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や、どうも。
[後からやって来たマテウスにも短く挨拶を]
……て、相方に、何か?
[それから、不思議そうに瞬きつつ、こう言って。
呼ばれた白梟も、きょとり]
あ、いやたいしたコトじゃないんだけどさ。
確か魔法とか使えたよな?
なんかこの閉鎖とかなんだかって状態を、魔法で色々調べてもらったりできないかなーとか思ってさ。
[魔法については「自分が使えない事」「白梟が使える事」しか知らない為、もっと大きな術でも使えるだろう竜の前で相棒に頼んでいる事実とかは全く知らない。]
おっと。
[話しながら、アーベルの腕を取ろうと手を伸ばし、浮上したのにほっとして手を引っ込めた。
間違いなく湯船の湯のカサを増やしたのは自分だし]
[猫の青年は、乱れた髪を見て軽く梳いてくれたろうか。
とかく辞退は伝わったようで(もしくは既に入ったと伝えたが効いたのか)、白い猫へと変わり先行く二人を追ってゆく]
[ばさり。
再度羽ばたきつつ、白梟は青の青年を見つめて首傾げ。
それから、マテウスの問いに、反対側に首傾ぐ]
「……生憎と。
相方に叶わぬ事は、私にも」
[返した言葉は簡潔]
……閉鎖に関しては、機鋼王自らが施したもの。
それ自体に干渉する方法は基本的にないんですよ、と。
[百を数える頃][三者の話を他所に]
(この辺りの事は先日学んだらしい)
[湯船から上がり、身体を洗い始める]
[覚えが好いというより][妙に規則的な動作]
< ナターリエの様子は、猫にとってはちょっとびっくりするものでした。
すごく首を横に振るのですもの。痛いんじゃないかと、心配になります。 >
わかった。
だから、おちついて?
< 髪をなでて、からまった髪を、やさしく梳いて。
それなら、見にいこうかな。
猫はそう思って、人の姿から、かわりました。子どもは、どうするのかしら。 >
そうか、そうかぁぁぁ。
なんとかするべきか?するべきなんだろうなぁ。
ん、さんきゅー。
[お湯をばしゃ、と波打たせながら湯中で足を組みつつ、白い梟とオトフリートの中間あたりに礼を言った。
(多分ふたり纏めて言ったつもりなのだろう)
アーベルが体を洗うのを横目で見て、うむ、とひとつ頷いて湯船の淵に手をかけて上を仰ぎ見る。
湯に写る月が、ゆれて割れた。]
…だいじょうぶ?
< もう一度、にゃあとないて、猫は、ナターリエを見ました。
ところで、猫はやっぱりちょっと疲れていて。
あるいてゆく途中で、ふぅらふら。
せかいが ゆれたので、廊下のすみっこで、おやすみすることにしたのですけど、
それはまた、 *ちょっとあとの話* >
[広間から逃げるように、私は彼の仔の背を押し白き猫の後を追ってゆく。
勿論、私は手前で引き返す心積もりで]
[もしも白の猫が立ち止まったなら、代わりをお願いするだろう]
[従魔は二人のやり取りをどこかきょとりと見ていたもの。
露天風呂に行くように、と促されれば、興味もあってか、逆らう事なく]
「……あ」
[それでも、先に行く白猫がちな伏す様子には、驚くよな声上げ立ち止まり]
ん、だなぁ、このままでは居られないよなぁ。
…洗ってやろうか?
[ざばりと湯から上がると湯船の湯ががっさりと減っただろうか。
上がろうとするアーベルには「ちゃんと拭けよー」とか声をかけつつ、ふと見た白梟。
泡立てたタオルを見せて、聞いてみた。]
[先を行っていた白き猫の足取りが乱れたのを見、私は不安げに見つめた。
疲れていたかの猫は気付いていないのか、そのまま廊下の隅で休むように伏せる。
声上げて立ち止まる彼の仔を一撫でし、静かに側へ近づいてゆく]
…エィリ殿…御休みなされますか…?
[囁きに返るは肯定の鳴き声か、穏やかな寝息か。
私はその背を優しく撫でて、邪魔せぬよう彼の仔を促し離れゆく]
[湯のかさが変わる瞬間、呪印が目に入ったかも知れない。
その大半は、既に痕に過ぎぬのだけれど。
幾つかは、未だ生き、力を強く制している]
ええ。俺も、このままじゃ頼まれ事を果たせませんし。
[ため息混じりにこう言って。
首を傾げる白梟に、世話になってもいいんじゃ? と声をかける。
白梟は首を傾げた後、そちらへ向かうか]
[掛けられた声に振り向く]
わかった。
[小さく頷いて][小さな返事]
[滴を残さぬようよく拭いてから脱衣所へ]
[言われた通り][前合わせの布][東方の布を着る]
[纏った着物はそれなりに形にはなっている様子]
[片手片足の枷は不釣合いではあったけれど]
[元着ていた衣服を手にして、館内へと足を向けた。]
[伏した白猫の様子を案じつつ、従魔は促されるまま、先へ。
湯殿に近づき、時空の気を感じたなら、どこか嬉しげに、早足になるだろうか]
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