情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
影輝 エーリッヒ を 1人が心の中で指差しました。
月闇 榛名 を 1人が心の中で指差しました。
翠樹 ゲルダ を 2人が心の中で指差しました。
時空 リディ を 6人が心の中で指差しました。
精神 ベアトリーチェ を 1人が心の中で指差しました。
時空 リディ は人々の意思により処断されたのです……。
次の日の朝、精神 ベアトリーチェ が無残な姿で発見されました。
今、ここにいるのは、影輝 エーリッヒ、流水 ゼルギウス、陽光 ナターリエ、氷破 ベッティ、月闇 榛名、翠樹 ゲルダ、火炎 イヴァン、疾風 黒江、天聖 マテウス の全部で 9 人かしら。
―森の中―
ぼや〜っとしてないの〜……
[ベッティをむぎゅったまま、暴れられるとなんかそれが楽しくなってきた]
ただちょっと眠いだけなの〜……
[なでくりと頭を撫でたり、ひやっこくて気持ちいいなーとかぼんやりと思っていた。
ゲルダからの言葉もあれば、ベッティと仲良しのスキンシップ〜とか目的が完全に変わっていて]
ベチ〜、冷やっこくて心地いいの〜……
[最初に抱いてた気分とか完全にどっかに飛んでいた]
─館外・ロビー付近─
[見上げた薔薇色がふと揺らぐ。
次いで、そこから先にも見た光の輪が落ちてくるのが見えて]
……って、なんでこっち……!
[とっさに避けようとするものの、どうやらそれの狙いはこちらではないようで。
光の輪は壁をすり抜けるように、館の中へと飛び込んでいった]
……一体、誰んとこっ……!
―館・ロビー―
[窓の外に視線を移す。
と、視界に眩い金色が飛び込んできて、目を細めた]
何だこれは……ッ!?
[声を上げた刹那、光は館の中へと侵入し。
細められていた目が固く閉じられる]
―南の森―
[苦しいと彼女の自己主張もあれば、今度は抱き上げてたかいたかーいと]
ベチ〜と、仲良しなの〜……
[とりあえずそれで仲良し同士の気分らしい。
上の方を見上げていたので森の木々の隙間から館の方向に向けて飛んでいく光が見えた]
何か〜…とんでったの〜……
[そうぽつりと、ゲルダやベッティはそれに気づいていただろうか]
[壁を擦り抜けた光が、リディの元へと到達し、まるで投げ縄の縄をかけるように、その身体を捕らえるのが見えた]
何…?!
[思わず剣に手をかけたのは、騎士としての習性から。だが、その剣が抜かれる前に、光の輪は、リディを捕らえたまま宙に浮き上がる]
[リディ自身にも抗う間は殆どなかったろう。一瞬、辺りを目も眩む金色の輝きが覆いつくし、それが消えた後には、光ごとリディの姿は消えていた]
何故、リディ殿が…
[剣に手をかけたまま、呆然と呟く]
え、ちょ、……っ
[光がリディを捉えるのを 一度目を瞑った後
大きく目を見開いて見詰める。
身体が、動かない]
おい、リディ、お前、何
[ただただ見詰めるしか出来ない、力。
圧倒され まるで押されたかのように 尻もちをついた]
─館内・ロビー─
[焔は大丈夫そうだと言う話に安堵していた時。
外から飛んで来た光がリディへ向かうのを見て、金の瞳を瞬いた]
……王様の匂い?
…あ!
[最初こそきょとんとしていたが、王が言っていた事を思い出してあんぐりと口を開ける。
その間にも光はリディを捕らえ、眩い金の光を放った後にリディごと消えてしまっていた]
目がちかちかするぅ〜。
[呆けていたせいでまともに光を見てしまったらしく、お座りの状態のままくらくらと揺れていた]
―南の森―
[ベッティと榛名の騒ぎを横に、じっと空を見ていた]
王様の光?えっと。
[草輪のおかげで程よく集中できる。
人間の気配を掴む要領で今の王の気配を追いかけて]
…リディさん?
[首こてん]
―東の泉―
[泉の水に触れたところで館で起こっていることがわかるわけもなく。
わずかに吐息をこぼし]
――嫌な感じしかしませんけど、とりあず館に戻りますかねえ。
[そしてゆっくりと館に戻り。
そのときにはリディはとっくに反省房に送られた後で、ロビーに居た人たちはまだそこにいただろうか]
―南の森―
へ?リッキー?
リッキーがどうかしたのか?
[嫌な予感ひしひしなんで館の方に行こっ、て思ってたあたいを引き止めたのは、ゲルダの一言だったのさ。]
―館・ロビー―
[光を見るのが一足早く、反射的に目を閉じていたため、リディが捉えられる瞬間を見ることはなかった。
その上それだけでは一層増した眩しさを防ぎきらず、袖で覆いもして。
瞼の裏で光が去ったのを感じ取ってから、ゆっくりと目を開いて、袖を顔の半分辺りまで下げる]
……今何が起こった。
[何度かの瞬きと共に目を慣らしながら辺りを見回す。
周囲で呟かれたリディの名前を聞き、その本人がこの場に居ないのに気付いて、眉根を寄せた]
一体何処へ。
―南の森―
[ベッティの反応に]
アイツ…?
[こてんと首をかしげながら、ゲルダの言葉も聞こえれば]
リディ……?
[さらに首こてんと]
館に戻ってみる〜……?
[二人にそう提案するように、ベッティはいまだたかいたかいしたままだった]
お、大丈夫か。
[ぐらぐら揺れるエーリッヒに しがみつく様に手を回し
ぎゅうとするのは寧ろ自分が落ちつくからのようで]
…あれ、王様の力、って奴か…?
[口元までエーリッヒに埋めながら呟いた]
―南の森―
[数拍おいて榛名とベッティを見た]
今の王様の光、リディさんの気配と重なったの。
そのまま消えちゃった。
[予測できることを説明するまでもないだろう。
光の飛んでった館の方を見る]
―南の森→―
[ゲルダの言葉もあり、ベッティが先に飛んでいこうとするのならばその手を離しただろうか。
館へと向かいながら]
リディ〜……犯人だったの〜…?
[歩きながら疑問の言葉を呟いた]
[戻って来たゼルギウスが、悪態云々と語るのを聞くと、眉間に縦じわがくっきりと]
…有り得ん…
[ナタルの、それはさすがに、という意見も、なんだか微妙に聞こえて、脱力感が襲ってきそうだった]
―南の森→館―
『秘宝』持ってたら、抵抗するよね。
いや抵抗はしてたみたいだったけど。
[いきなりきたら本能的に防御しようとするよね、多分。
ベッティのように飛べたりしないから、早足で歩きながら榛名に返す]
でも他の力って感じなかったもん。
違ったんじゃないかな。
[頭痛い。王様の力だって十分強いんですから。
離れた場所に向かったのを必死に追いかけた反動かもしれない。ずきずき]
…何が、まさか?
[エーリッヒの言葉に、じい、と見詰めてから
館に人が集まってくるのを見て 窓枠からひょいと
中へと入ろうとジャンプ ひとつ*]
―館ロビー―
ただいま、ナタル。
しかしリディさんが……まあ、ナタルがおくられるのとどっちもどっちなき準だと思いますけど……
[説得力のない突っ込みに苦笑しつつ、周りの人の様子を見やり]
王が勘で怪しいと思ったものを選んでるのだとしたら……
反省房から逃れるのはかなり難しそうですねえ。
誰が犯人かわかれば別なんでしょうけれど……
[はあ、と深い吐息をこぼし。
ベッティが窓から飛び込んできたのには驚いたように瞬いた]
―→館―
[あまり調子がよさそうじゃないゲルダを支えるようにして、自分もふらふら〜っとしながらもそれなりに早足]
ん〜、ゲルはわかるの〜……?
[ふとそんな疑問の言葉を口にしてから]
でも〜、違ったのなら〜……かわいそうなの〜……
んなっ!?
[それは突然のことだった]
[金色の光は前触れもなく彼女を捕らえ、この空間へと彼女を転移させた
目の前に広がる光景に呆然としていたが]
…………おい。おいおいおいおいおいおいおいおいおいおい!!
あんの、駄王!!
まさかほんとに悪口による恨みで跳ばしやがったの!?
…………ありえない。ありえないでしょ、こんな馬鹿なこと!!
[もう素だとか、そんなの取っ払ってこの裁定に納得がいっていない様子で取り乱しまくる
とりあえず、近場の壁に蹴りを叩き込んでいた]
―館内・ロビー―
なぁ、やっぱりリッキーが反省房行きか…?
[ってそこに居た奴らに聞いてみたけど、居た奴の反応とか返事とか聞く限りだよなーって感じだったのさ。はぁ。]
え――…ってかリッキーとかねぇだろ……。
リッキーがやるなら絶対バレねーようにやるっつーの……。
[ねーよ、と口にするけど行ったもんはどーにもなんねーのが…。
あたいはどよんとその場で肩を落としたのさ。はぁ…。]
─館 ロビー─
きゃあ…っ!?
