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一度も連絡しなかったもんなぁ。ほんとごめん。
今は、町の楽団に混ぜてもらって、あちこち演奏して回ってるんだ。
病気とかはしてないから大丈夫だよ。
[簡単に今何をしているかを伝えて、傍らにおいた楽器ケースを見せて、ほっとした様子>>28のイヴァンに笑みを返す。
あの人たちのことだから、男の事などそうそう話題にすることはないだろうということはわかっていたし、昔世話になった人には報告にいくつもりでいた。
こうしてイヴァンに話したことで、彼から他の村人にも話しは伝わっていく事を少し期待して。
話している間に警戒が薄くなったのか、近寄ってきた黒猫>>29を撫でて毛並みなどを密かに堪能する。
もふもふは正義、と心の中で思っていたとかいないとか。*]
─ 厨房 ─
[あれこれと動き回りつつ、ふと、外を見る。
窓の向こうに見えるのは氷の堤。
わざわざこれを見にやって来る者もいるという、自然の造詣]
そーいや、あの歌い手さんもこれ見に来たって言ってたっけ。
[数日前から滞在している旅の歌い手。
噂に聞く光景を見たい、とはしゃいでいたが、物心ついた時から見続けてきた身にはあまり新鮮さはなくて]
そーいや、また寒い、ってこもってんのかなあ?
薪、足りてるか聞いてこないと。
[なんて、あれやこれやとやる事を積み上げて行くうちに、オーブンの中では綺麗な焼き色が生み出されて行く。
その焼き加減を確かめつつ、大き目のポットに紅茶、多目のカップを用意して。
焼き上がったパイと一緒にワゴンに乗せて、広間へと移動開始]
─ ギュンターの屋敷・広間 ─
よいしょっと、お邪魔しまーす。
[広間の扉を押し開け、軽く呼びかけながら中へと入る。
大人しく撫でられていた黒猫が、声に反応するようににぃ、と一声鳴いた]
あー、ここにいたのかモリオン。
っと、イヴァンにーさんも。
お茶とお菓子、用意できたよー。
[軽い口調で呼びかける。
10年前は今とは比べ物にならないくらい大人しかった少年と、今の姿は容易に結びつかないかも知れない。*]
―ギュンターの屋敷・広間―
[イヴァンと話しながら黒猫の毛並みを堪能していると、ワゴンと共に現れた姿>>34に顔を上げる。
掛けられた言葉と黒猫がそちらを伺って鳴く様子に飼い主なのだろうとすぐに気付いて。]
お茶ですか、ありがとうございま…
あ、れ?
[見知った顔のようではあるけれどどこか雰囲気が違った気がした。
十年と言えば子供が大人になる頃だ、だから外見が変わっているのはわかるけれど、名前が一致するまで少しの間が空いた。]
え、っと
もしかして、君……
[誰、とは訊かない。ただ、覚えている姿とはやっぱり雰囲気が違っていたから。
確認に見せかけた問い掛けを一つ。**]
─ ギュンターの屋敷・広間 ─
[呼びかけに、こちらを向いた客人は、どうやら自分を知っているようで。
あれ? と思いながら首を傾げた]
えーと……俺、エーファですけど。
あれ、前にも来た事ありましたっけ?
[年の差はあるし、昔は進んで人と関わる事もなかったから、すぐに誰とは出てこない。
だから、前にも来た人かな、なんて思いながら名を告げる。
ちゃんと挨拶を、と言われた事は、見事に記憶から飛んでいた。**]
―ギュンターの屋敷・広間―
[村を出た理由に納得の言葉>>37が返ったならやはり笑って]
うちの親は反対してたからね。
家にいたんじゃ本当に触れることさえ出来なかったからさ。
[唯一の味方だった祖父が亡くなったこともきっかけではあるけれど、それは言う必要はないと胸の内にしまう。
仕事について感心を向けたなら、それはとても良い笑顔が返ってきた。]
十年、って事は、俺が出て行ってすぐなんだな。
おじさんも仕事には厳しかったと思うけど、そのおじさんが仕事を任せるんだからやっぱり凄いと思うよ。
ありがとう、よろしく頼むね。
[快く伝言を引き受けてくれたことに礼を言って、笑う。]
誰にも理由言わなかったから、上手く行かなかったら帰って来辛かっただろうな。
それなりに夢が叶ってきたからこうしていられるしね。
[音楽で収入を得る事が出来ている、それを聞いたら両親はどんな顔をするだろう]
ん、いいよ、俺の音でよかったらいくらでも。
毎日少しでも弾いた方がいいし、聴いてもらえたら嬉しいから。
[演奏を、と言われたなら>>38二つ返事で引き受ける。
そうして、ワゴンを運んできた姿に声を掛け、頼まれているらしい勝手口へと向かうのを見送る。]
本当に、一人前の大工になったんだな、イヴァン。
[十年と言う月日はやっぱり長いと、昔馴染みを見て思う。
その長さは、ワゴンを運んできた彼>>34にも言えることだったか、こちらが声をかけるのに不思議そうに首を傾げて自分の名を告げた。>>36
その名前にやはり覚えがあって、少し考えて]
エーファ、って、フィクスシュテルンさんの所の……?
