなかった。
どんなに惹かれる瞬間があっても、自制してきた。
結婚の話が出た村人を亡くしてからは特に。
男衆とは常に一定の距離を置いてきたのだった。
自衛団員 ダーヴィッドが「時間を進める」を選択しました。
―広間→台所―
あれ? ハインさん、お疲れ様。遅かったねー。
[ホットミルクティーを飲み干して一息ついたところで、ハインリヒが戻ってくれば。
ひとつふたつ瞬いて、首を傾げた。
美味しそうにパンを食べる様子をみれば、嬉しそうな笑顔を零して。
オトフリートが台所に向かえば、手伝いに行くだろう。
パンを食べているハインリヒの様子をゆっくり眺めながら、話などしたい気もしたが。
別に焦らずとも良い、と思っていた。
この騒ぎが落ち着いたら、改めてアタックしよう――と。
それがかなうことは、なかったけれど]
[村の男衆とすら最後の部分で距離を置いていた。
そうすることが正しいと、頑なに思い込んで]
ローザちゃんのようにはなれなかったわ。
[此岸を眺め、少し寂しそうに呟いた]
/*
いえいえ、謝ることは無いです。
どちらかは残らなきゃいけないわけですから。
明日生き残れるかがカギですね。
と言うかPL視点COはしてるようなものなので、残される可能性はあるかな、と。
どう立ち回るかがまだ真っ白ですが。
―一階:廊下―
……ぁ、
ううん、へい、
[き、と終えようとした声も、不自然に止まってしまった。
躊躇う様子は、普段の少年のものに近い。
単に、知らぬ相手に怯えるのとは質の違うものだったが]
……………そうして、いい?
[幾分 間を置いたあと、幼なじみの提案に乗った]
―広間―
[ウェンデルの姿が見えれば、こちらにもようと手を振った。いたって何時も通りに。
フォルカーとハインリヒの様子の違いには気づかない。ただフォルカーが今朝よりは普段のフォルカーのように見えて、落ち着いたんだろうかと思った。
衝動、という言葉がふと過ぎる。]
[ダーヴィッドの姿を、ぬくぬくしながら見て。
…無言]
あ。
覗き魔――!
[さっき聞こうかと思っていた言葉についてより、
ヘルムートを見たすぐ後だったからか、本気でその言葉が出た。
しかしまだ寒い。指差したりはしない]
─ 一階・廊下─
[不自然に止まる声。小さな違和は感じ取れて、何かがあったとことを朧げに悟る]
うん、用意して行くから、先に戻ってて。
フォルの部屋で良いよね?
[提案に乗る幼馴染に頷いて、握っていた手を離した]
[今日は、今日はどうするのだろうか
何かあったのだろうか?思案するのは正常な思考。特に怪しい人はいなかったか?
どこから湧いたのでもなく、ただ己の中で燻るように存在する異常な思考はただ待てという。
狭間を浮かぶような思考に暖まった身体も手伝ってうとうととして
オトフリートの食事になれば目を覚まして食事を*取るだろう*]
/*
いっそ今日、狼であるの表で出て、
イレーネを人質に取るとか一回やるのもありかなと。
最終的には私死にますけど。
青年 ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
/*
それをやると確実に死亡フラグですね。
その場合フォルも向かって行ってしまうので吊り先が混乱しそうな。
あ、後はオトさんの占い結果がどうなるか。
そこで告発されたりしたらオトさんからもターゲッティングされる。
[手も大分温まり、開いたり閉じたりすると比較的自由に動かせる]
ああ、ローザちゃんありがとう。
[温まったミルクティーを受け取り。
今朝は倒れていたローザの様子を伺う、今はもう元気な様子で、
むしろ元気すぎるようなそんな風にもみえた。]
ふぅ…。
[暖かい飲み物が体の中に染み込み落ち着く]
わかった。
……へいき、場所、分かる? 右手側の、奥から二番目。
[しっかりとは話していなかった気がして、念のためと場所を伝える。
離れていく手の温もりを惜しみながらも、一足先にと、自室へと向かった]
[過ぎった瞬間、いきなり出てきた言葉に吹いた。
思い当たるところが大有りだったから、たとえ指差されていなくても該当者自分だというのはすぐ分かった。]
だだだだだ、誰が覗き魔だって―――!?
[明らかに動揺した声でウェンデルの方を見た。
ヘルミーネは微妙な顔をしているかもしれない。]
/*
はい、死亡フラグ。
吊りは私が日付変更までに瀕死になれば集められるかなと。
動きは早くする必要ありますけど。
襲撃は私の最後の一撃あたり、間に合えばですけど。
見ないようにしていた現実…。占い先。
イレーネ占いだけはないとは…思うのですが。
こちら占いなら存分にあばれて、オトフリートと相打ちしてきます。
―広間―
[フォルカーとの間に、微妙な空気を生じさせながら、
何が合ったかは言わないつもりでいた。
パンをかじりながら、出ていくオトフリートとローザに僅かに残念そうにし]
うまいもん頼むぜー。
[そう言って手を大袈裟に振った。
どう見ても、カラ元気なのだが]
ああ、寒いなぁ。
[そう言って暖炉の方へにじり寄りかけ、ふと、ぴた、と止まった。
それは不意に湧いた不安のせいだった]
─ 一階・廊下─
あ、そっか。聞いてなかったね。
……あれ、ボクの隣じゃないか。
[場所を聞いて隣と知り、縹色が瞬いた。場所を理解した旨を伝えると、一度別れ台所へと戻る]
寒い…、ローザちゃん、今朝倒れてた割りに元気そうに見えるな。
なにか…あるのか…いちゃもんつけて殺し解くか…。
[身が冷えたせいか、二人の犠牲者を口にしたことで人狼としての本能がより強くなったのか、
浮かぶ思考は冷たいものだった。コエにはでなかったが]
―広間―
覗いてた。
覗いてましたよ!
僕、見たんですから…!
不潔です!
[手は冷たくてもちゃんと口が動いているので問題はないらしい。口はよく回り、声も熱がこもっているのに、視線はとても冷たい。もしかしたら指先よりも。
不潔とか言うときに、オトフリートがいないかどうかその場所もちらりと見た。残念ながら台所のようだが]
ヘルムートさんの風呂を覗いてたじゃないですか…!
よぉ、ウェン。
さっきは悪いな。
[ある程度暖まった自分はウェンに席を譲りながら、
ダーヴィッドをさす言葉には]
ああ、なんか言ってたな。
ダーヴィー、俺お前のこと意気地なしとか、根性なしとか、そんな印象あったんだが、
お前にそんな勇気があったんだな。
[感心したような言葉]
─台所─
[台所に戻るとオトフリート達が料理を作っていて。出しっぱなしにしていたカップなどをトレイの上へと寄せた]
あ、出しっぱなしでごめん、邪魔だったでしょ。
紅茶はもう行き渡ったっけ?
[広間に居るものにも確認して、用意した紅茶で間に合っているようなら、別のティーポット出してきてトレイに乗せる。クッキーを小皿に盛り分けさせてもらうと、それもトレイへ乗せて台所を出ようとする。何かを問われたなら、ちょっとね、とだけ返すことだろう]
/*
そうだね、瀕死になれば引き寄せられるかと。
動きはどうなるかな、ハインさんが夜野暮用があるみたいだし。
それを考えるとフォルやオトさんも突っ込めるようにした方が良いのか。
ボク占いは……避けてくれてると思いたいなぁ。
匂わせはしてたから、一応。
うん、告発されたならご存分に。
で、どうだったんだよ、感想は?
[ダーヴィッドにそう言ったところで、ヘルムートにすっごい勢いで睨まれた。
固まり、なんとか口を開く]
いや、やっぱ、いいや、なんでも、はい、ありません。
すみません、調子こきました。
[暖炉の前で大人しく縮こまった。]
―二階:自室―
[一足先に部屋に戻り、暖炉に火を点す。
衣服を燃したせいだろう、中には随分と煤が溜まっているようだった。
最低限の家具だけ置かれた部屋は、他と変わりない。
寝台の上に腰を下ろして、ゆっくりと息を吐き出した]
/*
ひきつけ、イレーネ人質取り→瀕死→最後の一撃はフォルカー以外の誰かに。
が理想かなと。
特に問題なければ告発なくてもそっち方面いってみようかと。
─台所─
[広間から聞こえる、賑やかといえば賑やかな声。
料理を手伝うローザからは、例によって突っ込みやら何やらが飛ぶか。
自分に向けられたなら、物によってはいつものように反発しつつ、リゾットと、軽く摘める料理を数点作り上げる]
ん、いいえ、大丈夫ですよ。
お茶も大丈夫……かな?
[途中やって来たイレーネにはこう返し。
広間に行くのとは異なる様子に、何かあったか、と問うものの、返されるのは曖昧な返事。
とはいえ、何かあったのは察しがついたので、特に止める事はせず。
作り上げた料理を広間へと運び、一時、落ち着いた時間を過ごした**]
―広間―
[オトフリートは後で絞る、とか心に決めたかも知れない。
ウェンデルが隣に来るならまた場所を開けたりしながら、暫くはぼんやり暖炉の火を見つめていたが]
覗き魔?
[唐突に上がる声。
動揺しきった声。
感心するような声。
自分の名前が上がったものの、なんだかフォローに入るのも面倒臭かったので、そのまま猫を撫でていた]
…何か言ったかい?
[それでもエーリッヒのことは睨んでおいたが。
どちらかと言えば蒼花について口を滑らすのではないか、という不安が強かった]
―広間・暖炉傍―
いえ、大丈夫ですよ。
エーリッヒさんも、大丈夫です?
[もうちょっとあったまっていたほうがいいんじゃ、と、首を傾げる]
立ってても、僕は大丈夫なので。
[しかしダーヴィッドに対する時は、声音もちゃんと変わった。つめたく。
そして感想とか言い出したエーリッヒにも、冷たい視線は、しっかり向いた]
─二階・個室─
[広間で一時、落ち着いた時間を過ごした後、部屋へと戻る。
猫はどちらの傍にいるかで逡巡していたようだが、結局、普段から危なっかしい同居人の監視を選んだようだった]
……さて、と。
[部屋に戻れば、最初にやるのはノートへの書き付け。
ふ、と、万年筆を動かす手が止まる]
……これ。
先生に送れんかもしれんなぁ……。
[呟いて、手を当てるのは胸元。
生命の源であるそこは、それと同時に、病魔の棲み処でもある。
病の治療の全てを打ち切り、帰郷した理由。
それは、未だに誰にも話してはいない事]
/*
かなぁ。
その流れに持って行けそうならそれでも良いかも。
早いうちにローザ処刑落としておけば、ハインさんなら日中に一回反応くれるかも。
人質取りの時は多少強引でもひっ捕まえて良いので。
……ま、これが俺の選んだ道。だしな。
[小さく呟いて、ノートを鞄に放り込み、代わりに出すのは波打つ短剣。
白を散らし、真紅を満たした後。持ち込んだ本を読んだりしている内に、疲労から意識は闇へと落ちた]
[明けて翌日、目覚めが訪れたのは早朝。
それを呼び込んだのは、異様な胸騒ぎだった]
……なん……だ?
[呟きながら起き上がり、それでも最初に確かめるのは、机の上の小皿。
真紅は果たして何色に転じたか、と覗き込んだ翠は大きく見開かれる]
……漆黒。
[零れた呟き。身体が震える。
それは寒さによるものでも、発作によるものでもなく。
全身を巡る血が沸き立つような──そんな感覚のもたらしたもの。
以前にも、感じた覚えのあるものだった]
見てな―――い!!!!
そもそも事故だ!!うっかり鉢合わせただけだ!!
[かなり自分に非があるうっかりもいい所だが。]
青い花の刺青ばっか目立って体の線とか見えてないからな!!!
[思わず口にした事実に、ヘルミーネの顔色がさっと変わった。
こちらはそんな事気にもとめずにエーリッヒの方を向いて。]
誰が意気地なしで根性なしの甲斐性なしの間抜けだよグラーツ殿!!
[勝手に自分で増やしているのにも気づいていない。
どうだと言われたら素直に考え込んだ。]
………意外に多い?
[何とどこが意外なのか、口にする前にコップが後頭部に飛んできて跳ねた。]
見つけた……って事か。
[微かに上がる口の端。その様子を見ていた猫が不安げな声を上げた後、服の裾を噛んで引っ張った。
僅かな衝撃が何処かへ飛んだ意識を我に返らせ、笑みは失せる]
……ユエ……俺?
[僅かな時間、感じていた陶酔感は覚えのあるもの。
それが、漆黒と共に『見つけた』事を裏付けていた]
……とにかく、ハインリヒさんと。
それから、ミーネに、伝える、か。
……さすがに……相手が相手だし、な。
[呟く声には、複雑な感情のいろ。
それは、そこからこの結果を得た事を哀しむ、というよりは、対処方に困る、という雰囲気のもの]
[部屋を出て、廊下へ。
一応、ヘルミーネの部屋の場所は確かめてはおいたから、そちらへ向かいノックをするものの──]
……ミーネ?
[返事はない。
さすがにまだ寝ているのか、と思ったが、そも、室内に人の気配が感じられなかった]
……下、か?
[呟きながら階下へ。
猫が不安げにその後をついてくる。
一階に降りるもやはり、その姿はなく]
……ん……待てよ。
もしかして……。
[一つ、思い当たったのは、外。エルザの墓に行っているのかも知れない、と思い。
昨日、ユリアンが話していた場所へと、向かった]
─台所→二階・フォルカーの部屋─
[深く突っ込まれなかったことに安堵を覚えつつ、頭を下げることを挨拶として台所から廊下へと出た]
[落とさないようにトレイを持って階段を上り。教えられた部屋──自分が使っている部屋の左隣の部屋の扉をノックする]
フォル、紅茶持って来たよ。
─外・エルザの墓付近─
[外に出る。積もった雪の真白が眩しい。
その白の中に、足跡が続いているのを見て取ると、ゆっくりとそれを辿って歩き──]
……え?
[教えられた、質素な墓標。
それはすぐに見つかった、けれど。
翠に、それは映らない。
僅かに見開かれた目が、捉えていたのは、真白の上の]
……ミー……ネ?
[見慣れた金の髪と、その周囲に広がる──真紅]
―広間―
おお、おお、大胆だなぁ。
[にやにやと覗き話に茶々を入れる。
いい加減にしろとヘルミーネの視線を受ければはぁーい、と肩を竦めた]
[やがて料理を作り終えたオトフリートとローザが戻ってくれば、
待ってました、とばかりに運ばれる料理を待ち受けた]
あったまるなぁ。
おまけにうまいし、2人とも俺の嫁になればいいのに。
[へらへらしながら口にしたり。
ローザにはまたからかってると言われるかもしれないが、それには肩を竦め、
やや複雑な表情を返したか]
なん、だよ、これ……。
なに? なんの……冗談?
[零れ落ちたのは、掠れた声。
認めたくない、という思いに反し、歩みは真白の上のいろの方へと。
白の上に広がる真紅は、鮮やかに描かれた大輪の花の如く。
けれど、その中央に倒れる姿からは。
その身に鮮やかに開いてた蒼の花が奪われていた]
……ミーネ。
[名を呼ぶけれど、応えはなくて。
止まりかけた思考を、猫の鳴き声が再び動かした]
……なん……で……。
[答えの予測はついている。
御伽噺で、双花を得た者たちはどうなった?
わかっていても──否。
わかっているから。言葉で表しようもなく、苦しい]
……人に……死ぬな、って、言っておいて。
なに……やってんだよっ……。
人の……人の気も、知らないで……っ!
