人狼物語 ─幻夢─


35 紅月小夜曲

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詩人 ライヒアルト

─回想─

[猫以外は聞かぬ、小さな宣。
それを溶かした旋律を紡いだ後。
胸元、先も押さえていた部分にまた、手を当てる]

……ここに来てから、縋る回数が増えちまったかな。
情けない。

[小さく漏らす、自嘲の言葉]

だが、今は……。

[縋らせてくれ、と呟き。
猫を伴い、物置を出る。
広間には未だ、人の気配。
それを横目に一度、二階へ上がり。
愛用の、黒字に銀の螺旋を描いたカップを持って、厨房へと向かった]

(415) 2009/01/14(Wed) 19:52:45

神学生 ウェンデル

― 集会所一階・厨房 ―

[広間には寄らず、まっすぐに厨房に入った。
湯を沸かす間に、簡単に食べられるものをと捜す。
ブロートやハム、果物は容易に見つかる。一息、吐いた]

………神よ。
今日もこうして生きて此処に在れることに感謝致します。

(416) 2009/01/14(Wed) 19:53:16

詩人 ライヒアルト

[厨房にたどり着いたのは、家主と前後していたか。
いずれにしろ、そちらとすれ違う事はなく。
場で動く者に頼んだのは、期せずして家主と同じもの。
違いは、猫のミルクがおまけでついていた事か。

そのまま、やはり広間には寄らずに二階へと上がり。
机にカップを置き、猫にミルクを与えつつ、持ち込んだ荷物の袋を開き]

……思えば、なんでこんなモンまで持ってきてたんだか、俺。

[平たい小箱を一つ、取り出して。
苦笑。
蓋を開ければ、眼鏡が一つ。
かつて、マテウスと知り合った頃にかけていたもの]

……捨てちまえばいいのに。

[小さな呟きの後、それは机の隅に置いて。
荷物をあけた本来の目的である本を一冊取り出し、そのページをめくった]

(417) 2009/01/14(Wed) 20:00:09

詩人 ライヒアルト

[そのまま、時の過ぎるのを忘れ。
気づけば空の色彩は移ろいすぎて]

……さすがに、食わんと。
死ぬな。

[言の葉を綴るのに夢中になれば、寝食を抜くのはよくある事とは言え。
さすがに、限度というものがある。
とにかく、何かしら食べておかねば、と思い、階下へと]

(418) 2009/01/14(Wed) 20:05:23

詩人 ライヒアルト、広間は抜けずに厨房の戸をあけて。中にいる姿に、瞬き一つ。

2009/01/14(Wed) 20:07:41

薬師 ゼルギウス

俺の腕じゃ武器を手に入れたとして扱いは高が知れてる。
俺じゃないと出来ない工夫を入れなきゃ、だな。

[灯りの下で薬箱を開く]
[けれど、いつも使っている薬品スペースを更に取り外し]
[その下の隠れた部分へと手を入れた]
[拾い上げたのは二つの小瓶]
[中では液体が揺れている]

…まさかこれを使うかも知れない時が来るだなんて。

[小さな呟きは静かな物置部屋の空気に溶けた]

(419) 2009/01/14(Wed) 20:08:11

迷子 エーファ

[子供が次に目を開けたのは、扉が閉まる音を耳にした時だった]

………エーファ?

[僅かに残る人の気配に、ぼんやりと視線を彷徨わせて呟く]

(420) 2009/01/14(Wed) 20:08:21

詩人 ライヒアルト、メモを貼った。

2009/01/14(Wed) 20:08:32

神学生 ウェンデル

[紅茶を淹れる所作は慣れたもの。
カップは二つ、用意していた。
ミルクの方が良いだろうか、と口の中で呟きを落として、

開く扉に、はっと振り向いた]

(421) 2009/01/14(Wed) 20:11:06

迷子 エーファ

― 二階 ―

違う………あのこは食べられた。

[整えられた衣服の上から胸の花を押さえる]

でも………

[脈打つ青い炎は、その対となる存在が傍にあったことを報せている。子供は、その事を知っていた]

(422) 2009/01/14(Wed) 20:11:21

迷子 エーファ

探さなきゃ………

[ベッドを降りる。足が多少ふらつくのは、昨夜から飲まず食わずのせいだろう。冷たい風に当たりすぎたせいでもあるかもしれない。しかしそれには頓着せずに、子供は、ふらふらと廊下に出た]

(423) 2009/01/14(Wed) 20:13:22

迷子 エーファ、覚束ない足取りで、一歩一歩、階段を降りる。

2009/01/14(Wed) 20:15:13

詩人 ライヒアルト

……邪魔、したか?

