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それはまだ、始まりの前でした。
始まる前の、ささやかな日常。
おや、噂好き ホラント が来たようです。
[それは初夏の短い夜のこと]
[孫にせがまれた老人が読む、一冊の童話の冒頭でした]
[挿絵には人間の足と、そこから伸びる尻尾のある影が描かれています]
[開かれ陰になった表紙は、深緑の地に黒い森のシルエット]
[銀色の装飾文字で題名が綴られていました]
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
村の設定が変更されました。
おや、旅芸人 ツィンカ が来たようです。
[暗い森の中、月明かりと蛍の光だけが道標。
か細いツィンカの声が森の中に響く。]
黒い森の暗い川の蛍火は、
宵ごとに空の兄弟に囁き続ける
我に降りかかり不幸を哀しむな
その瞬きは我の心も締め付ける
お互いの声は遠すぎて聞こえぬ
今宵もまた
天の星も瞬き続ける
地の星も瞬き続ける
そんな子守唄を思い出すわ。
[暗い小川には儚げな光を放ちつつ、蛍が乱舞している。
ツィンカの指に一匹の蛍が止まる。]
この光を見られるという事は、そろそろ黒い森はサクランボの季節ね。久し振りにシュヴァルツヴェルダー(・キルシュトルテ) を食べたいわ。
[ツィンカは手に指に止まった蛍に息を吹きかけて、蛍を飛ばす。]
本当に綺麗……。
黒い森には怖い怖い人狼がいるなんて、御伽噺を聞かされたけど、
きっと嘘よね……。
こんな綺麗な光景が見られる所でそんな怖いものがいるなんて、絶対嘘よ。
[身を翻し、村の方へ戻って行った**]
おや、旅人 ルイ が来たようです。
[深くかぶったとんがりぼうしを少しだけ押し上げて、旅人はたずね返しました。
黒い目がふたつ、ホラントを見つめています。
けれどもホラントはわらうばかり。
そうしてすぐに、どこかへと行ってしまいました。]
いやな話だ。
森を抜けてきたばかりだというのに。
[すぐ後ろで、ざわざわ、ざわざわ、森の木たちがないしょ話をするように音をたてます。
旅人はぼうしを被りなおしました。]
おや、奉公人 ドロテア が来たようです。
あら、ホラントさん。
……人狼?
あらら、ダメですよぉ、そんなお話をしては。
小さな子たちが怖がったり、こっそり探検に行ったりしたら、大変たいへん。
[やんわりと言った言葉に、ホラントはわらうばかり。
そうして、すぐにどこかへと。]
村中に、お話して回るのかしら?
あんまりおかしな話が広がると、だんな様の気苦労が増えてしまうのですけれど。
……あら、いけない。
早く、お買い物をすませないと。
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