[ようやく零れ落ちた声は、もしかしたらお互い様、なのかも知れないけれど。
今は、そう、言わずにはおれなかった。
それから無言で羽織っていた上着を脱ぎ、真紅に染まった部分を隠すようにヘルミーネの身体にかける。
声はない、泣く素振りもない。
けれど、その内心を代弁するかのように、猫が哀しげな声で鳴き続ける。
翠の瞳には、静かで、そして。
どこか冷たい、決意の光が宿っていた**]
[ 超 信 じ て な い 目をした。
身体の冷えを取るのは大事だが、冷たい目でダーヴィッドを睨むのも大事である]
普通、ノックくらいするものだと思いますけど。
不潔です。犯罪者です。
――青い?
[言い放った後で、首を傾げる。
ヘルムートへと視線を投げて、それからダーヴィッドをもう一度見た。
さっきより強く睨みつける]
ダーヴィッドさんの……!
変態――!!!
―二階:自室―
[ノックの音に顔を上げ、部屋の扉を開く]
いらっしゃい、……っていうのも、変な感じかな。
[ほんの少し、笑みが浮かぶ。
自然な笑い方は、今日、初めてかもしれなかった。
幼なじみを迎え入れて扉を閉め、机の上にトレイを置くよう促す。
部屋に椅子は一つしかないから、先と同じよう、寝台の上に腰を下ろした]
……レーネは、今朝のこと、全部、知ってる?
[少女が入れる紅茶を受け取ってから、躊躇いがちに口を開く]
俺は大分暖まったから離れてても大丈夫だ。
[ウェンデルの言葉にそう返して、
ダーヴィッドに対する言葉に冷たい視線を向けられれば]
はい、反省してます。
[顔を伏せた。
ダーヴィッドの言葉が聞こえてくる。
勝手に増やしたりとか、色々なことわめいてる様子に返す言葉はなかった]
/*
オトフリート
10回 残1000pt
これはある意味笑えるんでぺたり。
しかし、相変わらずふつーに泣かんなあ、俺の泡沫系キャラは(とおいめ。
とりあえず、うん。
寝よう。
青い…花ね…。
[呟くコエ、
口の端が僅かにあがる、顔を伏せてるので誰にもそれは見えなかっただろうが。]
そうかヘルちゃんが…エサか……。
[表ではなんでもない風を装いながら、人狼としての意識が強く現れる]
―広間―
変わらない、ようにも見えるのに。
[賑やかな広間。
僅かな羨ましさを含みながら、それでも穏やかに眺めていた。
それを聞いてしまうまでは]
な…。
[ダーヴィッドに悪意はなかっただろう。
けれどその一言は次の崩壊を容易に予測させた。
元々声は届かないが、絶句した]
─二階・フォルカーの部屋─
んー、良いんじゃない?
[出迎えの言葉にクス、と笑いを零した。いつものフォルカーの笑みを見て、イレーネも安堵の色を見せる。促されるままにトレイを机の上に置いて。ティーポットからカップに紅茶を移す。寝台の上に腰を下ろすフォルカーへと、カップを手渡した]
今朝のこと、って言うと…。
[少し考えて、一つ頷いた。自分の分の紅茶をカップに移すと、椅子へと座る]
───全部を把握してるわけじゃないけど。
エルザさんが人狼に襲われて、……ライさんが、殺されたのは、知ってる。
[誰に、とは言わなかった。実際はその目で見ていた。止めを刺すところまでは見ていなかったが]
大胆じゃないってルデイン殿…。
[カップの一撃は顔を下に向けさせ、後頭部に瘤をつくった。
阿呆で十分とばかりにヘルミーネはぎろりと睨みつける。
それ以後はこちらを見もしない。覗き魔には当然の処置であるが、それよりも苛立っている、どこか心ここにあらずといった面持ちだった。
超信じていない目は、見えてないけれど刺さる刺さる。]
ちっ、があああああう!!!
[変態に反論して叫んだものの、ウェンデルの言葉のほうがより重くかつ重要な響きを醸し出していただろう。]
……。ダメです。
もう一つ椅子を持ってきて座りましょう。
[妥協案を出した。
反省の言葉には、冷たい目をすぐにやめた。
向けるのはダーヴィッド一人だけである]
女性の裸とか、ダメです。絶対。
ふしだらです。
/*
寝る前に見直して。
落ち着いた?にするんだったと後悔した。
き、稀少なネタ成分を自ら潰すとわっ!
[いいから寝ろや睡眠不足]
―二階:自室―
[受け取ったカップを両の手で包み込むと、人の肌とは異なる暖かさが手のひらに伝わる。薄っすらと立ち上る湯気に、少年はまなこを細めた]
……うん。
[その柔らかさも、相槌を打つときには溶けて消えてしまう]
ライヒアルトさんは、僕が、殺した。
[己で、確認するよう、ゆっくりと音を紡ぐ。
器を満たす紅茶へと落としていた視線を上げて、少女を見やった。
反応を、窺うように]
[そうして]
――ッ
[案の定言われた。
しかもよりにもよって叫ばれ、酷く動揺した。
何か言うべきだったのかも知れない。
けれど咄嗟に言葉は出ず、先よりも強く睨むのが精一杯だった]
[カップの直撃を食らうのも、もう当然だという目をしていた。
敬愛する心の神の裸を見たのだから、しかも余計な事を言ったのだから、それくらい当然である。
彼女のかわりといわんばかりの視線を向けている]
何が違うっていうんですか、変態。変態。
[二回も言った。
言いながら、ふと気づいて、首を傾げる]
修道士さんは、変態…じゃなくて、人間だったんですか?
神学生 ウェンデルが「時間を進める」を選択しました。
─二階・フォルカーの部屋─
[気を落ち着けるよにカップに口をつける。幼馴染の相槌を聞き、次いで紡がれた言葉を聞くと、何とも言えない、複雑な表情になった]
……本当は、フォルが、ライさんを突き落とすところを、見てたの。
びっくりした……何が起きたのか、分からなかった……。
[こちらを見る視線を見返すことが出来ず、今度はイレーネが紅茶へと視線を落とした]
―広間―
[見たの見てないの、変態だのと騒ぐのを時々茶々入れながら楽しげに見ていた。
きっと、隣にはローザがいて…そこに何よりも安堵を感じていた]
あのな、ローザ…
[やがて、食事をとり終えた頃、ふと、何かを言いかけて黙る。
一度、自分の気持ちの整理をしてから、と思ったのだ。
だから、なに、なに、と言わても明日な、と言って席を立つ]
お先に、部屋に上がらせてもらうよ。
[広間の面々に声をかけて、2階へと]
[如何程の人がそれを耳にしていたのか、女は知らない。
それ以降の会話は殆ど耳に入らなかった。
心配気に見上げてくる猫の視線にも気がつかず。
きちんと食事は取ったけれど、いつ部屋に戻ったのかは覚えていない]
悪いな気を使わせて。
[出来るだけ平時を装い、もう一つ持ってきた椅子に座った。
ウェンデルがちょっぴり怖い。
ダーヴィッドに心の中で合掌しながら]
まぁ、どっちにせよ見たダーヴィッドが悪いよな。
事故だとしても…。
[呟くようにそう言った。]
そっか。
[驚きはしたものの、表面に出るまではいかなかった。
視線を正面へと戻し、カップに口をつけて紅茶を啜る。味はよく、わからない。ただ、あたたかさだけが口内に広がっていく]
……しなくちゃいけない、って思ったんだ。
早く――早く、人狼を、って。
[こく、と小さく喉を鳴らす]
誰でもよかった。
別に見たくて見たわけじゃな――――。
ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい。
[ウェンデルに反論するように言いかけて、流石にそれは言いすぎというか、見たくない体って失礼だろうと思い至れたのでヘルミーネに謝った。とっても謝った。
当の本人の反応は――怖くて見てなかったが。
変態がふたつ、さくさくっと刺さったところで、虚を突いたように問いかけられて。]
へ?ああ。グラーツ殿は狼じゃな――――
[素直、と言わんばかりにこっくり頷いたら―――もう一個カップが後頭部に飛んできて、意識は数瞬*飛んでいった。*]
─二階・フォルカーの部屋─
[視線を落したまま、もう一度カップに口をつけた。渇きそうになる喉を湿らせる]
…人狼を捜しての、行動、だったんだね。
実際は、どうだったのかな───。
[そう紡ぐ声は、少し硬かった。誰でも良かった、と聞くと視線はフォルカーへと戻って。机にカップを置くとフォルカーの傍へと寄った]
───喩え、ライさんが人狼では無かったとしても。
ボクは、フォルを責めないよ。
やらなきゃいけないことを、人狼を捜そうとしたんでしょ?
捜さなきゃ、みんな食べられちゃうから……。
[ベッドに座るフォルカーの隣に座り、近い方の相手の手を両手で包もうと手を伸ばす]
誰なのか分からないなら、取れる手段は限られるもの。
青い、花?
[届いたコエに疑問を乗せて返す。次いで聞こえたコエから誰がそうなのかを理解して]
ミーネさんも、花あるんだ。
美味しいのかな。
昨日は喰べ損ねたし、喰べてみたい。
[聲に願望を乗せる。日が暮れるにつれて、月の影響を受ける獣の意識が顔を覗かせて。日中はあれだけ惑っていたにも関わらず、欲望がすんなりと出てくる]
/*
そうなる、のかなぁ…。
フォルと心中出来るならそれでも良いんだけど。
フォル残して旅立つのも良いかな、とか。
ね、明日で終わりそうだね。
/*
とりあえずオトフの行動見ながら、
こっちの行動決定していきましょうか。
人狼COばりばりでローザ殺すつもりでしたが、
とりあえず文章修正中。
───ごめんね、フォル。
人狼はボクなんだ。
でも、人狼を捜す君を責めないのは本当。
ボクが人狼じゃなかったとしたら。
きっと同じことをしただろうから───。
[フォルカーが次期村長として行動したように、イレーネには自衛団長の孫として引けない部分があっただろうから]
[ぎこちなく孔雀色を向けた先、ヘルミーネは心此処に在らずの様子。彼女は花宿す者の役割を知っているということだろうか]
ああ…。
[深い溜息が毀れる。
もう笑みを失わずにいようと思ったのに。
あまり成功できている気が*しなかった*]
―2階・自室―
[部屋に戻るとまっすぐ机に向かう。
大き目の封筒を、持ってきた資料の束の中から抜き出し、恩師の名を宛先として記した。
それから自分が書いた報告書を取り出して、化石の欠片の入った小瓶と一緒に封筒へ。
『もし、俺に何かあったら、これを投函して欲しい。
この村の、廃坑調査についての報告書だ』
レポート用の紙を破いたものに書いたのは、誰かへ向けての伝言だった]
俺も、いつやられちまうかわかったものじゃないからな。
[呟きながらも、死ぬわけにはいかないと強く思っていた。
今迄ならば人狼に食われてしまったとしても、死ぬことで空の向こうで
待っている人に会えるならと受け入れてしまうのだろうが、今は違う。
その笑顔を護りたいと思う人がいたから。
だから、死ぬわけにはいかない、と]
/*
あー?
いっそ先手とってCOしちゃうのも手、なのかな?
暴れた方を先に対処せざるを得なくなるし。
未だにユリさんが狂信者で良いのかものすごく迷うところなので、良手とは言えないかもしれないけど。
今日ボクで明日ユリさんで明後日に最終決戦、が妥当なんだろうか…。
ボクが告発されてもフォルがオトさんに向ったらまた展開変わるかー。
キリングは普通にやった方が良いのか、これだと。
悩みどころ。
―二階:自室―
たぶん、違ったんじゃないか、とは、思ってる。
夜が更けて、明けて、朝になったら――分かるかな。
[爪先でカップの表面を擦る。かり、と微かに音がした。
片手が、自らの体の上に滑り落ちる。
分かるとすれば、それは、人狼による襲撃の有無によって。]
……レーネ、
[落ちた手を取られて、視線が少女の方を向いた。
頭は上下ではなく左右に振られた]
そう、そう――……だけど、そう、じゃない。
みんなの中に、人狼なんていなければいいと、思っている。
でも、否定しようとすると、苦しくなる。人狼を捜そうと思うと、気分が落ち着く。
ううん、むしろ、
[高揚するのだとは、言えなかった。声は途切れる]
早く、終われば、いい。
[誤魔化すよう、別の言葉を継いだ。手にしていたカップの中身を飲み干して、傍らに置き、少女の手に自分の手を重ねる]
エルザ…お前は許してくれるだろうか。
いや、許して欲しい。
[机の上に両の肘をつき、祈るような姿勢で呟いた。
あの時失われてしまった命は、二つ。恋人と、そして、恋人に宿った、新たな命。
それからずっと、心の奥底では罪の意識に苛まれ、誰をも受け入れることが出来ぬまま、
好意を持ってくれた女性を傷つけてしまうこともあった]
あの子は、傷つけたくないんだ。
[その想いは、偽りのない強いもの。
明日、すべてを話して、それでも頷いてくれたなら…]
嫁に行く日になるかもしれんな。
[誰もいないのに冗談ぽくなるのは気恥ずかしかったからか。
その晩はまるで遠足を前にした時のような高揚感を覚えながら、*眠りについた*]
/*
ああ、私がとっとと出て引き伸ばさせるのも手としてはありますね。
それでイレーネは明日死亡とかも手ですね。
私に人質にとられながら、でも私が死んだ後にオトフリートに摘発されるみたいな。
/*
いっそ、二人一緒にでて今日私、明日イレーネもありかなと。
そんなことを思ったり。
この手法だと、村人にもクライマックスもう来てますよが伝わりやすい利点はある。
─二階・フォルカーの部屋─
分かる…のかな。
[言葉は曖昧に落ちた]
否定しようとすると、苦しくなる───?
[似ていると思った。自分の内なるものに。けれどそれは口に出さないようにして]
フォルは、捜す使命を負ってる、のかな……。
[代わりに零れたのはそんな呟きだった。少し考え込んでいると、包み込んだ手に相手のもう片方の手が重なった]
…うん、早く終われば、良い。
もう、こんな悲しみばかりの状態は、嫌だ。
[それはまごうこと無き本心。きゅ、と握っていた手に力を込めた]
―広間―
[暫く、談笑をしたりしながら、体が程よく暖まったところで]
今日はそろそろ寝る。
皆、おやすみ。
[手をひらひらと振りながら、広間を出て自室へと戻っていった]
/*
クライマックスアナウンスにはなるかぁ。
エーリッヒが死んだ後に摘発だと、信憑性揺らいだりはするのかな。
盛り上がりとしてはありだと思うんですよね、人質取るのは。
ボク占いなんだったら、一緒に出る必要はなさそうではあるかな。
先にエーリッヒが出ちゃえば後回しにせざるを得ないと思うのです。
人質後告発は面白いと言えば面白いと思ってます。
/*
そっちでいってみます?
食事後、人狼の血が騒ぎすぎて抑えきれなくなる感じで。
明日とりあえず表出る方向でいっちゃいますね?
/*
行っちゃいますか、出る方向で。
ユリさんがこっちについてくれるなら、もう一日延ばせる可能性はあると思うので。
フォルには葛藤してもらいます。
―二階:自室―
[曖昧ないらえには、少年は何も返さなかった。
ただ、少女と同じよう、手を握る力が篭る]
捜す――……のは、どう、だろう。
僕は、……………ただ、長の子だから。
[否定も肯定も、しきれなかった。
己の力を他者に明かすことは、禁じられていることだから]
悲しくても、どんなに、失っても。
イレーネの、“絶対”だけは、ぜったいに。
[昨晩の遣り取りを思い出してか、言葉の終わりに、少女の目を見つめた。常のよう、寄せた眉の下にある蘇芳色の双眸には、意志の光がある。ただ、そのいろは何処か、暗かったが]
……………何か食べて、休もうか。
レーネは、どうする?
