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9人目、修道士 ライヒアルト がやってきました。
―教会裏―
夜なら、傷んでいた本の修繕をしてから寝ました。
その間は一人でしたが、それが?
[取り囲んだ自衛団員達に答えながらバケツを持ち直した。
帰り道だから水は入っていなくて重くないのが救いだった]
灯台になんか行ってない。
と言っても、どうせ信じられないって言うんだろう。
[口調を崩してわざとらしく嘆息すれば、自衛団員達は声を荒げて詰め寄ってきた]
はいはい分かりました。
行きますよ。行けばいいんでしょう。
司祭様にお話してくる時間はください。
[空いてる手をあげ降参する。
まだ何かごちゃごちゃいう声もあったが、聞こえない振りで教会の裏口から中に入った]
何かあると疑われるんだよな、結局。
ここで暮らした年月の方がずっと長くなったってのに。
[旅楽師だった父親が病に倒れて村で死んだのはまだ7つの頃。
物心ついてからずっと父子二人旅で、この地方に来たのも初めての年。孤児院に入れてもらったあの時から13年を数えようとしている]
司祭様。ご迷惑をお掛けして申し訳ありません。
自衛団から疑いを向けられてしまいまして…
[小振りの鞄と同じ大きさの楽器ケースを持って礼拝堂に向かった。飴色の弦楽器は父親の形見であり心の拠所だ]
……はい?
何でナータが。
[説明しようとするのを制されて、逆にシスターも呼ばれて向かったことを教えられた。ぽかんとして聞き返しても、苦悩の表情で首を振られただけだった。深い溜息が二つ重なった]
……行って参ります。
[複雑な気分を抱えて教会を出た。
自衛団員は他にも仕事があるのか姿を消していた。いたら皮肉の一つも投げてやろうかと思ったのに。
仏頂面で岬の宿屋に向かって歩く]
[宿で提出される身上書は以下の様に書かれることになる**]
――――――――――――――――――――――――
■名前:ライヒアルト=シュノール(Reichard=Schnoor)
■年齢:20
■職業:修道士
■経歴:元は旅楽師の子供。7歳の時に村で父を亡くし、孤児院で育った。今は教会で司祭の手伝いをしている。
形見のヴァイオリンは自己流だがそこそこの曲は弾ける。
――――――――――――――――――――――――
[ゲルダと言い合うエルゼに関しては、エーファのほうもあまり記憶にないらしい]
[外見と口調の差異を疑問に思ってか、時折彼を伺い見る]
[目が合いそうになれば、慌てて床を見たけれど]
[ゲルダが台所に消えた後は、心許なく目を動かして]
[視線は主に白猫に向かうことが多かった]
え、でも、
[長く感じられた時間の後]
[ハーブティと共に出てきたケーキに、また遠慮を見せるものの]
……じゃ、じゃあ、いただきま、す。
[結局はまた勧められるまま、小さく頭を下げた]
[ほう]
[熱いお茶をゆっくりと流し込んで、息を吐く]
[そのうちに新たな来訪者があり]
……シス、ター?
[信心深い祖母と共に、以前は時々訪れていた教会]
[そこの修道女までもがここに来た]
[ゆらり]
[赤に困惑の色を乗せ、その背を見送った]
─元宿屋・広間─
[団員と話をして、席に戻った後はぼんやりと。
何もない時はできる限り気持ちをゆっくり保つように、とは主治医の口癖。
……今回の強制帰郷前にも、散々に言われた事ではあるが]
[そんな同居人の様子に、真白の猫はしばしじぃぃ、と視線を向けていたが、やがて、落ち着いているのを覚ったか。
なぁ、と短く鳴いて、円い眼でくるりと室内を見回し。
先ほどから、幾度か自分に視線を向けていた少女に向けて、もう一度、なぁ、と鳴いた]
─時は少しだけ遡って─
[オレの言った言葉に普通のことだと言うゲルダ>>62。
彼女の言うことも理解出来たから、それに対しては軽く肩を竦めるに留めた。
次いでオレが問うた事の返事を笑顔でされると、オレは思わずぽけらとした表情になってしまった]
……いや、楽しみは楽しみなんだけ、ど。
オレは普通の物を望んじゃいけないのか…。
[邪気が無さ過ぎる笑顔にがっくりと項垂れる。
これが相手が男だったら遠慮なく殴れたものを。
今度こそ普通の物を、と言うオレの願いは届いていなかったようだ]
─元宿屋・広間─
[それから一仕事して、広間のソファーでぐったりしているとゲルダがこちらに近付いて来た>>65]
…おおぅ、キルシュヴァッサー。
ローズとアカシアが作れ……ないよ。あれステアとシェークじゃん。
[渡された瓶の文字を読んで直ぐに出てくるのはカクテルの名。
作ろうかなと思った矢先、製氷機が無い事を思い出して断念した。
尤も、必要な材料がここにあるとも限らなかったけど]
貰って良いのか?
