人狼物語 ─幻夢─


75 花を見上げて君はわらう

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視点: 人


イヴァン に 4人が投票した。
ミハイル に 1人が投票した。
イライダ に 2人が投票した。
ユーリー に 1人が投票した。

イヴァン は村人達の手により処刑された。


次の日の朝、 イライダ が無残な姿で発見された。


現在の生存者は、 カチューシャ、 キリル、 ロラン、 レイス、 ミハイル、 ユーリー の 6 名。


キリル

[自らを支えるように伸ばされる手>>2:414
だからだろう。彼は背後から迫るものに気づくのが遅れた。

ぽとりと、彼の手から何かが零れ落ちるのを見た。
それを拾う間もなく、ボクは目を───見開いた。
兄の姿が、その思いつめたような表情が恋人の肩越しに見えた]

(0) 2012/05/14(Mon) 00:04:15

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 00:09:13

ロラン

[ミハイルとイライダの会話を追い、
小さく笑み向けて2人を見上げた]


 じゃあ、俺とミハイルでイライダを送ってさ。
 その後、俺がミハイル送ってから帰る、
 って事で、どう。

[赤い月が影を落とす。
烏色の瞳を上げて、ふたりを見上げた]

(1) 2012/05/14(Mon) 00:14:54

レイス

[幾ら疑っているからと言って、恋人が目の前で殺されたら、妹が如何思うか。
そんな簡単な事を考える間も無かった。]

――……ッ!

[少し年下とは言え、僕よりも背は高い。体格も良い。
そんな彼に敵った理由は、不意をついたから。ただその一点だけに過ぎないのだろう。
駆け寄る。イヴァンの背中に手を伸ばす。服を掴んで引き倒す。馬乗りになる。もう片手には鋏。
誰かが何か言っていたかも知れないけれど、聞こえはしなかった。]

(2) 2012/05/14(Mon) 00:20:59

レイス

[鋏を振り下ろす瞬間、仰向けの彼は何を見ていたのだろう。
僕の見開いた目は一度もそちらを見ないまま、
何度も、鋏を突き刺した。]

(3) 2012/05/14(Mon) 00:21:23

レイス、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 00:25:52

キリル

 イヴァ………っ、兄貴!!

[ボクに出来たのは、悲鳴のように二人を呼ぶことだけだった。
全てはスローモーションのように目に映っていたのに。

優しい兄貴が大好きな恋人へと駆け寄る。
手にした鋏がギラリと鈍く光る。馬乗りになる。
音を、耳が拒絶した。見開いた目に赤が映る。
ぐさりと刺し貫かれ、引き抜かれてまた刺し貫かれ───…

地上に血の赤が広がり、天に赤く月が輝く。
ボクの目も視界も、すべて赤く染まった]

(4) 2012/05/14(Mon) 00:27:04

ミハイル

[ロランの提案>>1に溜息一つ。]

 おい、お前んち目と鼻の先なのに…。

 わぁった。こうしよう。
 俺とロランでイライダを送っていく。

 …で、ロラン。お前は俺んち泊まってけ。
 部屋は余ってんだ。ベッドもある。

[イライダとロランを交互に見て、「な?それならいいだろ?」と説得を試みた。

きっと自宅へ帰ったなら、倒れ込むように寝てしまうだろう。
戸締まりだけはきちんとしないと、と思ってはいるが。]

(5) 2012/05/14(Mon) 00:27:39

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 00:30:28

キリル

 ─────、兄貴…!!


[弾かれたように兄へと駆け寄り、
その手の凶器を引っ手繰ろうと腕を伸ばす]


 イ ヴァ…、

[呆然と恋人を見下ろした。
先に笑み浮かべていた瞳は、今はもう虚ろに見開かれたまま。
言葉紡いでいた唇も、虚しく最後の息を失っている]

(6) 2012/05/14(Mon) 00:38:16

レイス

[何度目かに鋏を振り上げた時、横から伸びた手に鋏を奪われた。それで動きは止まった。
けれども思考はすぐには止まらない。
守らなければ。彼は人狼だから。殺さないと。]

…… 邪魔を、ッ…… ?

[凶器を取り上げた相手を睨みつける。
けれど、そこにいたのは妹だった。敵意は一瞬にして消えていく。
気がつけば倒れたイヴァンも、僕の身体も、地面も、家の壁も、もしかしたら妹も、飛び散った血が赤に染めていた。

そうして漸く、我に返った。]

(7) 2012/05/14(Mon) 00:52:01

ロラン

[ミハイルの言葉に、目を見開く。
烏色に、その顔を真ん中に写しこんで]


 俺、…

[こんなだけど、と見下ろす足。
泊まりに行けば迷惑かけるよ、と添える。
それからイライダを2人で送ることになる。
他愛ない会話。きっとそれは楽しいひとときで]

(8) 2012/05/14(Mon) 00:54:02

キリル

 ──────…、


[兄と視線が交わった>>7
その時、ボクの瞳は未だ灰銀の色だっただろうか。
それとも血を映し、月の光を映して赤く染まっていたろうか]

(9) 2012/05/14(Mon) 00:57:26

キリル

[イヴァンの流した血が、べとりと手についた。
その命零す赤が、袖を、服を汚す。
兄も、地面も、家の壁も辺り一面が血の赤に染まっている]


 イヴァン───…


[息絶えた恋人に額を寄せる。
まだ暖かな頬に一度口付け、そして彼の血を舌に舐めた。
ぴちゃりと、ボクの頬にも髪先にも血の色がつく。
───恋人の血の赤が、身を浸していく]

(10) 2012/05/14(Mon) 00:59:26

キリル

[視界が朱に染まる。
ボクの瞳もまた、月と同じ赤へと染まる]


 あ…、あああ、ああああああ……っ!!