[長く沈黙を置いたあと、話題を変えて問いかける。
何をするにも、*少女の望むままに*]
―自室―
[夢を見ていた、小さい頃の夢。
夢の中の自分は足枷を付けられていて、粗末な服に身を包み、
主人である商人の荷物を荷車に載せて何人かで引いている。
本当は馬を使えば効率的なのだが、
自分のいた地方では奴隷を以下に多く持ち、それをみせつけるかが権力の象徴みたいにもなっていた。]
はぁ…はぁ……。
[文句を言う事も許されず、目的地につけば僅かな水と一切れの硬くなったパンだけをもらい、
それを口にしながら、主人が商談を進めている様子を眺めている。
商談が終わればまた荷車を押し…、日が落ちる頃に屋敷に戻ると、狭い部屋に押し込められる。
硬い石の上に同じような境遇の子供達と横になり……]
―自室―
むなくそ悪い…。ウェンに話したせいか…。
[呟き目を覚ます。気分は最悪だった。
窓の外はまだ暗く、気分転換をと思い部屋から出る。
勝手口から外にでて西側の方は、渓谷に面していてローザの姿をみかけた]
どうしたんだ?こんな夜遅くに出歩いたりして。無用心だな。
俺?俺は寝付けなくて散歩だ。
[向こうから同じ趣旨の返答が返る。向けたのは猜疑的な目だったかしれない。]
ローザ?お前が人狼なのか?
[唐突の質問、その名前は呼び捨てだった。
向こうは笑いながら何言ってるのというようにいつもの調子で話しかけてくる。
今はその態度に、感情の抑えが効かなくなった。]
[ナイフを懐から取り出しつきつける。]
答えろよ?どっちなんだよ?
[こちらの様子と、ナイフを突きつけられてることから、向こうは恐怖で声がでないだけなのかもしれない。]
なんで答えられないんだ?なぁ?
[ローザが後ずさり、柵にぶつかるとそれ以上後ろには下がれなく、こちらはお構い無しにそちらに近寄っていく。
何かを言っていたかもしれないが、もうその声は聞こえていない]
いいよもう、死ねよ…。
[冷たく言い放ち、ナイフを胸に突き刺す。
後ろによろめいたローザはそのまま柵を越えて渓谷の下に、少し時間を置いてどさりと音が聞こえる]
/*
襲撃描写はどうします?
私は時間大丈夫ですが、イレーネのほうきつければ明日にでも、回想の形で。
とりあえず無理のない方で。
─二階・フォルカーの部屋─
長の子……そうだね、次期村長、だもんね。
[それを口にした時の表情は、どこか寂しげなもの。離れて行ってしまうような、そんな感じがした]
ボクの、”絶対”…。
ありがとう、フォル。
そう思ってもらえるだけで、嬉しいよ。
[そう言って微笑む。握り返してくれる手が温かい。見つめてくれる意思の光を宿した瞳が愛おしい。けれど、見つめ返す縹色には僅かに悲しみが見え隠れした]
あ、クッキーなら少し持って来たけど……。
[変えられた話題に机に置いたトレイに視線を向けた。小皿に盛りつけたクッキーを持って来て、それを摘みながら再び紅茶を傾けたりした。足りないようならパンか何かを持って来て、それを食してからそれぞれ休息を取ることに。イレーネはティーセットを乗せたトレイを手に、隣の自室へと戻って*行った*]
[崖下を覗くとそこはテーブル状に張り出していて、その上に横たわるローザはもう動かない。
ローザを中心に朱が広がり彩られている]
死んだだろうな…さすがに…。
[罪悪感も何もなく、その場を*後にした*]
/*
あれ、完全落下前に確認しにきたら。
もしかして、読み間違えて恥ずかしいことになっているかも。
…だったらごめんなさいです。酷いPL視点冤罪になってしまう。
役職読み下手が分った振りで動くんじゃなかった…!
凹みながら寝てきます。おやすみなさい。
*/
[ローザを殺した後もイライラは収まらなかった。
食べる事ができなかったせいもあるのかもしれない。
今すぐに腹を満たしたい、そう思い]
ああ、そうだ。
ヘルちゃん食べにいくか…。
[コエにして呟く、そのコエはイレーネにも聞こえていたかもしれない。
ヘルムートの姿を探そうと、人狼の本能に従うと鼻が利くようになり、その存在は人とはかけ離れていく。
その意識もまた、人としてのものが人狼のものに*塗り替えられて…*]
―二階・個室―
[その夜はなかなか眠りにつけず、幾度か寝返りを打った。
浅い眠りを繰り返し、何度目かに目覚めて、何気なく窓の外を眺めた。
紅い月が昇っていた。
ともすれば血を思わせるそれは不気味で、けれど同時に強く魅きつけるものも感じさせた]
…そうだ。
[眺めているうちに、ふと広間で聞いた話を思い出した。
明日にすれば良かったのに、何故その時向かおうと思ったのか。
今となっては、分からない]
―外―
[真白な息を吐いて、雪の中を歩いて行く。
疎らな針葉樹の中、それはあった]
此処か。
[いつもはユリアンの頭にあった筈のバンダナを見て、一人頷く。
喪われた朱の聖花を求めるように、蒼が疼く]
…ごめんな。
[零れた謝罪は何に対してのものだったか。
暫くの間はそのまま、雪の中に佇んで、それから
…
…
紅 ]
[女は父の顔を知らない。
病弱だった母は、かつては街でシスターをしていたのだと言う。
辞めた理由は、ついぞ教えてくれなかった。
ただ、朱蒼の聖花――絵本に描かれたそれを目にする度に、哀しそうな顔をしていた]
[その理由が分かったのは、つい先日のこと。
そして同時に、なんとなく予感もしていた。
あの時――部屋を出る時、昔馴染に返事をしなかったのは ]
[最期に過ぎったのは、謝罪]
/*
寝落ちてた。
とりあえず、思ったこと。
何で夜中に出歩いてる事になってるのーーーー!?
(今まで、夜中に台所に立つまでしかやってなーーい)
[何度も名前を呼ばれた。
そんな呼び方をする奴なんて、昔から1人しかいない。
けれど今、その名を口にする見知った筈の男は、
今まで見たことのない表情をしていた]
…ッ、
フリー…
[猫が啼いている。
女もまた、今までならば絶対に見せなかった表情をしていた。
見せないと、そう決めていた]
ごめん。
…ごめん、なさい。
[雪の上零れ落ちる雫も、消え入りそうな声も、
何一つ*届くことはない*]
―広間―
[食事を終えて、紅茶を淹れたり片付けたりしてたところで、ハインリヒから声をかけられれば、ハインリヒを振り返る。
明日な、と言葉を濁す様子を見れば不思議そうに首を傾げて。
「いまじゃだめなの?」と問いかけるが、部屋に戻られてしまった]
……なんだったのかなー?
[例によって、夜中に寝付けなくて。
何か作ろうか…と台所に向かいながら、夕食後の事を思い出して首を傾げた。
まあ、明日になれば教えてくれるだろうから、別にいいか――と食料庫を見る]
んーー……ちょっと小麦粉使いすぎた?
[お菓子やらパスタやらパンやらと、小麦粉を使うものばかり続けて大量作成してしまったためだろう。
かなりの量がストックされていたはずの小麦粉が、いつの間にやら当初の半分以下にまで減っていた。
それでも量はまだまだある。これ以上使いすぎなければ、この人数でもまだ何日か保つだろう。
あくまでも、使いすぎなければ、だが。]
………まだ昨日作ったパンも十分残ってるし、今日はやめとこうかな。
[この季節だから、1日や2日では腐る心配もないし――と。
苦笑を零して、食料庫を離れて。
手持ち無沙汰だし、水でも汲んでおこうかと、勝手口から外に出る。]
さすがに、寒いなぁ。
あ。でも、きれいな星空ー。
[外に出れば、寒さに身を縮こまらせて。
けれど雲ひとつない星空を見上げれば、ちょっとだけ散歩してみようかと、桶をその場に残して西側へ足を向けた。
「どうしたんだ?」
[声を掛けられて、振り返る。
星明りの下でも、相手が誰かはすぐにわかった。
やっぱり美人さんだなー…などと考えながら、首を傾げる]
眠れないから、ちょっとだけ散歩してたの。
エリちゃんこそ、こんな時間にどうしたのー?
[尋ねかえせば、同じような返答が返ってくる。
その後に問われた言葉には、きょとんと幾度か瞬いて。ころころと、いつものように笑った]
やだなぁ、そんな風に見えるー?
[こんな状況で、集められた中に人狼がいるらしいとわかっていても。
誰のことも疑いたくなくて、誰のことも疑えなかった。
誰が人狼でも、あたしには関係ない――と。どこか他人事のような気がしていた。エルザの遺体を見ても、まだ実感がなかった]
………エリ、ちゃ…?
[だから。
エーリッヒにナイフを向けられて、恐怖より何よりもまず『なんで?』という思いがあった。
数歩、後ろに退く]
ちが…うよ。あ、あたしは、人狼じゃない、よ……?
[そう言ったつもりだったが、エーリッヒには聞こえなかったのだろうか。
いいよもう、死ねよ…と。冷たい声が聞こえて。
胸に痛みが走って、立っていられなくなって後ろによろめけば、柵を乗り越えて後ろに倒れこむように落ちていった。]
………ハインリヒ…さ……
[最期に頭をよぎったのは、酒場で初めて会ったときに一目ぼれをした、年上のひと。
いつもからかわれてばかりで…だけど、話せば話すほど好きになっていたひと。
困らせるとわかっていても、想いを告げてしまったひと。
何か言いかけたのに、明日な…と言って立ち去ってしまったひと。
何の話、だったんだろー……
最期に、そんな事を考えていたけれど。
テーブル状に張り出した崖下に到達した時には、もう意識はなくなっていた**]
/*
僕 の せ い !
なんだその人のS心をくすぐるト書きは。
いや僕のせいというわけではないんだろうけど。
しかし勝手にそう受け取る。
原因僕だ。これはもっとつつけという(迷惑です)
エーリッヒの人は奴隷の印といい、僕に何をしたいんだ…!(そういうわけじゃないと思います)
PLの意思を反映するとエーリッヒ一直線になるなぁ…! ヘルムートさんが死んじゃったし。し。
これはハインリヒを止めるフラグですねわかります。
PL視点でもPC視点でもここは一致したな。
殺したのがエーリッヒだとダーヴィッドからばれても、先生に悪いのは人狼だと吹き込めばいいんですねわかります。
先生は思慮深いとは思うんだが、発覚したときにどうなるかはわからんのだぜ。さすがにな。
/*
いけないいけない。
PLの好みすぎた(じゅるり)
PC的には、知り合ったばかりのおにーさん(くらいかこあり)なんだぜ。
ここ重要。
こういうときにいう言葉を、ウェンデルは持ち合わせていないのだった。
―朝・自室→台所―
[自然と目が覚める。静かな朝だった。
昨晩抱いた期待は、不安と共に裡に残ったまま。
髪をくしゃりと手櫛で整えながら階下へと向かう。
足は広間ではなくその向こうの台所へ]
おろ?ローザ?
[そこにいるかと思った人はいなくて、調子の外れた声がもれた。
足は台所の中を抜けて勝手口へ。
寒さにを震わせながら煙草に火を付けて当たりを見回す、が、人影はない]
……まさ、か?
[胸を過ぎる不安に顔をしかめた。
それをかき消すためにその場を歩いて探すことにした]
―勝手口から外―
[足跡が、ぽつぽつと集会所から西の渓谷へ向かっている。
昨晩は雪が降らなかったのか、それとも薄く積もって風で飛ばされたのか。
いずれにしても足跡に違和感を覚えて、それを辿った。
辿った足跡は渓谷の柵の際でぐちゃぐちゃに踏み荒らされている。
なにがあったんだ?と軽く柵から下を見下ろし―]
―っ!!
[絶句した。
柵の下、棚状に伸びた上に広がる朱色。
その真ん中には、見覚えのある、まさに自分が探していた人の、姿]
ロ、ローザ…、ローザ!!!!!
[名前を叫んだなら、そこから思考が真っ白になった。
ただ、彼女の胸刺さった短剣に―事故ではないことだけは理解していた]
―西側の渓谷―
俺が、俺が…。
[そばにいればよかった。もっと早く、受け入れていたならこんなことには―。
柵に手をかけて悔恨の念に潰されそうになる身体を支えた。
毎日人が殺されていく。今まではどこか他人事だったのかもしれない。
どうにもならない憤りも早く解決してしまえばなくなると、そう思っていた。
だが、護りたいと思っていた笑顔を奪われたとき、憤りは強い憎しみへと姿を変えた。
人狼さえ現れなかったら、不要な疑いをかけられたりしなければ…]
殺してやる。
[柵を強く握り締め、呟く声は低く、唸るようでもあり。
それからは何とかそこへ降りる方法はないかとそのあたりを探っているのだろう。
もう一人の犠牲者の存在は、まだ知る由も*なかった*]
助教授 ハインリヒが「時間を進める」を選択しました。
/*
つまり
殺そうとして押しのけられるパターンですねわかります。
ヘルムートさん殺したってへっぴりごしで殺そうとするのに、
おしのけられちゃうルートを目指します。
僕の立ち位置って…。
[フォルカーの部屋を出る少し前。エーリッヒのコエを聞く]
待って、ボクも行く。
美味しいご飯を独り占めなんてずるいよ。
[表層に現れた獣の意識は一人で行こうとするエーリッヒを咎める。自室へとティーセットを置いた後、部屋を抜け出すために使ったのは、やはり窓だった]
―二階:個室―
[更けゆく夜は、少年にとっては安息の時ではない。
幼なじみに「お休み」と挨拶を言い別れた後にも、眠ることはなかった。さりとて周囲に意識を向けもしない。赤石を手に、願うのは唯一つだった]
……ん、
[朝が訪れて、少年は現に意識を呼び戻す。
ゆっくり拳を握ったり開いたりを繰り返してから、身支度を整え、廊下へと出た。
窓から外を見る。朝日が眩しい。
遠目ながら、まなこに映る色彩は、胸を騒がせるものだった]
/*
占われてない方が表に出るのはボクらが何をしたいのか分からないと言われるかもしれないけど。
正直人質が、美味しい(おまえ
見破られて尚先に進もうとしてみよう。
いや、最後は死ぬ気なんだけd
ユリさん動いてくれるかなぁ。
―外―
[近づくにつれて色彩は鮮明になり、その場に佇む人物の姿も、地に転がるものの正体も知れた。隠されていても、誰かは容易に分かる。
作られたばかりの墓に目をやり、色の源に移した]
せんせい、が―――――
[声は、オトフリートへと視線を向けたことで、止まる。その目に宿る光を見たがゆえに]
……。
ごめんなさい。
僕は、……護、らなかった。
[少年の呟きは薄く積もった雪に吸い込まれる。
口にした途端に覚えた息苦しさを、唾液を嚥下してやり過ごす。
上着を脱ぐと、オトフリートに押し付けた。少年の背丈には大きいカーディガンは、多少なりとも彼の体温を守る助けになるだろう]
体、冷やすと、……叱られます。
でも、せんせいは、ここに。
[一方的に言って、踵を返す。
集会所の方角に戻り、己の見たことを報せようと、人を探す。
自衛団が巡回にやって来るのは、*もう少し先の事だろう*]
―自室―
[静かな音を発しながら一つ一つナイフが突き立てられる。
突き立てられているのは机の上の紙。縦線が数本と横線が二本入っただけの紙。
見たところで何かはわからぬだろうが、それは集会所の個々の部屋割り]
…ま、ここは確定だよな
[静かに、また一つナイフを突き立てる。
既に刺さっている場所は一つは奥の右側。一つは手前左側。
新たに突きたてたのは手前より一つ奥の左側。
それからゆるりと指をくるくると回し考えるように首をかしげつつ、あたりをつけるのは三箇所にナイフは自分の納まる地を探すように宙を動き、新たにナイフを刺した場所と向かいの場所に突き立てる]
双花は散り、お話は次の段階へ………ぁァッ
[いらついたようにザクリザクリを一つ二つ三つと更に突きたてていき。いくつかの突き立たずに済む場所を置いて、最後に自分の部屋の位置に突き立てて終わる]
[荒く息を吐き終えると、自嘲的な笑みを浮かべ、ナイフを抜き、紙を破り捨てて暖炉へとほうり捨てる]
…降りるか。
今日はオト兄の飯は食えないんだろうなぁ
[ダーヴがあれだけ痣のことをいったのだから既に誰がどうなったのかわかってしまう。
昨日食べておいてよかったと思いながら廊下に出て、響かぬ感覚に確かめることさえせず一階まで降りた]
/*
うーん。
ボクが残るのを拘らないで、どっちに矛先が向くか見てから判断してみる?
