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─廃墟・中央近辺ビル内部─
んー、と。
それなりに収穫はあったかな。
使える水があったのは、運が良かったぁ……。
[言いながら、ビルの内部を一巡りして見つけたチーズを一欠片、口に放り込む]
しばらくは、ここ拠点にするとして……さてと、どーしよう、かなあ。
さすがに、今日は動きたくないし……。
他のヒトたちの、様子見、かな?
―屋外―
[ゆっくりと歩く様は、人気の少なくなったこの場ではどう写るだろうか。
男は何処に向かうわけでもなく、ポケットに手を突っ込んだまま彷徨い続ける]
やりやすけりゃあ良いが。
そんな相手はもう居ないしねぇ…
ま、まだ傍観決め込むのが良いかも知れん。
皆が皆そうだったらどうしようもないが。
[ポツリと呟いて]
しかし…やれやれ。賑やかなこったな。
[周りには誰も居ないというのに、男は頭を掻いた]
[風が近づく気配をつれてくる]
……来た、か。
[それが示す方向に目を向ける。
小さく口笛を鳴らす]
やっぱり、避けられない、って事かね、これは。
[だけどそれはどこか嬉しそうで]
―廃墟 広場―
[自然の風とは少し違う風がふく空けた地にて『風刃』はいた]
おや…これはこれ、カルロスさん。
…いやはや妙なものもあるようで…これもまた一つの導きですかねぇ〜
[それは占いの導きか。興味のあるカードの持ち主がそこにいたり。とあるわけだが
呟くような言葉の意味はカルロスにはわからないだろうけれど]
ところで、そろそろあなたも、端役に飽きてきてませんか?
─廃墟中心部・高層ビル屋上─
カードば使こた時だけ使える力、のぅ。
癒しの力っちゅーたか。
やはし、あん子ば力ば受け継いどるんかの。
[それは『あちら』には届かない呟き。愉しげな声色は懐かしさも含む]
そーろそろ動き始めるかいのぅ。
ワシも移動ばしとくか。
[腰かけていた建物の縁から立ち上がり、大きく伸びをした]
[向かってきたのは『手品師』
ならばちょうどいいとばかりに壁から離れて]
導き、かもなぁ。
俺もちょうどあんたに会いたいと思ってたとこ。
[へらりと笑って、そう返す。
言葉の意味よりもここに当人が居ることが大事だから]
まぁねぇ。
主役は無理だと思うけどなぁ。
取りあえず、こもってても仕方ない、か。
様子見しやすいように、外にはでとこ。
[小さく呟き、外に出る。
奇跡的に残っていた非常用の貯水設備を運良く発見できたおかげで、不自然な紅は綺麗に洗い落とされていた]
……さって、と。
どこ行こうかなぁ。
[ばさり、音を立てて翼が開く。
ともあれ、まずは高いところへ、と思い、ビルの屋上へと舞い上がった]
おやおや、そうでしたか。では待たせてしまいましたかな?
ま、待つのはいい男の仕事ですよ〜。
[あちらも待っていたという言葉には少し驚いたように目を瞬かせ言って]
ええ。ですねぇ〜
主役になりそうなのは、今では天使さんでしょうか?聖騎士さんもロザリー嬢を元にした台本もありそうでしたが、二人して落ちてしまいましたしねぇ〜
[なんとも世間話をするように口にして]
ところで、『世界』をくれません?ああ、ついでに『運命の輪』もですかねぇ〜
[唐突に本題にいった。直球だった]
しかし。あの頃から、随分変わったモンだ。
格闘術がずば抜けたヤツか。
機械で攻めるヤツか。もしくは銃が主体だったってぇのに。
今じゃ、変わった力が使えないのに裏社会に居るってぇのは珍しいぐらいだ。
[はっは、と小さく笑えば]
世代交代と言うべきか。
…まだ若いって言う子も居たかねぇ。
[小さく呟けば、集音機に指を当てた]
よっせい。
[奇妙な掛け声と共に無造作に建物から飛び降りる。結構な高さであるはずなのだが]
…お、嬢ちゃんやなかー。
[かけた声は果たして聞こえたか。舞い上がるエリカとは反対方向、つまり自由落下しながら暢気に見上げた]
……ふえ?
