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刺繍工 ゲルダが村を出て行きました。
─広間・暖炉傍─
[フォルカーに訊ねたその直後。一人の自衛団員が広間へとやって来て、戸口までゲルダを呼び出した。聞けば、ゲルダは事件当時のアリバイがあるようで、呼び出しは間違いだったのだと言う]
ゲルダさん、違うんだ…。
[少しだけ、安堵の息が零れた。自分で無くとも、一人の疑いが晴れたのは喜ばしいこと。俄かに沸く空気を、イレーネは輪の外から眺めていた。ゲルダはそれぞれへの挨拶の後、荷物を持って集会場を出て行く]
───こうやって、一人ずつ疑いが晴れていけば良いのに。
[けれど、自分自身アリバイが無いのが分かっているため、大きな期待は含めて*いなかった*]
―広間―
…そうだね。
全くできないワケじゃァないが…
[フォルカーからの問いに、女は少し思案の素振りを見せる]
此処はちと賑やかすぎるからねェ。
メロディは浮かぶかも知れないが、それを纏めるとなると自宅のほうがいいのさ。
[そう続けてから、グラスのワインを一口。
小さな声で述べられる感想に、目を細め小さく頷いた]
[イレーネがフォルカーに話し掛けるのと入れ違うようにして、自分の分の食事を取り分けていると、自衛団員が1人戸口に立った]
ふゥん。
良かったじゃないか、ゲルダ。
[呼ばれた時点で災難には変わりないのかも知れないけれど、出て行くゲルダにはそう声を掛ける。
その姿が見えなくなった後で、女は再び椅子に深く腰掛けた。
その場の人間ではなく、昔馴染みの同居猫の方を何気なく見遣って]
容疑者か。
…本当にこの中に犯人なんているのかね。
[小声は何処まで届いたか分からない。
そんな思いも、やがては賑やかな雰囲気に飲まれて*いくか*]
―集会場・二階自室―
[荷物の整理をしていくと窓の外に誰かが出て行く姿が見えた。]
ん、外出できるのか?
[注意して見ると、出て行ったのはゲルダで自衛団員がそのあと少し追いかけてから、何度何度も頭を下げる姿が見えた]
なんかあったんかね…。
[後で聞いてみるかと思いながら、荷物の整理を*再開した*]
―集会場・廊下―
そんな薬あったらさっさと使って……ぅぅ。
[何か色々と自覚はあるらしい。
気持ち悪いままだったので、エーリッヒに返事も見送りもせずに廊下に居っぱなしだったら、団員の一人が入ったばかりのゲルダに何事かを告げると、彼女は一人荷物をまとめて出ていった。すれ違いに、普段と変わらない軽い挨拶をするとやや睨まれたような気がしたが、原因は分からず首を傾げるばかりだった。
ゲルダにしてみれば、こっちも自衛団のくくりの中にいるのだから当然といえば当然なのだが。
そしてその時に聞こえた容疑者という言葉に目を丸くした。]
……え。ぇええ?
まさかっ、ここに居るのが容疑者!?
あの殺人事件のおぉぉぅぅぅ……。
[懲りずに再び思い出しては、青い顔して今度は壁に向かう。]
大丈夫だー。大丈夫だー。
私はぁ大丈夫だー…。
[何かぶつぶつ言って自己暗示かけているその後ろ姿を、同僚は無言で見ていた。
やっぱり誰も「お前も容疑者な」と言ってやるつもりは*ないらしい*]
―広間―
花壇まで?また強引な…。
居留守使ったら押し入ってきたかもしれないわね。
[肩を竦めるゲルダと小声で話す。
けれど子供達もいるのだからと不安そうな顔はすぐに引っ込めた]
はい、いってらっしゃい。
またそんなことを。
ヘルミーネさんの言う通りよ。
[エーリッヒを見送り、首を傾げるローザに言う。
そうして食事をしていると団員がゲルダを呼びに来た。
戻って良くなったと複雑そうに言うゲルダに笑う]
いいえ、ゲルダだけでも疑いが晴れて良かった。
私も早く戻りたいけど。
頼まれてたリンネルはもう少し待ってて。
[一緒に席を立とうとしたら自衛団員が嫌そうな顔をした。
一つ溜息を落とし、首を緩く振って座り直す。
そのまま手を振って見送ることに*なった*]
―宿屋→集会所―
いいか、落とすんじゃねーぞ。
[自衛団員を引きずって宿屋から集会所へ向かっていた。
資料やらサンプルやらを自衛団員に持たせ、自分は着替えと私物の資料や試薬なんかをまとめたザックを肩にかけて。
無精髭で使い古したザックを持つ姿はお世辞にも学者とは思えぬ風情]
あら?なんだ?
[集会所から出ていく女性の影を遠めに見て、ありゃどうしたんだ?と後ろの自衛団員に問い掛けた]
あーそー。俺も間違いでしたとかならねえのかよ。
[間違って召集されたらしいとの返答に薄笑いしながら聞けば黙って首を振られた]
あはぁーん、余所者にゃーお厳しい村だねえまったく。
[予想通りの答えをありがとさん、と素っ気なく言った時には集会所のすぐ側まで戻ってきていた]
―集会所・広間―
[集会所へ戻れば、資料を両手で抱えた自衛団員へは二階の適当な空き個室に置いといてくれと指示して、自分はザックを肩にかけたまま広間の方へ。
廊下で何やらぶつぶつ言っている挙動不審な自衛団員をなんだ?と見ながら]
やー、寒いの腹減ったのなんのって。
[あっけらかんと言いながら皆の方へ近づいて手近な食べ物をぱくぱくと摘む]
手っ取り早く体を暖めるにゃ、酒しかねえか。
[にいと笑ってローザに俺にもワイン頂戴とねだり、お酌をしてもらえばそれをうまそうに飲み干してお代わりを要求した]
で、さっきおねーちゃんが出てったみたいだけど、後は間違えられた奴とかいないのか?