ハインさんにエーリッヒが、自分がローザを殺したこと明かしてみるの。
ハインさんが告発先を選ぶか、感情に走るかで決めても良いような。
どうせ明日終わるなら、の勢いで。
ユリさんの動きも気になるし。
もしハインさんがエーリッヒに来たなら、そこでPL視点でもCO乗せれば後がないこと伝わるんじゃないかな。
ボクに来るようならエーリッヒLW想定でボクが一日だけ生き延びるのを試みる。とか。
ん?フォルカー早起きだな。ってかまた寒い格好して
[カーディガンをオトフリートに渡したなど知らぬ...はそんな感想を漏らしながら、フォルカーが見聞きしたことを耳にして]
そっか…ヘル姉が…ちょっと、いってくる
[雰囲気が変わったフォルカーを問うことはせずに、外へと向かった]
―外―
[真新しい足跡を辿るように向かえば、見たかろうが見たくなかろうが視界に勝手に入ってくる。
質素に作られたエルザの墓。お供え物は既に新しい雪に埋まったのか見えない。主を心配するように傍にいるユエ。
フォルカーのカーディガンを上に羽織っているオトフリート。
そして見たくなくて事実から逸らす様にしても目立って見えるヘルミーナの遺体]
……ヘル姉…
[生前と変わらぬように呼びかけながら静かに空を仰いだ。こんな空のように、ヘル姉に宿った花も蒼かったのだろうか]
/*
襲撃ログ作成中。
ユリアンの方でも何か動きがありそうな感じですね。
それでは場の状況にあわせましょうか?
ある意味、今日の主役みたいなものですし、ハインリヒとオトフリート。
/*
かな、と思うのでそれでいきまっしょい。
とりあえず若干生きる気はあるよ!って言うような微妙な描写落としてきます。
/*
…あれ、最初に赤落とす時は襲撃のところがハインさんだったのに、おまかせに戻ってるΣ
と言うか、襲撃ハインさんとか相討ち狙えってお達しですか、ラ神。
─翌日/二階・自室─
[ティーセットのトレイが置かれたままの部屋。窓辺に立ち、外を眺める]
…ごめんなさい、ごめんなさい───。
[口を突いて出る謝罪。カーテンの端を両手で握り締める。泣きそうに表情を歪めるが、涙は出て来てくれない]
人が、親しい人が、どんどん死んで行く…。
───ボクは、何を憎めばいいの───?
[自分を、誰かを、この状況そのものを。表層へ現れた意識は嘆き、深層に隠れた意識は嘲笑う]
こんなことならいっそ───っつ…!
[言いかけた言葉は胸の痛みに遮られる。余計なことは考えるなと言わんばかりの痛み。考えるのを止めると、徐々に痛みは引いて行く]
―回想―
好きにしろ。邪魔はするなよ?
[イレーネのコエにかけるのはそんなコエ。
ヘルムートの姿を探して、目指す場所はエルザの墓を作った場所]
エルザちゃんの…墓のところだ…。
[コエに場所を知らせつつ、向こうはこちらに気付くと警戒の色を見せた]
ヘルちゃん、エルザちゃんの墓参りか?
夜に一人じゃ危ないぞ。
[向こうの反応はどうだったか、イレーネの気配が近づいてるのは感じていた。
ゆっくりとそちらに近寄り、エルザの墓の前に、ヘルムートはこちらから少し離れたかもしれない。
地面に突き立てられた木の棒とバンダナ、それを見ながら]
青…
[呟く声、ヘルムートがこちらを訝しげな目で見ただろうか?]
[ヘルムートの方を見たときには、口の端があがるのが抑えられなかった]
くれよ…、腹が減ってるんだ…。
赤だけじゃ…足りないんだ…。
[かける言葉に、エルザのことを知る向こうはことを理解するだろうか。
イレーネの気配はそのヘルムートの後ろの方に感じる。
抵抗しようとしたのか、逃げようとしたのか向こうがどうしようとしたかはよく覚えていない。
飛び掛り、その姿は獣に近いものに、喉を食い破り。
返り血は浴びないように、租借をしながらすばやく横に動く。]
どこにある……青……。
[低くうなるような声、向こうが反応する前に]
そこか…、感じる…そこが一番おいしそうだ。
[鋭い爪を使い、その部分をえぐりとった]
ほら、全部食うなよ…。
[もうすぐ近くに来ていた青い花の咲く、それをイレーネに投げてよこし]
じゃあな、ヘルちゃん。
[イレーネとこちらを見る向こうの反応はどうだったか、今はもうそんなことを覚えていない。
心臓を心臓をえぐるように爪で裂き、後は倒れるヘルムートに見向きもせず、
口の付近についた血を指で拭い、手に付いた血と一緒に舐め取りながらイレーネの傍に寄っていく。
後ろでヘルムートが白雪の上に倒れる音が聞こえる。そこには赤い花が咲き誇ることだろう]
/*
お言葉に甘えてみました。
後の展開はとりあえず野となれ山となれといった感じですかね。
表はハインリヒの方に行って見ます。
旅の商人 エーリッヒは、自衛団員 ダーヴィッド を投票先に選びました。
旅の商人 エーリッヒは、自衛団員 ダーヴィッド を能力(襲う)の対象に選びました。
[悲しさがあるかないかと聞かれればあるのだろう。
だが哀しむのは目の前の男がしてくれる。
だからただ静かに黙祷する。
なんていわれてるかといわれれば、耳は傾けたくはない気がするけれど]
ねぇ…オト兄…オト兄は
[こんなときだからこそ集会場に入れというべきか言わぬべきかわからない]
ヘル姉のこと好きだった?
[静かに呟くように問いかけた]
─二階・自室→一階・廊下─
[ふるりと首を振ってから、ティーセットを片付けようとトレイを手に部屋を出る。階段を下り、台所へ向かう廊下の途中でフォルカーに会った]
おはよ。
……ぇ、ミーネさん、が。
[挨拶もそこそこにヘルミーネのことを聞かされた。縹色が、揺れる。驚いた風な、そうじゃないよな様子は、フォルカーにどのように見られたか]
オトさんが見つけて……そう……。
[状況を伝える幼馴染の顔を見ていられなくて、視線が落ちた]
……これ、先に片付けて来るね。
[泣きたいのに、涙は出ない。泣く資格さえ無いのだと、そう思った。トレイをフォルカーに示し言葉を向けると、足早に台所へと向かった]
─台所─
[使ったカップとティーポットを、ぼうとしながら洗う。考えれば考えるほど追いつめられるような気がして、今の間は考えることを放棄する。のろのろとした動きで食器を洗い続けていた]
/*
>>*42
[もうすぐ近くに来ていた青い花の咲く、それをイレーネに投げてよこし]
↓
[青い花の咲くそれを、もうすぐ近くに来ていたイレーネに投げてよこし]
なんか変なことになっていましたので、脳内変換お願いします。
[返ってくる言葉は意外に冷静な言葉であるか。
別に無視されても咎めることはせず、オトフリートが集会場に入るまで*傍にいることだろう*]
―回想・広間―
いえ、僕のほうが後から来ましたし、
寒いのは一緒ですから。
[ほんの少し暖かさに痺れてきたような指先を見てから、エーリッヒに言った。
まさか怖がられているなんて思いもしない。
だって、覗いたのはダーヴィッドだから。
見たくてとか言い出した彼を、やっぱり睨み続けていた。
ヘルムートの反応はどうだったろうか。
とりあえず、少年は自分の感情に素直に従って、つめたーい目のままだったりした]
へんたい。
[も一つおまけに追加した言葉。
狙ったわけではない問いには素直に言葉が返りかけて]
――あ。
[まぁ当然だよなという顔をして、心配などしなかった]
―自室―
[その日は部屋に戻った後も眠れず、ベッドに横になったまま自分の手を見た。
ローザをナイフで刺した自分の右手を]
別に恨んでくれてもなんでも、構わないさ。
[呟く声、微かに胸が痛むようなそんな感じがする。
外が騒がしくなりはじめて]
見つかったか?隠しても無駄だろうな。
[ナイフは刺したままになっていたし、それが自分のものだとすぐにばれるだろう。
起き上がり、部屋を出た。
その足は、ローザを殺した崖のある場所の方へと]
[いくつもの命を奪った右手を見ながら呟くコエ]
他人を食い物にしながら、生きていく…?
俺は…本当にそれでいいのか…?
[自問に胸が痛む、苦しく感じる。
そしてそれは色濃くなった獣のものによって、和らいでいく]
ああ、でも俺は人狼だから…人間じゃないんだったな…。
[こみ上げそうになる笑いを抑えて、外が騒がしくなったのを感じる]
見つかったか?気にする事は何もない、そうだよな?
[自問のコエをあげながら部屋を出た]
─回想─
ボクがいつ邪魔をした?
[表層へと現れた獣の意識は常に強気。聲を返して自室の窓から飛び降り、身を捻る。その身は一度、灰青の獣の身と変わり、瞳が金に輝く。音も無く集会場の壁を蹴ると、離れた場所に着地した]
お墓、ね。
場所は聞いて無いけど、アンタが行けば解るよ。
[言いながら、雪の上を歩き目的地へと向かう。人の身へと戻りながら見えて来た二つの金に瞳を細めた。何事かを話している隙に、ヘルミーネの背後へと回る]
両方喰べるなんてずるいよね。
ボクはまだ花を一口も喰べれてないのに。
[その声にヘルミーネは隙を見せたか。エーリッヒが襲いかかり、闇に紅が散る。返り血を浴びないように動くエーリッヒに倣い、イレーネも飛び散る紅を避けようと身を捻った]
赤の花は全部喰べといて、良く言うよ。
[不満を乗せた声。それでも投げられた青の花を受け取ると、ちろ、と舌で唇を舐めた。ご馳走を前に、目の前で息絶えようとしているヘルミーネは目に入らず。抉られたそれを喰らうことに罪悪感は無い。肉に齧り付くと、芳しい香りが鼻を抜け、口には濃厚な旨みが広がる]
……ん、ジジイの堅い肉とは大違いだ。
美味しい。
[止められない、と言わんばかりにむしゃぶりつくが、途中でエーリッヒに残りを取られた。名残り惜しげに手についた破片や血を舐め取る]
まぁまぁ満足かな、残りを取られたことを抜かせば。
それじゃボクは先に戻るよ。
[恨みごとのよな言葉を紡いで、エーリッヒに背を向けた。来た道を戻り、同じように獣の身体能力を以って窓から部屋へと戻る。その日はそのまま休息を取り。そして翌日、自分の為したことにまた心を痛めるのだった]
―西側の渓谷―
[そこにはハインリヒの姿があり、自衛団員はまだ着てないようだった。
よぉと手を上げて挨拶、そちらには距離を置いて近寄り。
がけ下の様子を見る、昨晩とさほど変わりのない光景]
あれはさすがに、死んでる…か…。
[呟く声、どこか上の空に近い感じの印象あたえたかもしれない]
下の降り方探してるのか?
自衛団員に聞いてみたらどうだ?奴らの方が詳しいだろう。
[その様子にそう声を*かけた*]
/*
もぐもぐもぐ。
最後は取られました。
動いてる人も少ないし、今は他の反応待ちですかね。
ウェンさん勘違いキリングとか起きないか期待してたりするけど、無理かな。
オトさんに襲い掛かるの。
―回想―
イレーネが悩んでるみたいだったから、全部もらっておいてやったんだ。
いわゆる親切心だ。
[かけるコエはそんな風には見えない声色だったかもしれないけど。
夢中でむしゃぶりつくそれを、ひとかけらほどになったところで取り上げて]
ほとんど食えたんだからいいだろ?
[漏らした感想にそう呟き、残った分を一口で]
ああ、お互い目覚めは最悪なのかもしれないけどな。
[そうコエかけて、
今はただ、なした事に対する快楽と、腹を満たしたことによる満ち足りた気持ちに浸り、
自室へと戻っていった]
/*
今回は一口だけもらっておきました。
食い残しとか渡すのは気が引けたので、口を付ける前にまず渡してみたり。
今日の襲撃はイレーネ占いでフォルカーと心中じゃなければ、
ダーヴィッドかなと。
イレーネ死亡の場合でフォルカー残す時は人の姿のまま隠して死ぬと、
より苦悩させられるのかなと、そんなこと考えたりしました。
/*
お心遣いどうもです。
うーん、その場合はエーリッヒが残るんだしそれでも良いか。<人の姿で〜
ちなみにフォルから希望が出ない限りは心中しないつもり。
それらしい描写があるならセットしてやって下さい。
とにかく告発がどうなるかはっきりしないことには方針は決めにくいんで、ちょっと待ちますか。
/*
フォルが先に死んだらやりたいことがあったんだけど。
ちょーっと無理っぽいかなぁ。
知っている人は知っている描写。
/*
心中関連了解です。
表の動きとか見ながらその辺はあわせていきます。
ですね、後は時間待ち、
そして私はそろそろ再び離席。
戻りは夜くらいになると思います。
ではでは ノシ
―回想・広間→個室―
[温まり始めたのは遅かったから、体が温まるのも少し遅い。
部屋に戻っていく人を見送って、おやすみなさいと言葉を投げる。
ヘルムートには甲斐甲斐しく世話をやいたりしたかもしれなかった。
2階の部屋に戻る頃には、体も温まっている。
そのまま、本を取り出した。
何冊も、何冊も。
神の教えを説いた本の後ろのページを探す]
――あった。
[索引から見つけた言葉は、人狼。
ページを捲った先に書かれていたことを、しっかりと刻み付けた。
「神に背く者」「赦されざる者」「殺害する事」
同時に記載された聖なる者については、今は見なかった。
そして、他の本を探す。
死者の弔いを詳しく知る為に]
―外・エルザの墓近辺―
[その場に佇む時間の長さはどれほどだったか。
少年の声に、翠が緩く、動く]
……フォルくん……。
護……らなかった……?
[雪に消える呟き。
意を問う暇もなく、フォルカーは上着を押しつけて去って行く]
護る……。
[引っ掛かる、記憶の片隅。
自衛団長が死んだ日、台所で少年が呟いた言葉は]
……護り手……?