[狂おしく見渡した目に映る、小さな袋>>2:414を手に掴み取る]

(11) 2012/05/14(Mon) 01:01:59

キリル

[叫んだ、自覚はなかった。
だた舌に感じる、血の味が現実の全てだった。

兄が何を思い、何を案じて凶行に及んだか。
そんなことを考え思いやる余裕もなかった。
ボクは恋人を殺した鋏と小袋を手に、夜道を駆け出す。
背後から何か声が掛かろうと追われようと、知ったことではなかった]

(12) 2012/05/14(Mon) 01:02:30

ミハイル

[途中で言葉を止めるロラン>>8
その視線は不自由な脚に向けられているのに気付いて。
続いた言葉には、]

 ばぁか。この場で一番迷惑かけてんのぁ、俺だよ。

[それに、細かい気遣いはしてやれなくても、力だけはある。
遠慮なく言ってもらえれば、人ひとり世話するのくらいは…。]

 よし、決まりなー。まずはお前んちだ、イライダ。

[ポン、と彼女の背中を叩きゆっくりと歩き出す。

赤い月はやはり不吉にこちらを見下ろしていたけれど、
三人の会話はそれを拭おうとするかのように、楽しいものだった。]

(13) 2012/05/14(Mon) 01:10:41

ユーリー

[自室の机にはマクシームの為のグラスが置かれている。
減る事のない其れを眺めながら男は葡萄酒を飲み干した]

――…、

[イライダの作った紅茶のクッキーも食べ終えて
片付けをしようと立ち上がった拍子に眩暈を感じよろめく。
咄嗟に机についた手の先が冷たいものに触れて顔を上げる]

あ、

[漏れた声は驚いたような響き。
透明な水晶が黒く澱むのが見えた]

(14) 2012/05/14(Mon) 01:14:59

ユーリー

まさか……

[澱みの奥に映る人影はイヴァンが恋文をしたためた相手。
男の顔が苦く歪んだ]

冗談、だろ。

[震える声で紡いで水晶を掴む。
触れている間、それが消える事はなかった]

イヴァ、……

[幼馴染に伝えるか否か。
考えたところでキリルの家の前に彼の影があった事を思い出す。
カチューシャもまた、其処に送り届けた。
きつく柳眉を寄せて男は家を出る]

(15) 2012/05/14(Mon) 01:15:18

レイス

[ふらりと立ち上がる。
妹が物言わぬイヴァンに近づくのと反対に、一歩、二歩、後退った。
足には感覚が無くて、身体を支えきれずに、倒れる様にまた座り込んだ。
ちらつく赤い色は、血の色か、それとも、]

……。

[何処か呆けた表情で、妹の為す事>>10を見る。
思考が上手く繋がらない。何をしているのだろうか。否、その前に僕は、何を。]

(16) 2012/05/14(Mon) 01:18:46

ロラン

[ミハイルの言葉に、、少しばかり困ったようにわらう。
イライダの家、彼女が扉を締めるまで目を離さない]


 おやすみなさい。
 …よい、夢を。

[イライダへと、できる限り穏やかな笑みをおき。
扉が閉まると、ミハイルを振り返った]

 …じゃあ、お邪魔、しようかな…

[おずおずと、遠慮がちに前髪の隙間から見上げ。
彼の家に共に行く事になる]

(17) 2012/05/14(Mon) 01:20:33

レイス

ッ、キリ…… !

[弾かれたように駆け出す妹の名を呼ぼうとし。
そちらに向けて伸ばした僕の手は、真っ赤に染まっていた。
目を瞠る。まるで、今気が付いたかのように。]

(18) 2012/05/14(Mon) 01:22:30

ユーリー

[遠く、叫び声が夜空に響く。
赤く染まる月は欠け始めていた。

夜に出歩くのは危険だ。
分かっていても足は止まらない。

頭痛を感じながらも駆けてゆけば
カチューシャは別れた時と同じ場所に居ただろうか。
先ずは彼女へと歩み寄る]

……、カチューシャ。
今日は、帰った方が……

[言い掛けて彼女の視線の先を追えば
ただならぬ空気の中に三つの人影が見えた]

(19) 2012/05/14(Mon) 01:34:06

ミハイル

 じゃあな、おやすみ。誰か来ても不用意に開けんなよ?

[扉が閉まり、施錠の音を聞いて安堵する。
こちらを振り返るロラン>>17にはにぃ、と笑って、]

 よぉーし、俺らも帰るか。

[車椅子の音に耳を傾けながら、自宅への道を進む。

母を亡くしてからずっと独りで住んできたので、少し照れくさい気持ちもありつつ。
自宅に着いたなら鍵を開け、ドアを大きく開けてロランを中へと促した。]

 どーぞ。多少散らかってんのはまぁ…見逃してくれ。

(20) 2012/05/14(Mon) 01:38:18

レイス

[カチューシャは未だ其処に居ただろうか。
目は見開いたまま、ぎこちなく首を動かして、周りを見る。一点で止まった。

倒れた身体。イヴァン。同じ集落に住む旧知の仲。妹の恋人。
2人の関係は傍から見ていてもどかしい程で、でもそれは彼が妹を大事にしているから。
それを知っていたから、だから僕は、余計な事はせずに見守ろうと思った。彼になら任せられると思った。そうして2人で、幸せでいてくれれば良い。
そう、思っていた。]

(21) 2012/05/14(Mon) 01:43:11

ユーリー

[夜目がきくわけでもない男は目を凝らす]


――…レイス、キリル

           イヴァ ?


[信じられぬといった声で名を紡ぐ]

(22) 2012/05/14(Mon) 01:49:31

ロラン

 
 …ん。

[ミハイルの家に招かれる。
扉が開くのに、少し顔を緊張を浮かべる]

 
 散らかるだけものがあるなら良いじゃない…

[なにもないよりは。
珍しげに当たりを見渡す。
銃の部品でもあればまじまじと見つめるが*]
 

(23) 2012/05/14(Mon) 01:58:41

レイス

[如何して彼を殺してしまったのだろう。
彼が人狼だから。妹を食べようとしたから。
本当にそうだったのか。あの時は確信していた“事実”が、表面から剥がれ落ちていく。
倒れたイヴァンには狼の耳も尾も無い。ただの人間にしか見えない。]

……あ……

[頭を抱える。
よく聞こえなかった会話は、本当はただの恋人同士の話だったのではないか。
そう言えば元気がないと、喧嘩をしたのかも知れないと。仲直りをしていたのかも知れない。
そう、人狼だなんて、そう思い込んだ事に、何も根拠など無かったのだ。]

(24) 2012/05/14(Mon) 02:01:12

レイス


[僕はそんな、どうしようもないただの思い込みで、彼を、
キリルの幸せを壊してしまった。]

