93 睡蓮の夢 ─眠れるものの唄─
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うん、ちょっとしか読んでないけど。
[言いつつ視線は一度、昨日手にした伝承のある辺りへと向いて]
どうだろうなぁ。
あー、そういえばビーネみたいに『蝕』の本について訊いてきた人はいたけど。何人か。
[基本店から出ない身故に、続く問い>>76には首を傾げた後、思い出したように付け加えた。
お買い上げはされなかったらしい]
あ、いいよ。どうせ暇だし、お客さんを埃まみれにするわけにいかないし。
[掃除の申し出にはそう断りを入れて]
(79) 2014/05/17(Sat) 22:54:29
……んー、気にしたことなかったけど。
『寝る子は育つ』ってやつかな。
[自分で言った。後で]
うーん、そうだなぁ。これとか?
学生さん向けらしいし、他よりは読みやすいと思う。
[読みやすそうな本と言われて少し考え、真ん中の一冊を示した]
(80) 2014/05/17(Sat) 22:55:12
─ 『蝕』翌日/診療所 ─
……あれ、ウチのじっちゃんたちだけじゃなかったんだ、落ち着きなかったの。
[ヒューゴの言葉>>75に、きょとん、と瞬く]
……まあ、俺も出歩きたくない気分になったりはしたけど。
[それはそれで、珍しい事ではあるのだが。
いつになく落ち着かない相棒の様子に、自分の方の認識は少し……いや、大分疎かになっていた]
みんながみんなそうなったの、って。
昨日の……『蝕』のせい、なんかなぁ。
[他に理由になりそうなものは思いつかず、独り言のように呟くものの]
でも、なんで?
[結局、そこに行きついた]
(81) 2014/05/17(Sat) 22:56:55
―『蝕』翌日・診療所―
…はぁい。
[次はすぐにとヒューゴから言われて>>75小さく肩をすくめた。
言い方はぶっきらぼうだから最初は怖かったけど、今は信頼しているから素直に言うことは聞く]
草花の勢いがないのはボクも悲しいと思うよ。
見てるこっちもしなしなになっちゃいそうだし。
明日にはなんてことなかったー!ならいいんだけどなあ。
[薬を塗ってもらいながら、肩越しにソーヤ>>66と話を続ける。
しかし、ヒューゴから動物の第六感と、昨日の件>>75を聞けば]
人間も年をとると動物と同じ…ってこと?
じゃあボクも年取ったらアレッキオと同じものを感じられるのかな…。
[――――、思案顔でうう、と唸った]
(82) 2014/05/17(Sat) 22:58:36
うん、そーいえば…なんでだろう。
[ソーヤの疑問>>81に、こくこくとうなずいてきょとんとした]
(83) 2014/05/17(Sat) 22:59:36
[森を歩きながら、ふと最初にここに連れてきてくれた友人の事を思い出す]
[療養のためにやってきた病弱な子供は、預けられた家でも腫れ物扱いで、だから、遠慮なく押し掛けてきて、質問攻めをしてくれた少年は>>7自分の世界の中では恐ろしく異質な存在だった]
[そもそも街でも友達らしい友達はいなかったから、どう付き合えばいいのかすら判らずに、それでも、知る限りのことをぽつぽつと話したら、いちいち嬉しげに反応を返されて...だんだんこちらも嬉しくなって]
[お返しに、と案内された森の中。あまり近付くと怒られるから、と言いながら、こっそり睡蓮の泉を見せてくれたのもソーヤだった]
(84) 2014/05/17(Sat) 23:01:55
ちょっとだけ、なんだ。
全部なら聞いて楽しようかと思ったのに。
[クレイグの視線の向かう先>>79をちらと見遣り]
そっかぁ。
本屋で調べ物をしたくなる程度には気になる、と。
……ああ、でもそれは私も一緒になっちゃうな。
[どの程度かの把握は難しく
案じる人の想いを知る目安には少し遠い]
埃まみれは慣れてるけど。
そうだね、一応、ひやかしの心算はないよ。
[くすりと小さく笑みながら並ぶ本へと視線を落とす]
(85) 2014/05/17(Sat) 23:05:08
……もっとたくさん寝るべきだったかな。
[神妙な顔をしてぽつと零す。
間をおいて示された本の表紙へと手を伸ばし
ページをそろと捲ってみる]
ああ、これなら読めそう。
じゃあこれ、貰うよ。
[ぱたと本を閉じてから財布を取りだし代金を用意する]
(86) 2014/05/17(Sat) 23:05:13
[あの時から、一人になるのにも都合のいい美しい睡蓮の泉は、気に入りの場所だった]
[それがまさか...]
必要になるかも?
[過去へと飛んでいた想いが、ポラリスの言葉に引き戻される>>78]
そうか、良く判らないけど、貴女がそう言うなら、預けるよ。
でも、誰かに疑われたら、僕が見つけたんだって言っていいからね?
