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漫才師 史人 に 1人が投票した。
高校生 伽矢 に 3人が投票した。
ママ 百華 に 1人が投票した。
高校生 伽矢 は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。何かの介入か、それとも……?
訪れたのは、夜明け。差し込む光に、人は何を思うのか。
― 中央公園 ―
[公園に足を踏み入れ、千恵ちゃんが人影に手を振る。
これも、憑魔の演技?
けれど、何故わざわざ目立つような事をするの?
姪の行動は、どうしても憑魔と思えない事ばかり。
そこへ聴こえた女性の叫び]
伽矢が?
[思わず、姪の手を離していた]
っ!?
[叫ばれて、思わず息を飲んだ。
腹の探り合いならまだ並べ立てて矛先を逸らすことも出来た。
けれど、堂々と叫ばれてしまうと流石に動揺は隠せない。
オレはその場に足を止め、声の主へと視線を投げた]
…っざけんなよ…!
[母親と従妹が広場まで来ていたことは知っていた。
だからこそ、余計な真似をと思い、低く唸る]
………。
[伽矢が憑魔、に。ぱちり、目を瞬かせたまんま。
うさぎは何も言わぬまま。事の成り行きを眺めるばかり。
そうなの?
そうなんだ?
そんな気分を味わいながら。
てってってっと神楽に近づいた。]
ひょーま、つかさ。
かやにいちゃがひょーま?
かぐねえちゃが、つかさ?
[そう問いかけるように、神楽を下から見上げた。]
[千恵が近づいてくるのには、まだ警戒を残したまま、笑みで返す]
ええ。
伽矢が憑魔よ。
だから、還してあげないとね?
[そんな確証は無い。外れていたら、次に痛い目に合うのは自分だ。
だが、そんな危ない橋でも渡らない限り、「自分」が憑魔に復讐する機会なんてそうそう訪れない]
[その場には神楽ちゃんと史さん、それに伽矢もいた。
私は二人に歩み寄る]
神楽ちゃん。 証拠、ある?
それと。もし伽矢がそうだとして。
人を殺めたのは伽矢でなく、伽矢に憑いた憑魔。
間違いないわよね?
[伽矢が現れ、油断はしていただろうか。
それとも、警戒しつづけただろうか。
足元には、公園の大きな石。
それを両手で持ち上げると、視線を外した神楽にむかって振り下ろした。]
ひょーま、つかさ。
かえさないと、かえさないと。
[目はどこか陶酔したように。
言い換えれば魂を外したように。]
[百華に話しかけられて、神楽がその単純なる理由を話す]
史さんの話では、ひふみんが伽矢に殺されたという話。
そして、これは先程話したけれど、ひふみんが憑魔に殺されたという話。
これだけ考えてもらうならば充分すぎるとは思いませんか?
[最も、史人が偽者である可能性などもあるため、全面的に信用できる話ではないのだが]
っ!?
[伽矢の姿が現れ、警戒していたはずなのに多少意識が外れていたのか、千恵が振り下ろす石に完全に反応は出来なかった]
づぅっ!
[神楽の左腕に落とされたそれは容易く彼女の左腕に多大なる傷をつけた。
左腕から漏れ出るのは、多量の血]
[ぱちん] [ぱちん]
[オレの周囲で空気が弾ける。
その間も打開策を頭の中で巡らせ]
[そうして矛先を向けたのは、巫女ではなく男の方]
お前、アイツに何を吹き込んだ!!
[チカラをつけるなら巫女を喰らうのが良い。
けれど今はそれが出来る状況にない。
だったら、少しでも矛先を変えようと考え、被害者面を被り。
男へと駆けて、振りかぶるのはずっと持っていたサバイバルナイフ]
ひょーま、つかさ。
かえして、かえして、ちえおうちにかえして。
かえして、かえして、かえして、かえして。
かえして、かえして、かえして、かえして。
[崩れ落ちれば、そこに容赦なく石を叩きつける。
遠慮なんかしない。子供だから出来ない。
つかさもひょーまも、悪者だから。
がす、がす、がす、がすと、何度も何度も打ち付ける。
それでも所詮はただの子供の力。司の治癒力においつくかどうかは知らない。
知る必要もない。
知らなくても、関係ない。
がすっ、がすっと壊れた人形のように、同じ動作を繰り返した。]
[ふと、小さな声に目を向ける。
石を振り上げる千恵]
……っ、なにして……!