(25) 2012/05/14(Mon) 02:01:45

レイス

―自宅前―

[増えた人影>>22は何時から居たのだろう。
声に気づいて首を動かすけれど、誰かは分からなかった。
居なくなってしまった妹を追いかける事もできず、きっとそんな資格は無いのだと思っていた。
感情が見え難いと言われ続けていた筈の僕は、途方に暮れた様な、泣き出しそうな顔をして、ただ其処に居る。**]

(26) 2012/05/14(Mon) 02:02:14

ユーリー

[悪夢だと思った。
夢であって欲しいと願った。
動かぬイヴァンの姿を遠目に見据える。

レイスとキリル。
どちらが彼に何をしたかまでは分からなかった。
月光を弾く液体がイヴァンから広がっている。
血を流す幼馴染に駆け寄りたい衝動。
一縷の望みに賭けたいと思う。
思うが足は動かない。
理性が衝動を抑えていた。

カチューシャが此処に居る。
それが男を引き止める最大の要素]

(27) 2012/05/14(Mon) 02:02:55

レイス、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 02:03:27

ロラン、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 02:03:33

ユーリー

[キリルが走り去るが見える。
カチューシャが何を言っても
男は追いかけることをよしとしない]

――…ッ

[眉間に深く皺が刻まれる]

カチューシャ、済まない。

[次はやらないでほしいと彼女は言って
男は善処すると答えた。
けれどそれは叶わず、
断りをいれると同時に彼女の身体はふわりと浮く。
この場に置いてはおけないと男は思い
カチューシャを抱き上げて駆け出す]

(28) 2012/05/14(Mon) 02:13:07

ユーリー

[向かう先はミハイルの家。
悪夢を振り払うかのように必死に夜道を駆け抜けて
男は膝裏に回した方の腕で扉を叩く]

――…ミハイルッ!
居るか ? 居るなら開けてくれ…!

イヴァンが……、……ッ

[あがる息。
引き攣る喉。
祈るような思いでミハイルの声を待つ**]

(29) 2012/05/14(Mon) 02:19:00

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 02:27:42

ミハイル

[ロランが見渡しながら言う>>23のには「ははっ」と笑って。]

 まぁ、細々したもんはいろいろと、な…。

[銃や罠の為の部品やら材料が、無造作に木箱あたりに突っ込んである。
壁にはロープや、網…。

一応の気遣いとして、流石に刃物は入ってすぐに目につく場所には置いていなかった。]

 お前の寝床は、こっちだ…。

[入ってすぐの広間から、ローズウッドの扉を開いて案内する。
ベッドが二つ並んで置いてある、両親の寝室だった部屋。

不要な物は捨てたり、使ってくれそうな人に渡してしまったから、その部屋には散らかるほどの物は置いていない。

部屋にロランを通したなら、何か必要なことがあれば手伝い。
自身もベッドに横たわっただろう。]

(30) 2012/05/14(Mon) 02:42:30

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 02:52:47

ミハイル

―自室―

[ベッドに横たわり、瞳を閉じた瞬間に眠りに落ちた。
何かを考える余裕も無く、身体と頭が睡眠を欲していて。

激しくドアを叩かれる>>29までの間、夢も見ずに欲求のまま眠った。
それが長かったのか短かったのかは分からないが…。]

 ん…な、…だ? ユーリー?  ……ッ!?

[声の主を判別すると、ハッと一気に目が覚めた。
ガバッとベッドから飛び起き、玄関へと向かう。

あのユーリーの声にしては、切羽詰っている。
何かが起きた。きっと、良くないことが。

だから、慌ててドアを開けた。]

(31) 2012/05/14(Mon) 03:00:03

ミハイル

 どうした…!?
 …カチューシャ、怪我でも?

[ユーリーと、その腕に抱えられたカチューシャが>>29視界に入った。
焦った様子のユーリーの肩を掴み、落ち着かせるようにじっと瞳を見据える。

そして、寝惚けた頭で聞いたユーリーの声を、今一度思い出した。]

 …イヴァンが、どうした…?

 いや、いい。 とりあえず、中に…。

[二人を招き入れ、椅子に座るよう促す。]

 何が…あった?

[ロランは起きてしまっただろうか。
チラ、とローズウッドの扉に視線を投げつつ、まずは跪くような形で二人を見上げ、語られるのを待ったか。**]

(32) 2012/05/14(Mon) 03:03:34

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 03:11:50

ユーリー

[扉が開いてミハイルが姿を現す。
男は彼を見て安堵の色を浮かべた]

ん、足を怪我したらしいんだが、

[思わず答えてから一度左右に首を振り]

イヴァン…!
イヴァンがやられた。
レイスかキリルか――…わからないけど、
二人が居て、イヴァンが倒れてて……
血溜まりが――…っ

[呼吸が乱れ上手く言葉が紡げない。
途切れ途切れの説明でどれだけ伝わるかは謎だった]

(33) 2012/05/14(Mon) 03:28:02

ユーリー

[ミハイルに促され家の中へと入り
カチューシャを示された椅子へと座らせる]

――…イヴァンが殺された。

[搾り出すような声で其れを伝える。
糸が切れたかのように男の腰が椅子へと落ちた。
深い呼吸を繰り返し考えるような間]

ミハイル、占い師の話を覚えているかい。
――…黙っていて済まない。
僕が、その占い師で――…
人狼を、……みつけた。
みつけてしまったんだ。

[柳眉を寄せて、ミハイルへと視線をあわせる]

(34) 2012/05/14(Mon) 03:28:28

ユーリー

――…キリルが、人狼、なんだ。


[微か震える声でそれを伝える。
キリルと近しいカチューシャは如何思うだろう。
彼女の顔を見られず、ミハイルへと花色を向けたまま
前日にイヴァンを視て人間だと知ったことも告げたのだった**]

(35) 2012/05/14(Mon) 03:28:58

キリル

─ イライダの家 ─

[既に夜更け、空には紅い月が輝いている。
狼たちが少し、こちらを気にする風をみせた。
懐に仕舞った香袋の所為とは気付かず、軽く首を傾げる。

香袋の発する匂いは、今は感覚を邪魔しない。
或いはそれは、既に身に纏った血の匂いの所為かも知れなかった。
既にこの身は、恋人の流した血を浴びている]

 …イライダ?

