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[ 声は雨音に紛れ、甘い香りは土の匂いに隠れる。
薄布に隔てられたように、周囲の出来事は遠い。
ショールを掻き寄せて腕を組み、右足に体重を傾け壁に身を預けていた。
寒さは感じねど、気怠けさが漂う。雨特有のものか、対の一が欠けし故かは判ぜられぬ。]
[くすくすと軽く笑うのは、隠された言葉を解したためか。]
油断をすると、丈夫でも風邪をひきますよ。
[玄関にはいりゆく姿を見送り、出迎えようとしたけれど。]
……ノーラ殿?
[近しくなった影の名を呼んだ。]
…枯渇気味なんだからしゃーないさね。
[バスタオルを心竜に渡しながら。]
メシでも食って補うさぁ。
ともかくあれだ。乾かしてやるとかそう言う余力無いから、着替えてきたら?
―――自室
……は!?
[気づけば二度寝していた。
おかげで、何があったのかをさっぱりと知ることは出来ず。
衣服を着込んでからなんとなく、東殿をうろうろとしてたが、やがて窓から見える雨に、惹かれ、不意に足は中庭へと]
―――自室→中庭
―東殿―
[若焔の言葉に笑みを引いた。微かに名残は漂うけれど、真面目な顔で有難く受け取る]
…なるほど、そうでしたね。失礼しました。
それにバスタオルありがとうございます。
[若焔の羽織る毛布に曇りがちなレンズ越しの紺碧を向けた]
あぁ、それはいいですね。
温かくて美味しいものをたくさん食べて下さい。
私はシャワーを浴びて着替えてきます。
[もう一度ありがとうございますと礼を言い、口元に微笑を浮かべ*シャワーと着替えに行く*]
……。
[何人か集まっているのは意識の中には入らなかった。
ただ、ゆらり歩いて、視線は天へと]
―――主様。
この雨。
楽しんでいらっしゃいますの?
それとも……悲しんでおられます?
私には、貴方の真意は分かりかねます。それほど、貴方は計り知れないお方。
[流れる雨は、ナターリエの体を隅々まで濡らす。
天を仰ぐように、両手を広げ、さらに雨を受け入れる。
心地よいはずの雨が、今はよく分からない]
―――。
[不意に。
雨に混じるように黒い……混沌のカケラが一つ。中庭へと降りてくる。
嗚呼。雨に混じる混沌はなんと醜いのだろう]
―――喰ろうてやろうか。
[元々は竜ではない自分。
水竜王の導きにより、竜になることを許された。
ああ。それは、まるで混沌ではなかろうか。
何も無かった自分に意義を与えたのは何故―――?]
……少し。
珍しかったもので。
そうですね、戻ります。
[ 気配が散っていくのを感じ取りながら、影は眼を伏せる。]
……オト殿は、どちらに。
─東殿・自室─
[結局また、転寝をしていたようで。
どこか気だるげに、目を開く]
……あめ、きらい。
[口をつくのは、幼子のよな物言いの言葉。
理由は知らない──否、覚えてはいない。
ただ、気がつけば雨は厭うものとなっていた]
―東殿個室―
[流れるような水の音が耳に届いた。
ゆっくりと瞼が持ち上がる]
どうして…ああ。
[胸の上から腕を退けて、半身を起こす。
部屋の中も薄暗い。窓の傍に寄って外を見る]
雨が降って来ていたの。
…ハリョン様の影響、なのでしょうね。
[仔竜と触れ合う機会など、これまで全くと言っていいほどなかった。だからどうして良いかも分からずに、殆ど会話もできていなかったけれど]
どうか、無事で。
[その身を案じる心は変わらず。小さく祈った]
―東殿:玄関近く―
[強く弱くなる雨を見ていても、何の解決にもならない。
それでも何か無いかと、玄関の屋根の下から外を眺める。]
[混沌。
混沌のカケラ。
今の自分がそれを体内に受け入れるとどうなるだろうか?
何も変わらないだろうか?
力が強くなるだろうか?
それとも、水に対する焔のように消えてしまうだろうか?
全てはどうでも良いことでもあった。
何が私を動かしているのだろう?]
主様……。
雨を降らせたのは何故?
[答えは返ってはこない]
ええ。
[戻ると聞き、促すようにうなずいた。]
あなたに、暖かい飲み物を届けようと思っていましたけれど。
少しさめてしまいましたから、食堂へ行こうかと思います。
体、冷えたのでしょう?
……一緒に行きませんか?
[それでも、じっとしているのは嫌だったから、起き上がり。
いつものよに常磐緑のマフラーを巻き、銀のロッドを背負い。
頭の上には相棒を乗せて、ふらりと部屋を出る。
どこに行くのか決めてはいなかったが、何となく、歩みは玄関の方へと向いていた]
─自室→玄関─
[傘を借り、ばさと音を立ててさした時、後ろから疾風を感じて振り返る。]
ティル殿。
ゆっくり、休めていますか?
[首を傾げ、声をかけた。]
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