人狼物語 ─幻夢─


103 氷面鏡に映る彩

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視点: 人

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仕立て屋 ユリアン

[この季節、老犬の毛を濡らすような真似はできない。
いつもの敷物を置き、ビルケにそこで待つよう指示すると、ユリアンは手早く服を脱いで浴室へ入る。

湯に浸かるのは数日ぶりだろうか。
肺に暖かな空気が満ちると、それだけで深い満足感をおぼえた。

まだ異常事態は終わっていない、そう思いはするけれども。]

(41) 2017/01/20(Fri) 15:58:39

仕立て屋 ユリアン

[湯船の中からユリアンは天井を見上げる。
寝込んでいたせいで、誰が何をしていたのか、まったく把握できていない。]

 エーファ……イヴァン……カルメン……オトフリート……。

[指を折って数えてみても、もはや誰に相談すればよいのか、見当もつかなかった。

成り行きとはいえ、ユリアンが手にかけてしまった旅人は人狼だったのだろうか?
でも、ライヒアルトの喉笛を噛みちぎった人狼が、]

 まだ、この館のどこかにいる……。

[結局、誰かに教えてもらうしかないという結論に至った。]**

(42) 2017/01/20(Fri) 16:00:54

仕立て屋 ユリアン

─ 広間〜厨房 ─

[広間にはまだ誰も来ていなかった。
ユリアンは暖炉に火を起こし、ビルケを残して厨房も覗いてみる。

エーファはいなかった。

遠慮している場合ではないので、薬缶で湯を沸かしたり鍋の残り物を温めたり。
ビルケ用にも湖で獲れたらしい白身魚を煮ておく。
飲み物と食べ物を確保すると、広間へ戻った。

腹を満たすと人心地付いて、気分まで明るくなる。]

(43) 2017/01/20(Fri) 16:40:46

仕立て屋 ユリアン

─ 広間 ─

[けれども、思い出した。
ライヒアルトの遺体には内臓がろくに残っていなかった、と。

思い返せば、部屋には血の臭いだけでなく、食い散らかされた臓物の生臭さも漂っていた。]

 ……人狼も、空腹、なんだな…生きてるから…。

[知り合いを食い殺す。
およそ、正常な精神状態で行えるとは思えない。
それはただの殺人よりも、数倍残酷なことではないだろうか。

「場」ゆえの、やむにやまれぬ衝動にかられての行動だとしても。

明るくなった窓の向こうの庭園に、立ち続け>>27る人影を見つけたのは、考えあぐねて顔を上げたときだろうか。]**

(44) 2017/01/20(Fri) 16:45:00

仕立て屋 ユリアン、メモを貼った。

2017/01/20(Fri) 16:51:30

大工 イヴァン

─ 翌朝 ─

[この日も目覚めは緩やかだった。
破られることのない眠りからの起床は清々しい。
身支度を整えて客間を出れば、廊下一帯に視線を投げた]

………んー、

[スン、と鼻を鳴らす。
ライヒアルトの部屋に行き、何かを確認した後にユリアンの部屋の扉をノックした。
返事は無い。
寝ているか既に部屋を出たか、居るならビルケが反応している気もするため、既に起きている可能性も考えた]

なんともねーなら良いが。

[勝手に開けるわけにもいかないため、他で見つからなかったらまた来ることにした]

(45) 2017/01/20(Fri) 19:11:17

大工 イヴァン

[次いで、カルメンの部屋をノックする。
こちらからも返事は無い]

………?

[先に起きていてもおかしくはないが、何となく嫌な予感がした]

(46) 2017/01/20(Fri) 19:11:25

大工 イヴァン

[最後にオトフリートの部屋をノックする。
彼はまだ部屋に居ただろうか。
居なければ姿を探し、呼び止めた]

侍祭さんのことは聞いたか?

[向ける話はライヒアルトがギュンターと同じように襲われていたこと。
けれどそれはただの切欠でしかなく]

──…何を考えている?

[本命の問いかけは言葉短く投げるに至る。
オトフリートへと投げる視線は、知ってるんだろう、と断定気味に問うていた]

(47) 2017/01/20(Fri) 19:11:48

大工 イヴァン

[庭での顛末は誰から聞いたのだったか。
現場に出れば、白の上に紅を散らして倒れるカルメンの姿>>27があって]

─────っ、

エーファ、 ……理由、あるんだろ。
お前が何の理由もなくこんなことするはずがねぇ。

[硬い表情のまま、立ち尽くすエーファに問いかける。
見習いとは言え薬師──人を助けるための仕事をしているエーファが無為に人を、カルメンを殺すはずがない。
置いてかれることを忌避する彼が、自ら失うことを選択した理由。
予感はしている、だがそれを認めたくない自分も居た*]

(48) 2017/01/20(Fri) 19:12:21

大工 イヴァン、メモを貼った。

2017/01/20(Fri) 19:14:24

仕立て屋 ユリアン

─ 広間→厨房 ─

[体格で、遠目にも庭園の人影がエーファであることはわかった。
いつか見た>>3:11>>3:12ときのように、薔薇の植え込みで歌っているのだろうか。
短い言葉>>3:22は聞こえなかったが、何度も瞳を瞬>>3:21かせていたことを思い出すと、]