[やはり赤く染まった指先で呼び鈴を鳴らした。
既に血は乾いてしまい、肌は軽く引き攣れている。
だから辺りにべたりと血のつくことはないにせよ、
どこかその痕跡くらいは残ろうか]

(36) 2012/05/14(Mon) 03:39:02

キリル

[紅い月の照らす、暗い夜の話だ。
昼であれば、血を浴びた異様な姿に扉が開くことはなかったか。
いや、どちらにせよ開いたのかも知れない。

───いつでも来るように、と>>2:341
そう言ってくれた彼女ならば、
そんな姿に気付いても尚、扉を開いてくれたのかも知れない。
どちらにせよ月の紅い夜、彼女は家の扉を開いた]



 [開いて、しまった]

(37) 2012/05/14(Mon) 03:39:59

キリル

[翌朝、イライダの家に訊ね来るのは誰であろう。
呼び鈴鳴らそうとするひとは、気付くだろう。
施錠されているはずの玄関扉が開かれていることに。

扉を開けば、そこには凄惨な光景が広がっている。
一撃で喉笛食い破られたらしきに、
その後は食い荒らされて、遺体はひどく無残な有様だ。
獣らの足跡に、狼の毛もあちらこちらに落ちている。

一見獣らの所業、けれど何故扉が開いているか。
人の仕業であろう、否。


───人狼の仕業に、違い*なかった*]

(38) 2012/05/14(Mon) 04:11:10

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 04:12:46

カチューシャ

― キリルとレイスの家の傍 ―

[ユーリー>>2:408の言葉に、嬉しそうに小さく笑む。
 その背を見送った後は、幼馴染の家で繰り広げられる事がひと段落つくまで待った。

 幼馴染とその恋人と、幼馴染の兄。
 見知った彼らの間だから、解決方法も何通りかは浮かぶけれど―― 
 レイス>>2:411がイヴァンへと近づいていくのをただ見守った。

 その後に起こることは、想像も出来なかったから]

(39) 2012/05/14(Mon) 05:32:20

カチューシャ

[駆け寄ったレイス>>2、倒れたイヴァン。
 キリル>>4の悲鳴、広がる赤。

 理解する事が出来ないそれらは、まるで一瞬のうちに起こったことのようで。
 ユーリーが人間だと、頼っていいと言っていたイヴァンが物言わぬ身へと変えられる姿を、悲鳴を上げることすらできず、その場で震えて見つめているだけだった]

(40) 2012/05/14(Mon) 05:32:26

カチューシャ

[キリルが血に赤く染まる。
 血を流し横たわるイヴァンへと触れるのを視界に写し。
 レイスがあとずさるのが見えた。

 袋を抱きしめたまま、震えていれば。
 先ほど別れたばかりの人の声>>19がして、はじかれたように振り向いた]

 ゆ、ユーリー、さん……
 イヴァンさんが……

[震える声ではまともに言葉にならない。
 叫びをあげて駆け出すキリル>>12に、咄嗟に追いかけようとして。
 けれど、ユーリーに引き止められた]

 キリルが……っ、ユーリーさん、離して……っ

[血に染まったキリルが夜の闇に消えて行く。
 けれど、追いかける事は許されなくて。
 レイス>>26がその場で呆然としているのが見えても声をかけることもできないまま]

(41) 2012/05/14(Mon) 05:33:18

カチューシャ


 ――っ

[ふわり、と浮く体に、とっさに目の前にあるものに縋る。
 ユーリーの腕の中、彼の胸元を小さくつかみ]

 え、な―― っ……

[問う声は言葉にならず。
 かけるユーリーの腕の中、ただ落ちないようにしがみつく事しか出来なかった]

(42) 2012/05/14(Mon) 05:33:27

カチューシャ


[瞳を閉じていたからどこに向かっていたのかは知らず。
 ミハイルの名を呼び、扉をたたく動作>>29でようやく気づいた。
 ユーリーの悲痛な声>>33に、目の前で挙われたことを思いだして、血の気がひく。
 ミハイルの目の前でユーリーに抱えられていた事も、椅子に座らされた事も、きちんと把握できていない。
 ミハイルへと説明するユーリーに、起こったことを告げようとしても震えて声にはならず]

 ……え……、キリル、が……

[ユーリーの告白>>34に反応しなかったから、ミハイルには事前にそれを知っていた事を気づかれたかもしれない。
 人狼を見つけたという人を呆然と見つめた]

(43) 2012/05/14(Mon) 05:33:39

カチューシャ


 ――そ、んな……

[キリルが人狼なのだと。
 告げる言葉が耳に届く。

 カタカタと体が震えた。
 ポケットの中の小さな髪飾りがもたらした疑問への回答がこんな形で突きつけられて。

 椅子の上、小さくなって震えるだけだった**]

(44) 2012/05/14(Mon) 05:33:48

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 05:39:57

レイス

―自宅前―

[辺りから人影が消えていた。
取り残されたのは僕と、動かないイヴァン。2つだけ。
彼をこのままにしてはいけないという思いも在るのだが、如何して良いのか、ぐちゃぐちゃになった頭では分からない。遺体をシーツで覆うという簡単な事すら思いつかないまま、ふらりと立ち上がった。

おぼつかない足が歩む先は、開かれたままの扉の中。
身に纏う未だ乾ききらない赤が滴り、僕の辿る道筋を忠実になぞる。
僕が足を進める度、僕らの家が赤で汚れて行く。]

(45) 2012/05/14(Mon) 11:46:00

レイス、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 11:47:10

レイス

[凶器こそ無いけれど、イヴァンの遺体には勿論食い千切られた痕も爪で引き裂かれた痕も無い。辺りに飛び散るのは血だけで、肉片も転がってはいない。
マクシームの時とは明らかに違うのが分かるだろう。
ただひたすら同じ物で突いた、単調な傷しかない、人為的な遺体。

良く知る筈の家を迷路のように彷徨った挙句に、僕は一つの部屋の扉を開いた。
かつては家族の憩いの場だった、今は薬を作り、保管する為に使っている部屋。]

(46) 2012/05/14(Mon) 11:56:35

カチューシャ

― ミハイルの家 ―
[ユーリーとミハイルの会話を震えながら聞いている。
 この目で見たことを思い出して、ぎゅっと自分の腕をつかんだ。
 イヴァンの話で、目撃したことを問われたら震える声て話すけれど、そうでなければただ震えるだけだった**]