[黒江からも宥めるような声をかけられると、うん、と頷きを返したところに金色の光が視界いっぱいに広がって思わず目を閉じた。]
リディ、おねえさん…?
[光が消えた後おそるおそる目を開けば、先程まで自分の頭をなでてくれていたリディの姿がなく。
どこいっちゃったの?とまた泣きそうになって辺りをきょろきょろしているところにナタルが歩いてくるのが見えて。]
ナタルお姉さん、リディお姉さんが。
[大丈夫?と頭をぽふりと撫でられると余計に泣きそうになって。
ナタルを見上げてリディがいない、と言いかけた。]
―館ロビー―
[周りが口々に言う言葉に難しそうに眉根を寄せて、ため息をついた]
……まあ、王の傍で悪態はつかないほうがいい、のかもしれませんねえ。
[王がバランスを保つのに必死で心が狭くなってるかもしれない、とかはさっぱり思い浮かばない、というかバランスを保とうとしてることすら気づいておらず。
ゲルダや榛名も戻ってきたのなら手をあげて挨拶をし。
そのまま皆が解散するまでその場で話を聞いている**]
―館ロビー―
うん多分。
リディさんがいた場所でも確認しようと思うけど。
[榛名に答えるのは言葉と裏腹に自信ありげだ。
精気から読み取る訓練は森を任される前に随分としたし。
森の中に居たのが良かったのか結構ハッキリ感じることが出来た]
ほんとにねえ。
[頷きながら館に着いたのは、ゼルギウスよりもっと遅れて]
/*
おうさま、小者。マジ小者
ごめん、どうしてもこれだけは言わんと気が済まない
あと、独り言でちょっとぶーたれてるが気にしないでくれると嬉しい
てことで、ビーチェもお疲れ様
え…?
どして、リディお姉さん、なの?
[それに対してされた説明は思いも寄らないもので。
きょとんとナタルを見上げるも、目にはじわじわ涙がたまった。
外から帰ってきたゼルギウス達に気付けば、泣きそうな顔のままそちらを見る。]
おかえり、なさい。
リディおねえさん、ハンセイボウ、いっちゃった、って。
[さっきまで頭を撫でてくれてたのに、と思えば余計悲しくて。
ナタルまでいなくなっちゃわないように、とナタルの服をぎゅっと掴んで皆の顔を見上げた。**]
[飛び込んできたベッティを見ると、そういえばリディと親しそうだったとも思い出し。その口から出た「絶対にバレねーように…」という言葉を聞くと]
……バレなければいいというものでも無いと思うが。
[脱力が更に増した気がして、彼女と同じように肩を落とした]
/*
リディお姉さんおつかれさま、なの。
おうさま、イジワル、ね。
[いっしょーけんめい背伸びしてリディの頭を撫で撫で。**]
―館ロビー―
むぅ〜〜……
でも、あんまり無理はしないでなの〜……
[ゲルダの様子を見ているとそのことを放っておけず、
けれども手がかりをわずかでも知ることができるのならば、とめるわけにもいかないので心配する言葉をかけるだけに。
ゲルダを支えるようにしてロビーに着くと、リディ以外の姿が見えて]
遅くなったの〜……
[ゲルダがリディのことについて探ろうとするのならば、心配そうにその横についているだろう]
[そうして、[11]分ほどガスガス壁を蹴っていたが]
…………うっ、ううっ、うううううっ
[そのままずるずると座り込むと]
どうしてこうなるんだよぉ、ばかぁ
[壁に向かい蹲ると、さめざめと涙した**]
―館・ロビー―
[ナタルが立ち去ろうとする姿に預かっていたストゥールのことを思い出して]
あ、ナタ〜、後で返しにいくの〜…
[何をかは向こうに伝わっていたかどうか]
─館・ロビー─
[ハノスケがアイツんとこに聞きにいく、ってのにあたいも行こうかと思ったけど…。
いや、やめとこ。行くなら一人でだ。
あたいは後で行く事に決めたのさ。]
まあ……言いたくなる気持ちも、わからなくはない。
と、しておくよ。
だから、気にしない。
[しゅん、とするエーリッヒ>>44には、こんな言葉を。
榛名の呼びかけ>>47には、一瞬きょと、とした後、わかったよ、と頷いて、二階へ]
[部屋まで送ると、自分も自室に戻ろうとするが、どこか不安げな様子に気づき]
ん、じゃあ、少しだけ、ね。
[落ち着くまでは、と部屋に留まり、自分の故郷の事を少しだけ話して聞かせたり。
不安がるなら、大丈夫だよ、と宥めたりしながら。
結局、少女が眠りに就くまではそこにいて]
……やれやれ。
ちっちゃいこはほんとに。無邪気でいいよね。
[そんな苦笑めいた言葉を紡いで、自室へと戻り。
天井にゆらめく極光を眺めている内に、眠りに落ちていた]
―館ロビー―
ああ、大丈夫だよ。
[昔はよくなった症状だしと、榛名に笑ってみせる]
うん、遅くなったんだよ。
[黒江とは入れ違いに近かったか。
ナタルとベアトリーチェはすぐに二階に上がっていったかもしれない]
リディさん、どの辺りにいたのかな。
[多分この場にいたのだろうエーリッヒやマテウス、イヴァンを見る。場所を聞けばその場に右手で触れて]
…やっぱり隠してるって風でもないなあ。
[客室へと戻っているナターリエとベアトリーチェを見送りつつ、ベッティの言葉を聞く]
ベッティ殿はリディ殿を信じているのだな。
[内容はともかく、その口調は、友を信じる意識の現れと思えて、笑みを浮かべる。そういえば、リディ自身、ここに在る者を信用する、と、公言していたと思い出した]
信じると言ったものが信用を得られず、か…皮肉なものだ。
[呟いてから、ゲルダがリディの居た場所を調べるのを見るともなしに眺める]
[ゲルダに笑いかければ、それ必要以上に言葉をかけることはせず、
今日は寝るときは一緒に寝ようかなとか考えていた]
どう〜、ゲル〜……?
[教えられた場所を右手で触れるゲルダに隣から聞き、
返された言葉にむぅ〜っと小さくうなって]
リディ〜…かわいそうなの〜……
[ぽつりと悲しそうな顔をしていた]
[どれくらい、眠っていたかは自分でもよくわからないものの。
目覚めの気分は、あまりいいとは言えないものだった]
……まー、仕方ない、か。
[理由はわかっているから、苦笑して。
身支度を整えると、最初に足を運んだのは、ビーチェの部屋。
どうしているのか、ちょっと心配になったから……というのが主な理由だったのだが]
……ん? ビーチェ?
[部屋の前に立って、最初に感じたのは、違和感。
人の気配が感じられない事に疑問を感じつつ、開けるよ、と声をかけて扉を開き]
……え? あ、れ……?
[荷物だけが残された、無人の室内に一つ、二つ、と瞬く]
どこかに、出かけた? いや……。
[一人で出歩くとは思い難く。そうなると、いない理由は限られる気がして]
……取りあえず……探そう。
[小さく呟き、歩き出す。
誰かに出くわしたなら、少女を見なかったかを問い。
行方を得られぬ結果に、紫の瞳は、僅か、翳を帯びるか]
(……予測通りであるなら。
如何なる理に基づくが故か……きりきり、吐かせねぇとな)
[声に出しはしないものの。内心では、こんな考えが過っていたとか、いないとか**]
―館内・ロビー―
[マテウスの呟きにそちらの方を向いて]
マティ〜…?
[彼が言う相手はおそらくはリディのことなのだろうと]
とっても、悲しいことなの〜……
[躊躇いなく頷いたベッティに目を細め、続く問いには、瞬時、視線を彷徨わせる]
……今は、無条件に信を置ける者は無いかもしれんな。残念なことだが。
[それが、この地では余所者であるから、という意味なのか、他の意味も含んでいるのかは、言葉からは知れなかったろう]
―館内・ロビー―
[信用できるものの話題に、この場所で自分が一番信用できる相手は当然のごとくゲルダで、
マテウスがベッティに答える言葉が聞こえると、傍にふらふらっと近寄りぽむりと肩を叩いた]
それじゃ〜、私がお友達になってあげるの〜…
[なんか盛大な勘違いを起こしているのかもしれない]
[微妙そうな、ベッティの口調には苦笑を返し]
綺麗な娘が、せっかく、こんなおっさんの、ともだちになってくれようというのだから、断るのも失礼だろう?
[こんな軽口は、男にしては珍しいものだったが、相手がそれを知るはずもない]
[マテウスからの礼の言葉もあれば、あはぁ〜っとなんか本人はいいことした気分でいた]
ん〜、ナタに〜、返しにいくの〜…
ゲルも〜、今日はもう休もう〜……?
