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[やがて、父の足は屋敷のテラスへと向く。
それはイヴァンが最期に手がけた仕事が残る場所。
父の後を追いテラスにやってくると、父が修復箇所をまじまじと見ている姿があった]
「……ふん、あほ息子め。
装飾の造詣が甘いわ」
[出来栄えを自慢して別れたあの日。
それが父との最後の邂逅。
イヴァンの最期の痕跡]
「───だがまぁ、お前ぇにしちゃ上出来だ」
[深く息を吐いた後の言葉。
白い息に紛れたそれは、父にとっての餞別なのだろう]
はは……───ありがとな、親父。
[親不孝をして申し訳ない気持ちと、最期に認められたことに対する想いが綯い交ぜになり、イヴァンは泣き笑いの表情でその様子を見詰めていた**]
月の色受け、あかく染まりし氷面鏡。
静謐なる氷を照らした彩は失せ。
広がる白のその上を。
氷の割れる音を乗せた風が吹き過ぎる……。
-- C A S T --
Reichard Wallenstein ・・・helmut
Eva Fixstern ・・・tasuku
Otfried=Becker ・・・sammy
Julian Traugott ・・・Melissa
Sergius ・・・tukineko
Carmen=Mattews ・・・nadia
Iwan=Allhoff ・・・rokoa
/*
わぁ。イヴァンのお父様が。ロールお疲れ様(ぎゅむむ
エーファもキャストとエンドロールお疲れ様、ありがとうね。
私も間に合う内にご挨拶。
ユリアンさんはお久し振りで、くろねこさん達にはいつもお世話になってますありがとうございますな羽猫さんことなであ。でした。
気がつけば泡沫系も結構お邪魔させて頂いてる割に経験値入ってなくてご迷惑おかけしっ放しで申し訳ないです、が。
今回もがっつり楽しませて頂きまして本当にありがとうございました。
赤からエピまでしっかりデレっぱなしで楽しかったです(
特にイヴァンには本当に感謝してます、愛してるわ私のお月様。
では、ご一緒して下さった皆様本当にありがとうございました、と。
くろねこさんは村建て進行諸々お疲れ様でした、素敵な村に参加させて下さって本当にありがとうございます。
またご一緒出来る機会がありましたら、どうぞよしなにお願いします(深々と礼
/*
ではご挨拶。…久々かも(
皆お疲れ様っした!
泡沫村だひゃっはー!ってしてたらまた狼だったよね。うん、分かってた…。
そろそろ狼パターンのネタがなくなってしまうよ…、と思ったけどまだダーティ狼がいる、いける。
狼の匂わせをしなかったのは失敗したなーとは思ったんだけど、流れとして綺麗に纏まったよーなので結果オーライって勝手に思っております(
絡んでくれた方、は皆だね!お付き合いありがとうございました。
特に赤でご一緒したカルメン、護り手のオトフリート、そしてやたら運ぶことになったユリアンには多大なる感謝を!
赤でキャッキャッしたり、最終日に打ち合わせ()したり、夢のことであれこれしたりするのが楽しかったです。
そして村立てのくろねこさん、楽しい場を本当にありがとう!
またやりたいよー。降って来たらで良いからやりたいよー。
ではまたどこかで、って一部は直ぐ傍でですねwwよろしくです。
最後に、カルメン大好きだ!もう離れないからな!!
─ 時流れ、春 ─
[それから、時間は過ぎて。
雪と、湖面を覆う氷が融けた頃]
……んじゃ、師匠。
あと、よろしくお願いします。
[旅支度を整えた少年と黒猫は、村の入り口で師へと頭を下げていた。
少年が旅立つ事で屋敷の管理をどうするか、色々と物議を醸しはしたものの。
一先ず、薬学の師が管理を請け負うという形で話はまとまった。
祖父の遺産はその管理維持費として使われる事で決まっているが、その辺りにこだわりはなかった]
ん……わかってますってば。
感謝、してますよー。
[厄介事だけ押し付けて、と笑う師に、こちらも返すのは笑み。
春が来て、少年の笑みは自然なそれを少しずつ取り戻していた]
……師匠……俺。
[一しきり笑った後、少年は少しだけ表情を引き締める]
色々あったけど……ここで産まれて、育って。
……それは……よかった、と思ってます。
だから……。
[そこで一度、言葉を切って]
だから……忘れません。
ここが、俺の……帰って来る場所だって、事は。
[静かな宣を、師は笑って受けとめてくれる。
それに、少年も笑みで返して]
それ、じゃ。
……行って来ます!
[明るい声で告げた言葉は、いつか帰る事を意味するもの。
そうして、少年と黒猫は歩き出す。
閉ざされた冬を抜けた先、未知なる場所へと誘う春の風と共に。**]
/*
さて、それではご挨拶ー!
この度は、『氷面鏡に映る彩』へのご参加、ほんっとうに! ありがとうございました!