(47) 2012/05/14(Mon) 12:12:37

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 12:25:15

レイス

―自宅―

[古い棚には薬草の瓶。
引き出しの中には調合済みの薬。
埃のない床も綺麗に片付いた作業台の上も赤色に汚しながら、僕は棚の奥に手を伸ばす。手前の瓶が倒れたが、気にはしなかった。
隠していた鍵を掴み取って、もう一つの引き出しの前に立った。
この中に何が入っているかは、妹にすら話した事はない。
両親が死んで、この引き出しを封印した後、開けたのはただ一度きり。親友とも言える男を亡くした後だ。
差し込んだ鍵を回した。かちりと音がする。]

(48) 2012/05/14(Mon) 13:28:20

レイス

[両親が死んだ後、人を救う薬を作り始めた――と言えば立派に聞こえるが、それは結果的にそうなっただけに過ぎない。
僕はもっと矮小でつまらない人間だ。]

……あった。

[息を吐いた。
引き出しの中にはラベルの無い瓶が一つ、転がっている。
あの時買った本で必死に調べていた製造法は、傷薬でも病気の薬でもなくて、
僕を殺す為の薬だった。]

(49) 2012/05/14(Mon) 13:29:35

レイス

[死を選ぼうとしたのは二度。
引き出しを開いたのは一度。
けれど瓶の封が解かれた事は一度も無い。
いつも妹の事を思い出して、寸での所で止まった。
しかし今度は違う。
彼女の最愛の人を手に掛けた僕は憎まれて、きっともう必要とされないに違いない。
そう思ったから、微かに震える手を瓶の蓋にかけた。]

……。

[けれど今度も、毒薬の封が開かれる事は無かった。]

(50) 2012/05/14(Mon) 14:04:13

レイス

[頭を過ったのは、やっぱり妹の事だった。
旅人が死んで、でも集落は未だ平穏だった頃の、少し不謹慎な会話。
首に伸ばされる手と、向けられた言葉は――]

……そうだ。

[掠れた声で呟く。
手から滑り落ちた瓶は床に落ち、重い音を立てた。]

(51) 2012/05/14(Mon) 14:04:41

キリル

─ 夜 ─

[恋人の血とイライダの血と。
ふたつの赤に染まって、暗闇の中を歩く。
家に帰る気にはなれずに、迷う。

…あそこには未だ、イヴァンがいるはずだったから。
森へと向けかけた足を止めたのは、幼馴染の家の傍らだった]

 おおーい。誰も…いない…?

[そうっと覗き込んでみる。
鍵のかかっていない扉は、ごく軽く開いた。
人の気配のない家屋に、こそりと足を踏み入れた。
歩む。既に血は乾いていたから、侵入が床を汚しはしない。
けれど血の匂いは、きっと微かに残り続ける]

(52) 2012/05/14(Mon) 14:08:44

レイス

[暫く後。僕は家を後にした。
家中を赤に染めたまま、僅かに罅の入った瓶は床に転がしたまま。
漸く乾き始めたイヴァンの血を纏ったまま、宛もなくふらふらと歩く様は異様だったに違いない。
何処かで狼が哭いた気がする。けれど気にも止めなかった。
今僕が探すのは、ただ一人の姿。**]

(53) 2012/05/14(Mon) 14:09:09

キリル

 …ロラン、少し借りるね。

[今いないということは、彼もどこかに泊まったのだろう。
ならば今暫く、ここに人が来ることはないだろう。

だから今ここにいない幼馴染に、断りを入れて家を借りた。
そうして手早く水を浴び、身に纏う血を洗い流す。
幾ら浴びても、ずっと、血の匂いが取れない気がした]

(54) 2012/05/14(Mon) 14:10:16

キリル

[身に纏う服も、少しだけ洗った。
けれども洗いきれるわけがないから、息を落として諦める。
夕刻に洗った衣服>>2:368にも、マクシームの血がついていた。
服は未だに、家に干してあるだろう。
本当は兄の目に付かぬうちに、仕舞ってしまうつもりだった。

あの血がきちんと落ちていればいい。
カチューシャの目に触れなければいいとまで思ってから、
唇の端が微かに、わらうように歪んだ]

 ………。

[寝台は使わない。
目を閉じれば、嫌なものを見てしまいそうだった。
部屋の片隅に蹲る。紅い月が沈みつつある。
懐にある、鋏と香袋を胸の上からじっと押さえ続ける。

夜明け前、人目に触れぬうちに思い立って移動した。
やっぱり、自分の家には帰らなかった]

(55) 2012/05/14(Mon) 14:10:52

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 14:11:13

キリル

─ 早朝 ─

[向かった先は、恋人の家。
翌朝訪ねるといった約束が、頭の隅にあったのかも知れない。
今となってはひどく虚しい約束だ。

途中、畑を通った。”あの人”を咄嗟に隠した畑。
……まさか掘り返されると、あの時は思いもしはしなかった。
白みゆく空、どこか色彩を失った青色の空気の中に、
鮮やかな黄色の花が揺れている。

その花を摘む人は、もう、ここにはいない]

(56) 2012/05/14(Mon) 14:17:23

ユーリー

―― ミハイルの家 ――

[現場近くに居て一部始終をみていたであろう彼女。
カチューシャがキリルに駆け寄ろうとした事を思えば疑問が過ぎる。
傍らで震える彼女をちらと見た。
問うのは酷な気がしたが、男は重い口を開く]

カチューシャ
何があったか、教えてくれるかい?
イヴァンを手に掛けたのは――…

[何かを手にし逃げたキリル。
そのキリルに駆け寄ろうとしたカチューシャ。
動かないレイス。
キリルがイヴァンを害するとは考え難いことだが
彼女の正体を考えれば可能性はある。
けれどそれなら、レイスはキリルを追いかける、はず。
大事な妹を案じて動くだろう彼が動かない理由]

レイス、だったのかな……

(57) 2012/05/14(Mon) 14:42:18

ロラン

―ミハイルの家―

[あてがわれた寝台を降りたのは、物音と話し声のせい。
車椅子に移動して、そっとローズウッドの扉を開ける。
丁度、ユーリーがキリルの名前を出した所で>>35


 ……なん、で……

[白い顔が一瞬でさらに白くなる。
血の気の退く音が聞こえるものなら、響いたと思う。
ふらり、車椅子の上で目眩感じ、手摺を握りしめた]