[意図は相変わらず不明だったけれど、彼女が真剣なのは伝わったから、そう答えて睡蓮を差し出した]
(87) 2014/05/17(Sat) 23:06:29
─ 『蝕』翌日/診療所 ─
ん、そーなんだよなぁ。
見てる方もなんかこう、へにゃーっ、てするっていうか。
[アルカの言葉>>82にうんうん、と頷く。
森の恵みをわけてもらう、という立場的にも、植物の元気がないのはちょっと寂しい]
明日にはみんな元に戻ってればいいんだけど、ホント。
[それは自分でも思うから、同意して]
(88) 2014/05/17(Sat) 23:10:04
……うん、なんていうか。
わかんねぇ、よなぁ。
[零した疑問に同意を返され>>83、はあ、と息を吐く。
肩の相棒がまた、キョキョ、と鳴いて羽ばたいた]
(89) 2014/05/17(Sat) 23:10:08
[反復するように問い返される言葉>>87に返すのは頷き。
そうして差し出された睡蓮を、ポラリスは両手で掬い上げるようにして受け取った]
ありがとう。
[手にして伝わってくる『封』の共鳴。
花は、未だ力を残している。
それを感じ取って表情も幾許か和らいだ]
ええと……疑われたらは、…うん。
[自分自身疑ってしまった手前、庇うことは出来そうにない。
告げられた言葉には控えめに頷くだけに留まった]
(90) 2014/05/17(Sat) 23:16:55
[村まで戻って来ると、視線は再びクレムへと向く]
家まで送ろうか?
[問いかけは体調を案じてのこと。
断られるならその場で別れるつもり]
(91) 2014/05/17(Sat) 23:16:59
― 本屋 ―
うん、現象の名前が気になっただけだし。
あの辺りの本ってあんまり売れないし、普段も殆ど見てないんだよな。
[視線をアルビーネの元へ戻しつつ]
そうだねぇ。
なんとなく皆落ち着かない風ではあったけど。
……そっか、それは何より。
[彼女が特定の誰かを案じている事は知らずに。
冷やかしではない>>85という言葉に笑みを返した]
(92) 2014/05/17(Sat) 23:19:38
あれ、ビーネ身長欲しいの?
女の子としては十分だと思うけどなぁ。
[ぽつと零された言葉>>86に反応しつつ]
ん、りょーかい。丁度だね。
まいどありー。
[用意された代金を受け取り、数えてからカウンターへ仕舞った]
(93) 2014/05/17(Sat) 23:19:52
─ 『蝕』翌日/診療所 ─
あぁ。
だから昨日は随分と忙しかった。
[きょとんとした顔のソーヤ>>81に落ち着かなかったのが一人二人じゃ利かなかったと返し。
出歩きたくない気分だったと聞くと、こちらも軽く瞬いた]
…お前にしては、珍しいな。
[どちらかといえば止めても森の中に入ってしまう方だと思っていたが。
どうやら昨日は男のみならず、らしくなくなっていたのだろうか。
草花の元気がなかったとか、動物達がいつもと違ったなども含めた変化の理由が『蝕』だろうとは推測出来るが、何故かは男にも解らない]
(94) 2014/05/17(Sat) 23:27:56
─ 『蝕』翌日/診療所 ─
年を取ると動物と同じ、というよりは。
言い伝えが大きいんだろうと思うぞ、爺さん達の不安は。
[アルカ>>82の問いのような独り言のような疑問に返すのは、昨日感じたこと。
男は子供であっても可愛げ無く、村に伝わる逸話などにも興味は無かったから詳しく覚えていないが、年配の村人達は揃って気にしていた。
男は現実的でない事だと思うが、信じている当人達にとっては大きいことだろうと否定も肯定もせず様子を見る様にと伝えることで昨日は終わった。
ソーヤとアルカの言う通り、何事も無く過ぎてくれればいいのだが]
…確か、泉が関係しているんだったか?
[森の中については自分より詳しいだろう、ソーヤに何か思い当たる節は無いかと視線を向けた*]
(95) 2014/05/17(Sat) 23:29:49
―『蝕』翌日・診療所―
や、だめだめっ!
[治療の終わった足を紐を緩めた靴におさめたかと思うと、
すくっと立ちあがってソーヤ>>88に指をぴし、っと向けた]
森の元気がないからって、ボクらまでしおしおしちゃだめなんだよ。
いつも元気をもらってるぶん、こんな時はボクらが元気をあげなきゃ。
[いいこと言った!とばかりにドヤ顔しているが、ノープランだ]
(96) 2014/05/17(Sat) 23:31:18
だって伝承はみんな知ってるから。
親に教えて貰ったり、で、態々本で確かめる事も稀なんでしょ。
[此処の生まれではないだろうアルビーネもまた
伝承については軽く教わりはしたから
他もそうだろうとクレイグに視線を重ね]
――…落ち着かない。
それなら、様子みにいくんだった。
……けど「大丈夫」って言い合える相手がいるから、うん。
[落ち着かない風と聞けばぽつぽつと考え事が漏れる。
笑みの気配にまた小さく笑い]
良い客だろう?