[そう声をかけて、ゲルダが戻るなら一緒にロビーを後にしようとするだろうか。
戻る途中、ナタルの部屋の位置もビーチェの部屋の位置もわからないことに気付き、返しに行くのは明日にしようと思った]
―二階・ゲルダの部屋―
[戻るときはゲルダと一緒だったかどうか、どちらにせよ自分は一度自室に戻り、Yシャツを手にしてゲルダの部屋へと。
ゲルダの部屋につくと普段の寝るときの格好、つまりはYシャツ一枚の格好になり]
ゲルと一緒なの〜……
[ゲルダと一緒のベッドにころんと、すぐに幸せそうな寝息を*立て始めた*]
そうだろう?
[納得した様子のベッティに笑みを見せ、ハンカチを巻いた手を握りしめる仕草にその笑みを深める]
そうか。王も其方の進言ならば、聞き届けてくれるかもしれんな。
[他意は…無論、あるに決まっている]
─館・ロビー─
………どーだろ。
しょーじき家出した身だしなぁ…。
[ほいほい聞いてくれるような立場じゃねー自覚は色々身を弁えてる愁傷なあたいにはあるんだぞ。
そんなわけで、あたいはおっさんに聞こえるようにだけ、ぼそっと呟いたのさ。
耳のいい奴なら聞こえるかもしんねぇけどな。]
気をつけて、って反省房行きか?
あー、アイツのカンに触って入れられる可能性はあるな。
[巻き添え食らうのは勘弁して欲しいトコだけどさ。
あたいにゃ反省房に入れられる理由が他にもあるからなー。…はぁ。]
っても行かない選択肢はねーんだ。
まぁ気をつけるぞ。あんがと。
[不吉な言葉にも負けないあたいは、おっさんにちょっと笑っといたのさ。]
家出だったのか?道理で…
[呟かれた言葉に小声で返す。姿を変えている理由が漸く飲み込めた]
だが縁は切れぬものだろう。案ずることはない。
[励ますように、ハンカチを巻いた手に軽く触れる]
[そして、ベッティや、その場に残っていた者達と別れ、ゲルダと榛名に相前後して自室へと戻った男は、暫しの後、ナタルの口からベアトリーチェの失踪を知らされる]
─館・ロビー─
あはは……なんつーか。
色々嫌になったんだ。窮屈でさ。
あっちの格好だと、あたいがやりたいように生きられなくなってったから。
[ちょっとばつが悪いのは、その辺が全部隠し事なせいだ。
縁が切れない、って言葉にあたいはちょっと戸惑った。触れた手の下には印がある…。]
……いっそ全部放り出してくれても良かったのにな。
[そうは言ったけど、正直どっちがいいのかあたいには分んなかった。
休むっておっさんや、残ってた奴らと別れて、疲れたあたいも部屋に戻ったのさ。あいつんとこ行くのはそれからだ。ちょっと気合入れねーと。]
─館・部屋─
[……次の日目が覚めたあたいは、また格好が違うことにすぐ気づいたんだ。
とはいえ格好戻るまで待ってる時間も惜しかったあたいは、気づかれないようこっそり館を抜け出して、月の玉座の方へと向かったのさ。
おかげでビーチェが居なくなった事に気づくのは、大分送れることになったんだ。**]
─回想/館内二階・自室─
[床に生え揃う若草を踏んで、犬小屋の前まで歩く]
…そーいえばー。
干渉の力、応用出来ないかなぁ。
[王とは別に反省房へと放り込むと言う犯人の手段。
それを防ぐにはどうすれば良いかとずっと考えていた]
『秘宝』の力使ってるなら完全に打ち消すのは無理かも知れないけどー。
矛先逸らすくらいは出来るかなぁ。
[それには事前に準備し、範囲を決定しておくことが必要だし、かなりの力を使うことになりそうだったけれど]
よぉし…。
アオオォォオオォォオオオォォォオン!!!
[寝る前の恒例、遠吠えを一つ。
それに力の載せて下準備とした。
力を向けた先は、一番匂いを嗅ぎ分けやすい人物]
……わぅ。
[力を載せた後、くらりと身体が傾ぎ若草の中へと突っ伏した]
ダメぇ、一人にしか力向けられない〜。
いつもは方向は決められても、それ以外は駄々漏らしだしなぁ。
[特定の場所に力を留めると言うのは慣れない作業であり。
そのために指定出来るのは限られてしまっていた]
全員に出来たら良かったけど〜…。
仕方無いかぁ…。
後、考えられる可能性は……騎士団長と同じ、と言う所ですね。
[その可能性を口にする刹那、紫に宿るのは鋭さ。
けれど、それはすぐに翳りめいたものに飲まれ]
……とりあえず……騎士殿は、ビーチェの近くにおられたのですよね? ぼくがいない間にも。
何か、異変の兆しのようなものは、見られませんでしたか?
[静かな口調で問う。
紫の奥には、何かを探るよな色**]
―月の玉座―
……どうして、リッキーだった、の?
ッキーは、違う。から……
[玉座にたどり着いたあたいは、挨拶もロクにしないで王を見上げながら、たどたどしく口を開いたのさ。
……上手く喋れない理由は分ってる。何時もみたいに喋ろうとしてるからだ。
だから喋り方を前みたく戻しゃ問題ねーんだけど、それはあんましやりたくなかったのさ。
王はあたいが来るのは分かってたっぽいけど、格好戻ってたのには驚いてた。手の印に気づいたら色々納得したみたいだけど。
そーだよ女王のせいだよ、ふん。
それはいいとして。アイツの返答と、あたいの頼みとは…、"のれんにうでおし"ってやつだった。それでも何度か応酬してやったけど、やっぱり駄目だった。リッキーすまぬ。
やっぱ駄目かー、と思ったあたいは、ぎゅっと付いた手で片方の腕を握ったのさ。]
(バーカバーカ!リッキーがやるわけねーだろ!
ってか覚えてろよこの石あたま!べー!
あたいがうっかり秘宝見つけたって返さねーかんな!)
[………っていつもなら言ったんだけど、今のあたいは何も言わずにそいつに背を向けたのさ。
だから王があたいの事どんな目で見てたかなんて知りもしねぇ。知りたくもねぇしな。
ただ「どうしてこうなった」的な事言われたんで、非難がましい目だったんじゃねーのかな。むっかー。
流石に温厚なあたいもあたまにきたんで、一回だけ立ち止まった。]
……私をこうしたのは、お父様とお母様でしょう?
[淀みねぇけど、やっぱ嫌いな言葉使いだ……あたい的に。
言うだけ言ったら、あたいはその場からダッシュしてやった。
格好が格好だったから、あたいは館に戻らずにふらっと南西の花畑の方に向かったのさ。
そこにひっくり返って、薔薇の空を見ながら元に戻るの待ってたら、いつの間にか寝ちまったんだ。ぐぅ。**]
[それから、エーリッヒと共に部屋へと戻る。
おうおやすみ、と彼に声を返して扉を背で閉め顔を上げると
部屋の中央には 熱持たぬ炎が ぽう と 浮いて]
おぅお帰り?
…でいいのか?
[声はやや低いトーンへと 変わる。]
[炎はゆらりゆらりと揺れながら 男の方へと近寄る。
手を伸ばすと すいっとその甲へと触れ 乗り 滑り
肩へと戻る。
炎の中 小さく濃く揺れる 影がひとつ]
ん、そか、やっぱり違うよな。
ありがと、またよろしく。
姉ちゃんじゃなくてゴメンな。
[呟くと ぱたり 布団に突伏して、泥のように眠った]
─翌朝/館内・廊下─
[目を覚ますと犬小屋から出てぐーっと伸び。
筋肉を解してからぶるぶると身体を振って、寝てしまった毛を立ち上げた]
おなかすいたー。
[目覚めて直ぐ思うのはやはりそれ。
食堂へ向かうべく部屋を出て、しばらくすると廊下で話をするナターリエとマテウスが見えた]
おはよー。
何かしたの?
[様子がおかしい事を見て取り、こてりと首を傾げる。
ベアトリーチェの姿が見えないと聞くと、驚くように金の瞳を丸くし、耳をピンと立てた]
えぇ、ビーチェが?
…………この近くには居ないみたい。
匂いしないよー。
[くんくんと鼻を動かし、廊下の窓から外も探ってみたが匂いはせず。
見つからないと言うことにぺたりと耳を垂らした。
姿が見えない可能性として、騎士団長と同じ可能性を出されたなら、驚きと共にほんの少しだけ困ったような表情に*なったか*]
…………ん
[僅かに身じろぎすると、ゆっくりと身体を起こす]
あー、あのまま寝ちゃったのか
………あれ?
