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[エーファが頷いて返す>>25のに、一番この中で似つかわしくないのはエーファだと思うのは自分だけだっただろうか?
自分にとって知ってる人も何人かはいたが、妹ほどの特別な反応を示すことはない。ただ一人を除いて]
ああ、アーベルもなの?
[理由はなんとなくわかる、自分と同じく自衛団員に快く思われてないことは知っていたから。
それから、すぐに始まった団長の説明に会話は一時中断、エーリッヒの反応にそちらをじっと見てから]
人狼、ねぇ。
[伝承くらいは祖母だったか、教会にいった時だったかに聞いたことある気がする。あるいはエーファから聞いたのかもしれない]
…猛獣使いとかでもできんじゃね?
[亡骸が見つかった場所と、爪痕の如き傷の不自然さからとのことだが、獣か人かということで、安直に合体させていいものか。それともそれすらも疑えないようなもんだったのかはわからないけれど、はぁと嘆息して既に先程のからのエルゼとの会話を続けるのもなんだなと、カクテルを全て飲み干す]
あ、やっぱり知り合い?なんですね。
[顔に傷のある男とエルゼとのやりとりをみて言う]
こんなときにいうのもなんですが、初めまして
ゼルギウス。村で薬師をやってます。といっても本物は母で俺は見習いなんですけどね。
[と、自衛団長の話を半ば聞き流している男>>27へと簡単な自己紹介をした]
[団長の意図は、読める。
わかるからこそ、それを問い質したくない、と思うのは血縁故に。
全体の安全のために、少数を危険に晒す。
この人は、それを厭わずにできる。
できると、知っているから、逆に苦しくて。
問いを続ける事はできず、目を伏せて、肩の上の真白を撫でた]
[戸惑いながら、他の人がどんな反応をしているのか見回して]
そういえば。
エーリの調べていた伝承ってその辺りのものだったっけ。
[単なる御伽噺、で済ませるには随分と揃っていた資料を思い出す。
途切れた言葉に首を傾げて。思考が追いつくとそのまま沈黙した。>>30]
お前ここに碌な酒置いてると思うか?
[態度の変わらぬヴィリー>>36に呆れた視線を送った]
氷も無ぇからな。
ストレートになるぞ。
[言って、ホット・バタード・ラムに使っていたラム酒をグラスに注いで出してやった。
量はシングルだ]
『人狼』……ですか。
左様な理由で呼ばれたのですね。
[自衛団長の話が終われば、小さく吐息零し
何処か諦めたような納得したような様子で呟く。
胸元に輝く銀の十字架をぎゅっと握り締めて微かに目を伏せた]
――で、『人狼』の話の他に、
あんたら自衛団が掴んでる情報ってのはあるのか?
[弟のような存在の深緑に剣呑な光が浮かびかけたのは承知していた。
そして、団長の話を聞いて『人狼』という存在が出た以上、
自衛団がとる行動は読めてしまう。]
(…ま、当然っちゃ当然だがな。)
[思いを口に出すことなく、一つ大きく息を吐きながら肩を落とした。]
―広間・暖炉傍―
[エーファは幼く見られがちだが、これでも14歳であり]
おとぎ話、じゃ、……ない、んですか?
[おとぎ話を鵜呑みにする程の年齢でもないから、戸惑いながらも小声で否定しようとして]
[けれどもエーリッヒが団長に掛ける言葉が聞こえ]
[不安そうに眉が寄った]
[握ったままの右手は不意に温かくなり]
[姉の手がそれを包んでくれていることに気づいて、そっと横目を向けた]
[人狼の話。自衛団への問い。それは他がやっている。
二度手間になるから...はただ耳を傾けるだけで]
ええ、ヴィリーさんですね。容疑者同士って言う嬉しくない出会いですがよろしく。
って…いや、まあ…ね
[と自己紹介を終えて、続くエルゼに対する評に微苦笑した。
実際昔女性と間違えてる...からは何もいえないのである]
…馬鹿じゃないの?
冬の海とか、どっちかっつーと傷心旅行とかじゃねぇの、それ。
[ヴィリー>>43に向ける翡翠は呆れたもののまま。
コイツの考えることやっぱよく分かんねぇ]
聞き飽きたって。
前にも聞いたことあるのか?
