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空間を生み出したのは、『機鋼』。
……『精神』はその対であるが故に、支えるは適う。
だが、作り手であるセレスも含めた『機鋼』の属が欠落した状況で、空間がさほど揺らいでいない所からするに、単体とは考え難い……な。
と、なると。
[呟く手の上、浮かぶのは、無限の輪]
違う、 か。
[己でない名を呼ばれた獣はきょとり瞬く]
[真っ黒の丸い眼、耳も尾も丸みを帯びる]
[長い体躯を覆う毛は茶色、短い手足は白]
[似ても似つかぬのに何故見誤ったのだか]
[背を壁に摺り寄せるようにして上半身を起こす]
……今、ここにいる中で、それだけの能力キャパシティを誰が持ちうるか。
単純な能力で測るなら、魔族か精霊。
機鋼との、属性的な相性をも加味するなら、影輝か、陽光……か。
その二択からの単純な比較で行くと……。
「お目覚めかな」
[硝子越しに見える樹木、其の枝上に人が居る]
[正しくは人の姿をした異なる存在というべきか]
誰だ、
[声の主はくつりと笑う]
[男とも女ともつかぬ顔立ち]
[見知らぬ衣装を纏った幼き容貌]
[其は風を司る精霊と名乗れど、][有する力は尋常ならざるもの]
……。
[正体は薄らと察せたものの]
[向けた眼差しで何用かと問う]
[視界が悪い、][左の眼が機能を果たしていない。]
……騒ぎが始まってからの落ち着きぶりというか、動じなさ。気になるっちゃ気になるんだよなぁ……。
[ぽつり、呟いた所に感じた気配。
傷が癒えているのを確かめ、置いておいた服を着込んでそちらを見やる]
[ゆるり、ゆらり。
もやっとした小さな影は、クルクルとオトフリートの周囲を回る。そこから発されているのは微弱な気。触れれば相手の力となって注ぎ込まれてゆくような]
[自由を求めるのならば]
[自由を恐れるな、]
[在るが侭に在れば好い]
[投げ返される言葉遊びのような科白]
……何が、言いたい。
[“其”は、]
[――風は応えない]
「鍵は既に、在るのではないかな」
[代わりに囁きを大気に溶け込ませ]
[天へ掲げるように持ち上げた手へ]
[窓の隙間をすり抜けた獣が飛び乗った]
怪我、どうしたかなって思って。
気が付いたらできてた。
ついでだから相談しちゃおうかな。
[ふよふよ、ふわり。
オトフリートの目の前で空中浮揚]
ねぇ、オトフリートさん。
ここに来てから妙にザワザワするのって、もしかして。
…もしかする、のかなぁ?
怪我は、無事に治りましたよ、と。
これからまた、ちょいと荒事になるかも知れんし、治さん訳には、ね。
[さらり、返して。
次いで、投げられた問いにす、と目を細める]
……ざわざわ、ねぇ。
影輝の属は、全てに影響するという特性を持つ。
そして、親和力の高さを思えば、影響は受け易い……とは、思うが。
荒事って…力づくでやるつもり、なの?
簡単に引き剥がされてくれる相手じゃないと思うけど、どっちも。
[さらりと返された言葉に、疑問も無い様子で応えつつ]
落ち着かないような、それでいて居心地いいようなって。
何だかぼーっとしちゃうこと多いし。
[普段からだろうというツッコミがどこかから飛んできそうだが]
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