[昇る途中で聞こえた声に、思わず動きを止める。
声の主はといえば、こちらが向かう方とは逆向きに落下して行く所で]
…………。
[しばし、滞空して、沈黙]
ちょっ……高さ、普通じゃないからっ!
[最初の一言がそれなのか。
思わず上昇から下降へ動きを変えた]
ううん、今来たとこ。
…って言えばいいのかこの場合。
[いい男、には敢えて反応せずに、次に聞こえた言葉に一つ突っ込む]
なぁ、一人忘れてね?
[だけどそこはそれだけ。
次に告げられた言葉に今度はこちらが軽く瞬いて]
あぁ、カードねぇ…どうぞ…
って言うと思うか?
[言葉は軽く、だけど表情は闘いに赴くそれ。
「手品師」がここに来た理由などそれしかないから]
同じ言葉をそっくり返したいんだけど。
あぁ、貰うカードの名前は『愚者』と『力』だけど。
うはー、速かー。
[落下中も何とも暢気]
エイキチ、頼むけぇ。
[地面が近付くその最中。肩の小猿に声をかけ、小猿は応じて男からぴょいと離れる。次の瞬間、小猿は四翼を備えた銀の狼へと変化した。エリカから見れば男自身が転じたと錯覚するだろうか]
…さぁて、反応はどぎゃんもんかねぇ。
[男は仮面の下でほくそ笑む。銀の狼は四翼を羽ばたかせ、ゆっくりと地面へ降りた。狼の足へとぶら下がっていた男も地に足を付け。それと同時に狼の姿は霧散、地面には男の姿だけとなる]
いえいえ、それは私の台詞じゃないですかね?
[と突っ込みについては、なんだか冷静にそんなこといい
一言だけ告げられた言葉には首をかしげ誤魔化すように笑みを浮かべるのみで]
おや、いってくれませんか。残念。『力』でしたらまだいいですが、『愚者』はできれば持ってたいですねぇ〜。好みなので〜
…とはいえ、対価としてはそれぐらいは当然ですね〜
ですがよろしいでしょう?カード三枚や四枚もっている相手よりも、二枚もっている相手とやるほうがいいでしょうしね
そして勝ったほうはめでたく四枚になる。悪い取引でもないと思いますよ〜
それになによりも…つまらないよりいいでしょう?
[色々と理由を述べながらも、最後にいった言葉が一番重要であろうという態で]
というわけで…お手柔らかに?
[にこりと闘いの前だというのにいつもの営業スマイルとともに、右手を前に構える。
そして左手の中にトランプが数えるのも馬鹿らしいほど現れ滑るように左手から右手へと移った直後に銀縁のトランプはカルロスの前面に直進。側面後方には孤を描きながら次々と風を切って連射される]
……っ!?
[下降の最中、目に入った、銀の姿。
飴色が一つ、瞬く]
今の、って。
……え?
[幼い頃に、数度、聞かされた姿とそれは容易に合致して。
しばし、困惑しながらその場に留まる]
…………まさか、ね。
[小さな呟きの後、再度、気流を捉えて下へと向かった。
飴色に浮かぶのは、はっきりそれとわかる、戸惑いのいろ]
やー嬢ちゃん、驚かせちもうたかのぅ。
[降りて来たエリカに暢気な、にこやかな声を投げかける。瞳に宿る戸惑いの色に気付けば、仮面下で口端が持ち上がった]
どぎゃんしたと?
具合ばよさげにゃ見えんのぅ。
やりおうた疲ればまぁだ残っちょおかね。
俺も『運命の輪』を渡す気はないねぇ。
等価交換、まぁ妥当だよなぁ。
面白いには越したことはないけど……
……っ!
[カードを使うということは知っていた。空間である以上、それをどう使うかも]
はっ!
[手中に漆黒のロッドを呼び、それを軸にして飛び上がり棒状で倒立してカードをやり過ごす。
着地して手品師に向き直るといくつもの空気の刃を呼び、ロッドの一振りでそれを飛ばす。
左右に分かれたそれは手品師を両脇から切り裂こうと]
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