人狼物語 ─幻夢─


4 赤き雨降る崖の上で

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お嬢様 ヘンリエッタ、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 20:33:38

流れ者 ギルバート

[「生きていたいの?」と問われ][虚を突かれた様に]

……では君は死にたいのか?

[*沈鬱に呟く。*]

(46) 2007/02/16(Fri) 20:35:53

書生 ハーヴェイ

[ 赤髪の少女は彼も目に入らぬ様子で己が慕う少女を組み敷く男へと其の赤銅の瞳に冷たき憎悪の焔を滾らせ、地に落ちた蝋燭は其の色を敷布に分け与え徐々に揺めきを広げゆく。]

……此れが人の絆、ね。

[ 脆くも崩れた其れらに関心も失せたかの如く緩やかに巫女へと視線を戻せば、月を宿した双眸が移ろうのは映されし朱の所為か其れとも感情の揺らぎか。]

(47) 2007/02/16(Fri) 20:40:39

お嬢様 ヘンリエッタ

[同族と言われてはじめて、誰が人外であったかを理解した。男の力の訳も。]

 あなたには、守るものがまだあるのね。
 
 私にはもう無いのに。

[もう無いのに何故、自分がこの男が憎いのだろう。
 殺してもあの少女は戻って来ないのに。
 この男を殺したい。]

(48) 2007/02/16(Fri) 20:41:35

学生 メイ

[視線を向けられ、一つ、瞬く。
わずか、揺らぐような瞳に。
返すのは、不思議そうな視線]

……なに?

[問う様子は、幼子のようでもあり]

(49) 2007/02/16(Fri) 20:44:45

お嬢様 ヘンリエッタ

[逆に問われ、ああそうかと気づいた。
 あれほど恐れていた死は、もう怖くない。
 自分はそれを求めている。

 けれど、自分で胸を突く気はしない。
 突くのは、目の前の男の胸だ。
 ヘンリエッタは、力を求めて目だけで辺りを見回した。

 蝋燭から零れた赤は少しずつ床に広がり、壁に移りゆく。
 先ほどから咽が苦しいのはそのせいかと気づいた。

 このまま、この男を放さなければ彼を殺せるだろうか。]

(50) 2007/02/16(Fri) 20:50:06

お嬢様 ヘンリエッタ、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 20:51:31

学生 メイ、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 20:53:18

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 20:59:47

お嬢様 ヘンリエッタ、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 21:02:23

書生 ハーヴェイ、薄い口唇が微かに動き、

2007/02/16(Fri) 21:03:47

書生 ハーヴェイ


 メイ――……

(51) 2007/02/16(Fri) 21:03:53

書生 ハーヴェイ、少女の名を呼ぶ獣の聲は甘く。

2007/02/16(Fri) 21:04:06

学生 メイ

……なに?

[名を呼ぶ声に、僅か首を傾げて、再び問う。
薄紫の瞳は静かなまま。

ただじっと。
そこにいるものを。
彼女にとっては、繋ぎ止める最後の糸を
見つめて]

(52) 2007/02/16(Fri) 21:08:18

書生 ハーヴェイ

[ 朱が刻一刻と其の色を広げてゆけば、誰も彼も其れに照らされ同じ色に染まる。一歩、其方へと歩を進めてそぅと伸ばされた手は巫女の頬を掠めるか。伸ばさぬもう片方の腕からはぽたりと緋色の雫伝い床に落ちた。]

……欲しい……?

[ 其れは問い掛けか自問か。双眸は緩やかに眇められて矢張り僅かに揺らぐ。]

(53) 2007/02/16(Fri) 21:16:55

学生 メイ

[投げられた言葉の意味を、しばし、捉えきれず。
それから、ようやく理解して。

……理解できたから。
瞳が、揺らいだ]

……寄せて、くれるの?
ハーヴェイの、いる方、に?

[問いかける声は、震えて。
その様子は、巫女となる以前の少女の不安の示し方とほぼ同じにも見えるか]

(54) 2007/02/16(Fri) 21:22:14

書生 ハーヴェイ

[ 揺らめく月の双眸は何処か遠く感情は見えずに唯、少女の薄紫を見詰める。]

……でも。

[ 伸ばされた手は緩やかに宙を彷徨って、]

俺は……、メイを、喰らうよ。
今でなくとも、何時か。

[口許には薄らと人とも獣とも取れぬ笑みめいたものが浮かぶか。]

(55) 2007/02/16(Fri) 21:34:09

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 21:41:57

学生 メイ

[喰らう、と言われて。
ほんの僅か、首を傾げる。

それでも]

……かまわない、よ?
それなら、それで。

ボクが消えるのが先なら。
……その方が、いいから……。

[ふわり、と。
笑んだ。
泣き笑いの微笑。
それは巫女ではなく、少女の笑い方だったやも知れず]

(56) 2007/02/16(Fri) 21:42:46

流れ者 ギルバート

[黄金の眸が][熱を失い冷めていく。]
[冷たく、冴え冴えと]

──ヘンリエッタ。

俺は死ねない。死なない。
だから。

(57) 2007/02/16(Fri) 21:46:17

お嬢様 ヘンリエッタ

[ヘンリエッタの顔を抑えた手に、問いかけた唇に、滴る赤い血。これは彼女のものだ。
 ぬるりと光るその血が、ヘンリエッタの頬を染めた。

 むせ返る煙の匂いのなかに、それよりも濃く錆の匂い。
 あの晩、頬に触れた手を思った。
 あの夜に、時が止まってしまったのなら良かったのに。]

(58) 2007/02/16(Fri) 21:48:46

お嬢様 ヘンリエッタ、一瞬目を閉じた。

2007/02/16(Fri) 21:50:17

流れ者 ギルバート

[其の眸には最早]

[憐憫も]
[哀惜も]
[逡巡も無く]

[全ての感情が消えていき]

[純粋な]
[獣の]

(59) 2007/02/16(Fri) 21:50:19

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 21:52:27

お嬢様 ヘンリエッタ

[目を見開き、琥珀の瞳を見据える。
 死ねない、は生きたいではないことを、少女は知っていたけれど。]

 死んで。

[煙に詰まる咽からもれるのは殺意のみ。]

(60) 2007/02/16(Fri) 21:52:32

お嬢様 ヘンリエッタ、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 21:54:41

書生 ハーヴェイ

散々お前が厭がる事して来たんだから、其れくらいは聞かないとな……。

[ 黒曜石の双瞳は緩やかに細められ、クスクスと薄く笑う彼も叉、獣ではなく人としての青年のものだったろうか。然れどももう彼の時は還らないと知っていて、其れは全て己が所為だとも解っている。伸ばされた手は、少女の頬を撫ぜるか。
 ぽたり。叉一つ、床には緋い染みが広がり朱い焔は全てを覆っていく。]

好いよ。
俺が死ぬ前に、――お前を殺す。

[ 其れはハーヴェイの、恐らくは最初で最期の約束。]

(61) 2007/02/16(Fri) 21:55:57

学生 メイ、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 21:56:00

流れ者 ギルバート、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 21:56:15

書生 ハーヴェイ、メモを貼った。

2007/02/16(Fri) 21:58:04

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