[そこで、自分に毛布が掛けられているのに気付き]
「目を覚ましおったか
現れたかと思うと、突然暴れ出した挙句、泣き出しおって
お陰で声を掛けるに掛けられんだったろうが」
あれ? じぃちゃん居たんだ
「居たんだとは何じゃ、居たんだとは」
[なんてことを言っていると、再び空間が歪み]
…………えっ?
[転移されてきたビーチェを呆然と見る]
ビーチェ、ちゃん。まさか、犯人に?
[そんな呟きが口から洩れた**]
[耳や尻尾をたらしてお座り状態だったエーリッヒ>>44の頭を軽くなでて]
誰が犯人なのかわかる術があったらよかったんでしょうけどねえ。
[ほう、と残念そうに答える。
マテウスとベッティのやりとりは、物騒なベッティ>>46に苦笑したりしながら聞いているだけで口は挟まない。
ビーチェをつれて友人>>49が二階へ上がるのには手をふって見送っておいた。
ゲルダ>>50がリディがいたと言う場所に触れるのには不思議そうな視線を向けて]
それはリディさんが秘宝を隠していないようだ、と言うことでしょうか。
[ふと思いついた事を、ゲルダに尋ねた。
その返答がどうであれ、そうですか、と何か考え込むように黙る]
[信じるものがどうこうと話しているベッティとマテウスにちらりと視線を向けるけれど、告げる言葉は浮かばなかったからなにも言わないまま。
榛名がよっていく頃にロビーから離れて部屋へと戻るのだった]
私は先に休ませてもらいますね。
[そして水の流れる部屋の中で何事か考えつつ休み]
―回想終了―
―朝―
[なんだかんだとやる事を済まして眠りについたあと。
昨夜のエーリッヒの遠吠え>>81には気づかないほど熟睡していたようす。
そして起こされたのは、廊下での話し声と、壁を叩く音>>93のせい]
――なにか、あったんですかね……
[寝乱れた髪を手ぐしで好きながらあふ、とあくびをひとつ。
もそもそと青のローブに袖を通して、水の気配のする布はベルト代わりに細くまとめて腰に巻いておいた。
そして廊下に出たらイヴァンは立ち去り、友人>>83とマテウス>>76が話しているときだった。
エーリッヒ>>91もいるのならおはようと声を掛けつつ]
ビーチェがいないんですか。
散歩にいった、という――にはちょっと時間が早すぎますかねえ……
[うーん、と考え]
[館をでて先をいくエーリッヒの姿を探して視線をめぐらせる]
一緒に探すべきか否か……
[悩みつつも歩き出す。
ばらばらに探すのもありかもしれないが、そもそもクー・シーの足に追いつけるのか、という問題が前提にあったりもした]
─南西・花畑─
わふ……ここにも居ないー…。
[足音無きまま花畑を彷徨うも、ベアトリーチェの姿はおろか匂いもせず。
ただ花の香りが漂っていた]
……くぅ?
ベッティの匂い?
[不意に探していた匂いとは別のものを嗅ぎ取り、匂いのする方へと肢を向ける。
その時のベッティの姿はどちらだっただろうか。
普段の姿で無くとも、以前見ているし匂いで判断出来たから驚きはしなかったけれど。
ベッティの傍に行くとその隣に座り、鼻先を近付ける]
ベッティ、起きてー。
そんなところで寝ちゃダメー。
……ビーチェが居なくなっちゃったんだよー。
どこにも居ないのー…。
王様に連れてかれたか、じいちゃんみたいに犯人に連れ去られたか、どっちかみたいー…。
犯人に連れ去られたなら、失敗しちゃったなぁ。
…ボク、犯人に連れ去られるの防げたかも知れないのに───。
[ベッティが自分の声で起きたかは分からない。
起きようが起きまいが、ぽつぽつと言葉を零して。
最後の言葉を紡ぐと、耳と尻尾をしょげさせたまま、ぺふりと地面へ伏せって*しまった*]
――東の泉――
おーい、ビーチェ!
居るなら返事しろー!
[自分とそう近くない属性。そして小さな体。
出来るだけ五感を研ぎ澄まし 聞き取ろう感じ取ろうとするも
どうにも彼女の気配は感じる事ができず。
残滓は彼女に潜り戻ってきた、自分の「大事なもの」に感じたそれが最後。]
はぁ…――
[どれくらいの時間そうして探したか 自分ではあまり判らない。
何処をどう歩いたかも判らぬ蜥蜴男の視界が開けたのは
美しい 水の気配湛える泉だった]
[結局エーリッヒを見つけることはかなわず、森の中ビーチェを探して歩いていても、その姿が見つかることはない。
気配もかかわりの少ない属性なだけに感じることはできず]
――いないですねえ……
[呟きながら歩いていれば、無意識に水の或るほうへと引き寄せられて、結局、東の泉へとやってきていたのだった]
どうしたものでしょう……
[はあ、とため息をついたときに――別のところから、同じようなタイミングでやってきたイヴァンの姿が見えるだろうか]
――東の泉――
オレは犯人じゃないから理由はわかんねぇなぁ。
本当、 なんで、だろうな?
[肩を竦め 口元の水滴を手の甲で拭う。
ぷは、と息を吐くと 座ったまま肩を落とし ゼルギウスを見上げ]
だとして、増えた情報としては。
客観的に見て彼女は犯人じゃなかった、
って事くらいかな…
[犯人が複数で仲間割れ、とかレアケースは置いといて*]
―→館・ロビー―
[ゼルギウスの声>>94は聞こえていたが、既に飛び立った後だった為にちらと振り返るのみ。
そうして向かった玉座ではしかし大方の予想通り「自分なりに考えた結果である」といった風の一言が返されたのみで、そこに至った経緯等は明かされず。
言葉少なな王からこれ以上聞き出すのは無理だと判断した彼は、一礼の後でその場を去った]
しかし、単なる私怨晴らしで事は済まぬということは、王とて判っておられる筈……
[舞い戻ったロビーでの呟きは、己に言い聞かせるようなもの。
見えぬところでの王の苦労など知る由もない。
その場にまだ他の者が残っていたなら事の顛末を告げてから、個室へ戻って行った]
―館・個室―
やれ。
[館の中でただ一つの和室に入ると、ほうと息を吐く。
縛っていた髪を解いて本来の黒い姿に戻り]
こうなると、郷が恋しいものだな。
随分長く離れているようだ。
[苦笑めいた呟き。
横にはならず、床の間の前に座り込んで目を閉じた]
―館・廊下―
[一晩の休息を終え、廊下に出る頃には既に人の姿で]
……ビーチェ殿が?
[誰からかその話題を耳にすれば眉根を寄せた]
しかし、一人でそう遠くへ往くとは思えぬが。
……そうだな、某も空から見て参ろう。
[考えるような素振りの後。
探しに出た幾人かに倣い、傍の窓から空へと発った]
―館外・上空―
[王の元へ行った時とは異なり、疾風を纏うことはせず。
自らの翼で羽ばたきながら地上を探索する。
それでも目的の姿を見つけることは叶わず]
……まさか。
[募る予感に眉根をきつく寄せながら、翼は南西を*目指す*]
―南西・花畑―
[寝て起きたら戻るとか思ってたんだけど、そういや今まで寝て起きたら変わってたんだから戻るはずもねぇよなあははははは!
……ってのは誰かの声で目が覚めてから気づいたのさ。]
……エーリッヒ?
[一瞬びくっとしちまったんだけど、まぁこっちとあっちとがエーリッヒにゃばれてるし、そもそも逃げてもおっつかれるのはこないだので分かりきってたから、あたいは諦めてちょっと起き上がると、もふもふ撫でながらエーリッヒが言う事を聞いてたのさ。何かしょげてたっぽいし。
ってか何か色々聞いたぞ。
薄い色の目を瞬かせて、あたいは驚きを表現してみたのさ。]
ビーチェ、が?なんで、また。
ビーチェは、ギュン爺みたいに、鬱陶しかった、の?
[ハルナの事言えねぇくらいに、あたいは相変わらずたどたどしく喋ったのさ。]
失敗?
……防げたり、できるん、だ。
すごいね、それ。
[あたいはそこには感心したのさ。すげーなエーリッヒ!……あれ何かちょっと変だな。]
ビーチェが、送られるの、防ぐの、失敗したのは、何で?
[その辺尋ねたら、一人しか守れない事とか聞けたかな。
どんな返事返ってきても、あたいはもふもふを撫でて励ましたんだぞ。だって失敗したもんはしょうがねぇもんなっ。]
エーリッヒは、自分を、防ぐ?守る?しておくと、いい、よ。
[それが一番なんじゃね?と思ったあたいはいっといたのさ。]
[んでもどうしよう。
犯人見つけない事にはにっちもさっちも話が進まねぇって事だよなーつまりは。
ええと、誰か探せる奴……ハルナとゼルギラスは違うって言って、ゲルダは何か分かるんだっけ?そういや昨日はリディが犯人じゃねーって当たり前の事言ってたから気付かなかったけど…。他のやつは……ぬがーわかんね。
あたいはエーリッヒをもふもふしながら難しい顔してたのさ。]
……どうしよう、か。
エーリッヒは犯人、わか、る?