 ……人狼、には思えない……。

[ユリアンはつぶやく。

ギュンターの部屋に駆け込んだ>>2:34ときの、彼の様子もおぼえている。
3階への階段で絶叫>>2:33も聞いた。
あれが故意の演技だったとはとても思えない。

考えながらも注視していると、立ち続け>>27るエーファへ近づくイヴァン>>48の姿が見えて。

ビルケを暖炉前に残し、ユリアンは厨房へ移る。
起きてくる者のためにお茶を沸かしておこうと。]**

(49) 2017/01/20(Fri) 19:38:15

仕立て屋 ユリアン、メモを貼った。

2017/01/20(Fri) 19:43:31

演奏家 オトフリート、メモを貼った。

2017/01/20(Fri) 20:38:01

仕立て屋 ユリアン

─ 厨房→広間 ─

[厨房で湯を沸かし、茶の用意をしているころには、誰かが起きてきただろうか。
厨房を覗くか、あるいは広間で待っていた者がいれば、顔を曇らせて、]

 あの……。
 実は、ライヒアルトさんが部屋の中で……。

[言葉少なに2階の部屋で見たものを伝えるだろう。]**

(50) 2017/01/20(Fri) 21:08:07

演奏家 オトフリート

[人参については深く突っ込むのはやめておいた>>19
こういう時に冗句の一つも言えたなら良かったのかもしれないが、先ほどの事を考えると早々打ち解けられるとも思えず、とりあえずの作業に専念した。

食事には全員揃っていただろうか。
誰が何かわからない状況での食事は、それでも気持ちを和ませてくれた事は確かだった。

「黒水晶」、人によっては最強の守り石となる名を持った黒猫は、その役目を果たすようにエーファの傍から離れなかった]

(51) 2017/01/20(Fri) 21:47:34

演奏家 オトフリート

―二階・客室―

[食事を終えて部屋へと戻って、大きく息を吐いた。

エーファが見出すものとわかったなら今のうちに、そう思って結局出来なかった。
真っ直ぐな目は、その力を使わなくても真を見るのか、「狼っぽくない」と言われた事に苦笑する]

 殺せないなら、せめて身代わりにとも思ったんですが。
 
[そう、できるなら殺したくはないし、死にたくもない。どっちつかずの感情が、染まりきれない男を笑うように揺らいだ]

 いずれにせよ、時間の問題でしょうね……
 結局は、なるようにしかならないんだから。

[抗えないのなら流されるだけ。
自分は、本当はどちら側なのだろうと思いながら、浅い眠りへと落ちていく。]

(52) 2017/01/20(Fri) 21:48:28

演奏家 オトフリート

―翌朝―

[浅い眠りを覚ましたのは、足音>>22
階上から、一度足を止めて、意を決したように足早に去るのを耳で追う]

 (………あぁ……見つけてしまいましたか……)

[恐らくはそうなのだろうと思う気持ちは不思議と凪いでいた。
どちらが、と思った矢先にノックの音>>47がして、それが誰かを察して]

 起きてるよ、どうぞ。

[と声を掛け、部屋に入ることを促した。
入ってきた姿は予想通りで、問われたことについては首を振る]

 ライヒアルトさんが、何か……あぁ、蒼花に抗えなかったのか…

[皆まで聞き終わる前にそういえば、イヴァンも何か思う事があったのだろう。
短く重ねられた問いと視線に、小さく息を吐いて彼を見た]

(53) 2017/01/20(Fri) 21:49:42

演奏家 オトフリート

 何を、か……そうだな
 どうすれば貴方たちを生かして終わらせるか、かな。

[それはつまり、知っていたと言う事だ。人狼が誰かを]

 俺はね、知ってたんだ、最初から。人狼が誰か。
 あの詩に出てくる「闇の護り手」、多分、それが俺だよ。

[それを、イヴァンがどこまで信じるかは、今は興味の外にあったけれど]

 イヴァン、君はこれからどうしたい?
 他を殺してでも生き延びたい?

[愚問だと思いながら問う。死にたい人間などいないだろうから]

 そういえば、カルメンはどこに?

[先ほど聞いた足音がエーファで、イヴァンがここに居るならもしや、と。
庭での顛末を知るのは、それからどれくらい後だったか]

(54) 2017/01/20(Fri) 21:51:04

演奏家 オトフリート

[カルメンを探して見つけたのは、雪の上に赤を散らして倒れるその人と、傍に佇むエーファの姿>>27]

 ………っ

[昨日、確かに言っていた「探して終わりにする」と>>3:152
そして、その言葉どおりに見つけて……敵を討ったのだと。

イヴァンがいたなら声をかけ、外へ。エーファとカルメンの元へと向かって]

 ………エーファ…

[一度だけ名を呼んで、イヴァンが問いかけるなら>>48後はなるようになるだけと思い、倒れているカルメンの元へと足を運んだ]

 ……護るって言ったのに、護れなかったな。ごめん。

[そう言って傍らに跪き、その目元を軽く撫でた。*]

