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んー……。
[別に、分けること自体に問題はない、が。
所により、霊薬の元とかイロイロと言われている龍族の血、それも高位筋の純血は色んな意味で、『濃い』]
いや、その方が速いんなら、別に構いやせんけど。
……飲みすぎると、間違いなく悪酔いすんぞ、とは言っとく。
龍の血って、薬にも毒にもなるからなぁ。
[だからこそ気軽に他者に分けたりするな、とはよく言われていたのだが。
まあ、人間じゃないし、大丈夫かなー、なんて楽観もちょっとはあったりする]
キリルが一緒なら、いきなり攻撃することもない、と。
だから彼女も、送ったけれど。
[暴れてないだろうかと、少し考える。
考えたところでわかりはしないが]
――…いや、オリガ。
木に洗脳されている、のだとすれば、わたしが行くべきではないのか。
あと、二人か、三人くらいじゃないかと……。
[口を尖らせるオリガの唇を『摘むぞ』と片手の指だけでジェスチャーしつつ、彼女なりの理論を咀嚼します。]
ふーん、なら先に飛び込んだベルナルトは
出来ることとやらは見つけられたのかねー
まあヒトが違えばやり方も違うか
[ベルナルトの後に2人持っていかれた事を考えれば半信半疑ですが一応否定はせず、ウートラを休ませに行く二人という二人に頷きます。
そしてコチラも自分から行くというレイスに視線を向けて、]
オマエもオマエで行くって・・・
綺麗さっぱり木に全部捧げそうなのがなんともなー
――・・・どっちにしても一度木の様子を見るしかないか
[2,3人という数に髭を捻りながら、中庭へと促しました。**]
[ウートラを運ぶ二人に、お願いしますと頭を下げて。
それからグレゴリーの評価に、困ったような顔をした]
あなたに、繋いでいただいた命ですから。
粗末には、しません。
大丈夫ですよ。
そう、ですね。
弊害が、出ていないか、心配です。
……あ。
[そこまで言ってから、グレゴリーの腕を見る]
治療、してからに、しませんか。
わたしの力では良くないから、薬で。
[自分の腕については完全に棚に上げた。
許可をもらえたなら、薬を塗って包帯巻いたり腕を隠したりはするはず。
だめだと言われたらしょんぼりするのは違いなかったが。
自分の腕の治療は気にせず、ただ焼けた皮膚を見えないように、布を巻いたりするつもりだ**]
― 中庭・木の傍 ―
一応かよ?!
[お約束で突っ込みつつ、ユーリーのあくまで気楽な物言いに、肩の力が抜ける]
まあ、もともと半人前?のダンピールだからな、俺。魔化するくらいで丁度いいかも。
[突っ込んでおきながら、返す言葉は酷かった。続けて無造作に差し出された手首に滲み出す鮮やかな紅に、目を細める]
…わりい。
[細めた瞳が瞳孔を喪い、無機質な金の光を宿す]
― 中庭・木の傍 ―
[倒れたまま、半身を起こした体勢から、ゆっくりと身体を傾け、片膝をつく。
強い精気と霊力を宿した芳香に、唇からはヴァンパイアの牙が覗くが、それを白龍の身に突き立てることはなく]
[差し出された手を両手で捧げ持つようにして、そっと顔を寄せた]
― 中庭・木の傍 ―
[ぺちゃり、と、濡れた音を立て、ダンピールの舌が白龍の手首に滲んだ紅を舐め取っていく]
[拭われた傷の下から、新しい色は零れず、自然に止血が為されているのは、提供者にも感じ取れたろう]
― 中庭・木の傍 ―
ふ……
[こくり、と喉が鳴る。今までに感じたことのない、酩酊にも似た感覚に全身に震えが走る]
……確かに、つええ…な…
[喪われた魔力は、取り込んだ龍の精気に呼ばれて、泉が溢れるように蘇りつつある、身体にも力が戻ってきていたが、逆に、血に酔った精神の方が、目眩を感じさせていた]
─ 中庭・木の傍 ─
[突っ込みにはけらっ、と笑っておいて]
いやまて、それもどーなんよ。
[丁度いいかも、という物言いには突っ込み一つ返して。
差し出した手、それが捧げ持つよに取られると、蒼が僅かに細められる。
覗いた牙が突き立てられる事はなく、響くのは濡れた音。
滲んでいた紅は消えてゆき。
それに伴い、止血がなされるのが感じられた。
紅が消えた後には、自ら裂いた傷の痕はない]
酒で言うなら、スピリタスクラス……ってとこだからなぁ、オレらの血は。
[ニキータの反応と、もれた言葉にくく、と笑う。
元より血の気も多いほう、こちらはさほど大きく消耗はしていない。
がっつり吸われていたら、さすがにちょっと来たかも知れないが]
ま、馴染むまで少し休んどくのを勧めとく。
― 中庭・木の傍 ―
さんきゅ、助かった。
[ユーリーの手の平に、軽く拳を当ててから、ゆっくりと立ち上がる。金から紅に戻った瞳の上に、同じ色の髪が落ちて、その表情を隠した]
[ダンピールの手が触れても、白薔薇は枯れることなく、ただ甘い香りを一際強くして、ひらり、と黒いコートが翻り、香りに溶けるように、消える]
─ 中庭・木の傍 ─
ん、回復したんなら何より。
[助かった、という言葉に軽く笑って、先に外したチェーンのブレスレットを再び着ける]
なんかあったら……ね、りょーかい。
寝れる時に寝とけよー。
[部屋に戻る、との言葉に頷いて部屋へと戻るニキータを見送り。
それから、は、と一つ息を吐いて木を見上げた]
……に、しても、なぁ……。
[中は一体どうなっているのやら、と。
そんな事を考えつつ、さやさやと枝葉を揺らす木を見]
でもって、あっちもどーなったんだか。
[飛び出してきた廊下の顛末も気にはなるのだが。
今は、自分も色々と考えを纏めたいから、と。
泉の辺に座り込んで、右手を握って、開く。
金色の光が舞い、現れるのは白と金で彩られた横笛。
装い的にはアンバランスなそれを構え、ゆるり、穏やかな音色を紡ぎだす。**]
― 廊下 ―
うん……わたしでも、えいようになる、って……
[オリガ>>3:139にこくりと頷いた。
グレゴリーとウートラが部屋の中に入り、なにかやっているのを、オリガの後方に隠れたまま見つめ。
水蒸気が扉からあふれたときには驚いたけれど。
オリガ>>13と手をつないだまま、ウートラをひきずろうとするグレゴリーと、怪我をした様子のレイスをみる。
ウートラを搬ぶ手伝いをオリガが言い出せば、その手伝いをするつもりで。
レイスとオリガのやりとりに、あんまり怖くない、とか思いながら、口は挟まずに三人のやり取りを見ていた。
栄養になることを口にするオリガを心配そうに見やり。
他にも操られているひとが居るのかどうかは、まだわからない。
ウートラを支えたオリガ>>34に手伝いをたのまれれば、こくりと頷いて]
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