[一応エーリッヒにも聞いとく。防ぐなんて力がありなら、捜すとかも出来ないかな、そんな期待。でも首振ったかな?うんそう見えた。]
わ、たしは、わからない。
ハルナと、ゼルも、わからない、って。
[あたいが知ってるのはそれくらいだ。
ゲルダの事は見てたかな?見てなかったらその辺も伝えたんだ。]
………そ、いえば。
[何かエーリッヒもふもふしてたら思い出してきたぞ。]
秘宝の気配、分かるって、言ってた人が、いた、気がする。
[なんだけど、それ言ってたのは誰だったか、あたいはとんと思い出せなかったのさ
傍目にはしおらしいとか大人しいとか言われてた今の格好のあたいは、すこし困ったように眉を寄せたのさ。
いつもだったら、うへぇって態度も、今はそれくらいしか出せなかった。**]
オレも二階に上がってったのが最後だな。
一緒に居たらしいあの舞姫が聞いてきたくらいだから、別れてからなんだろう。
そうだなァ、何か見たか…邪魔になったか…?
[部屋は誰が隣だったかなぁ、等と言いながら空を仰ぐ。
薔薇色のそれは 未だ此処が隔離された場であることを示し]
…――怪我とかしてねぇと、いいな。
[ばたりと 背を地面につける。
大の字になって寝そべり 大きな溜め息をついた**]
―東の泉―
何か見たか、邪魔になったか――まあどちらにせよビーチェだったことに意味はあるのでしょう。
[ほう、とため息をついたときに水面が僅かに揺らぐ。
湧き出る水は絶えることなく流れ続けているようだ]
怪我はしてないと思いますよ。
部屋でいなくなったのですし、怪我などしてて血が流れてたらナタルがもっと怒ってるでしょうからねえ。
[大の字になるイヴァンを見下ろして小さく笑い]
私としては反省房で過激なおしおきをされていない事を祈るぐらいですね、ほんとに。
[しみじみと呟きながらゆらりと青銀の髪を揺らして]
さて、何時までもここに居てもなんですし、ちょっと他のところも見てきますね。
[そうイヴァンに別れを告げて、歩き出した**]
おー。
ひとりで動くなら気をつけてなー。
[どーんと大の字になったまま、ゼルギウスに手をひらり、振った。
そのまま上半身蜥蜴の姿のまま 天を見詰めて居る]
オレが――気にした奴ばっか、連れていかれる。
…なんで一人ずつなんだよ…
[呟き。
下唇を噛んだ]
─南西・花畑─
[ベッティに撫でられて問い返されると、伏せていた頭を少し持ち上げる]
何でかは、分かんないー。
ビーチェは犯人にごめんなさいさせようとしてたけど、鬱陶しい程じゃ無かった
気がするよぉ。
防ぐのもね、まだちゃんと出来るか分かんないの。
昨日、やれるかなぁと思ってやってみたけど…一人にしか力集められなくて。
ご主人から順に力向けられるか試して行ったからー。
だから他の人には力向けられなかったのー…。
[くぅん、と鳴いて、失敗した理由をベッティに告げた。
自分に力を向ければ良いと言われると、プルプルと首を振って]
んとねぇ、自分に対しては出来ないみたいー。
力が親和し過ぎて自分にまた吸収されちゃうんだぁ…。
干渉の力自体、扱いが難しいのもあるんだけどー。
[わふん、と溜息にような鳴き声を零した。
犯人が分かるかを問われると、やっぱりふるふると首を振る]
犯人ー……分かんないよぉ。
ボク匂いは探せるけど、『秘宝』の匂いは分かんないしー。
榛名とゼルも分かんないんだー…。
あ、ゲルダのは聞いたー。
でもあれって王様に反省房に入れられないと分かんないっぽいよねぇ?
[もふもふされながら、こてりと首を傾げて。
そう言えば、と言われて金の瞳をベッティへと向けた]
分かる人いるの!?
それがホントなら犯人探せるよねぇ?
[しょげていた耳がピンと立ち、表情には喜色が載る。
けれど困ったような表情のベッティを見て、また首を傾げたのだった]
……何故か、如何なる理に基づくものか。
[ぽつり、零すのは小さな呟き]
まったく、発端といい、この件はとにもかくにも……。
(……興味深いものだね)
[短い本音は、心の内にのみ落とす。
何故にこうなったのか、という点への疑問は、複数の意味合いを持って、舞手の内に積みあがっていた]
―南西・花畑上空―
後見ていないのはあちらだけだな。
[ベアトリ―チェの姿を探して飛ぶうち、花畑が見えてくる。
結界の張られたすぐ近くまで飛び上がり、その全域を見渡した。
矢張りそこにも目当ての姿は見つけられなかったのだが]
……あれは?
[二つの影の内一つはすぐにエーリッヒだと判るが、もう一つの姿には見覚えがなく、目を細める。
その会話の内容までは聞こえない。
少しの滞空の後、二人のすぐ傍まで降下して行った]
―回想・昨夜―
うん、リディさんは犯人じゃなさそう。
『秘宝』持ってたなら、もっと痕が残ってて良いはずなんだよ。
あれだけの力がある品なんだもの。リディさんの気配だけしか残ってないなんてことない。
[消えたという辺りに触れながらエーリッヒ>>79やゼルギウス>>95に答えた。
左手首に視線を落とす。過敏気味の感覚を全開にすればもっと分かるかな。いやいや、王様の力の残滓もあるから危ない気がする]
いや、わかんないけど。
何で選ばれたのかも、さっぱりなんだもん。
[ベッティ>>63のエーに肩を竦めて。
マテウスと榛名の遣り取りは、やっぱり楽しそうに眺めて]
ん。そだね。
このまま頭捻ってても埒明かないだろうし。
[二階に上がろうという榛名>>66に頷いた]
―二階・ゲルダの部屋―
[昨晩寝る前のゲルダの安心したような顔、来てよかったと思ったりしたのはその時の話。
今は心地よさそうな寝息を立ててゲルダに擦り寄っていた]
ゲル〜…、お菓子のパン屋は〜明日からだよ〜……
だめだよ〜…、塩は砂糖の後なの〜……
[何の夢を見ているのかは本人のみぞ知ること。
イヴァンが壁を叩く音が聞こえればゲルダは起きただろうか?
自分はいまだに夢の世界を漂っていた]
─回想─
[ナタルから頭を撫でられてもやっぱり心配で、服の裾をぎゅっとにぎったまま黒江が王の元に向かうのを不安げに見送って。
部屋に戻ろうか、とナタルに声をかけられちょっと悩んだ。
ギュンターやリディがいなくなったことでまた誰かいなくなっちゃったらヤだな、という思いもあったから。
一人になるのがさみしい、というのもおおいにあるけどそれは内緒。
でも、たしかにいっぱいなことがあって休みたいとも思ったから。]
…うん。おへや、もどる。
[そういって、ナタルと一緒に二階へとあがっていった。]
ナタルお姉さん、ありがとう。
[部屋に着いて、礼を言い。
ナタルも自分の部屋に戻ろうとするのをみれば、あ、とちっちゃく声が出た。
お姉さんがいなくなっちゃわないか心配だとか、ひとりでいるのが寂しいとか、多分そういうのが混ざった声で。
少しだけ、と微笑んでナタルが部屋に留まってくれれば安心して嬉しそうに微笑み頷いた。
そうして、ナタルの故郷の話を聞いたり、大丈夫と頭を撫でてもらったりしている内にこく、と船をこぎ始め。
ナタルの気配を感じながら、ゆっくりと夢の世界に落ちていった。
側に誰かがいる安心感から、鞄は手から離れたままで。
ナタルが出ていったことすら気付かないほどに深い眠りについていた。]
─回想・了─
―東の泉―
さぁ、てっと――
[がばっと身を起こすと 男の半身は人に戻って居た。
向日葵色の髪に松の葉色の瞳。
分厚い胸を上げ、丸太のような手を振りあげて
力いっぱい伸びをして]
がんばろ。
[はふううう と 息を吐いた]
―朝・ゲルダの部屋―
[ゲルダにゆすられるとん〜〜っと上体を起こし]
おはよ〜…、げる〜…
[ちゅっととりあえずおはようのキスを頬にしといた。
今日は35%ほど覚醒した様子でいる]
―南西・花畑―
[二人からそう遠くない位置に降り立つ。
風で花びらが幾らか巻き上げられた]
……そうか。
某も粗方見て回ったが、それらしき姿はなかった。
[耳を垂らすエーリッヒに向けて、かぶりを振った]
して、……誰だ。
[それから視線は見知らぬ姿をした者に。
エーリッヒは平然として見えたけれど、このような時だからか、向ける表情はいつになく険しいもの]
―朝・ゲルダの部屋→―
[ふらふらっとベッドから離れると、昨日と同じような浴衣姿に着替えて]
行くの〜
[何があったのかよくわかってなかったが、とりあえずゲルダに促されるがままに廊下にでるだろうか]
………ふにゃ…?
