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[ゆらりと揺らぐ炎]
[かすかな音を立てて、首飾りは嫌がる。
心の中に沈められた"片割れ"が、同じ様に嫌がる。]
[本人の感じぬ変化。]
――すごい炎ですね。
調査を断れば、調べずして認めるのと同じだろうね。
……確率は高くも低くも無いけれど、試してみる価値はあります。
[けれど万一を考えて、迷いが生まれる]
大丈夫ですよ、アーベル殿。
[微笑んで]
それに、剣がここにはある。
――でも、もし。
もし、気付かれてしまったら、あなたにこの剣を。
―東殿・回廊焔側―
あるいは進化した、とか?
えーやだなーそれ。
[やだで済む問題ではないが。
ブリジットに翠樹の子を預けてから、ダーヴィッドの次なる探査相手を知るも、へぇ、といつもの笑みを浮かべるだけ。]
─東殿・回廊─
……その二つの相乗効果、と言うことか?
[ナターリエの解説に問いを返し。つい左手首に伸びようとする右手をぐっと堪える]
……他はわかりませんが、暴走は。
先に、私ではない影輝の力を感じました。
それ故かとも、思っていますが。
< 戻した視線は眼ではなく象った笑みを見る。
何処まで知れるかと、僅かばかり窺うような素振りになった。
初めに出遭ったのが彼の者であったのは、失策か >
影輝、って確か、『均衡』だっけ?
それが崩れたら、このくらいおきるかもだけど……。
[やっぱり、ピン、と来ないらしい。
首を傾げていたところに、ナターリエの声が聞こえ。
視線を向けたのは、やはりザムエルの方だった]
相乗効果。というよりは、バランスを欠いた、のほうが正しいかと。
[ザムエルの言葉を訂正して先を続ける]
『力ある剣』の属性は先に言った4つ。
そして。
その内の一つの属性が、今回結界内に囚われましたからねぃ。
……恥ずかしながら、私も一時暴走しかけましたからぁ。
[ザムエルの言葉に、嘘は見えず首を小さく傾けた。
相方の所に変えるピアの背中を少し見つめ、ナターリエの言葉にふぅむ、と唸った。]
剣?
[力ある剣。
言われて、思い出した。]
―― 東殿・回廊 ――
[ナターリエの推測に、眉を寄せる]
四つの属性…力ある剣にそんな特性が…
それにしてもナターリエさん詳しいですねえ。
[一見、純粋に感心したと思える顔で見る]
[オティーリエの心の奥底に眠る残滓。
いつか感じたそれが動くように思えたのは錯覚か。
いずれにせよ、見えぬ微笑みと共にその覚悟を受け取った]
─東殿・回廊─
ふむ…エルザのことか。
「力ある剣」の属である天聖・流水・影輝・精神のうちの天聖が欠けた。
それ故に残る属の影響が強まった、と。
剣の力が強大であればある程、その効果も大きい、か。
[ナターリエの言葉に納得するように、己の中で情報を整理しながら言葉を紡いでいく]
/*ここは見飛ばしてねw
壁|・)ちょっとだけごめんなさいー。
月闇さんから強制進行提案でてますんで、いっちゃいますが、おっけーですかー?
[エーリッヒの言葉に、少しだけ儚げに、ナターリエは笑った]
……「流水」の属性ですから。
そのような存在がある、ということは主様からは聞き及んでいました。
もし、私が野心に溺れ、その剣を奪い取ろうとしても、「偽者」である私には到底使いこなせませんから、安心して伝えたんでしょうねぃ。
……「偽者」であることもたまには役に立つものでしょう?
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