確か、ギュンターさんのお孫さん、だっけ?
[ぽつぽつと思い当たる事を口にして見るけれど自信が無かった。
向こうがこちらを覚えていないのは、男がすぐに思い出せなかったことを考えれば自然な事と受け止めた。
彼との歳の差もあるけれど、男自身もそう付き合いが広いほうではなかったから。]
前にも、って言うか、十年前までこの村に住んでたんだ。
俺も大人しい方だったから覚えて無くても仕方がないかな。
ん、と……雑貨屋のベッカーのところの、オトフリートだよ。
[そんな風に自分の身元を明かしてエーファを見る。
実家のことはあまり触れたく無いけれど、今回ばかりは仕方がない。*]
─ ギュンターの屋敷・広間 ─
あ、はーい、行ってらっしゃーい。
[すぐ戻る、というイヴァン>>38は元気にお見送りして。
それから、自分の名を聞いて、考える素振りを見せる人>>40をじぃ、と見た]
あ、うん、そうだよ。
今は、いろいろあってじっちゃんと暮らしてるけど。
[確かめるような問いかけ>>41に、こくん、と一つ頷き。
続けられた名乗りに二、三度瞬いた]
あー……十年前。
その頃は俺、特に籠ってたからなあ……。
[色々あって引きこもりになっていたのが丁度その頃で。
だから、彼の旅立ちの事も知らないままでいた、けれど]
んでも、名前は覚えてる……か、な。
と、なると、挨拶は初めましてじゃなくて、お帰りなさいの方がいいのかな?
[彼と実家の関係などは知らぬから、呑気な口調でう言った。*]
―ギュンターの屋敷・広間―
[こちらをじぃ、と見る様子>>42は興味なのか警戒なのか。
男が出した答えはどうやら正解だったようで、頷きと共に返された言葉に、今度はこちらが頷いて見せた。
店の手伝いをしながら、客の話は覚えておけと言われた事が少しは役に立ったらしい]
あ、よかった、あってた。
そうか、今はここで暮らしてるんだ。
[色々、の部分には触れないまま。
人には触れられたくない部分があることは、男もよく知っているから]
籠もってた、かぁ。そういう時期はあるよな。
でも、名前だけでも覚えていてくれて嬉しいよ。
[多分、両親はいなくなった男の事はそうそう話すことは無かっただろうから、少しでも覚えていてもらえた事>>43は素直に嬉しかった]
それはどっちでも構わないけど…やっぱり、お帰りなさいの方が嬉しいかな。
[などと、少しばかり感傷的な事を口にしたのは、色々あってもやっぱりここが自分の故郷だと感じているからだ。*]
─ ギュンターの屋敷・広間 ─
[色々、の部分触れられなかったのは幸い。
その辺りや引きこもりの事情はあまり、口に出したいものではなかったから]
まあ、名前だけだけどね、ほんとに。
ん、じゃあ、改めまして、お帰りなさい。
[願いを受けて居住まい正して。
一礼してから、こう告げてそれから]
さて、と。
お茶、冷めちゃってるみたいだし、新しく淹れるねー。
あ、甘いのへーき? アップルパイも焼いてきてるんだけど。
[にぱ、と笑って手際よく始めるのはお茶とお菓子の準備。*]
―ギュンターの屋敷・広間―
[男が家族の事についてあまり触れられたくないように、彼にもきっとそういう物があるんだろうと。
そういう人付き合いの機微は、町に出てから身についたもの]
俺の方も、家に来たお客さんの話しを拾った程度の事しか覚えてなかったし、お互い様じゃないかな。
ん、ただいま、エーファ。
[お帰り、にはただいまを。
頭を下げて見せるのに>>45、こちらも同じように一礼をして
続いた言葉に]
アップルパイ!
