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ええ、よろこんで。
一生懸命お祈りすれば、
きっと神様はお願いを聞いて下さいますよ。
[少女の真剣な表情に、心配ないと穏やかな笑顔を向けます]
どうか、かみさま……。
[お祈りをする少女の隣で、
牧師も同じように神へとお祈りを捧げます]
それではアナさん、
気をつけてお帰りくださいね。
[暮れ始めた空の下、牧師は家へと帰っていく少女を見送って、
再び教会の書斎へと*入るのでした*]
旅芸人 ツィンカが村を出て行きました。
−宿の裏の畑 午後−
[女将の戻らない宿の裏では老女が畑の手入れにいそしんでいました。
いつしか、遠くから黒雲が迫っていました。ゼルマは手を止めて空を仰ぎ見ました。黒猫も気配を感じて側に寄ってきます。]
雨の季節が始まるわね。
[遠くに雷鳴が響き空の片隅が一瞬だけ明るくなりました。]
ヴァイス、急いで片付けましょう。
[ゼルマと老猫は急いで野菜を収穫すると宿に戻ることにしました。]
−宿屋の帳場 日暮れ時−
[ゼルマが戻ると書き置きが残されていました。
ツィンカが宿賃を置いて発っていたようです。]
寂しくなるわねぇ。野菜取りすぎてしまったかも。
[ヴァイスの啼き声も少し寂しげです。
ゼルマは気を取り直して夕食の支度を*続けるのでした。*]
くしゅん。
[ロビーのいすの上で、旅人は小さくくしゃみをしました。
昨日の晩、そこでそのまま眠ってしまったものですから、少しだけ調子が悪いのです。]
おや、これは。
彼女は行ってしまったのか。
残念だな。
[旅人はツェンカの残していった書き置きを見つけて、つぶやきました。]
[夕食の準備が整い、料理を並べはじめたところで、誰かの気配がしました。]
あら、ルイさん。丁度夕飯ができたところですよ。
[ ゼルマが指差す食堂には料理が湯気をたてていました。
ベーコンとほうれん草のサラダ、
ナスとツナのトマトソーススパゲティ、
牛ひき肉入りガスパチョ、
フォカッチャ、
エスプレッソ、りんご風味のトルコ紅茶
ティラミス ]
一応は冷めても食べられるものにしたのですけど。
なにぶん女将が戻りませんのでご不自由をおかけしますがお許しください。私はちょっと台所で片付けをしていますので。
[老女は旅人にゆっくりと*お辞儀をするのでした。*]
そういえば、蛍がいると言っていたな。
[旅人がツェンカのことばを思い出していると、夕飯ができたと声が聞こえます。]
夕食が終わったら、外に出てみようか。
[さいわいなことに、今は雨の音は聞こえません。
旅人はそう決めて、呼ばれたほうに歩いていきました。]
[宿から戻ると、牧師様はずっと書斎にいらした様子でした。]
……あそこに入られると、時間を忘れてしまわれるのですよねぇ……。
[次の日も、朝から書斎へ向かわれ牧師様の様子に小さく呟いてから、いつものお勤めを果たします。
一通りのお仕事が済むと、雑貨屋さんへ。
それは、アナがお祈りにくる、少し前の事でした。]
不自由なんてとんでもない。
いつもありがとう。
[お婆さんのことばに、旅人はふるふると首をふりました。
そうして今日も、感謝のことばと一緒にご飯をいただくのです。]
[雑貨屋さんでお買い物。
お喋り好きな店主さんに聞かれるのは、ホラントの噂話や、最近訪れた旅人たちの事。
それに色々と答えている間に、いつの間にか時間は過ぎてしまいました。]
あら、いけない。
そろそろ、戻らないといけませんね。
それじゃ、また参りますわ。
[丁寧なお辞儀をしてから買い物袋を両腕で抱え、外へと出ます。]
今日こそ、ちゃんと支度をしませんと……。
[教会に戻ると、出てきた時と同じく静かでした。]
まだ、書斎にいらっしゃるのかしら。
[ちいさく呟くと、てきぱきとお夕飯の準備を始めます。
ゼルマにはまだまだ敵いませんけれど。
ずっとやっているから、こちらも得意な事の一つなのです。]
[ゆっくりと食事をとって、もちろんティラミスまできれいに食べ終えてから、旅人は食器を台所に持っていきました。]
ありがとう。おいしかった。
[旅人はお婆さんに言いました。
ヴァイスが許してくれるなら、そっと指でヴァイスののどをなでてあげます。
それから、旅人はマントを着て、宿の外に出ました。
とんがりぼうしはまだぬれているので、今日はおるすばんです。]
[森近くの小屋で、木こりは一息ついて顔を上げました。
時間を探り窓の外を見る前に腹が鳴ります。]
……ちと頑張りすぎたか。
まだゼルマさんの飯が残ってるといいが。
[ない場合を考えて、固くなったパンを齧り外に出ます。]
おや、隠居 ベリエス が来たようです。
ホホホ、ホラントのやつまた騒いどるのか。
[日課になっているお散歩の途中。
ホラントの噂話を耳にしたおじいさんは、のんびりとした笑い声をあげました]
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