(58) 2012/05/14(Mon) 15:01:11

ロラン、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 15:03:21

キリル

─ 早朝:イヴァンの作業小屋 ─

[家に向かおうとして、その前に一度作業小屋に回る。
最近彼を見かけるのは、家よりここの方が多かった。

当たり前だ。これから彼の仕事は忙しくなる。
手伝いに来よう、差し入れもしようと思っていた。
カチューシャに料理を習い、サンドイッチのコツも聞くはずだった。
美味しいと、幸せだと笑う彼の顔がまた見たかった。


────また、あの声が聞きたかった]

(59) 2012/05/14(Mon) 15:09:33

キリル

 …イヴァン。

[作業小屋には花の香りが漂っている。
摘んだ花は、洗って広げて乾燥する。
そうしてやがて、花はやわらかな紅の色をあらわすのだ。
裡に秘めた、その色を]


『───黄色なのに紅の色なんて、面白い。
 見た目と違う…隠れているけどそこにある、なんて。
 素直じゃないな。ちょっと人の心みたいだね。』

[花を弄りながら、そんな会話をしたことがあった。
あの時はまだ、大好きな彼に思い伝えることも出来ていなくて、
呟いたあとに慌てて誤魔化したりなどしたものだけれど]

(60) 2012/05/14(Mon) 15:10:19

ユーリー

[問えばカチューシャは震える声で答えをくれる。
男はきつく柳眉を寄せて薄いくちびるを結んだ。

現れたロランの問いかけには答えられない。
一度彼へ視線を向ければ
元々白い顔から更に血の気が失われてみえた。
ゆる、と左右に首を振り、息を吐き出す]

(61) 2012/05/14(Mon) 15:11:45

ユーリー

[ミハイルの家に居るのは
家主であるミハイルとロラン、カチューシャ、ユーリー。
レイスたちの家でみたレイスとキリル、そしてイヴァン。
足りない一人の存在に気付けば、はっとして]

ミハイル
イライダは……、

[此処に来ていないだろうか。
そんな淡い期待を裡に問うような眼差しを向けた]

(62) 2012/05/14(Mon) 15:18:20

ロラン

 なんで…ユーリー。
 なんでそんな事言うの。

[頭を横に振る様子に、烏色に泪を浮べる。
カチューシャに問うのには、口挟む心算は無く
ただ、白い顔に呆然を刻んで花色を見詰める]


 …嫌だ。

[呟く。
手の甲で1度ぐいと目元擦り、鼻を啜った]

(63) 2012/05/14(Mon) 15:22:52

ユーリー

[ロランの言葉に男は眸を一度伏せた。
親しき者が人狼と言われればそうなるのも当然か。
ロランへと視線を戻し]

――…済まない。
けれど、嘘だったとは言えないし
訂正することも出来ない。

[ロランやカチューシャなら
キリルを説得し止める事が出来るだろうか。
二人を見遣り、それからミハイルを見詰める]

止める、手立ては……

[思い悩むように言葉を途切れさせた]

(64) 2012/05/14(Mon) 15:36:11

ロラン



 止める手立て?
 
[殺すと言うことなのか、別なのか。
ユーリーの言葉に頭を微かに傾ける]

(65) 2012/05/14(Mon) 15:54:22

ユーリー

[尋ねの響きに男はロランを見遣る。
思い悩むように眉を寄せ]

もう村に犠牲者が出ないなら――…
人狼がいなくなるなら

[マクシームとイヴァンの姿が頭を過ぎる。
幼馴染の仇である存在は同時に共に過ごした村の仲間で
複雑な思いに、息が詰まるようだった]

お伽噺は終わる。

[それは事件の収束を意味する言葉]

止める手立てが処刑しかないなら、僕が彼女を止める。
けれど、ロランやカチューシャになら彼女を説得できるかもしれない。
そのために二人を危険に晒したくはない、が――…
二人は、如何したい ?

[キリルの幼馴染である二人に問う]

(66) 2012/05/14(Mon) 16:16:25

カチューシャ

― ミハイルの家 ―

[ユーリーの花色と視線が合う。
 問いかけられた内容>>57に視線を落とし]

 ……レイスさん、が……
 急に、イヴァンさんに襲い掛かった、の。

 キリルが止めようとしたけど――

[間に合わなかった、と震える声で答える。
 止めようとしたキリルが人狼だと、ユーリーは言う。

 ミハイルの家に居たロランがそれを聞いてしまったのを見ながらきつく手を握り締める]

(67) 2012/05/14(Mon) 16:25:47

カチューシャ


[ユーリーは信じたい。
 キリルの髪飾りのこともある。

 ――それでも、どこかで、まだキリルがそうでなければ良いのにと願う]

 ――キリルを、止める……?

[ロランとユーリーのやり取りに、小さく呟き。
 強張った手で、ポケットの中の小さな髪飾りに触れた。

 俯いて、ぎゅっと眉を寄せて考える]

(68) 2012/05/14(Mon) 16:25:52

ユーリー

[問うもののゆるゆる首を振るい]

すぐに結論はでないだろう。

[考えてみて、と言い添えて視線を外す。
外はまだ暗い頃合か。
様々な事が頭を過ぎりやりきれなさに胸が痛む。
深く息を吐き出して、再び其々に視線を送り]

――それに暗いうちに動くのは危険だ。
何にせよ、……夜が明けて明るくなってからだな。

済まないが今日は此処で休ませてくれるかい。

[気が昂ぶり眠れそうにないが
心労が重なる彼女らの事を思えば少しでも休んで欲しい。
ミハイルに朝までおいてもらえるよう頼み
男は椅子から動かず思案げな様子で朝を待つ**]

(69) 2012/05/14(Mon) 16:26:46

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 16:31:46

ロラン

 説得って、どうするの。
 食べないで、って…言うの。

[苦しげに顔をゆがめ、肩をきゅっと手で握る。
頭を横に勢い良く振りユーリーを睨む烏色に、力がこめられない。
頭を横に振る速度は次第に遅くなり、止まってしまった]

(70) 2012/05/14(Mon) 16:37:08

ロラン

[レイスがイヴァンを殺したと言う。
非現実的な、だがとても近い、ただの殺人。
目をギュッと閉じて、車椅子の上で肩に力が入る]