[はっとしたように振り返る様子に、微か、苦笑する。
肩の上の猫は、いつもと変わらぬ様子で尾をゆらりと]

そんなに、緊迫せんでもよかろうに。

(424) 2009/01/14(Wed) 20:15:43

神学生 ウェンデル

…いいえ。
[息を吐く。
紅茶を零さずに済んだのは幸い]

緊迫、など。
少し、驚いただけです。
考え事をしていたものですから。

(425) 2009/01/14(Wed) 20:20:23

薬師 ゼルギウス

[手の中の小瓶]
[一方は中枢神経に作用する麻痺毒]
[もう一方は呼吸器官に作用する致死毒]
[どちらも人狼に効果があるかは分からないけれど]
[動きを鈍らせる効果くらいはあるだろう]

[薬師が扱うのは何も治療するための薬だけでは無い]
[裏の人間はその知識を使い、毒薬を作り売り捌いている者も多い]
[ゼルギウスも、売り捌きはしないまでも、作る知識は持ち合わせていた]
[それが、今手にしている小瓶]

(426) 2009/01/14(Wed) 20:21:21

迷子 エーファ

[広間には老婆の姿があったかもしれない。しかし、彼女が探し人ではないことを子供は知っていたから、敢えて声をかけようとはしなかった。人の声のする厨房へと足を向ける]

(427) 2009/01/14(Wed) 20:24:18

詩人 ライヒアルト

なら、いいんだが。

[息を吐く様子に、静かに返す]

ああ……脅かしたんなら、済まなかったな。
まさか、いるとは思わんかったし。

……って、考え事?

[投げかけた問いは、ごく何気ないもの]

(428) 2009/01/14(Wed) 20:24:28

神学生 ウェンデル

………大した事では。

[空になったポットを置いた。
ウェンデルの傍、二つ並べられたカップが白い湯気を立ち昇らせる]

(429) 2009/01/14(Wed) 20:29:08

神学生 ウェンデル、ふ、と視線は、何かに誘われるように厨房の入り口へ。

2009/01/14(Wed) 20:29:44

詩人 ライヒアルト

色々と、思うところはあるんだろうが、一人で考えすぎるなよ?
どいつもこいつも、一人で抱え込みやがって、見ちゃおれん。

[自分の事は完全に棚に上げつつ言って。
流れる視線。
それを追うように、自分も広間の方へと目を向けた]

(430) 2009/01/14(Wed) 20:32:13

迷子 エーファ

[ライヒアルトとウェンデルが言葉を交わしている、丁度その場所に、子供はふらりと入っていく]

………こんにちは。

[言葉を探して、掠れた声を零した]

(431) 2009/01/14(Wed) 20:34:20

詩人 ライヒアルト

[暗き翠を向けた先、やって来た姿に。微か、色は和らぐ]

こんにちは、だな。
……具合は、大丈夫なのか?

[掠れた挨拶の声に、最初に口にしたのは、そんな言葉]

(432) 2009/01/14(Wed) 20:38:31

神学生 ウェンデル

誰が味方かすら、知れない状況ですから。

[視界に入る、子供の姿。]

………起きて、大丈夫なんですか。

(433) 2009/01/14(Wed) 20:38:43

神学生 ウェンデル、口から出たのは、平時より素っ気なくも他者を気遣う言葉。

2009/01/14(Wed) 20:39:20

迷子 エーファ

[子供は、ライヒアルトの問いに答えようと、口を開きかける。その時、顔を向けたウェンデルと視線が、合った]

…………!

[どくん、と青い花が脈打ち、子供はぎゅっと胸元で拳を握りしめて息を呑んだ]

……ああ。

[吐息が溢れ、ふらついていた足がかくりと崩れて、床に膝をつく]

(434) 2009/01/14(Wed) 20:40:49

療養中の少女 ベアトリーチェ、メモを貼った。

2009/01/14(Wed) 20:44:03

詩人 ライヒアルト

……それは、真理だが。
限度があるだろ。

[頑なな態度は、過去に見た者のそれと容易に被る。
それに、ため息をついた矢先、崩れる姿が視界を掠める]

どうしたっ!?
まだ、具合、悪いのか?

[医療の知識は、さほど持ち合わせてはいないから。
片膝をつきつつ、問いを投げる]

(435) 2009/01/14(Wed) 20:44:50

迷子 エーファ、メモを貼った。

2009/01/14(Wed) 20:45:11

神学生 ウェンデル

[ライヒアルトと重なるような台詞に緩く瞬き]

凍死しても、知りませんよ。
人狼に食べられる前に。

[紅茶を淹れたカップを子供に差し出そうとした。
しかしそれより前に、崩れる子供の身体]

……っ?

[左手に熱が起こり、胸まで走る。
一瞬手から力が抜け、カップが音を立てて落ちた]

(436) 2009/01/14(Wed) 20:47:19

詩人 ライヒアルト

[カップが落ちる音に、はっとしたよにそちらを振り返る]

そっちもそっちで、一体どうしたっ!

[唐突な出来事に戸惑いつつ。
二人の様子を見比べて]

……お前ら……?

[過ぎる記憶。一つの予測。でも、それは今は口にはせずに]

(437) 2009/01/14(Wed) 20:53:29

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