[呟きは風に溶ける]
[少年と入れ替わるようにやって来た青年。
投げかけられた問いに、口元が歪む。
どこか、皮肉っぽい、笑み]
……本人にも、言わなかった事を。
何で、君に言えますか。
[返した言葉は、如何様に伝わるか。
しかし、今はそれよりも。
確かめねばならない事がある]
それはそれとして……ユリくん。
エーリッヒさんの部屋……って。
どこでしたっけ?
[問いかけは何気ない、けれど。
翠に宿るのは、冥く、静かな光**]
―朝・個室―
[今日は静かだった。
着替え、髪を整え、本を整理する。
机に向かって、手紙を書く。
書きたいときに書くのが、姉弟の決まりだった。
今日は、誰が、死んだのだろう。
明日は、誰が、死ぬのだろう。
誰を殺せば、良いのだろう]
ビー、会いたいなぁ。
[小さく、書き上げた手紙をしまいながら呟いて、部屋から出ていく。
もし今日何もなかったら、きっと自衛団員の人に渡せるだろうと、白い手紙を三通持って。
しかしそれは再び床に落ちることになる。
――フォルカーから、話を聞いて、ただ呆然と玄関を*見つめた*]
―西側の渓谷―
[向こうに下に行けそうな箇所を見つけたところでエーリッヒがやってきた。
手をあげた彼を煙草をくわえたまま無言で見る。
苛々した気配は隠すつもりもなかった]
あ?
[ローザの亡骸を見下ろして言う言葉は聞こえたか聞こえなかったか。
しかし、驚きもしない様子に露骨な違和感を覚えた]
なんだか、彼女がそこにいるのを知ってるような言い方じゃねえか。
[疑るような視線をむけて、問うのは低い声。
自衛団員にと聞けば奴らに用はないと思えども、知らせるべきかと思い直し周囲を見回す。
巡回の自衛団員の姿を見れば]
おい!こっちだ!
[そう言って呼び寄せたか]
[やってきた自衛団員に遺体は自分が運ぶと告げ、頑として譲ろうとはせず。
同行だけは認めて共に亡骸の傍へ降りていく]
…すまん。俺のせいだ…。もっと傍にいればよかったんだ…。
[言いながら冷たくなったローザの顔にかかった砂を手で払い、頬に触れる。
胸に刺さったままのナイフは抜こうとしても抜けず、諦めてそのままにして、
硬くなってしまった身体を抱き上げれば、凍らぬ血液を纏った髪が腕に絡み付いた]
…何ジロジロ見てるんだ。早く、行け。
[自衛団員を急かして上に戻ったなら、亡骸を抱えて黙って歩き出す。
行く先は、エルザが葬られたと聞く場所へ。問われれば短く答える筈。
エーリッヒが共に来るなら拒みはしなかったが、ローザに触れることだけは許さなかった。
オトフリートとユリアンはまだそこでヘルミーネの埋葬をしていただろうか。
誰を埋めているのかを知れば一瞬驚き目を見開くが、すぐに歯痒そうに奥歯を噛み締める。
それから彼等に無言のまま視線で隣を空けろと示し、黙々と穴を*掘るのだろう*]
―一階:廊下―
[誰に告げるときにも、少年に表情はなかった。
揺らぎもしない眼差しは、話した相手の様子を窺うようでもある。
外に行くというユリアンを見送り、片付けてくるというイレーネに頷いて、冷えた廊下に佇む。
何のせいかも分からない胸の痛みを覚え、薬を飲み忘れていたことを思い出した。叱られる、なんて遠く思う]
――……ハシェさん。
[神学生の彼に伝えるときには、胸に当てていた手は下ろした。
彼の手元から落ちていく封筒を視線で追って、屈んで拾い上げる]
落ちましたよ。
ご家族の方に、ですか。
[目に入った宛名からの推測で、問う]
うん…それもそうだね。
さっき聞いたことは忘れてくれ。俺も自分の感情を整理できないかって思っただけだから
[皮肉げな笑みを浮かべていうオトフリートに答え、一度エルザの墓を見て]
エリ兄の部屋?
いや、俺の部屋より奥から出てきたのしか知らないからわかんないけど…それじゃわからんよな。俺の部屋一番手前だし、ごめん
[名が名だったので知っているのに知らぬように答え申し訳なさそうに謝る]
ってかこんなときにエリ兄がどうしたの?
何か…あったの?
[もしかしてというような硬い表情でオトフリートに聞く]
……ここにずっといると、冷えてしまう。
僕は、一度、広間に向かいますが。
ヘルミーネさんの元に、行かれますか。
[静かな声で問うて、広間の方へと*目を向けた*]
[そんなこんなで変態が部屋に帰りついたころには夜もいい時間になっていた。
広間で話をしていた時は忘れていられるが、一人でベットに横になると否応なしに人狼について考えさせられる。人狼は、一体誰なのかと。
とはいえ考えてても見当はさっぱりつかない。
疑う事なら、いくらでもだれでも出来そうだったが。
そうして気付けば朝になり、普段の時間に体は起きた。]
―台所―
[顔を洗って朝食でもと、台所に行くと誰もおらず、扉が開いたままだった。
薪か水かと思いながら、扉から外に顔を出すと、新雪にの上に残された足跡がいくつか西に伸びていた。
ああ散歩かと、内側に戻ろうとしたら、ずきと頭が軋んだ。]
痛っ…。
[痛みに顔をしかめて、もう一度外を見る。見れば痛みは襲ってこない。]
外に、いるのか?
[何が、とは口にはできなかった。]
―外・西の崖付近―
[たどり着いた時には、ハインリヒとエーリッヒが何やら崖を覗き込んだり、探しているような素振りだった。
予想はしている、分からないのは誰だという事だけ。
ゆっくり近づいて、下を覗いた。]
ローザ…。
[薄紅の髪と赤い血が、白い世界に鮮やかに広がっていた。そしてその上に揺らめくものは。]
――がう、ローザもちがう。
人狼じゃ、ない。
[はっきりと、今度は意思をもって呟くと、白い揺めきは、次の瞬間には消えた。暫く後に、ハインリヒの傍で何度か見かけることになる。]
[ローザの死が事故じゃない事は、胸のナイフが物語っていた。
小さなナイフは調理用のものではない。だが見覚えがあった。ごく近い間に。]
……あれって、どっかで見たことが。えーと……。
ああ。グラーツ殿が持ってたやつか?
[ぽんと手を叩き、エーリッヒを見て―――つまりはエーリッヒがローザを殺したのかという事に気づくと、青い顔で彼を見ていた。]
[それにオトフリートが返事を返した頃か。それとも埋葬を始めたころにか、ハインリヒがきて]
ハイン兄…さ…ローザ…っっ…ァ…
[新たな足音に振り向いて写ったのはハインリヒ。そしてナイフが刺さったままの状態で抱えられていたローザ。
足元が一瞬ふらつき、頭を抑える。予想していたといえばしていたけれど、でも不意に来た光景にはこたえた
触れさせたくないように大事にしている様子は昨日の自分を彷彿とされる]
ぁー…もう…なんなんだよ…
[吐き出すように呟く本音。でもきっと自分はこのままずっと*寝させてもらえないのだろうか*]
―一階・廊下―
[呆然とした頭の中に、問いが入り込んでくる。
玄関から視線を剥がし、フォルカーを見た。ゆっくりと、頷く]
そう、です。
僕の、片割れ。
ビー。
ベアトリーチェ
[拾ってくれたのだ、と、呟いた後で認識して、ありがとうと礼を告げる。
受け取ろうと手を伸ばして]
あ。
……僕は。
[少し言葉は詰まったが、玄関へ、広間へ、視線を交互にやって]
冷えてはいけませんから、広間に、行っていてください。
僕の事は、気にせずに。
[決めあぐねた声で、そっと*囁いた*]
─台所→広間─
[勝手口の外が騒がしい。ようやく食器を洗い終えて気付いたこと。けれど外を覗くことはせず、広間へと足を向けた。何が起きたかは想像がついたから]
今度は誰かな……。
[今日顔を見ていないのは誰だったか。顔を合わせたのはフォルカーのみであったため、確定は出来なかった。碌に思考は巡らさず、ソファーに座り、膝を抱える]
……フォルが無事なら、それで良い───。
[大事なものをもう失いたくない]
フォルが生きていれば、それで、良い。
[喩え自分が消えてしまっても。深層の意識を抑えられる唯一の事柄。これだけは、譲れない]
団長の孫 イレーネが「時間を進める」を選択しました。
団長の孫 イレーネが「時間を進める」を取り消しました。
―西の渓谷―
[途絶えていた意識が、ふわりと浮かび上がる。
気がつけば、西の渓谷の半ばにある、それほど広くもない足場に立っていた。
足元には、胸にナイフがつきたてられたままの自分自身が倒れていて。
あぁ、死んじゃったんだ――と。諦めにも似た苦笑が浮かぶ。
真っ先に思い浮かんだのは、ハインリヒのこと。
言いたい事だけ言って、困らせるだけ困らせて、死んでしまって。
こんな事なら、想いを告げなければ良かったかもしれない。
次に思い浮かぶのは、父親のこと。
酒には詳しいけれど料理は下手という不器用な父親は、自分が居なくなってもマトモに生活していけるのだろうか。]
[その場を動くに動けず、しばらくボーッとしていれば。
ハインリヒが自衛団員と一緒に降りてきて、幾度か瞬いた。
掛けられた言葉にも幾度か瞬いて。
足元に倒れている自分を抱き上げて運んでいく後姿に、苦笑して首を傾げる。
好きな人が、自分を抱えて歩いている姿を、第3者の視点で見るというのはとても不思議な気分だ]
…………そばに…いても、良い?
[その問いに返事など期待できる筈もないけど。
そう小さく呟いて、ハインリヒの後について歩いていった。
エーリッヒの姿に気づけば、胸を押さえて複雑な表情を向けるけれど。
恨んでも仕方ないし、すぐに視線をハインリヒに戻す。
先日、エーリッヒから買った服には、せめて一度くらい袖を通したかったな…くらいは思うかもしれない**]
/*
ふと思ったこと。
この村、若い娘さんってもう、ゲルダとイレーネしか生き残ってないとかいう、過疎ここに極まれり…な状況に陥ってないだろーな。
さて、仕事にもどろー。
ずびずびぐずぐず言って寒気と格闘しつつ、今日はお仕事。
昨日・一昨日の2日間休みだったけど、風邪治りきらなかったー。
むしろ悪化したー。なぜー?
―少し前・西の渓谷―
[ローザの遺体の傍に降りる前、やってきたダーヴィッドが「違う」と言うのを、意味がわからないと思いながら聞く。
それは彼が何を知ることができるのかをしらなければ当然のこと。
しかし、昨晩広間でヘンタイだと騒ぐ中ライヒアルトのことも「違う」と言っていたようなことを思い出し、
もしかしたら、オトフリートと同じかもしれんと考えた]
当たり前だ。そうであって、たまるか。
[そう、自分に言い聞かすように呟いた。
しかし、ナイフの持ち主についてダーヴィッドが零した言葉にピクリと表情を歪め、エーリッヒを見据えた]
あれは、あんたのナイフなのか?
[どうなんだ、とはっきりと問いかけて。
自衛団員を呼んだのは、その後のこと―]
―エルザの墓前―
[ユリアンがローザの遺体を見て取り乱したように見えたのにも表情を変えず。
ただ、昨日のエルザの遺体の傍にいた彼の気持ちは、こうだったのかもしれないとは思いながら。
穴を掘り終えればそこへ横たえるためにローザの身体を抱き上げた]
きっと、生きてたら真っ赤になってるんだろうな。
[抱き上げたローザの冷たい頬に自分の頬を当てて、小さく笑う。
もう、真っ赤になって恥ずかしがる顔は見れないのだと思うと、無性に腹が立って、悲しくて。
涙を見せずに努めて冷静を装っているが、胸の裡は―]
野郎ばっかり残っちまったな。
[やがて遺体を埋め終えたなら墓標を見て苦笑した。
ライヒアルトの墓標もそこにあっただろうか。
それから集会場へ戻るすがら、密かに固めた決意から、
やっと口を開くようにはなっていただろう。
問われれば答え、自分も問いかけ。何としても*生き延びるために*]
―一階:廊下―
片割れ?
ハシェさんは……双子、ですか。
[緩やかに上がり、ウェンデルに向いた少年の眼差しは、先とは異なり、驚きを持って彼を捉えた]
――……そう、でしたか。
ここから、生きて帰って……………
会えると、いい、ですね。
[声に、視線に、羨望にも似た色が混ざりそうになるのを押し隠せたかは、少年自身にはわからない。
彼にしっかと手紙を渡したあと、指先は、知らず首元のブローチに触れる。
彼のいらえに頷きを返して、広間へと足を向けた]
―一階:広間―
[廊下に比べればマシだったが、暖かいとは言い難く室内。ソファの上、膝を抱える幼なじみのほか人気はなく、静かだった]
……レーネ、……………寝てる?
[尋ねるではなく、そうであれば良いと願うよう。
暖炉により、火を起こす。部屋の空気が暖められるまでは、まだかかりそうだった。
いらえの有無に関わらず、片隅に畳まれていた毛布を幼なじみの元に運び、肩にかける。
隣に腰掛けはせず、窓辺に立って外を眺めた]
─外・エルザの墓近辺─
[忘れてくれ、と言うユリアン。視線の動きに、一つ、頷いて。
続けて投げかけられた問いに、薄く、笑む]
……『見つけ』たので。
『成すべき事』を果たす……それだけです。
[返す言葉は淡々として、常とはどこか違う冷たさを帯びる。
実際には、内を巡るものが酷く沸き立つような心地がしていた。
今、口にした言葉は、身の内の力が何よりも欲するものだから。
けれど、それは冷たい笑みにざわ、と毛を逆立てた猫が甲高く鳴く声と、足を叩く感触によって打ち破られる]
─広間─
[体勢も体勢なために僅かばかり意識が落ちていた。意識を戻したのは肩に重みがかかったのに気付いた時]
……ん……。
[膝から顔を上げ、手の甲で目を擦る。かけられた毛布に気付くと、周囲に視線を巡らせ]
………フォル?
[窓辺に立つフォルカーに気付き、声をかけた]
……っ……ああ、ユエ。
大丈夫。大丈夫だから。
さて……ユリくん、ちょっと手伝ってくださいね。
いつまでもこのままにしておいたら、さすがに怒られます。
[不安げな猫に笑いかけ、それから、埋葬のための作業にかかる。
もっとも、身体的な部分はだいぶユリアン頼みになってしまうのだが。
ハインリヒの訪れは、その最中。
動かぬローザと、それを見たユリアンの変化に戸惑いつつ、眠るための場所を用意して]
……小言と突っ込みは、後からな。
そう、遠くなく……直接聞けるだろうから。
[小さく呟いた言葉を、場にいた者はどう聞くか。
翠は静かなまま、内心を物語る事はない]
―一階:広間―
[彼方に向けられた少年のまなこはぼうっとしていて、目に映す光景も見ていないようだった。
かかる声に一度瞬き、上半身を捻る]
起こしちゃった?
[問いかけたあとは、言葉を探して黙り込む]
……………しずか、だね。
……本当に。
見事といえば、見事な状況ですね。
ユエまで含めて、圧倒的に男性ばかりだ。
[野郎ばかり、というハインリヒの言葉に苦笑して]
とにかく、戻りましょうか……やる事、やらないとなりませんし。
[一度、集会場へ戻ろう、と促し、歩き出す。
道すがら、ダーヴィッドの話やローザの見つかった状況などは聞く事ができるか。
それから、集会場に入る前に足を止め]
と、ユリくん、ちょっと先に行っててもらえます?
