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…?!
[音か衝撃か気か、何かに驚いてばち、と目が覚めた。
肩から毛布がばさりと落ち、広間の机に突伏していた事を知る。
毛布、誰が?とか思う間もなく扉が開いてダーヴィットが走りこみ、ぱたりと倒れる図。
ふわりと白金が寄るのを見つつ、おきたての動きにくいからだを動かして近寄る。
気を失っているようだったので、そっと仰向けにひっくり返して膝の下と首の下に手を差し込み、抱き上げる。]
―二階・自室―
[自分の動き方に対する突っ込みは、大半を笑って受け流し。
自分は付き合い程度に、従魔には満足するまでの食事を済ませた後、早々に二階の部屋に引っ込む。
……追求から逃げたかったのは、否定できない、きっと]
よ、っと。
[ソファに寝かし、口元に耳を近づけて規則正しい息を確認すると、心配そうに覗き込んでいたナターリェには大丈夫、と手をふった。
ホルスターか手かにある銃からは未だ熱を感じるだろうか?
何かに襲われたんだろうか?と思い、屋敷の扉を開けて外を見る。]
[そんなこんなで、翌朝。
目覚めを呼び込んだのは、下からの物音]
……なんだ?
ヴィンター、お前はセレスといろ!
[短く指示を出し、下へと駆ける]
< びっしょり ぐっしょり、ぬれたまま、猫は屋根の上にいきました。ぷるるるる。身体をふるって、水をとばして、かわかそうとしています。
広間に行かなかったら、心配されちゃうかしら。
でも猫はねむくて(だって今日は動き通しだったんですもの)、その場で眠ってしまいました。
そして朝。
猫の 良い耳が、なにかの音をとらえて、ぴくぴくと動きました。なにかな、なにかな?
――うすく目をあけて、見てみると、とって食べたりしないといった、あの人でした。でもむこうに、何かあったんでしょうね。
猫は、ぱたぱたと屋根からとびたちました。
好奇心は猫をもころすと、よく言ったものですね。 >
[私は倒れる青年へと指先を伸ばし、頬へと触れる。
意識のありやなしやと…血の匂いがする場所を避けたかったが故に。
彼の青年は意識があったらしく、縦に瞳孔の在る瞳が見返して。
私は密かに安堵の息を吐く]
…大丈夫…ではありませぬの。
どうすればよろしいなりや…?
[運ぶなり、誰か呼ぶなり、望みに耳を傾ける]
< ぱたぱたぱた。
あら、青い人がいます。猫はそちらに近づきました。 >
おはよう?
< にゃあ。
横に降り立って、みあげました。それから活動停止しているドロイドを見ました。 >
< なにをしているんだろう。
猫はそう思って、おかしな形の、おかしなものを、じっとみました。
なんだかよくわかりませんけれど、なんとなく、ユリアンにきいた 機鋼っていうのかな、と、形をかんがえて思いました。
なにか、起きるんでしょうか?
ちょっとおそるおそる、まえあしを のばしてみます。 >
……、
[緩やかに][薄く][開かれる口唇]
" C#Zfb... kLjcqh, "
[零れる声は電子音の如く]
[前髪の下][隠された左眼][輝きを放つ]
―― 我が糧と成れ。
[ザ、ザ――……]
[固まりは][瞬時にして]
[砂とも][光とも][区別のつかぬ粒子と化して]
[彼の身体へと吸い込まれる]
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