色々と紆余曲折してうだうだしていた時期もありましたけど、やっぱり泡沫雪編は自分と幻夢の原点なんだよな……! と。
改めて、実感する事ができました!
みんな素敵で色々遊んでくれて感謝はつきないんですけど。
素直じゃない子の精神的な支えになってくれたライヒアルトさんとユリさんは本当にありがとうございます。
泡沫系の今後は相変わらず読めてませんけど、やってみたい、みたかった、という声はいただけているので、機会とイメージボードが落ちて来たらまた頑張りたいと思っております。
ので、またやらかしたらお付き合いいただければ幸い……! と言いつつ。
改めまして、お疲れ様でした!
また、ご縁がありまたらどうぞよしなに!
[ちまいくろねこ、ふかぶか、ぺこり]
/*
やりきって、やりきって、改めて思う。
……泡沫系で、希望のある旅立ちエンドきったのって、初じゃない? ねえ初じゃない!?
……いやあ、さすがの過去最年少(
/*
旅立ちエンド自体は確か三回目くらいなんだけど、とにかく先が見えないのばっかだったからなぁ……白雪あべるんとか、滝つ瀬ふぃーくんとか……。
そしてにーさんは、うん。
なちゅらるににーさん呼びでした。
[つまりそんだけ懐いてたという]
―橋開通後―
[橋が開通するまで暫しの時を経て、漸く迎えたその日
どういう風にこの出来事を村に報告するかなど考えながら、開通したばかりの橋の向こう側へと目を向けて]
………は?
[遠目からでははっきりとはわからないが、そこには十年離れても忘れようのない姿が見えた気がして、思わず疑問の声が零れた。
イヴァンが父親に話したのなら、この騒ぎの間に男が帰っている事は当然実家に伝わっただろうけれど
だけど、まさか
こんな風に迎えられるなどとは思っていなかった。知らぬ顔をして居るだろうと思っていた、のに]
ま、この騒ぎじゃ、出迎えない方が不自然、か。
[逆に、どんな顔をすればいいのかと言う気になりながら、男は橋を渡った]
「オトフリート!」
[声を掛けてくるのを一度制して、橋が壊れている間の事を話す。
それが終わらないうちに、顔を見せろと強引に話を途切れさせたのは、紛れもなく育ての親……両親だった。
その表情が、明らかに安堵の色を帯びていた事に戸惑う。そんな顔を向けられた事など、今までなかったから]
父さん……?母さん……??
「まったく、帰ってきたっていうのに顔も見せないで」
「おまけに、ただいまの前に報告とは。お前らしいが」
[両親の言葉に何度か瞬く。まるで、帰りを待っていたかのような言葉に、返す言葉が見つからなくて]
え、あ、ただい、ま……って言っても、すぐにまた出るし
だったら、顔を出さなくてもいいか、っ……
「十年も顔を見せないで、そのまままた行くつもりだったのかい?」
[じ、っと見つめてくる母親の姿を見る。十年の間にすっかり老いた姿を。
そうして、戸惑うままに父親を見れば、髪がかなり白くなってしまった事に気付いて視線が止まった]
「お前が帰ってくる家は、うちだろうに」
[やれやれ、と言いたげな父親を見つめる。「頑固なのは誰に似たやら」と呟く父親も充分に頑固だといおうとして
自分の事を「息子」だと言っているのだと気付く。
貰い子の、血の繋がらない自分を
ずっと、厭われていると思っていた。離れている間も、ずっと
だけど、父も母も、ずっと気にかけていてくれたのだ
反対を押し切って家を出て、望みを叶えた「息子」の事を]
………連絡、しなくて、ごめん。
俺、家に帰ってもいいの?
[と、とても今更な事を口にすれば、両親からは苦笑が返った。
「当たり前だろう」と]
[そうして、男は十年ぶりに実家に戻ることになる。
出たときのままの部屋は、いつ帰ってもいいようにきちんと手入れがされていて
それを見て、自分がただ意地を張っていただけな事に気付く。
一度、ちゃんと話をしよう、今ならきっと分かり合えると、そう思った。
久しぶりの実家での食事は、よく覚えていたというように息子の好みに合わせて
そうして、最後のデザートは
子供の頃から好きだった、母親の手作りのアップルパイ。**]
/*
まに、あっ、た!!
という事で〆落とした!!
オトフリートのアップルパイ好きはこういうことでしたの事。
しかし、りんご好きでもばれるんじゃないかって気がしてきた。
/*
イヴァンにぎゅむむー抱きつきつつ。
エーファが明るい旅立ちでカルメンも中身もとっても安堵してますほんと良かった。
これはいってらっしゃいって見送ってるだろうなぁ。
エーファと一緒にライヒアルトさんにもいってらっしゃいねってお見送りする(
そしてオトフリートもおうち帰られて良かった…うん、ほんとに良かったわね、オトフリート。
/*
おおう、オトさんと家族の再会がっ!
こっちも穏やかそうで何よりー。
>>379
うん、多分初。
あとで確かめてまとめてみるw
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