俺、こちらに大事な話があるので。
[にこり、と笑って。告げるのはこんな言葉。
それに、返る反応はどうだったか。
ともあれ、ハインリヒと二人になると、静かな瞳をそちらへ向ける]
―外―
[こんな時、常の自分だったら如何していたか。
記憶の中を探ってみるけれど、感情に阻まれて答えは見つからない。
ユリアンが問い、オトフリートが答える。
ともすれば霧散しそうな意識を止めつつ、ぼんやりとそれを聞いていた]
――お前…?
[垣間見える笑みは冷たい。
思わず抱いた身に絡み付く蒼は今無く、ただ寒い]
見つけた…?成すべき…ぁあ…エリ兄が…
ってことはオト兄が落雷を落とす人だったんだね
[オトフリートの冷笑を直視するにも複雑で、無視するにもできず、酷く中途半端に見返す。当然ながら落雷関係ありません。]
もち。長い間外にいるだけでも俺極刑ものなのにこれで無視までしたら七代ぐらいは酷い人生を追いそうだからね
[内心では既に七代たっても酷い人生を送るのだろうと思いながらも埋葬のための作業に移り]
そだなぁ…甲斐性のない野郎だらけだ
[野郎ばかりというハインリヒの言葉にこたえる。
当然なのか自分はそこには含めていなかったりする]
ん。わかった。あんま長居しないでな。
俺は俺で整理する…いざ見つけたとかいわれるとどうも上手く頭に入らない。
…というか、その前に、オト兄が見た中で誰が大丈夫な人なの?
[それは見つけるものというオトフリートの言葉と、エーリッヒのことについてというようにしつつも、他の人について誰をみたのか可能ならば聞いてみて。]
じゃ。また
[素直に二人を置いて集会場内に入った]
―→ 集会場廊下―
─広間─
ううん、大丈夫。
[問いかけにはゆるりと首を振った]
……うん、静かだね。
他の人は、外なのかな。
さっき勝手口の外が騒がしかった。
[かけられている毛布を胸の辺りで合わせ、体を包み込む。縹色はフォルカーを見つめ、その後窓の外を見るよに向いた]
─外・集会場前─
まあ、普通に考えれば、そうですよね。
[上手く頭に入らない、というユリアンの言葉に掠めるのは苦笑。
向けられた問いには、一つ、息を吐く]
……残念ながら、もう、ここはいませんよ。
今、眠らせてきました。
[ハインリヒの事には、敢えて触れず、端的に返す。
ヘルミーネの事なのは、これだけでも伝わるか。
ともあれ、ユリアンが集会場へ向かうのは、そのまま見送った]
また、誰か――……………
[所々が曇った窓の向こうに見えるのは、死者の眠る墓のある、針葉樹林とは逆の方角。雪の上に残る足跡は、人の行き来があったことを示していた]
……静かに、なった。
[先と、似た言葉を繰り返す]
もっと、静かに、なるのかな。
さて、では改めて本題に。
今のやり取りからも、お察しいただけるかとは思いますが……見つけました。
[ハインリヒに向き直ると、静かに告げる。
誰を、と問われたなら、返すのは、旅の商人殿、という言葉。
何故そこを確かめたのか、と問われたなら、浮かぶのは苦笑]
……やっぱり、俺は甘いみたいで。
子供たちを疑いきれなかった、って事にしといてください。
……それと。
[ここで一度、言葉を切り。それから、逡巡。
けれど、これは報せておくべき、と思い直して]
[応えは返らず、亡骸は土の中へ。
途中でやって来るハインリヒ。
その腕の中に眠る紅色に、女は目を見張る。
否、視線は恐らくその背後に向けられていたか]
…ローザ?
なんで。
[明るかった少女には似つかわしくない、末路の姿。
気付かれぬように目元を拭い、言葉を紡いだ]
……フォルくんの事、ですけれど。
俺の推測が正しければ……彼もまた、力を持つ者。
だから……気をつけてあげてください。
[昨夜、二人の間にあった事は知らぬ身。
否、知っていたとしても、報せる事が叶うのは彼しかいないから、小声でこう告げた]
……俺は……正直、いつまでいられるか、わからんので。
何かあったら、お願いします。
[やや一方的な言葉に、返されたのはどんな表情か。
ともあれ今は中へ、と促し、集会場の中へと戻った]
―外/墓標の傍―
[『自分』を抱き上げて運ぶハインリヒの後について歩いていけば、ユリアンとオトフリートの姿。
そしてその傍に居るであろうヘルミーネに気づけば、瞬きをふたつみっつ。
もし近くにエルザも居たなら、瞬きの数はさらに増えるだろうか。]
……………。
[何と言って良いか…と逡巡した後。
無言のままで苦笑を零し、小首を傾げてみた]
―二階自室―
[もってきた荷物に触れる。だいたいこの位置にこれがあると決まっているためみなくとも何がどこにあるかわかり、一つ一つ手に取り服に納めるたり、防寒のためのように布を縛ったり、微かな火薬の香りを消すように服を着なおす]
ま、お互い嘘ついてるんならいいよね
[いいわけがないだろうけど今はそう誤魔化した]
ぁーあ。見つかっちゃったと。
…まあいいか。そのほうが
[燻るような熱とともに胃液がせりあがってくるが、それを無理矢理嚥下して]
さーて、エリ兄は部屋の中にいっかなー
[のーんびりとした態度でエーリッヒの部屋へと向かい。そして入る]
─広間─
───……。
[返ったのは沈黙。何かが無ければ騒ぎも起きない。肯定の沈黙だった]
静かに……なるかもしれない、ね。
人狼が見つからない限り、減り、続ける……。
[声が、震えた]
―エーリッヒの部屋―
[ノックをして返事も待たずにずんずんと中に入る。
部屋にいたならば挨拶を軽くしつつ、中に入ると窓を開けて、身を乗り出すようにして外を眺めた]
[その間にも埋葬は進む。
昔馴染から零れた言葉に、眼が見開かれた]
…ッ、莫迦が。
言っただろう…ッ
[制約のことは、結局聞かないままだった。
けれど「死ぬな」と、あの時の言葉は続かない。
続ける権利があるのか、分からなかった]
…そんな顔、すんじゃないよ。
[代わりに目を逸らして、小さく呟く。
自らの骸が見えなくなり、生者の背中が遠ざかっても、女は暫くそこに*止まっていた*]
───ボクが、居る限り、は。
誰かしら、居なくなっちゃうんだ……。
[それを恐ろしいと思う人の意識。喰らい続けたいと願う獣の意識。水と油のよに混じり合うことのない対極のもの。不協和音を奏で、心を苛む]
だから、早く
[手を当てた窓は冷たく、掌が濡れた]
…… レーネは、終わったら、どうするの?
[不自然に途切れた声には、ちぐはぐな続きが継がれた]
もう、止める人もいない。
─二階・個室─
[中に入ると、一度向かうのは二階の個室。
猫も、その後についてくる。
一人になった途端、気が抜けて、その場に膝をついた]
……ほんっと、きついな……あとどれだけ持つのやら。
[呪の対価は命。削られる量は、正解を引き当てられたかで代わる]
祖父ちゃんは、よく、あれだけ生きられたもんだよ……。
[ぼやくような声で言いながら立ち上がり、向かうのは鞄。
着てきた上着は、ヘルミーネにかけたままだった。
借りていたフォルカーのカーディガンを、自分の上着と取り替える。
その内側に滑り込ませるのは、波打つ刃。手元にある、唯一の武器と呼べるもの]
……問題は、どこまでやれるか……か。
[零れるのは、小さな呟き。猫が、不安げな鳴き声を上げた]
─広間─
[早く。どうするべきなのかは理解出来た。けれど不自然でも別の言葉を向けられると、縹色をフォルカーへと向ける]
……分かんない。
でも、多分……村を出るよ。
[止める人が居ない、と聞けば、僅か表情に翳りが帯びる。分からないと言ったが、本当は悩む必要もなく、村を出ると決めていた。以前とは別の理由で、だが]
フォルは、やっぱり残るの?
[返したのは何気ない疑問。以前のままなのかと問う]
―一階:広間―
……そ、っか。
[ようやく窓の外から目を背け、振り返った少年の表情は、普段と変わらない。
少し眉の下がった、困り顔]
僕は――……残る、よ。
……本当に、いるって、分かったから。
それに、村にも、可能性があるかもしれないから。
鉄鉱の脈。
見つかって、賑わったら、きっと村も変わる。
さむぃな
[身を乗り出すのはやめて、それから口を開く]
話がしたい。って言ってたから来たけどどんなことかな?
手早くしたほうがいいよ。
オト兄やハイン兄さん…他にも誰かがエリ兄を殺しに来るかもしれないから
[場所を変えるなら別だけどというように窓から外を見る]
─広間─
村の外を見るのは、ボクの望み、だから。
[そう紡いだ言葉はどこか空虚染みていて。表情の翳りは消えなかった]
ん……それが、フォル自身が決めたことなら。
ボクは応援するよ。
[近付いてくるフォルカーに向けたのは少し寂しげな笑み]
―一階:広間―
……うん。
[望み、と口にする少女の前で足を止め、少年は笑みを浮かべる。
それもまた、どこか、愁いを帯びていた]
前は、……ただ、
決まっていることだからって、諦めてた。
でも、今は――……………自分で、決めたこと。
為すべきことを、出来ることを、しようって。
[噛み締めるよう、紡ぐ声は躊躇いを孕んでいた。
でも、と。
己の口にしたことを否定する言葉が漏れる]
―回想・西側の渓谷―
[最初の質問に答える声はなく、ローザの姿を見たままに。
疑るような視線にも動じた様子はなく、何かを言う前にダーヴィッドがこっちにやってくる。
呟く言葉に]
ダーヴィー?
[声をかけたが反応はなかった。
ナイフを見ながら、手をぽんと叩いて言うダーヴィッドには]
俺が殺したからな。
[隠しもなにもしない言葉]
人狼かどうか聞いた、ローザちゃん否定しなかった。
だから殺した。
[そう答えて、その場を後にした。
二人の反応がどうだったか、もう覚えていない。]
/*
・・・・・・・・・・・・なんか年々酷くなってきてないか?
BBS時代は名前間違いなんて俺しなかったぞ・・・
あかん。不快な人もやっぱりいるっつーのにとか思って気をつけてたつもりだが本気で落ち込んだ・・・
―自室―
[その足で自室に戻り、しばらくしてノックがされる。
開いてるぞと声をかけるよりもはやく、ユリアンが中に入ってきた。
窓の外を覗きながら言う言葉に]
俺を?まぁローザちゃん殺したしな。
[今伝えるのはそのことだけ、ユリアンの方をみながら]
ユリアン、俺が何者か…知ってるんだろ?
なんで、俺の味方になる…?
/*
私のようですね。
人質コースでいきましょうか。
とりあえず広間に皆を集めたいところ…。
襲撃はオトフリートに設定
旅の商人 エーリッヒは、天文学者 オトフリート を投票先に選びました。
旅の商人 エーリッヒは、天文学者 オトフリート を能力(襲う)の対象に選びました。
─広間─
[目の前に立つ幼馴染。以前よりしっかりしたように見えるのは、彼自身が自分のすべきことを決めるようになったためか]
うん。
フォルがそうやって自分で決めるようになったことが、ボクは嬉しい。
[そうあって欲しいと自分が願ったから。言葉を紡ぐ間は柔らかな笑みを浮かべていたが、否定する言葉が漏れると訝しげにフォルカーを見上げる]
───フォル?
[押し殺された声ははっきりと聞こえない。問うよに名を呼んだ]
団長の孫 イレーネは、天文学者 オトフリート を能力(襲う)の対象に選びました。
ん?いや、そんなことじゃーないさ。
ほらほら伝承にもあるでしょうて、人狼の天敵。
如何なものか見抜くもの。それにエリ兄調べられてるよ。
[ローザのことについては一瞬顔を顰めたが、それは窓を見ながらなので見えるか否か。ただローザを殺したから殺されるというのを否定して]
…なんでだろ。正直わかんない。
あえていうなら…仕組みなんかな。
エリ兄は服のボタンを掛け間違えたらどうする?かけなおす?そのままにする?
俺はそんなズレをそのままにして生きるやつみたい。
/*
で。
もしも生き残ってしまった場合の占先はどうしましょうか。
……まあ、ここまでくるとさ、うん。
フルオープンだし、システム無視してブラフっちゃってもいいんだけどさ!
うにゅう。
……、
[その前後を音にはせず、隣に腰を下ろして、イレーネへと両の腕を伸ばす。
頬にも首筋にも触れず、通り過ぎた少年の手は、少女の肩へ、背へと回された。己のほうに引き寄せようとはしたけれど、抱き締めるほどには強くない。
少女の頭に頬をすり寄せて、]
レーネ、
……ごめん、眠い。
ちょっとだけ、寝させて……。
[囁きは力の抜けたものだった。
ここ二日、まともに寝てはおらず、体は重い。それより尚重たい瞼に負けて、寝息を立てるのは*間もなくのこと*]
―1階・廊下―
うん、僕は、双子の弟で――
[問われるままに、まだ呆然としたまま答えて。
ふと、対する少年の様子に気付いて、瞬いた。
が、何を言うのか、考えるよりも先にフォルカーは去ってゆく。
その後ろ姿を見て、ぽつり、と呟いた]
ハイムさん……?
俺の命はあと少しもしんないってことか。
[ユリアンから教えられた事実にそう呟き、
窓の外を眺めながら]
俺は普段ならかけなおすけどな。
[そう返しながら]
今はどうしたいのかわからない…。
ただ、本能の赴くままに従うと心地いい、抗うことができない…。
できたらでいいや、力になってやってくれよ。
俺のことは…、自分で適当にするさ。
[その言葉が何を意味するか相手に伝わるだろうか、
部屋を出ようとドアの方へ向かいながら]
広間いってくる。
―外―
[ずっと見ていた。それしか出来ないから。
此岸に嘆きが溢れてからは暫く顔を俯けていた]
ヘルミーネさん…。
ローザちゃん…。
[小さな小さな呟き。
上げた顔は悲しみを残しながらも微笑んでいた。
長い沈黙を挟んでようやく浮かべられた表情だった]
─広間─
[伸ばされた手。一瞬、冷やりとして息を飲むも、手は肩と背へと回り。焦りは別のものへと変わった]
わ……。
……うん、お休み、フォル。
[向けられた言葉に、フォルカーへと身を擦り寄せた。自分が包まっていた毛布をかけようかと思ったが、既にフォルカーは眠りへと落ちていて。起こさぬよに気をつけながら、凭れかかるフォルカーを支えた]
そう…だよねー…ぁあ…やっぱそうだよね
そんなズレを止めることなくいき続けるなんて…ねぇ
[静かにどこか諦めたような笑みが浮かぶ]
そういう風に作られちゃってるんだよ。皆…
でも俺は…
[そこで口をつぐむ。どうしたものかと思う。
己のドロドロとした感情はこの次の…守りあいたいものが殺しあう光景を望んでいる。
だから頼むという言葉に返事は返せずに]
あ、それと、人狼としては恨んでないよ。ちゃんと喰らわずにローザ殺したのはなんか嫌だったけどね
じゃエリ兄。またな。俺も後で…
[部屋を出ようとするエーリッヒを阻むでもなく。ただ静かに至極あっさりとした挨拶をしながら見送った]
団長の孫 イレーネは、旅の商人 エーリッヒ を投票先に選びました。
─二階・個室─
Diese Untersuchung, daß ich mich sehnte, und war fähig, gedrängt zu werden, um fähig zu sein, dich zu wollen, dem Boden der Entfernung sanften Wind bitte zu erreichen
Ich bin Glück der für jetzt abgelegen du……
[小さな声で、歌を紡ぎ終える。
猫がなぁう、と鳴いて、尾を振った]
……ユエ。
ん……お前は、大丈夫だよな?