(55) 2017/01/20(Fri) 21:52:36

演奏家 オトフリート、メモを貼った。

2017/01/20(Fri) 21:55:57

薬師見習い エーファ

─ 庭園 ─

[近づく気配>>48 >>55 に先に気付いたのは、足元の黒猫だった。
警戒の響きを帯びた声で鳴き、少年の注意を喚起する]

…………みつけた、から。

[その声と、向けられる問いかけ。
それに、最初に落ちたのは掠れた声]

月のひかりの、いとし子……おおかみ。
見つけた、から。
だから。

[ぽつ、ぽつり。
紡がれる声は僅かに震えて]

(56) 2017/01/20(Fri) 22:12:19

薬師見習い エーファ

……俺は、見つけられるから。

見つけて、終わりにしてって、言われて。
俺も、終わりにしなきゃって、思った、から。

……だか、ら……。

[ここまで言って、唇をきつく噛み締める。

謝るのもダメだけれど、泣くのはもっとダメだ、と。
そう、心の中で繰り返しながら。*]

(57) 2017/01/20(Fri) 22:12:23

薬師見習い エーファ、メモを貼った。

2017/01/20(Fri) 22:14:18

演奏家 オトフリート

 やっぱり、見つけた、のか……

[エーファが零す言葉>>56にぽつりと落とす]

 君は君の役目を果たしただけだよ。
 だから、思いつめなくていい。

[そう言って、その先はエーファとイヴァンが話すのを耳だけで追いながら、倒れたカルメンを見つめる。
血の気のなくなった顔は、それでもまだ僅かに体温を残していた]

 カルメン、このままにしておくのも可哀想だし
 部屋まで連れて行くよ。いいだろう?

[雪の上では冷え切ってしまう、と、そんな心配はいらないのにそう思って
慎重に、丁寧に抱きかかえ、屋敷の方へと足を向ける]

 二人とも、風邪を引かないうちに戻った方がいいからね。

[そんな風に言い残して。
腕の中のカルメンは、思っていた以上に軽かった。*]

(58) 2017/01/20(Fri) 22:22:45

演奏家 オトフリート、メモを貼った。

2017/01/20(Fri) 22:24:07

仕立て屋 ユリアン

─ 広間 ─

[暖炉の火を調整しながら、ふと視線を上げて窓の外を見やる。
庭園へ向かうオトフリート>>55の背中を認めて小首をかしげた。

数日前までウェディングドレスを縫い上げたいと思っていた女性の死を、ユリアンはまだ知らない。]*

(59) 2017/01/20(Fri) 22:25:09

仕立て屋 ユリアン、メモを貼った。

2017/01/20(Fri) 22:28:09

演奏家 オトフリート

―屋敷の中―

[カルメンを抱えて、彼女が使っていた部屋へと運ぶ。
どこかわからなかったから他の部屋まで覗く羽目になり、途中でライヒアルトの亡骸を見て目を伏せた。
部屋を探し当てたなら、他にならって床へと降ろし、手を組ませて簡単にシーツで包んだ。

こうして見ると人と変わらないのに。
そんな素振りも見せていなかったのに]

 でも、これでもう君は、誰も殺さずに済むんだね。

[生き延びて欲しかった、だけど、これ以上殺して欲しくもなかった。
結局は、これでよかったのかもしれないと、そう思わなければやりきれないから]

 おやすみ、カルメン。

[最後に残すのは、感情を抑えた声、一つ]

(60) 2017/01/20(Fri) 22:47:24

大工 イヴァン

─ 回想/オトフリートの部屋 ─

[ライヒアルト、と告げただけで理解するオトフリート>>53
聞いた通り、何か知っていると思い問いを投げかけると、やはり彼は自分達のことを知っていたようだ>>54]

もしかして、とは思ってたけどな…。
知ってる素振りがあるのに、誰にも言ってねーみてーだからよ。

[何故分かるのかと言うのは、彼が言う「闇の護り手」であるから、と言うことなのだろうか。
自分も突然人狼であることを知ったわけだし、彼もそう言うものなのかもしれない]

(61) 2017/01/20(Fri) 22:47:36

大工 イヴァン

……どうしたいって?

[逆に問いかけられて、表情を歪めながらくつりと笑う。
嘲笑するようでありながら、苦笑にも見える顔]

今更じゃねーか?
俺はもう何人も喰ってる。

自分を犠牲に出来るなら、とっくの昔にそうしてるさ。

[生きることを諦めたくないと。
そう決めたから躊躇うのを止めた。
衝動に流されながらも後悔するのを、止めた]

俺達は生きるって決めたんだ。

[喩え誰を犠牲にしようとも]

(62) 2017/01/20(Fri) 22:47:42

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生存者 (3)

オトフリート
53回 残17632pt
エーファ
94回 残16716pt
ユリアン
53回 残18024pt

犠牲者 (2)

ギュンター(2d)
0回 残20000pt
ライヒアルト(4d)
32回 残18881pt

処刑者 (3)

ゼルギウス(3d)
0回 残20000pt
カルメン(4d)
55回 残17734pt
イヴァン(5d)
104回 残16899pt

突然死者 (0)

発言種別

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