情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[寂しさに共感する。
傍に誰かがいてくれるだけで寂しさは和らぐと知る。
だから、伸ばされた手を受け入れる。
己の寂しさを隠し何でもないふりをして笑いながら]
いけなくない。
少し意外だっただけ。
[撫でる手に心地よさげに朱金の双眸が細められた。
ゆらり、ゆらりと月色の尾が揺れる。
路地が闇に包まれ人々が眠りにつくまでは
ゼルギウスの魂に寄り添う獣のそれがある*]
[驚きに涙が止まって。
だからこそ、カルメンの胸に刺さったナイフと、それがぬけたことによって流れ出る赤が見える]
――っ!!!
[カルメンが笑みを浮かべている理由すらわからないままに、目の前で人が殺されたことに気づいて息をのむ]
どう、して、……っ
[ナターリエの行動がわからない。
カルメンが犯人ではありえないと思うのに。
殺すのなら、人狼を殺せばいいのに、なぜ、と思い。
ナターリエ>>9の言葉に、ユリアンが人狼だったとはじめてしって]
……ユリアン、が……
だ、ったら……なおさら、カルメンを、ころしちゃ、だめなん、じゃ……
[無意識にポケットに入った羅針盤を握り締め。
アーベルの昨日の行動の理由がそれだったとしたら、カルメンの役目はきっと――]
─ 黒珊瑚亭 ─
─── どうして、ころしてはけないのですか?
偽りを言う人なのですよ?
[ナターリエの中ではカルメンが嘘を言っていることになっているため、殺しては駄目と言うユーディットの言葉の方が理解出来ない]
ひとを、人狼だと偽ったのに、どうして生かしておかなければいけないのですか。
偽る必要のある者は、限られているのに。
カルメンお姉ちゃん…………?
[ナイフを刺される前のカルメンお姉ちゃんは、
どこか安心しているようにも見えて。
まるで救いを与えた光景のように感じたりもした]
そっか、ナターリエお姉ちゃんが……
選んでくれたん、だね。
[少し驚いてもいたが、そう語る様子におびえる様子はなかった]
― 黒珊瑚亭 ―
カルメン、は……うそ、なんか、ついてない、よ……
[途切れがちに、ナターリエ>>11に反論する。
根拠なんてどこにもないけれど、カルメンが嘘をついたとは思えなくて]
ユリアン……は、……きっと、ほんとに、人狼だったんだよ……
だって、でなきゃ、ユリアンをころした、アーベルが……
あんなことに、なるはず、ない、もの……
[偽る必要があるのなら、目立つ事などするはずがない、と首を振って。
ナターリエをじ、とみる]
どうして、カルメンが、嘘つき、だと思うの……
[静かに、答えを待った**]
― 四日目/夜更け ―
[静かな夜に響くのは猛禽の鳴き声と赤の囁き。
仲間の声が死者となった獣の耳に届いた。
紡がれた名に誰を襲うか知れた。
それが同胞が生きる為の最善。
そう思ったから選んだのだろうと知れたけど]
さすがに、これは ――…
[きつい、と月色の獣は零す。
滅多に弱音など吐かないがこのときばかりは
やりきれぬ思いが言葉となり零れた]
─ 黒珊瑚亭 ─
ユリアンさんは、ひとです。
私はそれを知っています。
主より天啓を賜りましたから。
[途切れがちな反論>>13にも臆さず、泣きそうに歪めた顔のままユーディットを見た。
口にした答えはエーリッヒの問い>>15の答えにもなろうか]
アーベルさんがどうして襲われたのかは私も知りません…。
けれど、それによってユリアンさんが人狼であると裏付けられるのであれば、それこそが人狼の策略のうちなのでしょう。
[そこまで言って、表情はそのままに瞳を軽く伏す]
── 私がもっとはやくに、ユリアンさんがひとであることを言っていれば。
こんなことには ────
[伏した瞳から、はたりと雫が一つ零れた]
[もっと早くに言っていれば。
その想いは事実。
先に言っていれば、即殺されることは、少なくとも防げたはずだ。
恐らくは、自らの命を以て護る形になるのだろうけれど。
そうしなかったことをナターリエは酷く後悔していた。
護るべき者を護れなかったのが悔しくて、悔しくて。
ユリアンの死で、正気を保つための糸が1本、切れてしまっている。
だから、他を殺すも厭わないし、偽ることに抵抗も無い。
そのせいで慎重さが欠けているのか、ナターリエは今日襲われた者がアーベルであると、きちんと確認をしていない。
それなのにアーベルが襲われたことをしっかりと認識している。
その矛盾に気付く者は、果たしてこの中に居るのだろうか**]
[ナターリエお姉ちゃんと、エーリッヒお兄ちゃん達の会話を耳にしながら。
ふと視線はカヤ君の方へと]
カヤ君は、どう思う?