その、あれだ。
じーさんボケちゃったんじゃねえかって話、信憑性が増した気がするんだがな。
[失礼なことを言いながらもぱくぱくと残っているつまみを食べ、酒を飲む。
顔を知らぬ者に不審げに顔を見られれば]
あ、俺は廃坑の調査に一月くらい前から来たてんだが…
[と、名前と素性を正直に話すか。
もっともその風貌で信じてもらえるかどうかは、*わからない*]
─集会場外・勝手口近く─
……Ich bin Glück der für jetzt abgelegen du……
……ん?
[小声で歌を紡ぎ終えた頃、玄関の辺りが慌しくなった気がして。
ひとつ、瞬いてからそちらへ足を向ける。
目に入ったのは、ゲルダが帰っていく姿で]
……何が?
[小さく呟き、近くにいた自衛団員に問う。
短いやり取りの後、そうですか、と呟いて。
物言いたげな団員の視線に、軽く、肩を竦めた]
はい、はい。中で大人しくしていますよ……。
[苦笑しつつ、踵を返した瞬間。
不意に揺らぐ、世界。
慌てて壁に手をつき、転ぶのは免れる。
傍目には、雪で滑ったように見えたろうが]
……あー……さすがに冷えましたか。
では、中で温まりますかねぇ。
あ、あなた方も何か飲まれます?
温まるように、グリューワインでも作りましょうか?
[見ていた団員に何か言われる前に、早口で言い募る。
さすがに職務中だから、と断られるがさして気にした様子もなく。
足早に、勝手口から台所へと戻った]
―集会場・玄関前―
[荷物の整理を終えたところで、自衛団員にノックをされた。
ドアを開けると客が何名か来たと伝えられて、荷物を簡単にまとめて、一部はその自衛団員に持たせたりしながら玄関口に向かった。
初老の女性が一人]
ああ、わざわざ来ていただいちゃってすみません。
今年もちゃんと仕入れておきましたよ。
お孫さん元気ですか?これお孫さんにどうぞ、サービスですよ。
[町で手に入れたおもちゃをおまけにつけたり、感謝の言葉と同時に災難でしたね。と気遣う声をかけられた。]
いやぁ、まったくですね。
信用も大事な仕事だっていうのに、この扱いですもん。
でも、こうしてきてくれて嬉しいですよ。
[次の客は若い夫婦、たしか一昨年越してきて、去年あたりに子供が生まれるとか話してた。
その妻の腕の中には赤ん坊がいて]
あ、出産おめでとうございます。
お祝いの品、用意してきたんですよ。
[取引ついでに赤ん坊用の服を出したりしながら、それをおまけにつけたり。]
名前は決まったんですか?へぇ?
よろしくな―――元気に育てよ。
[赤ん坊の頬を優しくぷにっとつついてから、頭を撫でた。
夫婦からも丁寧に礼をされたり]
いや、気にしないでくださいよ。
その代わりとはいってはなんですけど、これからもよろしくお願いしますよ。
[笑いかけてそう言うこちらに、夫婦の方も笑いかけてきたり。
そんなこんなで何人かの客と、玄関口で商売を行っていた。
はじめに荷物持ちさせられた団員は、なんで俺がとかぼやきながら*手伝いさせられていたり。*]
─台所→広間─
……やれ、やれ。
ほんとに、早く帰らせてくれってぇの。
[暖かい空間に戻るなり、口をつくのはこんな呟き。
しばし、その場で休んでから、広間の方へと向かう。
ほんの少しだけ緩慢にも見える動きに、気づいた猫が物言いたげな視線を向けるのはスルーして。
料理を少しばかり取り分け、ゆっくりと*食事を取り始めた*]
―広間:暖炉傍―
音が浮かぶ……楽器が、なくても?
なんだか、不思議な感じ……
………気分がいいと鼻歌が出る、みたいなの……かな。
[女の答え>>302を得ても、音楽の心得の無い少年にはピンと来ないらしく、首を傾げて、ううんと小さく唸った。
今聞こえるのは、人々の話し声に、食器やグラスの奏でる音や薪のはぜる音が混ざるくらいのもの。
暖炉に程近い位置で黙り込むと、ぱちぱちと不規則に揺れる火が心地よく、眠りを誘うようだった]
わ、
[>>300何度目かに様子を窺おうとした折、気にかけていた当人から声をかけられて、驚いた。
何でもないと首を振り、少女の興味を引いた石のひとつ、星の浮かぶ鉄紺を目線の高さに掲げてみせる]
ルディンさんから、預かったんだ。
……気になって、じっと見ちゃってたの、ばれてて。
[少年にしては弾んだ声。
続けた台詞では、バツの悪そうに眉が下がった]
不思議な色合いだよ、ね。
これとは、違う輝き。
吸い込まれそうになる。
[これ、と言ったときに指し示したのは、フォルカーの瞳によく似た色のブローチ。
石を持っていった手を下ろし、見る?と問う。
膝の上には微細な色彩を持つ、黄の金緑石もあった]
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