 マクシームが死んだのに、イヴァンが死んだのに。
 キリルを殺さないで、って言うのは、変な事なのかな。

[ポツリと落とす。
責める風でも怒る風でもなく、ただポツリと]

 死にたくないから殺す、とは。
 ちょっと、違うよね。

(71) 2012/05/14(Mon) 16:51:05

ユーリー

[ロランの声>>70には困ったように片眉を上げた]

人を襲い殺すのを止めさせられない限り終わらない。
説得できなければ、力ずくで止めるしかない。

僕の言葉では、キリルには届かないと思う。
それに――…

[ちら、と見遣るのはカチューシャの方。
口約束よりも確実に不安の種を消し去る方が安全だ。
幼馴染でさえ刺し違えてでも止めようと思っていた男は
それくらいのことは理解していたから]

それを尋ね返すしか出来ないなら
キリルのことは諦めろ、と言うよ。

(72) 2012/05/14(Mon) 16:52:56

ユーリー

それをいうなら――…
キリルだけでなく
レイスも殺さなくてはならないって事になるよ。

[ロランの言葉に苦い表情を浮かべた]

イヴァンを殺したのはレイスだから、ね。

[レイスの正体は知らない。
ロランの言葉にひっかかりを覚えぽつりと呟く]

(73) 2012/05/14(Mon) 16:59:28

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 17:03:02

ロラン

 諦めない。

[ユーリーの言葉に、硬い言葉を返す。
引っ掛かりを覚えられた事には気付かない。
気付く筈がない]


 …――諦めない。
 考える、よ。

[車椅子がギシリ音をたてる]

(74) 2012/05/14(Mon) 17:09:32

カチューシャ

[ロランとユーリーの会話をぼんやりと聞いている。

 キリルが何を思って、行動したのか。
 どうして――

 そんな思考も、今朝から負荷のかかった体には断えられるものではなくて。
 兄の死と、レイスの凶行と、キリルの正体と。
 手にした髪飾りの汚れと、死んだイヴァンの姿。

 ――ふ、と耐え切れないと感じた心が。
 一時の逃避を選び]

(75) 2012/05/14(Mon) 17:12:46

カチューシャ


[座らされた椅子からぐらり、と崩れ落ちた**]
 

(76) 2012/05/14(Mon) 17:12:54

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 17:13:18

ロラン、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 17:26:22

キリル

─ イヴァンの作業小屋:早朝 ─

[昨夜から笑っていない。泣いてもいない。
兄に比べて豊かと言われた感情は、どこに置いてきてしまったか。

広げられた、黄色い花に歩み寄る。
脇にある花籠に目を留めた。彼が使っていたものだろう。
手を伸ばして触れようとして、
屈んだ懐から、ぽとりと香袋が零れ落ちた]

(77) 2012/05/14(Mon) 17:30:04

キリル

 あ……。

[少し嫌な感じの匂いの袋。
今までは夢中で、あまりそれに気付かなかった。
リボンかけられた袋には、イヴァンの血が染み付いている。
視線を落として手を伸ばした。
くしゃりと触れる、感触がある>>2:414]

[袋を探って、リボンを開けてみる。
キリルへ。と、恋人の字であて先が書いてある。
中から、くしゃくしゃになった走り書きが出てきた]

(78) 2012/05/14(Mon) 17:30:26

キリル




   …────、イヴァン。

[ごく短い走り書き。
それに目を通す、唇が僅かに震える]

(79) 2012/05/14(Mon) 17:30:39

キリル

 知っていたの…?

[まさか。と、思う。
でも彼は何故、この匂いが酷く嫌いだったらと添えたのか。
気付かれてしまっていたのだろうか。

あの夜、酔って広場から送られる途中に血の誘惑に負けかけた。
彼の唇が頬に寄せられて、咄嗟にその誘惑を退けた。
またいつ、彼を牙にかけたくなるか分からなかった。
だから怯える。怖くて、夜には扉を開けなかった。
それが彼を傷つけるにしろ、自分から彼を遠ざけておきたかった。
彼をもう一度見て、次は襲わない自信はなかったから。


 ───彼の血肉は、どれほどに甘いだろう。


血のような紅い月は、この身の本能を目覚めさせる]

(80) 2012/05/14(Mon) 17:35:21

キリル

 一緒、に……


[じわりと視界が滲んだ。
きっとそんなことは出来なかった。
それは自分には、御伽噺のような夢だったけど]




          ……────いきたかった。


[それは叶わない夢]

(81) 2012/05/14(Mon) 17:36:50

キリル

[都会に暮らしていた彼。
どんなところだったと聞いても、詳しくは教えてくれない。
困ったように笑う様子に、それ以上を聞かなかった。

実は本当に過去を聞きたかったわけじゃない。
話をしていたかったのだ。その声を聞いていたかった。
自分を見て目を細める彼の様子が擽ったくて、
その声を聞くと胸がドキドキした。

どうしようかと随分悩んだ、あの頃も今思えば幸せだった。
知らず、頬をぽろぽろと涙が伝う]

(82) 2012/05/14(Mon) 17:38:09

キリル

 …イライダ姉さん、マクシームお兄さん、

[ここにいない、ここに在る人たちの名前を呼んだ。
自らの指を、そっと唇へと寄せる。
もう片方の腕で自らの身体を抱きしめる。

その命喰らったから、彼らはきっとここにいる。
一緒にいるのだと思っている、それなのに]

(83) 2012/05/14(Mon) 17:39:05

キリル




[───ここにいるのは、自分ひとり]
 

(84) 2012/05/14(Mon) 17:39:28

キリル


  ……イライダ、姉さん、


                …ねえさん、

[揺れる不安を受け止めてくれたひと。
泣いた跡を隠してくれると、言ってくれた>>2:341
あの指はもう、この頬を拭ってくれることはない。
会いたい、と思った。彼女のお茶がまた飲みたかった。
ぱたりぱたりと、また新たな涙が零れ落ちる]


 ねえさんに会いたい、よ ───…


[出来ないことは知っていた。自分がそうした。
───そう、良く、知って*いた*]

(85) 2012/05/14(Mon) 17:40:12

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 17:43:23

ユーリー

[諦めないと告げるロランに
少しだけ困ったような表情を浮かべ曖昧に頷く]

――…。

[村の為の最善は理解していた。
けれど村を担う事になるのは若い彼らの世代。
何も言わず思案に耽ろうとすれば
傍らで動く気配がし顔をそちらに向ける]

……ッ、カチューシャ!