[目が覚めるも、まだ寝ぼけた頭には状況を把握することはむずかしく。
ただ、部屋の中が眠る前と違うことにはさすがに気付き、おかしいな、と違和感を覚え首を傾げた。]
…おへや、かわった?
[寝ぼけた様子でそう呟いて、目をこしこししながら不思議そうに辺りを見回せば驚いたような表情のリディとギュンターが眼に入り、目をぱちくりとさせ。]
リディ、おねえさん。おじいちゃんも。
どして、ここにいるの?
[自分が反省房に送られたとは知らず、そんな問いを*投げかけた。*]
―回想・朝―
ビーチェちゃんが消えた…?
[ベアトリーチェの話を聞いて、何度も何度も翡翠をぱちぱち。
探しに行くという面々がいなくなってから、ベアトリーチェの部屋を覗いた]
ざわざわする。
[玉座で触れた『秘宝』の残滓と似てるようで違ってる何か。ホンの微かにしか残っていないそれが、ダイレクトに流れ込んできた]
わっ。わっ。
[慌てて振り払うように手をぱたぱた。
ぐるぐる回って大きさを人間サイズに変えた。
これを使えば自分の感覚ごと騙せるから]
わー。
みんなもいるうちにやればよかったか。
―朝・館―
[ゲルダについていって、ビーチェが消えた話を聞いていた。
ゲルダがビーチェの部屋を覗くのに付き添い、彼女の言葉があれば首をかしげて]
秘宝〜、ビーチェもってたの〜…?
[何かをそこに感じ取ったらしいゲルダにそう聞いていた]
―館・二階廊下―
はーっ。
[何度か深呼吸をして、榛名を振り返る]
うーん。それとは違う気がするんだよ。
どっちかっていうとみんなが心配してた通り、犯人に連れてかれちゃったの方じゃないかな。
[ベアトリーチェの部屋の扉を閉める。ぱたん。
どうしよう、と書いたよな顔できょろきょろ]
―館・二階廊下―
[はじめビーチェの部屋に向かう時にはナタルの姿に気づかずにいた。
ゲルダから返ってきた言葉にむむ〜っと難しそうな顔を少しだけしたとか]
ビチェを〜、なんでだろ〜…?
[ビーチェの部屋をでると、きょろきょろしているゲルダの頭をなでなでとしてから]
わかったの〜、犯人の正体が〜。
[何かにひらめいたのか、手をぽむりと叩いて、
ナタルはこちらを不思議がっていたのならちょうどその時でくわすだろうか]
[泉を離れてゆるやかに歩く。
どことも決めずに歩きながら]
さて……これからどうなることやら……
[小さく呟きを零す。
そのまま適当に歩んだ先には西の大樹(偶数)が見えるか、はたまた花畑(奇数)か。{3}]
―南西・花畑―
[ゆっくりとした足取りで向かったそこにいる人影にきょとりと瞬き]
おや、エーリッヒさんに黒江さん……それと、そちらは……?
[なんとなく覚えのある氷破の気配に首を傾げつつ、あまりに姿が違うのでベッティだと確証は持てない]
―館・二階廊下―
えっ、榛ちゃん分かったのっ!?
[頭をなでられながらナタルを見て何かを言う、その前に。
驚いて榛名を見上げた。翡翠まんまる]
―館内・廊下―
[突然の自分の言葉にナタルの声がかかり、ゲルダからの驚いた視線を感じれば]
犯人は〜、この中にいるの〜
[ずびしっと、どっかに向けて指差して、なんとなくそれがやってみたかったらしい]
犯人は最初にギュンを送ったの〜、続いて〜、送ったのはビチェなの〜
ギュンは〜、やっかいそうだから〜、だと思うの〜
だから〜、ビチェを送った犯人は〜……
きっと子供が苦手な人なの〜!
[どうだというようになんか自信満々にそう言っていた]
[エーリッヒの話はふんふん、頷きながら聞いてたんだぞ。自分はダメなのか。むぅ、残念だな。でもってビーチェ大丈夫かな、リッキーと一緒なら大丈夫だとは思うけど、とかなんとか。
話し込んでたから、誰かが降りてくるまで気づかなかったんだ。]
、ハノスケ。
[っては言ったけど声小さかったから聞こえなかったかもな。
それよか何か¨ふしんげ¨なハノスケに、あたいはちょっと汗かいたのさ。
あれこれ、あたいすげー怪しくね?
うわわ、どうしよと思ったら何かあっさりばらしかけてたエーリッヒの鼻を反射的にふさいだんだ。
おまー!]
[とかやってたら、うあ!
ハノスケがかけた方に顔向けたら流水の気配。見なくてもわかるぞこいつぁ]
ゎ、っ、ゼルギラス。
[どーしよ。とあたいは大変困った顔で、エーリッヒの鼻塞いだまま影に隠れるみたいに体を動かしたのさ。]
―館内・廊下―
…………。
[分かってた。分かってました。
ええ、榛名の性質とかそういうものは誰よりも。
でも勢い込んだ分だけ、がっくりときた]
うん、秘宝ごと閉じ込められたんだから。
中に残ってる誰かなんだろうけどね。
[肩を落としながらナタルの台詞にこくこく]
ボクも、ナタルさんの意見に賛成なんだよ。
でもそっか。そういう考え方してくなら。
ビーチェちゃんと相性の悪そうなヒトとか…?
[それはいただろうかと首こてり]
―南西の花畑―
[悩んでいたけれど、エーリッヒの影に隠れる人が名前を呼び間違えるにいたって確信したような笑顔]
ベッティ、私の名前はゼルギウスだといったでしょう。
呼びにくかったらゼルと呼びなさい、と。
[しかし少女の姿とはまるで違う姿にまじまじと眺め]
……なんだかベッティじゃないようですねえ……
[やはり違和感を感じたらしい]
―館二階・廊下―
[自分の推理は素早いナタルの突込みにより早々に崩れることとなった]
むむ〜…、たしかにそうなの〜……
[子供好きが多いとの言葉に、これまでのことを思い出せば確かにそんな気もしてきた]
じゃあ犯人は〜、子供好きなのに〜、ビチェを〜…?
[首をこてんと、なんだかそこに矛盾のようなものを感じた気がした。
犯人を捜す手がかりになりそうな、なにかがそこにありそうな気がと考えたり。
もっともゲルダ以外から見れば、あまり考えている姿には見えなかっただろうが]
―南西・花畑―
ん、……嗚呼。
[エーリッヒからの唐突な問いに、少し視線を上へ向ける。
迷う様な間は口止めがあった為に]
……某には、詳しいことは判らぬが。
ビーチェ殿は「違う」と言って居られたな。
[ややあって、少しばかり暈した応えを返した**]
ぅ…。ごめ、ん
[それは名前間違えてたゼルギ、ウスと鼻塞いで嫌がってたエーリッヒと、なんか色々戸惑ってた3人に向けて言ったんだ。
………ってかばれたな。完璧(ふ)
いやでもまだ素性は大丈夫だよな?な?
と一瞬沈んだ気持ちを持ち直したんだ。表面にゃ出にくいけどな。]
……そ、だよ。
ベッティで、あってる。
[ほんとは名前も違うけど、それは置いていて。]
……こっちが、わ、たし。
色々、あって、あっちの格好で、居たんだけど、たまに、こっちに戻る。
[あたいは観念して、自分の事を少し言っておいたのさ。
なんかハノスケがまだ疑ってんのかぐらいの勢いであたいのこと見てる気がしたから、じっと見つめて返しといた。やましい事はないんだ……うん。ない、よ]
[ゲルダもかっくりときている様子も見ればさらにむむ〜っと、
自分の考えはどこかずれていたらしい]
相性の〜……
[そして考えてる中で聞こえたゲルダの言葉に、
ビーチェと相性の悪そうな人と、それぞれの顔を思い浮かべていく。
該当しそうな相手が見つからなかった。
そもそもの前提が間違えてるのかなと、首をこてり]
それとも〜…、むしろ子供好きなら〜、犯人じゃないよ〜って…伝えるため〜…?