[と思わず声にしてから、あ、と言う顔で口元を抑えた]
甘い物は、大丈夫だよ、うん。
よかったら、少し貰っていい?
[と、一応控えめに言ってみるけれど、緩んだ口元が「好物」と言っているような物だった。*]
─ ギュンターの屋敷・広間 ─
[お互い様、という言葉>>46に、掠めた笑みは安堵を帯びていたが、気づかれたかどうか。
挨拶のやり取りの後、上がった声に蒼い瞳はきょと、と瞬いて]
アップルパイ、好きなの?
なら、ちょーど良かった。
[控えめな物言いを気にした様子もなく、そう言って笑って。
切り分けたパイと淹れ直した紅茶を運ぶ]
と、そうそう、そこの黒いのはモリオンね。
[それから思い出したように黒猫の名を伝えると、猫は気だるげな様子でにぃ、と一声鳴いた。*]
―ギュンターの屋敷・広間―
[笑みに紛れた安堵の色>>47には気づかずに、お茶の用意をする彼の手元を見守る。
うっかりを誤魔化したつもりではあったけれど、やっぱり隠しきれていなかったようで
浮かべるのは少しばかりの照れ隠しの苦笑]
お菓子の中で特に好きなんだ、アップルパイ。
エーファが作ったんだ?凄いな。
[楽器は弾けてもそれ以外の器用さとは若干縁遠い男からすれば、お菓子を作れるというのはそれだけで「凄い」ことだった。
パイと紅茶を運びながら、傍にいた黒猫の名前を教えてくれたから]
ありがとう。
[と纏めて礼を言う]
[そうして、気だるげな様子の黒猫を見て]
良い名前を貰ったんだね。
[と言ってはみるけれど、猫にはどこまで通じたか。
受け取ったパイは見た目だけでなく匂いもよかったから、さくりと一口口に運んで]
あ、おいしい。
[と、ありきたりだけど素直な感想を一言零し、笑った。**]
─ ギュンターの屋敷・厨房 ─
[演奏について是を向けられた>>40時は、ありがとな!と礼を言って。
エーファと入れ替わるように広間を出ると厨房へとやってくる。
ひゅるりと隙間風が身を襲った]
うへぇ、こりゃ寒いわ。
[ぶるりと身を震わせ、勝手口へ近付くと、何度か扉を開け閉めしてみる]
んー、やっぱ金具かぁ。
こりゃ付け替えの方が良いかもしんねぇ。
[隙間風が問題、となると開閉がスムーズになるように細部を削る、と言うのは悪化するだけのこと。
歪んだ金具を取り付け直せば隙間もピタリと嵌るようになる、はずである]
お茶貰ってから一旦戻るかね。
ついでにオトフリートのこと伝えてこようっと。
[この後の予定を定めて、イヴァンは広間へと戻って行った]
─ ギュンターの屋敷・広間 ─
エーファ、勝手口なんだけど。
金具新しくした方が良いみたいだ。
一旦戻って金具取りに行ってくるよ。
あ、もちろんお茶とパイ貰ってからな!
[そう状況を伝えてちゃっかりと広間の一席へと座り込む。
お茶とアップルパイを貰うと、頂きます、と一言告げてから手づかみでパイを食べ始めた]
んー、うめー! お茶も合うな!
[イヴァンに凝った感想など言えるわけもなく、けれど思ったことをストレートに言葉にしてエーファの腕を賞賛した。
やがてアップルパイも欠片のみになり、それを口に放り込んでお茶で喉に流し込む]
ごちそーさん!
さぁて、もう一仕事すっかぁ。
[パン、と膝を一つ叩くと、立ち上がり広間の外へと向かう]
金具とってすぐ戻ってくっから、もう少し我慢してくれな。
[エーファにそう言い残して、やや慌しく屋敷を出て行った**]
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