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[男は集会所の手前で、人影を見つけた]
ユリアン?
[立ち止まった、足元の雪に、獣の足跡。けれどそれは、今となっては物珍しいとも思えない]
[ユリアンの事は、信じて良いのかとも思う]
[だけど、昨夜の出来事は]
……影響を受けるのでしょうか。
組み込まれたものではない、人も…いずれは。
[溜息をつく]
[自分とて例外ではない]
[慣れてしまった血の匂い]
[終わらせなければ、と言う思い…それは死を望むことで]
わたくしは……
[その先は、黙して心の奥に]
[ドアを叩く音]
[誰何に返るのはクレメンスの声]
……リディさんが……?
[手伝いを、との声に頷いて、リディの元に向かう]
[ベッドの上の赤。慣れてしまった匂い]
[リディの元に居るイレーネに声を掛け、共にリディをきれいにしていく]
[言葉は少なく]
[やがて全てが終われば、誰かが埋葬を始めるのだろうか]
[もう何も言わぬ少女に別れの祈りを]
[そして言葉少なくそこを後にする]
[自室に戻る]
[持ち込んだ荷物の中から、取り出すもの]
[清められた銀の短剣。本来は護りのための]
「もし、神の花嫁として屈辱を受けるときがあれば、この剣で胸を突きなさい」
[それが、隠された本当の理由]
…使わないですめばいいと、思っていましたのに。
[修道服の、隠しポケットに、それを忍ばせる]
[守るために……それとも……]
[ユリアンが扉に向かう]
[ため息を吐いた]
ちょっと待ちなさい
[が、そのまま行ってしまった]
…暖かい飲み物でも持っていけば良いのにねぇ。
そう思いませんか?
[ブリジットを見る]
ここにいる人たちは、いわば被害者ですからねぇ。
ギュンターさんも、満月の時に集めなければ良かったでしょうに。
[昔を思い出す。
先陣を切っていたのは、リューディアだった。
面白そうなものを見つけた、そう言って駆け出していく。
僕がそれに続いて、アーベルが呆れたように、それでも後を追う。
目的は、なんでもよかった。
小さな花でも、珍しい獣でも、ちょっとした、隠れ家でも。
ただ、三人で駆け回る。
それだけが、楽しかった]
[吐き出す息は白い。
踏んでいく雪には足跡が残る]
[目を開く。
寝ていなさいと言われたけれど、それでも]
リディちゃんたちに、笑われるかな。
それとも、怒られるかな。
…アーベルさんにも。
でもね、決めたよ。
[音楽室から持ち出してきた黒いケース。
中にあるのは琥珀色の楽器]
自分の為に。
条件を崩すよ。
[ゆっくりと、その楽器を手に取った。
最初の手習いだけで、弾かないまま10年。
まともな曲は弾けるはずもなく]
[人の声に近い楽器。
それを使って訴えかける]
私は、ここにいます。
だからあなたの姿を見せてください。
[無心に弾くそれは。
独特の旋律となって流れるだろうか]
あなたの真実を。
教えてください。
[立ち止まる事無く、森に向かうユリアンの姿を見て、男は迷った。今日はまだ狼の姿は見かけてない…しかし、ユリアンは目を悪くしているのではなかったか?]
馬鹿じゃねえのか、俺は。
[森に向かって歩き出しながら、男は自分自身に悪態をついた。昨夜、彼にダガーを突きつけたのは自分だというのに]
……はぁ。
にしても。
いてぇんだっての……。
[大きく息を吐いて、木に体を持たれかけさせる]
従わなけりゃ、激痛……いいシュミしすぎだってーの。
[ぼやくような声が零れ。
不意に、蒼の瞳が一つ、瞬く]
……なに……?
あいつ……なんで、ここに?
[呟きは。
覚醒により研ぎ澄まされた感覚の捉えた、人の気配に向けられて]
[緩く首を振る]
そういやエーリッヒ以外にも誰か死んだんだよな…
[直接見たわけではなかったが、喧騒から察した判断で]
降りるか
[木箱を背負って部屋を後にした]
……あぁ、もう。
[大きく息を吐く。
何がどうとかいうより、]
寒い。
アーベルの馬鹿っ!!
[八つ当たりで、叫んだ。
雪に覆われた静寂の森には、よく響く]
そとに出ればすぐ冷えてしまいますよ、暖かいモノも。
今日もとても、外は寒そうデスし。
[にっこりと、微笑んで。]
運が悪かった。それともただの偶然でショうか。
それとも他に。誰かが仕組んだ。
[顔は笑んだまま。][紡ぐ言葉とは不釣合いに。]
保温性の高い器にいれれば暖かいままだと思いますけど。
ま、もう過ぎたことですね。
[笑って]
アーベル君とユリアン君なら大丈夫でしょうねぇ。
二人とも我慢がお好きだから。
[くすくすと]
――そうですねぇ、そうかもしれません?
ギュンターさんに教えた人がでしょうか。
ああ、残念ながら俺は、わざわざ仕組むなんて面倒なことはしませんよ?
[どうするか、と。
更に森の奥へ向けて歩みを進めるべきか否か、と。
悩んでいた所に響く、怒鳴り声に]
……寒いと俺と、何の関係があるんだよっ!
[……思わず、怒鳴り返していたのは、無意識だろう、きっと]
―一階・広間―
[広間へと向かい、中から聞こえる話し声に違和感を覚えた]
……あの、声は?
でも、違う…?
[聞こえるのはブリジットとクレメンスの声]
[だけど、紡がれる言葉はいつもの少女のものとは、違う]
……どうして?
[それにいつも通りに対応するクレメンスもまた異様で]
[疑問だけは浮かぶものの、中に入る事は出来ずに]
[探す力が失われた。
見つけるためにはもう他に思いつかない]
教えてはくれませんか。
少しでも早く、終わらせるための術を。
[過去に囚われていた意識が崩されて。
どこか虚ろなまま。
システムに流されていたのかもしれない]
少しでも多くの。
希望が残せるように。
[けれどそれは、間違いなく]
私は選びました。
だから、教えてください。
それが私の願い。
[コートを失くして、男は、すっかり冷えきっていた。そんな時、森の奥から響いて来た怒鳴り声]
…まったくだ。
[思わずげっそりと、同意した]
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