[犯人の手によって送られたものが犯人のわけがないのだから、
彼女の無実は一応は証明されることになるのだろう]
あ〜〜、そうだ〜…
[それから、自分なりになんとなく納得行く答えが出た後、
手にしたストゥールをナタルに返すつもりだったことを思い出し]
ナタ〜、これ〜、ありがとなの〜
[ナタルにストゥールを返しながら、そちらに笑いかけた]
―南西の花畑―
[ベッティの手が離れたエーリッヒ>>160の言葉に驚いたように瞬き]
ああ、そうですね……なぜナタルは進言できたんでしょう。
[不思議そうに首をかしげ。
謝るベッティ>>165には大人びましたねえ、ととぼけた返答]
まあ理由はあるのでしょうけれど……今は聞きませんよ。
[うん、とひとつ頷きながら、昨日ハンカチを指摘した手のほうへと無意識に視線がいく。
今はそこに印がみえて、ゆるく瞬いた]
ナタルが探せる人、ですか……
まあ、話を聞いてみないと、ですね。
[エーリッヒの言葉にきょとりと瞬き。
今までの友人の言動を思い返しながら、僅かに眉を寄せて呟いた]
─館内・廊下─
そっか…そだね。
それだけの何かを抱えてそうなヒトか…。
[推論のようで確信めいた答え。
翡翠はじっとナタルを見つめながら呟いた]
[一応まだ隠し事もあるわけで。やべ、嘘ついてるから何か顔が熱い。
かぁっとなったあたいはハノスケから視線を反らしたのさ。]
……ビーチェ、は、やっぱり犯人に、なんだ。
で、ナタルが、調べられる、ひと?
[聞こえた事には、ぽつりと呟いて……ってか戻らねーななかなか。二度寝のせいか?むー]
言葉は、身体に引きずられる、から。
前みたいに、喋ろうと、してるけど、上手く、喋れない。
[大人びた…ってのはあたい的に誉め言葉じゃなかったりしたから、すこーし拗ねながら言ったんだ。
でも何も聞かないでくれるのは有難かったんで、あたいはゼルにちゃんと微笑めたのさ。]
―館二階・廊下―
[ナタルの言葉に、ゲルダの様子と見比べて]
むぅ〜、ナタは頭がいいの〜…
[どこか確信めいたものを感じさせるその様子にそんな感想の言葉を述べた。
確かに秘宝を持ち出すためならば、手段を選んでいられないと、その言葉は説得力が大きく感じられた]
まるで〜、なんだか知ってるみたいなの〜
[それは褒める言葉のつもりで、別段疑ったわけでもないのだが、
ふらふらっと他人には真意の読み取りにくい自分は誤解を与えたかもしれない]
―館二階・廊下―
[それから差し出した銀糸のストゥール、それを受け取るナタルからかけられた言葉にこくりと頷いて]
気をつけるの〜
[理由はわかっていなかったかもしれないが、とりあえずはそういうことはいけないと覚えたらしい]
…館が近づかない。
これも犯人の罠か…――!
[歩くうちに、肩口に熱無き炎が現れる。
ちらりと松の葉色で見て、うん、と頷いて]
よし、いける。
これくらいの時間で充填、か。
[ゆらゆらさせた炎は肩から手へ
指先で遊びながら 歩く。
館は微妙に 遠のき近づき]
[黒江がベッティがベッティだと保証されて、またあわてたのならその様子を楽しげに眺め。
落ち着いたところで声を掛ける]
とりあえず、館にもどりますけど、どうしますか?
[ゆるく首をかしげて問い。
共にくるのなら一緒に、別行動すると言うのなら見送るつもり]
[マテウスが呟いた言葉は、考え事をしているときだったので良く聞き取れていなかった。
ナタルとの会話には首をかしげて、ビーチェがいなくなってマテウスがへこんだらしいと理解していた]
マティ〜、元気だしてなの〜…
[ぽむりと肩を叩いて、頭をなでなでと]
マティには〜、お友達の私がついてるの〜
─南西・花畑─
くぅ?
…ゼルー、先行っててー。
ボク、ベッティと一緒に戻るよー。
[館に戻るのを迷うようなベッティに気付き、館へと戻ることに同意したゼルギウスへと告げた]
[踵を返しかけて、ふと振り返り、ナタルの顔を見やる]
ナタル殿、話は戻ってからに。
[以前にした約束は忘れてはいない、と言外に告げた]
―南西の花畑―
あ…、ごめ、ん。
すぐ、いく。
[あたいは残ってくれたエーリッヒに、なでなですることで感謝を伝えながら、ゼルギ ウスには手を振っておいたんだ。]
もう、そろそろ、戻れると、おもうんだ、けど。
―南西の花畑→館への道―
おや、そうですか?
では先に行ってますね。
[エーリッヒ>>189ではじめてベッティが迷っていたことに気づいて、不思議そうな視線を向ける。
ベッティ>>193に小さく笑って]
そちらの姿も綺麗だとは思いますけど。まあ――どちらの自分も好きになれるのが一番ですね。
次に会うときはいつもの元気な姿で会いたいものです。
[どうにも調子が狂いますからねえ、と笑って。
それから残る二人に手を振って歩き出す。
黒江はついてくるだろうか、それとも二人と共に残っただろうか。
どちらにせよ、イヴァンと出会うときは、一人でいるか、黒江と共にいるか、の二択]
よ、また会ったな。
お前も館に帰るとこか?
[見えたゼルギウスに近寄る姿はもう人のもの。
眉間を自分の指で揉みながら]
なんかオレやっぱひとりで考えても駄目だ。
な、お前誰が犯人だと思う?
あもしオレって思っててもそれ以外で。
[軽い軽い口調で 重い内容を
ゼルギウスに、または黒江もいるならばふたりに]
対属性で気配がわかりやすいせいもあるかもしれませんねえ。
[また会った、という言葉に軽く返しながら人の姿のイヴァンを見上げ]
私にも犯人はさっぱりですよ……まあ<<月闇 榛名>>だったりするかもしれません?
[軽い口調で冗談のように返す。
黒江がいたら、怒られるかもしれないほどの軽さだった]
―館内・廊下―
[ナタルがゲルダに返す言葉に、偽りの様子は感じず、そういうもなのだろうと。
それからマテウスが外を探しにいくと、そちらを見送りながら]
マティ、またなの〜…
[ひらひらと手を振り見送り、
去り際に交わすマテウスとナタルの会話の様子に二人を見比べながら]
仲良しなの〜…
[そう呟いていた]
…――っぷ、
[不謹慎と怒られるかもしれないが
あまりに簡単に適当に言ったゼルギウスに、
思わず噴き出して 暫く肩を揺らして]
そっかそっかァ。
お前、――なんつか、見かけによらねぇな。
[ゆらり 肩の炎もまた わらうかのように揺れて]
―南西の花畑―
そう、す………
[ってエーリッヒに言いかけて、はたっとなでていたてが止まったのさ。
あたい、印出しっぱじゃね?
あわわわわ、いやでも何も言われてねぇし…………。
……………いいや。見なかったことにしよう。うん。
何かその辺隅にまたおいやったあたいは、何事もなかったように手をハンカチで包んでおいたのさ。ぎゅ。]
……エーリッヒは、誰が、犯人だと、思う?
それか、絶対に違う、と、思う人、いる?
[気を取り直して戻るまでの間、あたいはそんな事を聞いてみた。]
[別れ際のナタルの表情は目に入っていたかどうか。ともあれ、一人になって館から出ると、男は、迷いの無い足取りで歩き出した。向かったのは、館の傍にある厩舎。騒動の後も、そこに繋がれていた黒馬の元へ]
ゲル〜、行くなら手伝うの〜…
[蔓輪を作りにと、ゲルダにそういいながら笑いかけて、
お仕置きされそうとの言葉には]
ゲル〜、お仕置きされると悲しいの〜……
[しゅんと悲しそうな色をにじませた]
よしよし、お前も、とんでもないことに巻き込んでしまったな。
[主の姿を見て蹄を鳴らす愛馬に、そう声をかけながら、厩舎から引き出す]
大人しそうに見える。
真面目そうに見える。
――見えるだけ、だがな?
[肩を竦め 笑みをを返す先
ゆらりと揺れた焔へと手を伸ばし ピンと 弾いた。
ゆらゆらと 人玉のような炎は尾を引いて
じっと見るゼルギウスの方へと 近寄って行き
彼のまわりをくるくると回りだす]
熱くねぇから心配すんな。
――そういえば、お前、こないだの火傷はちゃんともう治ったか?
[ぐるぐるに巻いた包帯。
随分と昔の事のように 思えた]
[そのまま馬に乗るではなく、剣を抜いて、その黒い鬣を少しだけ切り取った]
しばらくは世話もままならん。森で暮らしていろ。
[後は、そう告げて尻を軽く叩くと、黒馬はどこか不満そうに小さく嘶いて、けれど主人の言葉には逆らうことなく、森の中へと姿を消した]
─館内・廊下─
お祭り始まるまでは普通だったんだけどね。
『秘宝』の祭壇に触れたら、酷くなった気がするんだよ。
[手伝ってくれるという榛名に、にっこり]
ありがと。
うん、だからそうならないようにね。
[しゅんとする榛名の手を軽く握った]
ふみゅ〜…
[ゲルダとナタルの間でなされる王についての会話、
自分の中では、王様っていうくらいだし、いろいろ大変なんだろうなとそんな結論に達していた。
手を握られて、向けられるゲルダの笑顔と言葉に、悲しそうな色はやわらぎ]
ゲルと、約束なの〜…
[とぎゅっとその手を握り返した]
これはなー
…―――大事なもん。
あと…何時間かなぁ、もう少ししたら教える!