…ってー、また何かやるの確定なんだな。はぁ。
わーったよ。必要な時に言ってくれ。
[労働報酬と言われて受け取ったものの、続いた言葉にオレは軽く溜息をついた。
人使いが荒いなぁと思ったが、頼られてると思えばまだ気が楽になる。
茶があると言われたから、小瓶は床に置いたままだった荷物へと仕舞い、オレは茶の用意されたカウンターへと向かった]
─元宿屋・広間─
[なぁ]
[気にしていた白猫が鳴いて、驚いたように目を瞠り]
[まだ少し中身の残っているカップを置いて、そっと椅子から降りた]
[ぼんやりしているご主人のほうを気にしつつも]
[床に座り込んで、白猫と目線を合わせようと試みる]
─自宅─
今はそれほど日も強くないから、多分ここまでしなくても良いのでしょうけれど。
…万が一ということもあるし、ね。
[出かける準備を整え、鏡を見て溜息をついた。
裾の長い黒のコートに手袋。外に出るときにはつば広帽を被って更に日傘を差す。姿見に映る己の服装は我ながら異様だ。
出来るなら他の子のように好きな格好をして外を歩きたい。
けれど病的なまでに白い肌を日に曝せばたちまち赤く腫れてしまう為に外出の際はこの格好をする他無かった。]
…あ。ごめんなさい、ヴァルター。
今出ます。
[しばらく鏡を見たままいたが執事の呼ぶ声が聞こえ、それに応えて部屋を後にした。]
─元宿屋・広間のカウンター─
[職業柄か、カウンターに座るのは何だか落ち着かなくて。
茶を飲みに来たけど、カウンターの内側に入って立ったままハーブティを貰った。
ハーブの良い香りが鼻を擽る]
…おー。
なんつーか、千客万来?
[出入り口の扉を潜って来る人達がカウンターから良く見える。
聖職者まで現れるのを見て、オレは軽く眉根を寄せた]
なんとまぁ。
疑わしいのは片っ端から集めてるってことか?
教会の人間までとはなぁ。
[村を離れて疎遠になっていたが、知らない相手ではなく。
自衛団は何を考えてんだ、なんて考えながら、オレは小さく息を吐いた]
─自宅─
それでは、行ってきますね。
大丈夫、誤解が解ければすぐに戻ってこられるでしょうから心配は要りません。
皆、留守の間此処をよろしくお願いします。
…ねぇ、ヴァルター。
貴方も此処で見送ってくれれば良いのよ?
こんな荷物くらい、持てるんだから。
[玄関先で使用人達に留守を頼み、出かけようとして共についてこようとする執事に困った顔を向けたものの。
途中で倒れたりしては、と言われると制止し切れず溜息をついた。]
…もう、いつまでも子供扱いね。
昔よりは体力もあるし、力もそれなりに強くなったのに。
― 少し前:元宿屋・広間 ―
戻ったといっても一時的だからね。
挨拶に行こうかとも思ったんだけど、僕が外をおおっぴらに出歩いていると、ゴシップ好きのおば様方に捕まりかねないから。
それに夜はお前、しっかり眠っているだろ?
[挨拶に行かなかったこと>>66への詫びは、少し冗談めかして。
しかし眠っているかと言いながら、まさか眠っていないなんていわせない、というような口調であったのは間違いないことだった。
エーファの褒め言葉への反応>>74には知らずに口許が緩む。
だが、続く祖母の死を知らせる言葉には、その笑みを消して目をわずか、伏せた]
そう。すまなかったね。辛いことを話させた。
手向けの花を、後で持っていくよ。飾ってやってくれないかな。
[嫌がられないようなら、そっと頭を撫でて、すぐに手を離した。
それからエルザを気にする視線に、少し声を落として――とはいっても本人に届く程度で、エーファへと冗談交じりに教えることにはなった]
一応あれ男だから、気をつけるんだよ。名前はエルザ、っていうと怒るから、そこの青いのとかでいいんじゃないかな。
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