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─路地裏─
…………。
[オレは立ちつくしたまま眉根を寄せていた。
オレを追いかけていたはずの同級生が、目の前で地に伏せている。
頭を潰され、ところどころが欠けた状態で]
…………。
[言葉が出なかった、むしろ押し殺した。
人を喰らっていたモノが喰われていると言うことは、他にも居ると言うこと。
折角拾った命をまた危険に晒すわけにはいかない]
───回想───
[少しだけ眉根を寄せながらその桜を見つめていたが、不意に雪夜が綾野へと向かって歩き、乱暴に問いただすのを見てさすがにその目が険しくなった]
ちょっと!せったん!
女の子に乱暴なことしちゃダメ!私と同じような感覚で他の子も扱うのはさすがに失礼よ。
[そんな言葉でたしなめてみたが、あまり声は届かず効果は薄いようだ。
神楽の言葉に迫力が全く無いというのも起因しているのかもしれないが。
それから、綾野から語られた内容に、指を口に当てて考え込む]
ふむ。
大体本で読んだとおりの内容ね。っても斜め読みだったからあんまし覚えてないけど。
まあでも、役割は果たさなきゃいけないかなあ。気乗りしないな。
桜が咲いたから始まるのか、始まるから桜が咲いたのかは、知らん。
……『桜花』は、始まるから咲いた、とか言ってたが、実際はどうなんだか。あれも、単純な怪異の枠には収まらんようだし。
騒ぎと桜の関連性は、龍先輩にもわからなかったらしい。
身も蓋もない物言いをすれば、超自然の法則。
俺たちの考えうる常識で図ろうとするのが、無意味なんじゃないかって、レベルの事なんだろうけど。
[そこは、考えても考えても結局答えのでなかった事だから、到達した結論でしめて。
だいぶ冷めたコーヒーを口にする]
……ま、後わかってるのは。
生き残るには、『憑魔』をどうにかせにゃならん、って事だけだ。
『憑魔』から見れば、他は全て『餌』扱いらしいからな。
[それは、実際に『憑魔』に──『憑魔』となった、茶髪の仕事仲間に言われた言葉]
とはいえ、非力な一般人には、きつい話ではあるが。
[その時の事を振り払うよに、小さく首を振って。
最後は、冗談めかした口調で、話をしめた]
───回想───
[考え込んでいる間に、雪夜は綾野の襟を離し、怒りの形相と共に桜を殴りつけたが、神楽にもそれは気持ちは理解できたので特に何も言うことは無かった]
[風が揺れ、
ワラい声が、
鈴の音が、響いた]
……知った話を総合すると、「桜花」にとって私達は単なるモルモットだもんね。
そりゃ、笑いもするわ。
んー……気にくわないなあ。
筋書き通りの物語の演者になると思われているのが。
[桜に近づくと、更に自身の内から湧き上がる衝動の一つ一つが、その力が、神楽には気に食わない]
生憎と、貧困暮らしを続けていてもお恵みで生きていくほど落ちぶれてはいないんだよ。
アドリブの激しい役者の底力見てなさいよ。
―礼斗宅―
壁が出来て、外からは様子が分からない。
中にいると出られなくなるわけですね。
[道が通れなくなったという話に確証のようなものを得る]
生存競争。
[呟いた後、返す声も途切れていった。
桜花の名前に史人はまた反応したのだろうか。
窓の外へと顔を向けたから、それにも気づかないまま]
桜花。
見届け…る、だけ?
―礼斗宅―
[礼斗の過去体験告白が始まると、意識はそちらに戻された]
たった一人の生存者。
礼斗さんは、喰らわれなかったんですね。
[喰らいあいという言葉は実感できているのかどうか。
じっと礼斗の顔を見た。穴が開きそうなほどにじぃっと]
清める司。
求める憑魔。
力を持つ、者。
相手を喰らって力を得るモノ。
[短い言葉で確認するように、刻み込むように呟く]
[桜と怪異の関係性は礼斗も把握してはいないようで。
ただその説明をじっと聞いて]
どうにかしろと言われても。
こんな事態、どうすればいいのか。
[冗談めかされた言葉に、どうにか頷いた。
同じく冷めてしまったミルク入りのコーヒーを一口飲んだ]
RPGみたいに、街に武器調達へ行けばいいですか。
[一息ついて言った内容は冗談らしいのだが、真顔で淡々と言うと微妙だったかもしれない]
─ →繁華街─
[幼馴染の家へと向かう最中、運良くあのイキモノに出会うことは無かった。
オレは周囲も眼に入らぬまま、目的の場所へと辿り着く。
開いているはずの扉、けれど手をかけても動くことは無かった]
鍵?
何で……確か鍵は…あった。
[隠してあった鍵を引っ張り出し、扉の鍵を開ける。
閉めるのもそこそこに幼馴染の家へと駆け込んだ]
千恵!瑞穂!