[続く言葉にオレは翡翠を瞬かせ、軽く首を傾げる。
揺れる長い髪。
仕草が女性的に見えるかもしれない、が、こればっかりはどうにもならない]
『神に逆いし異形、祝福されし使徒により滅ぼされん』
だったっけ?
[流石に大きな声で言う気にはなれず。
エーリの近くへと少し寄ると、潜めた声で覚えている文を呟いた]
……伝承は伝承でいいのに。
[それまでずっと自衛団長を睨んでいたから、目が痛くなってきた。眉間を指で揉み解す]
知り合いっつーか。
前に同じ酒場で仕事したことがあるだけっつーか。
[ゼルギウス>>39には微妙な面をして返した。
何でか良く話すようになっちまったんだよな。
そんなことを思い出していたら、ヴィリーの声>>48が耳に入る]
黙れこの野郎。
エルザ呼びと良い、毎度のその軽口と良い。
お前オレをからかってるだろう。
[ヴィリーに向ける翡翠はじと目になった]
おー。まぁ俺はだよネー、って感じなんだけどナ。
[同じく自衛団と折り合いの悪いフォルカーとは、年齢差はあれど似たもの同士でウマが合っていたのか言葉は気安い。
フォルカーへの話の続き>>38や、主の問いかけ>>33を聞く前に団長の話が始まってしまい、暫くは軽く服の上から小瓶をなぞるように動かしていたら軽く重みがかかった。
おやと顔を向ければ、主が服の端を掴んでいたので、先と同じように頭を撫でた。
少しは落ち着くだろうかと。
御伽噺との言葉には、即座に肯定する言葉は出なかった。
長いこと旅をしていた時には、見るもの聞くものもあって、こちらもほんの僅か困ったような表情になった。]
……まぁ、ほら。
暫く何も無ければ、人狼なんて居ませんでしたって話になるだろうしネ。
[辛うじて出たのはそんな言葉だった。]
…ナータ?大丈夫?
[眉間から手を離すと、胸元で手を握り締めて目を伏せている姉の姿が見えた。>>44
同じようにショックを受けているらしき少女エーファの傍には、半身である姉フォルカーの姿が増えていたから。きっと大丈夫だろう。>>47]
それは奇遇というか…なんかこうアレだね。
偶然としては出来すぎだね。
[微妙な面持ちのエルゼ>>52にいう
実際外で出合って再会して、こうなって…などと思う中。]
あ、そうそう、ご馳走様。
こんな状態じゃなくてゆっくり楽しめるときに飲みたかったけどそれでもありがとね
[と、ヴィリーに渡すのとは入れ違うように空になったマグカップを見せて礼をいった]
[名を呼ぶおとうとの声>>55が聞こえて少しだけ顔をあげる。
気分が優れぬのは彼も同じか。
微かに眉間に残る皺に女の細い指先が伸びる]
ラーイこそ、大丈夫?
[話してしまいたい事があるけれど
今、此処で其れを紡ぐのは躊躇われて
おとうとに向けるのは気遣う言葉]
私は……、へいき。
[体調が悪いわけではないからそう声を返して
微笑もうとするけれど、少しぎこちないものとなってしまう]
人狼を滅ぼすだなんて遠い世界の話。
そう思ってたからこそ、探すのも気にならなかったんだけどね。
[同じく、実在を疑うのは難しい。
眉間の手はすぐに離れて姉を気遣い。
首を傾げる友人には首を振った。>>56]
大丈夫。
立て続けの信じられない話に、少し頭痛がしただけ。
[言いながら、ゴホゴホっと何度か咳を払う。
纏いつく不快感に、解したはずの眉根がまた寄った]
もし『人狼』の他に、この中に『神の加護の象徴』を持ったものがいるのを期待してるとしたら、
そうとう天文学的な数字だと思うがね。
[ぎゅ、とアロマスティックの火を消すと、
短くなった物は携帯灰皿へ、
吸い口はケースに入れて胸元へと戻す。
ナターリエ、ライヒアルトの様子に気づくと]
大丈夫か?
気分悪いなら椅子に座るなりなんなりしたほうがいい。
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