[確かめるような呟き。猫は甘えるように足に擦り寄ってくる。
その頭を、ぽむぽむ、と撫でて]
……さて。
億劫だけど、そろそろ動きますか。
[のんびりとした口調とは裏腹、翠は静かなまま。
ゆっくりと、部屋の外へと向かう]
―1階・廊下―
[少しの間か、それとも長かったか。時間の感覚を少年はつかみかねた。
ただ、玄関へと視線をやって、
廊下の隅に座り込んだ。
膝を曲げて、そこに顔を押し付けて]
ヘルムートさん…が……。
[ぎゅうっと膝を抱えて、泣いた。
泣いているうちに、疲れてしまって、意識は闇に包まれる]
村長の息子 フォルカーは、団長の孫 イレーネ を能力(守る)の対象に選びました。
村長の息子 フォルカーは、旅の商人 エーリッヒ を投票先に選びました。
まぁ、ユリアンはユリアンの好きに生きればいいんじゃないか。
[ユリアンの語る言葉、そしてこちらの質問に返事はなかった。
だからそう返して]
下に下りて食いにいく…面倒だったから…。
[ローザの件はそう言いながら]
この期に及んで迷っていたのかもしれないな。
あんときの俺に聞いてくれ。
[そう答えて、部屋を出る前に後ろ手に振りながら]
ああ、またな。
[ドアを開けるとオトフリートの姿が見えて]
よぉ。
[軽く手をあげて挨拶、後ろを猫がついていくのが見える。
そのまま階段を下りようと、そちらに向かう。]
─二階・廊下─
[ひとまず階下に向かうか、と歩き出すのと、尋ね人の姿が見えるのは、どちらが先か。
軽い挨拶は、常ならばのんびりと返す所、だけれど]
……ちょっと、お話ししたい事があるんですが。
あー……悪いんですけど、後で、はなしで。
[身の内を巡るものがざわめくのを押し込めつつ、こう返す。
理由はわからない、けれど。
この熱の赴くままには動きたくはなかった]
ああ、そだな。
[言葉少ない返事。ローザの件に関しては反応を返すでもなく。廊下に出て行くのを気配で察して]
いらなかったな
[もしも理性もなんもないようなものなら殺してしまってもいいかと思った。
そのほうが彼らが不完全燃焼でよかろう。
だが理性があるようだから殺さなかった。罪悪感などが生まれるだろか?]
……気持ち…悪い…
[ずるずるとへたり込む。こみあげてくるものを無理矢理のみ下し、背を壁に預けて呆けたように天井を眺める]
/*
む、二階廊下で遭遇か。
ちょっとそっちになると向かいにくいが……広間に逃げ込むなりすればやれるかしら。
まぁ拘らなくても良いんだけど。
―二階・廊下―
[階段の前で立ち止まり、返された声に振り返り]
歩きながらじゃだめか?
[その様子から、用件の大体は想像がついていたが]
広間に行こうと思ってたんだが。
ユリアンは明確な敵じゃないみたいだな。
[部屋を出る前に発するコエ、それは伝えるべき相手に届いただろうか?
部屋を出て、オトフリートから声をかけられ]
なぁ、イレーネ。
お前はまだ、生きたいか?フォルカーと一緒にいたいか?
[かけるのは唐突な質問]
―外―
[ローザは何も言わず、苦笑を返すのみ。
それ以上何を言えば良いか分からずに、女は口を噤んだ。
別の方から微かな声が届く]
…嗚呼。
[首を巡らせた場所にあったのは、先に喪われたはずの微笑み。
困ったように、仄かな笑みを返した]
―二階・廊下―
歩きながら話せるような事でもありませんから。
[言いながら、一歩ずつ、距離を詰める]
それに……俺の方は、時間があまりないもので。
[こう、告げながら、わらった]
…そうなの?
敵に回らないなら、それに越したことは無い、か。
[聞こえたコエに僅かばかりの安堵を含めた聲を向ける。しかし唐突な問いが向けられると、訝しげな気配を乗せた]
……フォルとは、一緒に居たいよ。
でも、ずっと一緒に居られるとは思ってない…。
ボクが生きたとしても、この村からは出るつもりだから。
それでも、少しでも長く、フォルと一緒に、居たい。
[生きたいかどうかについては答えなかった。けれどエーリッヒに返した言葉は、紛れもなく自分が望むこと]
…急にどうしたのさ?
[嫌な予感が擡げ、短く問う]
―外/墓標近く→集会所内―
[微かな苦笑をエルザとヘルミーネに向けた後は、ハインリヒたちのする事をただ眺めていた。
ハインリヒに『自分』が抱き上げられるのを、複雑そうな表情で見つめて。
彼の呟きが聞こえたなら、顔を紅くするだろうか。それとも、いまにも泣き出しそうな顔をするのだろうか。
ハインリヒがオトフリートと一緒に集会所に戻っていくのを見れば、その場に佇むヘルミーネたちを振り返り、ハインリヒの背を見て。
少し迷ったけれど、ハインリヒの後についていこうと]
ハインさん……っ!?
[先を歩いていたハインリヒに追いつけば、半ば無意識にその袖を掴もうとして。
掴む事ができずに素通りしてしまった手に、驚いたようにその場に立ちつくす。]
………そっか。もう、ハインさんに触れる事、できないんだ……
[寂しそうに苦笑を零して、小さく呟いてから。
改めて、ゆっくりとハインリヒの後ろについて歩いていった**]
―一階・廊下→外―
[ふ、と目が覚めて、そのまま玄関へ。
死体はない。
ただ、新しい土が盛り上がっていた。
ぼぅっと、そこを見詰める。
口を開く。
泣いたままの目は閉じて、
覚えたばかりの祈りの言葉を、つかえながら、ささやいた。
すべての死者に平等に。
しばらくの間は、祈りを捧げる姿勢のまま動かずにいた]
そうか。
[答えるコエに返しながら、微かな笑みを浮かべて]
俺たちのこと、見つけられるやつがいる…。
そいつのことは俺に任せておけ。
[次にかけたのは優しさを含んだ色のコエ、どこか苦しそうでもあったけど]
まぁ、細かい事は気にするなよ。
─二階・廊下─
[向けられる警戒の目。
それに対したのは、静かな翠]
用件自体は、簡単ですから。
[さらりと言いつつ、足を止め]
……全てを、終わらせるために。
あなたの命をいただきたい。
―二階・廊下―
[告げられた要件に、頭を後ろ手にかきながら]
残念だが、命は売り物じゃないんでな。
それに、人呼ばなくていいのか…?
オトフ一人で。
[言いながら浮かべる微かな笑み]
―外―
お話できるように、なっちゃったわ。
[何を言おうか少し悩んでから言った。
その間にローザがハインリヒを追い掛けてゆく。
オトフリートも戻っていったのでヘルミーネを窺うように見た]
やっぱり、行きますか?
……誰、それ。
早くどうにかしないと……って、え?
一人で大丈夫なの?
[獣の意識が呼び起こされ、俄かに殺気立つ。けれど妙に優しいコエに気付き、訝しげな色が乗った]
細かいこと…なのかは分からないけど。
自信があるなら、任せるよ。
─二階・廊下─
さすがに、容易くはくれませんか。
[口調はいつもと変わらない。ある意味では、異様な様子]
人を呼んでる時間も惜しいんですよ。
[相変わらず、口に出す言葉に嘘はない。
それに、例え自身の力が及ばずとも。
手傷を負わせられれば、後に託す事もできるだろうから、と、そう、思っているから]
それに……非力な病人だって、やるときゃやるもんですよ?
―外―
そうだな。
[エルザにはやはり困ったような笑みのまま、そう返した]
…いや。
もう少し、此処にいたい。
[目の奥が僅かに蔭る]
それに、
[もう1人、気に掛けている者がいた。
それを告げる前に、当人がこちらに来るのが見える。
やや目を伏せて、紡がれる聖句を聞いていた]
─二階・階段─
[向けられる言葉。
何かを感じたのか、猫が低く、唸る]
……ありがとうございます。
じゃあ、頑張ってみましょうか。
[言葉と共に、右手は懐へ。
掴みだすのは、黒の布の包み。
巻きつけられたそれを解き、直後にエーリッヒの顔の辺りに投げつけながら距離を詰め。波打つ刃を横に薙ぐ]
[彼らは人狼も人狼以外も…狂ったものの存在を知らぬのだろうか。そんなことを考えてる最中。廊下の空気。話し声に眉を顰める。
はっ…こんなとこではじめるのかよ
[広間でやれや。と思わず毒づく。]
俺がやろうとしてるのは…語り部の真似事か…?
[答えがわからない。ずっと、生まれたときからズレっぱなしで何がいいのか悪いかさえわからぬ。
ただ…前のときは酷かった。思わず、人狼を裏切って、全員殺してしまうほどに。その欲求不満な感情が燻っているのだろうか]
―回想・西の崖付近―
[あっさりローザを殺したと、言ったエーリッヒに戦慄した。ハインリヒの反応はどうだったろうか。
ローザが否定しなかったといったが、ローザは人間だ。それは『見た』自分が一番よく理解している。
ローザが冗談でも言ったか、適当に濁したのか、それとも、エーリッヒが嘘をついているのか。
よく分からなくなっていった。
それから自衛団が集まり、ローザはハインリヒに抱えられて、おそらくはエルザの墓のある方へと運ばれてゆく。その間ハインリヒはローザを誰にも触らせようとはしなかった。
団員の、検分がどうの、とかいう密やかな声が聞こえてくる。]
……埋められてたら掘り返すなよ?
[ぼそりと呟く。後ろ頭をかきながら、ローザは狼じゃないからと、念押すように呟いた。理由を問われても、今は何も答えなかった。]
―外―
それに?
[尋ねている間に現世の人の気配。
孔雀色を何度か瞬いて。
とつとつと流れる聖句を静かに聞いていた]
…そうでしたね。
この人はヘルミーネさんを追ってこんな時期に。
おそらくはオトフだ。
今は…どこに誰といる?
[コエをかけながら]
フォルカーと一緒なら離れるなよ。
[そう告げるコエは冷たいものに、人の意識はもうほとんどないのかもしれない。]
―二階・階段―
がんばらなくていいさ。
[投げられたそれを左の手で止めて、
横に流れた刃を左の腕でうけながら舌打ち]
ちっ…いてぇんだよ…イラつく…。
[オトフリートの体を掴み後ろに下がる。
オトフリートの体を掴んだまま階段を転げ落ちることになるだろうか。
掴む右腕は獣のように毛が生えて、鋭い爪がのびていた]
―外―
[そしてその人だけではなく平等に。
そう祈ってくれることは嬉しかった]
ありがとう…。
[祈り終わっても佇むウェンデルに届かぬ囁きを送った]
―外―
…嗚呼。
[薄らと目を開く。
色は蔭りを帯びたまま]
せめて、無事に帰れるといい。
[エルザの礼を横に聞きながら、ウェンデルを見つめた]
オトさん、が…。
今は、広間に居るよ。
……フォルと一緒に。
[状況までは伝えなかったが、フォルカーと一緒であることは告げる。こちらの状況が伝わらないのと同様に、相手の状況を知ることは出来ず、コエの雰囲気が変わっていることに瞳を細めた。まだ宵には早い。只ならぬ事態であることを何となく感じた]
…分かっ、た。
こっちに、居る。
半端すぎて嫌になる…
[さて、どうしようか。
頼まれた存在。今人数は何人だったか。明日には多分6人になっているか?人狼と人間が同じ数になったときも確か崩れたはずだけど…]
狂い人。しっかりしろや。
[文句を言うようにぼやき、派手な音が廊下から響き、起き上がる]
─二階・階段─
頑張らないと、追いつかないんですよっ!
[今動けているのは、身の内のざわめきに拠る部分も、少なからずある。
ただ、その衝動に身を任せたくはなかった。
終わりにしたい、というのは、自らの意思、それだけ]
……って、わっ……。
[身体が掴まれる感触と、浮遊感。
抗う余地などはなく、猫の声を聞きながら共に転げ落ちる。
それでも、刃を離す事だけはしなかった]
─広間─
[少しうとうとしたのか、縹色が細まる。けれど隣で身動ぐ気配と声に気付き、緩く首を巡らせた]
……起きた?
[フォルカーの顔は自分の頭の上であるため、見上げることは出来なかったけれど]
―西・崖付近―
[エーリッヒはいつの間にかいなくなっていた。あれと思いながら辺りを見回していたら、そういえばと話題を切り替えた団員から、もう一人死人が出たことを聞いた。]
へ、ヘルミーネさんまで!?
[そちらはどうやら人狼にらしいと聞けば、そうかと落胆したように俯いて小さなため息をついた。
また犠牲者が出た。人狼を見つけるまで惨劇はきっと止まらない。]
……きっつ……。
なぁ、皆殺しを宣告され、怨み事言いながら死んでくのと、疑い合い殺し合いながら生き残りを選ぶこの状況、どっちがマシだと思う?
[問いかけに応えられる団員は居なかった。]
/*
…ところで。狂信者どこ?
二日目からエーリッヒとイレーネ狼で思って動いてましたが、とはいえ狂信者の動きがどうのこうのでよくわからんことに。
表や赤では狂信者だと思われてるかなー。驚かれたら個人的勝利ということで
とかいいつつ最終日で暴露ってみようと思ってますが
[階段を転げ落ちながら、左腕に刺さった刃を抜き。
下におりきる前に体を離し、受身を取る。
向こうの様子はどうかとそちらを見て、痛む左腕をさすりながら。]
手放さないのはさすがだな。
[騒ぎに人が集まるかもしれない、階下にはウェンデルの姿もあっただろうか?
もう隠すつもりもなにもない、あげるのは低くうなるような声]
俺は死ぬつもりはない、お前達を殺してでもなっ!
/*
6:2>5:1>3:1>1:1
生き残るには二回吊りを回避しなきゃならなくて。
オトさんが落ちるから白が増えることは無い、と。
んー、ユリさんも完全に味方じゃないからな。
多分生き残りは難しい、と思う。
明日落ちるか明後日落ちるか、どっちが良いんだろう。
エピ的には明日終了だと休みに被るんだよに。
―一階:広間―
[顔をゆっくりと上げ、二度、三度と瞬いた後、蘇芳色のまなこがしっかと開いた。
どれだけ眠っていたのかは定かではないが、体は多少、楽になったように感じた]
……………、
うん。起きた。
ごめん、重かった……?
[緩慢に身を起こそう、としたそのとき。
階段の方角から、何かの落ちる物音が響いた]
─広間─
ううん、大丈夫。
[平気、と返し首を横に振ろうとして。何かが落ちる大きな音。音の方へと縹色が向く]
…なに…?
[不安になり、隣のフォルカーの顔を見上げた]
……っつぅ……。
[元々、さして鍛えていない病持ち、こんな時の動きは鈍い。
突き放され、とにかく本能的に身を庇いながら、落ちた。
それでも、どうにか身体を起こせば、階段を飛び降りてきた猫が傍らで鳴く]
……けほ……死にたくないのは、誰だって、同じ、でしょっ……。
俺みたいに、先が長くないのだって。
人の都合で殺されるのは、ごめん、なんです、から……!
