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[白雪さんを頭に乗っけて、のしのしと談話室へ取って返す。先刻別れた二人を見つけて、にぱと笑った]
おー、ライさんもベッチーも無事に戻ってたか。
[この様子だと着いたばかりだな、と二人を追い越して、室内に声をかける]
食堂の方に、ボルシチ出来てるから、みんな腹減ったらあっためて食うといいさー
[なんかふわふわがおっきくなったりふえたりしてるけど、今更、だった]
ふわふわに影響を与えてるかどうかを見分ける魔法…?
この異常増殖に関わってる奴が居るってことか?
つかそれじゃなくて。
確かお前、ふわふわが『あれが動く』とか『潰される』とか何とか言ってたって言ったよな。
その辺のことで他に何か言って無かったか?
[周りのことはさておき、今はベッティから情報を手に入れようとあれこれ訊ね続ける]
ん。だって落ちたって聞いたから。
苦しくないよ、ちょっと…イロイロ悩んでただけ。
それよりどうしたの、何か用事?
[きょとりと見られてる視線を手をパタパタ動かし誤魔化し。
端的に説明して話の矛先を変えようと試みる]
[上手にキャッチするペンギンに...はご満悦。苺飴を{5}個を更にペンギンの口めがけて飛ばしてみた]
[元気そうな少女――見覚えがあるから多分同学年だろう――が談話室にやってきて何があったのか尋ねる]
えっと、ゲルダ先輩が魔法でふわふわ一層したのですが、
さっき何処からか飛んできた魔力が、カヤ先輩とふわふわ閉じ込めた籠に直撃して、その影響でまたふわふわが増えたんです。
「ピノ君」?「ふわもこに影響与えてるかどうか見分ける魔法」?
[聞きなれない単語が聞こえて首をかしげた]
え。
あー……さっきのかあ。
ん、そっちは平気。ちょっと、痛かったけど。
[聞いた、という話に合点が言って、さらりと返す。
悩んで、という言葉には一つ瞬くも、突っ込んでいいかどうかもわからないため、自分の用事を優先する事に]
あ、うん。
さっき、談話室でちらっと言ってたけど、ギュンター爺が潰された、って話。
それって、どんな状況だったのか、聞いておこうと思って。
[本人はばたんきゅーしたまま。やはりお腹は空いてたりなんだりと、体力的にも微妙だったようで。
ふわだまりの一つ、もぞもぞと動く一匹に薔薇色の羽が一枚、飾りのように揺れたりしている]
「どうも、混乱してるねえ、ここも」
だよなあ。とりあえず、掘ってみるっきゃねえかも?
[白雪さんの意見に頷いて、ふわだまりをかき分けて掘ってみる、もっふもっふ、ふわふわ、もっさもっさ]
あー、やっぱ埋まってるさ、これ。
[最初に掘り出したのは金色のふわふわもどき]
確か、ウィンダムだっけ?
[イヴァンの問いに、ペンギンを愛でつつ、ふわふわだらけの部屋を見渡した]
ふわふわが増える前は、他にゲルダ先輩とローザさんとウェンデル先輩とカヤ先輩が居たんですけど・・・。
ゲルダ先輩が窓から出て行ったのは見ました。
あ、あの薔薇色の羽はローザさんでしょうか。
[吹きだまりの中に薔薇色の羽が揺れているのを見て、立ち上がってそっちの方向へ行こうとすると、窓から菫色の何かが飛び込んできて、...に体当たりしてきた]
痛っ!――また、紫ふわふわですか!
さっきのよりも幾分か小さいので、別人・・別ふわふわ?
[倒れることは無く、30cmくらいになっている菫色ふわふわをキャッチして一人ごちる]
[平気という言葉と流血の惨事ではない様子に頷いて。
優先された用事に感謝しつつ、常緑の瞳をクリクリ動かす]
あ、寮母さんの用事と一緒だね。
用務員さんは巨大ふわふわに潰されて消えちゃったみたい。
たぶん、結界内には居ないんじゃないかなって。
[風の精霊と寮母の探索の結果を話す。
それにライヒアルトの足も加われば、居ないことはほぼ確信か]
[掘り出した頭はぼんやりと光っている]
「おや、精霊だねえ」
マーカーかな?便利だよねえ。
「あっちにも何か埋まってないかい?」
[よいしょ、と掘り出したウィンダム(違)を床に寝かせた所で、白雪さんが薔薇色の羽を指し示した]
ああ、あれはローズか。
[クロエの言葉に頷く。今聞いたばかりの名前も間違えるとかどうなのか]
おーい、だいじょぶかー?
[もっさもっさと、掘り出し開始]
あ、イヴァンさん!
…だだだ大丈夫だよ!迷子とかなってないよ!
[思いっきり動揺しつつも返事しながら、ライヒアルトの質問にきょときょとしながら。]
食堂はは殆ど掃除しちゃったからあんまり聞かなかったよ。
ピノ君が
「原因出さないと、もっと危ないかも?
こっちでもやるけど、ごめんね?」
って言ったくらいで。
えーと、ちょっと待っててー。
[とか重要情報出しながら、ちょっと上を向く。ピノ君、および室内のふわふわの会話をむーっとしながら聞いている。]
ウィンダム・・・もしかしてウェンデル先輩のことですか?
[菫色ふわふわをぽいっと部屋の反対側めがけて投げながら、イヴァンの言葉に突っ込む。そしてイヴァンを手伝い、慌てて薔薇色の羽のある辺りのふわふわをどけ始めた]
(?)
[のんきにつっつきつつ、みんなの話を聞きつつ。
あおい子のことばが聴こえたのは、そんなとき。]
(じゃまな、もの?)
[うるさいから、要らない子をはじき出しちゃえ。
――そんな宣言を聞くのはエーファだけでしたけれど。]
ああ、アーデル姐さんも聞きに来てたんだ。
[そりゃそうか、と呟いて]
潰されて、消えた、って……。
んー、それじゃ、ライヒアルトの推測が大体当たり、ってコトか……。
結界の中、全域見たけどギュンター爺いない、って言ってたしねぇ。
[説明された状況に、ため息一つ。
それは、ふわふわの無差別攻撃への憂鬱も、ちょっとは帯びていたかも]
『こっちでもやるけど』…か。
それだけあれば十分だ。
[ベッティからの返答にほぼ確信に近い心持になる]
となると、やっぱ無差別でやらかしてる可能性のが高いかなぁ…。
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