[その手から石を取り上げようと身を起こす。
その行動は少し遅く、血が流れる。
小さく舌打ちするも、更に傷付けられるのを避ける為、手を伸ばした]
[礼斗君を殺したのが伽矢というのが本当なら、
伽矢が憑魔というのは説得力があった。
史さんが嘘を言っているなら?]
史さん。 貴方、何者?
証明、できたりする?
[憑魔が素直に答えるわけはないと思いつつも、尋ねる。
そこへ何者かが突っ込んできた]
千恵ちゃん!!!
[慌てて姪から石を取り上げ、投げ捨てる。
伽矢の声の方を向くと、ナイフを持った伽矢が史さんを襲おうとしていた]
[その手は届いたか否か。
自らの身に迫る風を感じ、身体ごと振り返った]
あぁ、くそ。
どいつもこいつも!
[苛立たしげに吐き捨てて、刃に向けて手を伸ばす。
円い氷が形作られ、小さな楯となる]
……なにって、俺は事実を言っただけだが?
お前が「あやみん」を殺したと。
……だああ!
[崩れ落ちこそしなかったが、連続して石を振り下ろしてくる千恵の攻撃は邪気が無いからこそ、避けるには難しかった。
何度も打ち付けられ、体に打撲の傷を幾重もつけたところで、他者の介入が入り、その攻撃から解放された。
司の治癒能力。それですぐに治るほどの傷ではない]
史さん!
いけるなら、やっちゃって!!
[叫ぶ。
自身の手で殺してやりたいのは山々だが、憑魔の滅殺が最優先だ。手段など選んでられない]
や、やああ。
かえりたいの、ちえおうちにかえりたい。
[伯母に石を取り上げられると、百華を見上げてぽろぽろ泣き出した。]
かえりたいよぅ……。
[あとは泣きじゃくるばかりで。]
[きぃん、と甲高い音を奏で、ナイフは氷に弾かれた]
それが何で、オレが憑魔だって話になるんだ!
[巫女が霊を視れるとは知っていたが、喰らわれた者との差まで判ずることが出来るとまでは知らず。
叫びながら振るう、二撃目。
ここで自分のチカラを使ってはいけない。
チカラを使うことは、自白しているも同然だったから。
オレは敢えて”人”としての動作を続ける。
それが動きの枷になるとは思わぬままに]
[史さんの手から氷が現れ、盾のようになる。
司?憑魔?どちらにしても彼は普通の人間じゃない]
かえりたいよ。 かえりたいよ。
でも、憑魔を消さないと、かえれないのよっ!
[泣き出した姪に、少し声を荒げる。
私の頭は、これ以上伽矢に手を汚させない事でいっぱいだった]
伽矢、止めなさい!
[止めに入るタイミングを計りながら、叫んだ]
俺が知るか。
あちらさんが言ったことだ。
「あやみん」は『憑魔』に喰われたんだとよ。
[言いながら、内心で舌打ちする。
限界時間が迫って来ていた]
……面倒くせぇな。
[小声で呟くと、迫る2撃目の刃を左腕で受け止めようと突出す。
右の手は後方へ]
[母親の制止を聞くはずもなく、オレはナイフを振るい続ける]
んなの、口から出任せだろ!!
[口でも、動きでも、引いては行けない。
それは認めることになってしまうから。
オレは生き延び、喰らい、チカラを手に入れなければならない。
そのチカラを封じたまま振るった二撃目は、突き出された相手の左腕へと]
[ぴたり、百華の声に突然泣き止んで。
緑の瞳は伯母を覗き込んだ。]
じゃ、かやにいちゃがしんじゃうんだ。
[幼い声は、残酷な事実を紡ぐ。
うさぎはじっと、空を見つめていた。]
え。
[姪の言葉に僅か、止まる。
その間にも、史さんは何故か氷の手を下げ、生身の腕を差し出している。
伽矢が憑魔であろうとなかろうと、人を刺す感触など覚えさせたくなくて]
止めなさいって、いってるでしょう!
[私は伽矢を突き飛ばすか、間に入るつもりで飛び出した]
……っく、
[深々と突き刺さるナイフ。
憑魔の力ではないとはいえ、無傷というわけにはいかない。
表情を歪め]
……、
そういや、怪我はどうしたんだ?
[ふ、と口許を笑みが掠めた。
ぴし、
流れ出していた血が音をたてて凍り始める。
刺さった刃が抜けないよう、そのまま封じてしまおうと]
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