……居ない……?
[名を呼び探すも、返事は無い。
しばらく探した後に視線を落とすと、テーブルの上に置手紙を見つけた]
………ったく、何で一人で……!
[それは従妹と幼馴染、両方に対して。
今、ここが危険な状況にあることを知っているため、焦りと不安が募る。
思わず置手紙を握り潰していた]
─自宅─
……俺が、喰われなかったのは、龍先輩のお陰だ。
珠……最後の『憑魔』に俺が狙われたときに、護ってくれた。
……二人はそのまま、相討ちになったんだけど、な。
[喰らわれなかった、という黒江の言葉に、小さく呟く。
視線がふ、と、写真立てへと逸れた]
……街に武器調達、なぁ。
それでどうにかなるならいいんだが、それこそ。
[真顔で淡々と言われた言葉には、一瞬どう答えていいかわからず。
言葉が返るまで、だいぶ間が空いた]
─繁華街・瑞穂の家─
千恵が家を抜け出して、瑞穂が探しに行ったなら…。
まだ瑞穂が近くに居る可能性の方が高い、かな。
後は千恵が行きそうなところ……。
[子猫達に会いに行ったのだろうか、それとも脱出口を探しに行ったのだろうか。
しばらくの間考えてみたが、答えなんて出るはずもなく。
オレはひとまず外に出ることにした。
入れ違いになる可能性もあるが、じっとしているよりは探した方が良いと考えて]
─ →繁華街─
─中央広場・桜の樹前─
[神楽の言葉にちらりとそちらに目を向け、]
…………おいおいおいおい。
[その向こう。目を細めて見ると、生気ない様相のニンゲンに見える何かが数体、こちらへとやってくる。
その服はべっとりと紅いもので濡れており。]
……これはひとまず逃げた方がよさそうだな。
[ポツリそう呟くと、]
おい、神楽。それと……綾野だったか。……走るぞ!!
[そう言うと同時。二人の手を強引に引いて、その『何か』の来る方向と逆に走り出す。]
[通りを千恵を探しながら走っていく。
先ほどまでいたはずの人の姿は通りにまったく見えなかった]
どこ?千恵ちゃん?
[声をかけるも返答はなく、路地も時折覗きながら探す。
千恵はおろか人の姿すら見つけることができない。
よくわからない不安が心の中で沸き起こってくる。]
千恵ちゃん守らないと。
[自分でもなんでそう思ったのかわからない。
でもそう思うといつもよりも走れるような気がした]
千恵ちゃんが行きそうなところ、猫がいたところ?
[千恵に案内された猫がいた向かおうとしたところで伽矢の姿見えた]
[雪夜が驚いたように見やるその先へと、神楽も目を向けると、そこにいるのは生気を失ったモノたち。
その血走った目が、何を求めているのかは明白だった]
いやん。
ゾンビ系統は、私の担当じゃないのよ。
[茶化すように言った矢先、雪夜に腕を引かれて、その場から離れるように走り出した]
……死者でさえないものは、私には送れない、かなあ。
[伽矢も誰かを探している様子で、きっと置手紙をみたのだろう]
伽矢くん、置手紙見た?
千恵ちゃんいなくなって、この辺にいないみたい。
猫のいるところにいったのかも。
手分けして探して、お願い。
ごめんね私がいながら…。
[入った時は開けっ放しにしてしまったが、出る時は流石に扉を閉めて鍵もかける。
鍵は同じように郵便ポストの中の上部へと貼り付けておいた]
瑞穂。
[いざ探しに行こうとした時、瑞穂に声をかけられ、無事な姿に安堵する]
……見た。
とにかく急いで探さないと……変なのがうろついてるんだ。
手分けするよりは一緒に行動した方が良い。
[謝るのはあと、と直ぐに移動を始めようとする]
[そうして二人の手を引きしばらく走るが、一般的ゾンビの認識とは異なり、その『何か』はヒトの走るのと変わらぬ速さで追いかけてくる。]
…………ちっ。このままじゃ……
[後ろを窺い、舌打ちをする。
このままではジリ貧だ。だったら……]
おい、神楽。お前こいつ連れて逃げろ。
……俺は、あいつらを別の方に誘導する。
[そう言って綾野を神楽に押し付けると、自分は囮となるため足を止める。
神楽が躊躇するようなら、一喝のもと、強引に送り出すだろう。]
[走りながらその目の端に見えては消えるのは、桜の花弁が風に吹かれて、一枚一枚と揺らめいて飛んでいく情景。
そして。
彼女の目に映る、地に縛られるように彷徨う魂]
黄泉桜、か。
変なの?
[聞き返すが幼馴染の様子からきっとただことではないのだろう。
今おかれてる状況すら普通ではないから]
わかった、それじゃあ急ごう。
[伽矢に頷いてついていくように走りだす]
伽矢くんはどこか思い当たりそうなところある?
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