[弾いた炎は ゼルギウスが差し出した左手の上
すい と 吸い込まれるように、消えた。
否――消したのは、男自身]
お前を傷つけるような事はしないから。
――万が一したら、こうなるまでまた包帯巻くから。
[言って名残の残るのみとなった彼の手に
つい と 指で触れて]
―南西の花畑―
お……。
イヴァン、は、そうだろう、ね。
[この格好だとおっさんとも言うのにも苦労するなおい!なもんで、言いなおし。
どこでだったか、エーリッヒの飼い主がおっさんだったのは聞いてたから、そりゃそうだよなーとは思っといた。
ゲルダが嘘ついてなければ、それも多分違うんだろうなぁ…。んであたいか。]
あ、うん。私は、違う、よ。
……うん、他は、よくわからな、い、ね。
リッキーは、信じてたんだ、けど。
わたしは、少なくと、も、エーリッヒが、違うのは、わかった。
防ぐなんて、エーリッヒは、嘘でも言わない、から。
[素直だかんなーわんこ。もしエーリが犯人なら、変なこと言わずに黙っとくだろってあたいは思ったのさ。]
……それより、エーリッヒ、その、女王の匂いの事、黙っとい―――
[て、って言うと同時に、あたいは一瞬にして元の―――じゃないか。
茶髪のベッティの方に戻ったんだ。]
うわ―――――――ぉった!戻った!!
うし帰ろうぜ!待たせてごめんな!
[あたいは大喜びでエーリッヒを撫でてから、遠慮なく背に乗ったのさ。ひやっこいぞ。
それにしても今日だけで、暫く分のもふを堪能したんだぜ……。]
大事なもの、ですか。
後で教えてもらうのを楽しみに――って、消えてしまいましたけど……
[左手に吸い込まれるように消えた炎に驚いたように瞳を瞬かせ。
不安げに左手とイヴァンを交互に見やった]
そう、ですか?
……まあ、熱くはなかったので、大丈夫だとは思いますけれど……
[不安のにじむ声で呟き。
左手の痕に触れられるのにはくすぐったそうに眸を細め、おかしそうに笑った]
次は、ぐるぐる巻きじゃなく適切な量でお願いします。
わぁ。
じゃあ戻ろうかー。
[また撫でられてベッティは自身の背中へ。
四肢に力を入れて身体を持ち上げると、館を目指して歩き始めた。
背中が適度に冷たくて気持ち良い。
ちなみに忠告の途中でベッティが見慣れた姿に戻るとなってしまったため、口止めについては承諾を返して居なかったりする]
[花畑に行き着く前に、ゼルギウスとイヴァンの姿が遠く目に入る]
イヴァン殿!ゼルギウス殿!ベアトリーチェは見つからなかったのか?!
[少々大きめな声をかける]
[マテウスの大声に青銀の髪を揺らしながらゆっくりと視線を向けて]
おや、マテウスさん。
残念ながらビーチェは見つかりませんでした……
黒江さんが王に聞いたらビーチェは犯人ではないと言うような答えだったようですし。
[ふう、と残念そうに答えた]
楽しみにしててくれ。
不安にさせてごめんな。
[少し眉尻を下げ、手を伸ばそうとして ぴたり
その手は宙で止まり]
…3回目だって位だから オレより年上なんだよな、多分…
[どうやら頭を撫でようとしたらしい。
流石にまずいなと止めて]
…またしばらくしたら、王様のあの光が飛んでくるんかな。
――怖ぇな。
[その手はぽり と頬をかき。
泳ぐ視線は薔薇色の空を眺めた後 館へと]
―館内・廊下―
王様も痩せ我慢のヒト?
[ナタルのフォローにまた少し方向変化。
真実まで辿り着ける日はいつか]
でも南の森じゃ丁度いい材料が見つからなくて。
今度は西の方を探してみようかな。
[ナタルに頷き、榛名に言った]
─→館・廊下─
……結局、某の方が早かった様だな。
[上空からはゼルギウスとイヴァンの姿も見えていた。
小さく呟きながら翼を隠し、館の中へ。
人の姿を探して歩き]
嗚呼、そこに居たか。
[程無くナタルたちの姿を見つけて、その近くまで歩く]
─館内・廊下─
[ゲルダと榛名、二人の様子に感じるのは、なんとも言えない微笑ましさ。
自然、その感情は、口の端に浮かぶ]
んー……やせ我慢、っていうのかなあ。
まあ、あれ。
エライヒトっていうのは、見えないところでもがくものなんだよ。
[今やってるかは、知らないけど、と。
ぼそり、と付け加えたのは届いたか]
─南西・花畑→館─
[うっかりエーリッヒはうんと頷いたもんだと思ってたあたいは、女王の件に関してはそれ以上突っ込まなかったんだぜ。
その事を後にあたいは激しく後悔するのであった……………かどーはわかんねぇけどな!
自分で飛ぶのばっかりで、誰かに連れてかれるってのはなかなかないもんで、エーリッヒの背中に乗って快適にあたいは館までたどり着いたのさ。]
とーちゃっく。楽だー!あんがとなエーリッヒ。
あ、ハノスケも戻ってたんだ。やほー。
[最初に目に付いたハノスケに、ひらひら手を振っといた。
ナタルたちも見えたら、ついでにひらひらってしといたんだぜ。]
─ →館─
[どうやらゼルギウス達とは別のルートを通ったらしく、途中駆けたのもあって彼らよりも先に館についた。
女王の事についてはその時にならないとどうなるかは分からなかったり]
着いたぁー。
ただいまぁ。
あのねぇ、ビーチェどこにもいなかったのー…。
[黒江が丁度ナターリエ達と合流したところなのだろうか、他の者達も見えると探しに出た成果を伝えた。
既に黒江から伝わった後だったかも知れないけれど]
[顔を顰めていうマテウスにはですよねえ、などと軽く頷きを返す]
どうやらそのようですよ。
まあ――王にもきっとなにか事情があるんですよ。
――…多分……
[妖精が減ってさらに結界の維持が大変になる王の苦労など露知らず、そんな事を答える]
[まだ眠いから、目をこしこししていたけれど。
リディとギュンターからここが反省房の中だと説明を受ければさすがに驚きで目を瞠り二人を見て。]
ハンセイ、ボウ。
私、わるいこと、したの?
[そう、不安に表情を曇らせて首を傾げた。
イヤなところだと聞いてはいたけれど、リディたちが側にいるからか泣くことはなかった。]
─館・廊下─
……嗚呼。
[ナタルに声を掛けられれば、少しだけ気まずそうにした]
否、それらしき姿は無かったな。
エリ殿と、ゼル殿も見なかったと。
[問われた言葉に答えを返す。
ゼルギウスにははっきりと聞いたわけではなかったが、見たなら言うはずであろうという推測も混ぜて]
―館内・廊下―
[今度は西にとゲルダの言葉に頷いて]
ゲルのためなら〜、どこまでも〜…
[ふらふらっと、そんな言葉を語る自分は、本当にどこまでも行っちゃいそうに見えたかもしれない。
ナタルの様子に気づくとこてりと首をかしげただろうか]
―館内・廊下―
黒江さんだ。
おかえりなさい。
[移動しようかと思ったところに帰ってきたヒト一人]
そっか。
エライヒトも大変なんだね…。
[王様に同情しかけた心は、聞こえてしまった呟きにまた半減してしまったかもしれない]
外に出せるんなら、その方がいいよな。
こっちに出す、なら、犯人がまだ居るなら止めた方がいいかもな、犯人がビーチェを選んだ理由がわからないからなぁ…
[何か見たのかもしれんし、と、ゼルギウスと話していた事を マテウスにも話し。
王への不満が滲むマテウスには苦笑して]
気持ちは判るが、焦っていいことなんて何もないからなァ、オレはオレなりにがんばる心算だ。
[ぐ、と拳を握る]
[自分の問いかけには二人はどう応えたろうか。
不安げな表情のまま、ふに、と俯いて、違和感に気付いた。]
かばん。
私の、かばん。ない。
[いつも肌身離さず持っている鞄がどこにも見当たらないのに気付き、辺りをきょろきょろ。
それでも見つからなくて、泣きそうになった。]
どう、しよう。
お姉さんのスズも、あれと、いっしょなのに。
―館内・廊下―
あ。みんなおかえりなさい。
うん、ビーチェちゃんは連れてかれちゃったみたいだね。
[エーリッヒやベッティも戻ってくれば、手を振って。
部屋の中で感じたことを伝えるのだけれど]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新