[呼吸を整える。通り過ぎる呼気には、微かな血の味がした。
あまり、派手には動けないのが、嫌でもわかった]
―廊下―
[二人が転げ落ちたのを確認してからそっと起き上がり廊下へと出る]
弱き戦士はその内に潜む衝動に抗いながらも人狼を討たん。か
[そして猛る人狼もまた理不尽な宿命のために戦う…か。と小声で呟きながら置き去りにされたユエを可能ならば拾い上げ。階段付近まで向かう]
[扉越しでは唸り声までは届かない。
しかし何かに呼応したよう、胸の奥が熱くなる感覚があった]
……………っ、
[今すぐにでも駆け出して行きたくなる衝動を抑え、イレーネに触れる手を引き、拳を握った]
人、狼……?
――……………レーネは、ここに。
[呟きを漏らして、ソファから身を起こす]
─広間─
っ、フォル…?
[離れたフォルカーの手が拳を握る。呟かれた単語に身を強張らせた]
ぇ、フォル、待って。ボクも…。
[音の下へ向かおうとするフォルカーを追うよに立ち上がるも、ここに、と言われて足は止まる]
―玄関―
[体は冷えていた。
風邪をひくかもしれないと、どこか遠いところで思って、
集会所に戻る。
と、階段から落ちてきた姿に、扉をあけたまま固まった]
え?
[きょとん、と二人を見る。声を聞く]
助教授 ハインリヒは、旅の商人 エーリッヒ を投票先に選びました。
[───怖い]
[呟かれた単語、様子の変わったフォルカー。コエが冷たいエーリッヒ]
[何が起きているのかを朧げに理解する。自分も近い未来、同じような立場に立たされるのかと思うと、人の意識は竦み上がる]
みんなが生きるには、やっぱりボクが───。
[そう考えるも、獣の意識はそれを良しとしない。決意が、揺らぐ]
何、やってるんです?
まるで、……
[声も聞こえたけれど、思わず、問いかけた。
人狼みたいに。言いかけた言葉はとまったけれど]
はははは、人の都合か…、
残念だが、俺は人である事は許されない運命らしい。
[苦しむ様子のオトフリートを、余裕の笑みを浮かべながら見下ろし]
生まれたときを呪ったことがあった、
人でありながら、人として扱われる事を許されない。
解放された時、俺はのし上がってやった。
俺は人になれたと…思ってた。
ここの村にきて、村の人たちと接して…、それを強く実感できていた。
普通の人じゃないことを知らされた時も、皆と接することで気にはならなかった。
[僅かに息苦しく痛む胸は、いまだある迷いのためか。
自分の言っている事、はじめの事は、ウェンデルには伝わったかもしれない]
だけど、俺は化け物だ、人を殺して食らう獣だ。
所詮俺は、人間であることなんて許されなかったんだよ。
[吐き捨てる言葉、それは自分に言い聞かせるようでもあったかもしれない。]
人が人を食い物にして生きてくことだってあるんだ。
別に俺が人を食う事も、仕方のない事だろう…。
[二つの食うの意味する事は違う事だけど。
鋭い爪の生えた右腕、ゆっくりとオトフリートに歩みよっていく]
オトフ、とりあえずお前からだ…。
[低くうなるような声、冷たく鋭利な言葉でそう告げる]
[フォルカーは広間の入り口で足を止めて振り返り、イレーネを見やる。
自分も、という彼女に言葉を重ねることはなく、されど、手を伸ばすわけでもない。数秒の間の後に、顔を背け階段の方へと向かった]
力になる…この場で…力になるって…なんだ?
[ぼやくように呟いて...はイレーネの部屋へと入り、『唯一とする望みはなんだ?』とだけのシンプルな、自分の名さえ書いてない紙を裏返し隠すように机の上に置いた。
生き延びるならば助かるのならばもっと人が死なねばならない。仕組みはなんとなく把握している。すぐに大勢は殺せない。明日、自分が死ねばまだ残れるだろうけれど。]
…冗長だ…
[それでもそれが…全てを淘汰してまで生き延びるのが彼女の望むものか?
あれもこれもなんてできない。一つだけ…否。むしろ何一つ届かないのがこの世界。
そんな世界誰が望む?それは直接関わらないものたちが望んだ世界。酷い冗談だ。残酷な演劇だ]
[語られる過去。それが如何ほどに凄惨であったかは知る由もなく]
……あなたの過去に何があったか。
あなたが、ここで、何を思っていたか。
生憎、俺には、わかりません、よ。
[けほ、とまた咳き込む。口元を拭った手には、淡い紅]
……そもそも。
そんな理屈は、どうでも、いいんです、よ。
俺は、ただ。
……喪われた事が。
赦せない、だけ。
[何が、とは、言わずとも伝わるか。
歩み寄る姿を睨むよに見つつ、右手に力を込める。
与えられるのは、多分、一撃。
それに、全てをかけるべく。
ただ、距離を測る]
俺が…人として…生きることが…許されないっていうのなら……。
[うわごとのように呟くようなコエ]
俺は……人にはなれない…、人狼だっていうのなら……。
[感情のない、冷たいコエ]
俺は……全部殺してでも…、生き延びて……。
[そのうちに、ウェンデルの姿も見えなくなった。
白くならない息を吐く。
そうして、顔を上げた]
行ってくるよ。
[前を見たままで告げる。
エルザは如何するかと直接問うことは無く。
その身を金色の粒子に変えて、集会所の方へと流れゆく]
……そうですね。
[言葉を返すまでにまた間が空いた。
もう何も無いはずの左肩が僅かに疼いた]
望むこと全てが叶うような世界じゃない…。
[金色が流れてゆくのを見送る。
すぐには動けなかったが]
それでも…と。
[呟き、意識を集会所へと向ける。
くすんだ色がスッと光の後を追った]
―一階:廊下―
[始めに見えたのは、玄関に立ち尽くすウェンデルの姿だった]
ハシェさん、
[何が、と問いかけ、言葉は止まる。
足を進めていくうちに階段の傍の様子も目に入り、何が起こっているかは、容易に知れたから]
[ウェンデルの声にそちらを見る、一瞥するだけで、その瞳は正気をもってる人のものには見えなかっただろう]
ヘルちゃんのことか?
[ゆがんだ笑みを浮かべてオトフリートを見る。
向こうからの刃も届くだろうとい距離に近づき、それはこちらの爪が届く距離でもある。
爪を振るい、冷静さを失った今の自分に、向こうからの反撃など頭になかった。]
団長の孫 イレーネが「時間を進める」を選択しました。
[エーリッヒの言葉が届く。
玄関の扉の向こうには、自衛団がいる。
それに思い当たった瞬間、扉を閉めた]
エーリッヒさんは、人間です。
[小さく、呟くのはまわりの音に紛れたか。
ただ、階段の様子を見ているだけではいたくなかった。
エーリッヒが人狼なら、彼がヘルムートを殺したのだとわかっても、
人狼は殺すものだと知っても。
名前が呼ばれた。
エーリッヒの目が、こちらを見た。
駄目だと、思った。
一瞬のまれた時、場が動く]
自衛団員 ダーヴィッドは、旅の商人 エーリッヒ を投票先に選びました。
―集会所/???―
[身体は埋められた。
そばに居ても、触れる事ももうできない。]
……どうしよっかなぁ。
[今までのように、退屈しのぎに料理をする事もできない。
紅茶を淹れて、甘いものを食べて気を紛らわせる事もできない。
自分はどうしたいのだろう。
何をしたいのだろう、何をすればいいのだろう。
今わかっているのは、ただハインリヒの傍にいたい…という事だけ。
だから、ハインリヒが行く先についていく。
階段の辺りの騒ぎがもし聞こえれば、そちらを気にするけれど。
ハインリヒがそちらに向かわないなら、時々ちらちらと視線を向けるだけにとどめるだろう]
―外・西の崖付近→玄関―
[何も知らない、気づかない。
ヘルミーネが自分のせいで死んでしまったかもしれない事も。
無知は罪という言葉は今の自分に良く当てはまった。それすらも今は知らないわけだが。
墓へと寄ろうと、目星をつけて向かいかけて。
何か供えられるものでもあればと、玄関口へと入ろうとして、開けっ放しで立ちつくす、ウェンデルの姿が見えた。
散々昨日言われたせいもあり、若干歩みが止まりかけるが、様子がおかしい事に気づけば、その向こうを見ようと後ろから覗き込んだ。]
へ……
[階段前で繰り広げられる攻防に、目が点になった。]
/*
ウェンデルかっっ
もしもめっちゃ動きづらくしてたんならごめんとしかいいようもなく。
…自分的には別に最初狂人っぽく動いてはなかったんだがな・・・
嗚呼。
分かってるつもり、…だったんだケドな。
[姿を消す直前、向けたのは苦い笑い]
― →集会所・階段―
[粒子が再び女の形を為したのは、騒動のすぐ近く。
すぐ下で縺れ合う2人の姿に、目を見開いた]
[歪んだ笑みと共に向けられた、問い。
それに、答えはしなかった]
……それは……。
[一つ、息を吸う。
身の内の躍動は、人狼を殺せとざわめきたつ。
それに、溺れるつもりはないが。
今は、それすらも力にせねばならない、と思い定め]
……教えて、あげま、せん、よっ!
[出来うる限りの力で床を蹴り、距離を詰め。
波打つ刃──魔除けの力を秘めるという、それを。
持てる全力で、突き出す。
切っ先が狙うのは、命の鼓動の刻まれる場所]
/*
なんで、こんな時までダーヴィーはギャグキャラなんだよ。wwwww
人のこと言えませんね、はい。すみません。
─広間─
[止まった足。既に扉まで進んでいたフォルカーが数秒こちらを見て、何も言わずに出て行く]
………─────。
[扉の向こうでは何かが起きている。身の内のものがざわめき、表層が、揺らぐ]
……ダメ、今行ったら……。
[引き摺られる、そう感じた。足元に落ちた毛布はそのままに、両手が身体を抱く]
[人の形をしたモノに、似つかわしくない獣の腕。
直に目にするのは、初めてだった]
……じ、ん、ろう。
[ウェンデルの呟きは聞こえず、エーリッヒを視界に捉え、そう評した。
高揚感と恐怖と、その両方が綯い交ぜになる。
熱いのか寒いのか、分からない。
持ち上がりかけた手が止まる。
体は、動かなかった]
/*
瀕死状態で、人質とろうとしたところで更新するといい感じに死ぬのかなと。
仲間との区別がもはやついてなくてな感じで。
間に合えばですが。
……エーリッヒ?
[伝わるコエが何だか遠い。聲も相手に届いたのかどうか]
全部、殺してでも……生き延び、る……。
[生きようとするエーリッヒの言葉。対する自分はどうだろうか。広間で立ち尽くしたまま、考え込む]
―結構前・西側の渓谷→エルザの墓前―
―っく。
[あっさりとローザを殺したことを認めるエーリッヒの言葉に自分をぐっと押さえた。
まずは、ローザを休めてあげるのが先だ、と。
だから、ローザの遺体も冷静殺意については冷静なまま、運べたのだろう。
もちろん、エーリッヒについては後できっちり落し前をつけさせると心に決めて。
黙ったまま、しかし苛立ちを隠さぬ様は彼等にはどう映っただろう]
おいおい、甲斐性無しって誰の事だよ。
って、まあ…嫁入り先を無くしてるのが二人いたら、何も言えねえか。
[エルザの墓前、野郎ばかりと言ったことに対してのユリアンの言葉に薄く笑いをかえしつつ、
オトフリートが戻ろうというのにはうなずいて。
彼に話があると言われたなら何をか察して黙って待っていた]
[苦い笑いには、僅か睫を伏せて]
―集会所―
[最終的に引き寄せられたのは階段の上。
何とも言い難い表情で呆然と見下ろす青年の近く。
同じように見下ろして息を飲む]
望まれるように。
望んでいないのに。
[ユリアンの顔を振り仰ぐ。
少し見つめて首を横に振り、ゆっくりと視線を戻した]
[爪を振り下ろす、獣のような右腕を。
飛び出したオトフリートには対応できなかった、刃がその身にささるのを感じる。
激痛が走る、苦しい痛い。
その右腕はオトフリートの首を捕らえて深く抉っていたが。]
ぐぅ…いてぇ……ちく…しょ……。
[漏れ出る声は、かすれてうまく出ない。
後ろで何か声や扉の閉まる音が聞こえた気がする。
意識が霞み…、視線は広間の方に向かう。
人の気配が二つ、立ちつくしてるように見えた]
/*
今フォルカーは外にでるところで、そこに抱きついてるんで二人見える位置かなと。
このまま間に合いそうなんで行きますね。
キリングは続けてしてもらえるはず。
――…………ら、ない、と。
[小さく、声が漏れた。
既に遅いと、頭のどこかで、冷静に考える。
どちらにとっても。
思考とは裏腹に、手は震え、赤石に至ることは、なかった]
―集会所・階段上―
[エーリッヒの腕は、明らかな異形のそれと化し。
それに対峙するのは、]
何、やってんだよ。
…か弱いくせに、
だからお前は…ッ
[声は震えた]
神学生 ウェンデルは、旅の商人 エーリッヒ を投票先に選びました。
[手に伝わる手応えと、直後に感じた衝撃。
痛みが走る。熱い。
猫が鳴いているのが、微かに聞こえた]
………………、…………。
[口を動かすけれど、音は出なかった。
代わりに零れるのは、紅。
それでも、最後の力か意地か。
右手からは、力を抜く事はなく。
霞んでいく意識は、ただ、ぼんやりと。
『怒られるなあ』
なんて言葉を、浮かべていた**]
[動いているのを見たということは、今から動いてもまったく無駄だということ。
それでも、玄関から階段までは近い。
思わず、駆け出した。
刃が貫くのも、爪が抉るのも見えたけれど]
――エーリッヒさんは、人間ですよっ!
─広間─
[立ち尽くしていたのは刹那。自分は、見届ける必要がある。気を強く持ち、一歩足を踏み出す。それを切欠に前へと進み、広間の扉を開けた]
―結構前・集会所に戻るすがら―
[ユリアンが去った後、オトフリートが見つけたと言うのに、ぴくりと眉間に皺が寄る。
で、誰なんだ、と短く問えば返る答えに]
やっぱりそうなのか…許せねえ、ローザをやっちまったばかりかその元凶だったとはな。
[ぎりり、と煙草を噛みしめて憎しみを露にする。
しかしフォルカーの事になれば非常に複雑な表情を返し]
俺は、アイツに襲われた。
余所者なら…いや、そうでなくても構わないっつってたな。
まあ、気をつけろを言われれればそれなりに見てるけどよ。
悪いが、子供だからって容赦はしねえ。
これ以上俺に何かするようだったら、やりたいようにするぜ。
[あの少年が何を思って襲いかかったなど知る由もない。
手加減はするが、本気になったらなら責任はとらない、と言い切った]
[オトフリートの生死は確かめず、
足は広間の方へ向かう、手負いの傷口から血があふれ出す。
それでも生きようとする執着心からか、獣としての力があったからか、
駆け出すように、広間からでてきた人物をとっさに掴み首筋に爪を押し当てながら]
うごく…な……。
俺は…生きて…帰るんだ……。
[イレーネの身を左手に抱いたまま、
告げる声は弱弱しく、その手の力も徐々に弱まっていく]
[既に花は無いのに、高揚のようなものを覚えるのは錯覚か。
胸を押さえる]
この、
――莫迦者が。
[唇の隙間から、低い音が洩れた]
青年 ユリアンは、旅の商人 エーリッヒ を投票先に選びました。
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