[なんて軽口染みた響きをのせた]
(97) 2014/05/17(Sat) 23:32:33
[身長の事を言われれば少し考えるように間をあけて]
あると便利そう。
高い所にも台なしで手が届くし……
それに、もう少し背があれば強そうにみえるかもしれないし。
女としては可愛くないんだろうけどね。
[可愛げなんて必要ないと思っているから
言葉の響きに滲むものもなくさらとしたものだった]
……ん、ありがと。
クレイグが相談にのってくれるから
本、選びやすくて助かる。
[財布をしまい、本を受け取って少しだけ嬉しそうに微笑んだ]
(98) 2014/05/17(Sat) 23:32:37
― 『蝕』翌日・泉 ―
[ポラリスが再度促すのを側で聞く>>60
心配しないで、とクレムが言うのには>>73心配そうな視線を向けたまま
それでも、帰る事に同意を得られたなら、安心したように笑う]
うん、帰ろう。
[そう言って、二人をみて、村に戻るなら共について行く
睡蓮の花、それいついて話すのに耳を傾けて、その花がポラリスの手に渡る>>90のを目で追って]
ポラリスお姉ちゃん、そのお花で、何かわかるの?
[花に触れたとき、僅かに和らいだのに気付いてそう尋ねてみる
自分が不安であることは変わらなかったから、何かわかるなら、と]
(99) 2014/05/17(Sat) 23:32:42
― 村 ―
[睡蓮を手にして、僅かに表情を和らげたポラリスの様子をじっと見てはいたが、その場では何も言わず、村に着いてからの申し出>>91には首を横に振った]
大丈夫だよ、一人で帰れる。
ポラリスさんに付き添ってもらったりしたら、却ってテレーズ姉さんに心配されちゃうから。
[ついでに、先日寄り損ねた本屋に寄って帰ろうと思っていることは、もちろん内緒だ]
(100) 2014/05/17(Sat) 23:33:47
―『蝕』翌日・診療所―
言い伝え?
そんな怖い話、あったっけか…?
[ヒューゴ>>95の返答に、そこはかとない残念さを滲ませながらきょとん。
結局老いても動物の感覚はわからないらしいことを残念と思ったのは秘密だ]
(101) 2014/05/17(Sat) 23:38:27
旧家の子供 エリィゼは、メモを貼った。
2014/05/17(Sat) 23:41:11
─ 村 ─
え?
[エリィゼに問われて、瞳を一・二度瞬いた。
答えるにしてもどう説明すれば良いかに悩んで、数拍間が空く]
…えっと。
何か分かると言うか。
この花は、『封』のための花だから、何か分かるとかそう言うものじゃないの。
[口にしたのは結局、曖昧とも言える言葉だった]
(102) 2014/05/17(Sat) 23:46:02
……それもそうね。
[却ってテレーズに心配されると言われて>>100、尤もだとクレムに同意を返す]
それじゃあ、私はこれで。
[彼の向かう方向に用は無かったから、クレムとはその場で別れて]
エリィちゃんは?
家に戻るなら送るよ?
[クレムに向けたのと同じようにエリィゼに問いかけた]
(103) 2014/05/17(Sat) 23:46:07
青年 クレムは、メモを貼った。
2014/05/17(Sat) 23:46:50
― 本屋 ―
そうだね、知ってる人に訊いた方が早いもんな。
[こくりと頷いた]
ん、誰か気にしてるの?
心配なら、様子見に行った方がいいんじゃないかな。
[アルビーネの口から漏れる考え事>>97に何の気なしに口を挟んだりし]
うん、お蔭で潰れずに済むよ。
[軽口には軽口で返して、また少し笑った]
(104) 2014/05/17(Sat) 23:47:26
まあ、便利は便利かも知れないけど。
強そうに見えなくても、ビーネは十分強いからいいんじゃないの。
それに強いって、もう村の人は知ってるんだし。
[考えるような間の後での答え>>98に、呑気に言葉を返して。
アルビーネが選んだ一冊の他の本を重ね、元の棚へと戻しに行き]
いえいえ。
僕が役に立てるのこれくらいだしね。
また何かあったら言ってよ。
[その場で振り返って、微笑みを返す**]
(105) 2014/05/17(Sat) 23:47:50
─ 『蝕』翌日/診療所 ─
[返された言葉>>94に、そこまでなのか、と思いつつ。
珍しい、と言われると、がじ、と後ろ頭を掻いた]
んー……一応、森には入ったんだよ、一回。
でも、なんていうか、クレーも落ち着きなかったし。
こう……奥に行ったらまずいような気がして、さぁ。
ほんとは、奥にあるの採りに行きたかったんだけど、結局途中で引き返したんだ。
[ため息混じりにこう返し。
泉の話>>95にえーと、と声を上げた矢先]
……へ?
[突然上がった声と突きつけられた指>>96に、きょとん、と瞬いた]
(106) 2014/05/17(Sat) 23:48:31
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