[そう尋ねてから]
私は、ナターリエお姉ちゃんが間違えてるって、思わないけど。
[そう、はっきりと告げた]
─ 黒珊瑚亭 ─
え、え?
ユリにー、人間だったのか?
[ナターリエのいう事もまた、素直に信じる子供は、
カルメンのいう事との矛盾に、また頭を悩ませた。
どちらも正しいと思っているのに、
言ってる事が違うということは、片方がきっとウソツキで。
ううんと悩んで、大人達のやりとりを見ているとちゅう、
はっきりしたロミの問いに、子供の視線はそっちに言った。]
おれは、おれも
ナタねーは間違ってるとは思わねーよ。
[いつだって、ナターリエは優しかった。
叱られる事はあったが、子供がわるさをしようとも、
たいてい諭すようにするばかりで、
怒るは殆どないと子供は思っていた。
良き導き手であり正しい大人の見本みたいな人だった。]
思わねーけど…。
[子供はだから、信じているのだが。]
なんか、へんだ。
[何が変なのかよく解らない。
わからないけど何かが変だと、
もう一回、今までおこってこんがらがった事を、
ひとつひとつ思い出してはうんうん唸っていた**]
[それからカヤ君の答えはどうだったか、ナターリエお姉ちゃんやエーリッヒお兄ちゃん達の会話もひと段落したころ]
今日は教会に…戻る……?
[二人にそう尋ねていた]
―その日の深夜―
[まだ皆が起きるよりも少し前の時間。
ヘルムートお兄ちゃんの部屋の窓を、風の音にまぎれさせてはずして中へと]
ヘルムートお兄ちゃん、こんばんはー。
[何かがふっきれたこともあり、迷いは全くない様子でそのまま部屋へと。
こんな時間にレディは出歩く時間じゃないけど、私にとっては、私たちにとってはむしろ夜出歩くことは間違いではないから…]
[しばらく時間が夜明け前ころ、はずした窓をそのまま外に飛び出す影は獣の姿をしたもの。
黒珊瑚亭を後にする姿は早朝の見回りをしていた自衛団員に見つかってしまい、
すばやく、何かよびかける姿を引き離して駆け抜けていく。
まいたところでいつものようにちゃんと手と口を洗い痕跡を消し、何事もなかったようにベッドへと戻った。
その日は朝早く人狼が目撃されたということで、自衛団員達が黒珊瑚亭へとやってきて、
ヘルムートの死体が発見されることになるだろう。
ベッドの上に眠るように横たわる姿には、穴の空いた血塗れた毛布をかぶせられている。
毛布をあけると、他の襲撃者と同じく喉を引きちぎられた痕、
そして胸部から腹部にかけての肉とそこにあるべきものはごっそりと食べられた形跡が*見つかった*]
――…やっぱり俺のせいなのかな。
[月色の獣はぽつと呟く。
もう一人の人狼がアーベルの部屋を訪れてから
少し遅れてその場に姿を現した]
そんな風に思いながら生きていたのか。
そんな風に思いながら生き続けるのか。
――――……ッ!
[もう一人の人狼の名を呼んで止めようとするけれど
それはもう一人の耳には止まらず、赤が散る。
望まぬ現実に、月色の獣は目を閉じる。
聞きたくない音を拒み、景色を拒み、月色は闇にとけて消えた**]
―4日目/黒珊瑚亭―
……ユリアンが、”ひと”だと仰いましたが、
他にも誰か、貴女が、
”ひと”だと知っている者はいますか?
あるいは―――……”人狼”だと。
[ナターリエに問い掛けてから、傍らのカルメンを見下ろす。
妹のように大切に想っていた彼女の言葉と、
あの悲痛な叫びと――最期の微笑みを思い出せば]
[”信じたい”――強い気持ちが湧きあがる。
けれど、それだけではなく。
『信じられる』と。心が囁くのは―――…カルメン]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新