[崩れ落ちるカチューシャの身体に手を伸ばし抱きとめれば
ミハイルに頼み、彼女を何処かに寝かせようとしただろう**]

(86) 2012/05/14(Mon) 17:56:21

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 17:57:30

ロラン、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 18:05:22

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 18:09:13

ロラン

[ユーリーの困ったような表情に、きゅと寄せた眉を見せる。
烏色の奥には、迷わぬ色がゆらり揺らめいた。

カチューシャが倒れるのに直ぐに気付く。
それでもロランの手は、彼女を抱きとめる事は出来ず。
苦々しい顔を少しだけ浮かべてから、
ユーリーの手を見て、ほっと安堵らしき息を吐いた]


 ミハイル、とめてくれてありがとう。
 俺、キリルをさがしてくるよ。

[それから何か話すか相談するかしたか。
ロランがミハイルの家を出ようとするとき、
空の色はもう変わって居て――
 人狼が人を襲う、そんな伝承の時間はとっくに過ぎて居た*]

(87) 2012/05/14(Mon) 18:10:41

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 19:04:15

ロラン、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 19:22:56

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 19:26:30

カチューシャ

― ミハイルの家・朝 ―

[ふわり、と意識が戻る。
 気絶し、そのまま眠りへと移行した体は、寝台の上に運ばれていた。

 見知らぬ部屋のなか、ゆっくりと体を起こす。
 ベッドの傍に人気はなく。
 水差しとメモが置かれているだけだった。

 メモには体を案じる言葉と、辛いなら無理しないようにというような趣旨の事が書かれている。

 気を失った後の会話は知るはずもなく、またどんな結論がでたのかもメモに書かれていることもなくて。
 水差しから水を一杯貰って気持ちを落ち着ける]

(88) 2012/05/14(Mon) 19:31:44

カチューシャ


 キリルに、あわなくちゃ……

[大切な幼馴染。
 人狼だというユーリーの言葉は、信じてはいるけれど。
 だからといって幼馴染が大切で失くなるか、といえば否だ。

 怪我した足は治療される事もなく、ただ乾いた瘡蓋をさらしている。
 瘡蓋が引きつる痛みはあれど昨日ほどではなくて。
 家の中に誰か居れば声をかけ、そうでなくとも、「お邪魔しました」と言い置いて、村の中へと出て行く]

(89) 2012/05/14(Mon) 19:31:55

ロラン、 カチューシャの姿を見着け、車椅子を近づける。

2012/05/14(Mon) 19:45:45

キリル

─ イヴァンの作業小屋 ─

[それからどれほどの時を過ごしただろう。
のろのろと、香袋を手に取り上げる。
少しの間じっと見つめて、それから大切にメモを中に仕舞った。
それを、彼の命奪った鋏と一緒に懐にしっかり収める。

顔を拭って立ち上がった。
既に涙は消えていたけれど、鏡など見てもいない。
寝てもいなかったから、どのみち酷い顔に違いなかった。

外の畑へと歩み出る。
陽の光降り注ぐ中、黄色の花が風に揺れている。
その景色を、黙ってじっと見つめて*いた*]

(90) 2012/05/14(Mon) 19:47:54

ロラン

 カチューシャ。
 無理しちゃだめだよ。

[彼女は昨晩意識を失った筈。
キィと高い音を立てて寄り、
少しだけ厳しそうな表情を浮かべて声をかけた]

(91) 2012/05/14(Mon) 19:48:55

カチューシャ

[道を歩いていれば、高い車椅子の音が聞こえる。
 視線を向ければ厳しい表情をしたロランがいて]

 ……ロラン……
 わかってる、けど……
 キリルに会わないと――

[注意されて俯き胸元で手を握り締めた。
 キリルがいまどこにいるのかなんて分からないけれど。
 そう広くはない村だから探せば見つかるはず]

(92) 2012/05/14(Mon) 19:54:18

ロラン


 …カチューシャは、キリルに会って、
 どうしようか、選んだの?

[胸元で握りしめる手をじっと見て。
視線を彼女へとゆっくり移して、首を傾けた]

(93) 2012/05/14(Mon) 19:59:23

カチューシャ

[俯いたままふるふると首を振った]

 まだ、選べない……
 だってキリルから何も聞いてない、もの。

 ――何も知らないまま、人狼だからって、

     それだけで、終らせたくない……

[握り締めた手の中には小さな花飾り。
 お茶をしたときに、化粧を教えてくれるといったイライダがキリルに渡したもの。
 イライダの死もまだ知らないままだった]

(94) 2012/05/14(Mon) 20:05:51

ユーリー、 キリルに話の続きを促した。

2012/05/14(Mon) 20:13:22

ロラン

 そか。

[眉を困った風に下げて口元柔らかく微笑むと
少し、泣きそうな顔に見えるかもしれないけれど、
俯いた彼女に見られる事は無かった。
すぐに表情戻し、俯く]


 …人狼だとしたら、
 カチューシャを食べるかもしれないし、
 マクシームを食べたかもしれないよ?

[それでも少し唸る具合で、低く続けた]

(95) 2012/05/14(Mon) 20:15:29

カチューシャ

[落とした視線が見つめるのは、地面と、二人の足元だけ。
 ロランの表情には気づかないまま。

 低い声音で続けられた言葉にきつく手を握り締めた]

 う、ん……

 そう、なのかもしれない、けど……

[でも、あの時。
 キリルは泣いて抱きしめてくれた。
 兄を食べたのかもしれない。
 ――否、レイスが見つけた髪飾りが、食べたのだろうと伝えてくる]

 ロラン、は……どうするか、決めたの……?

[決断するのは怖い。
 昨日ユーリーに頼ってしまったほどに。
 ロランは決めることができたのだろうかと、ふと気になった]

(96) 2012/05/14(Mon) 20:25:25

ロラン

 俺は、キリルを殺さないよ。
 殺させない。

[カチューシャの問いに、ゆっくりと答える。
そっと、手を伸ばす。彼女が避けなければその腕に触れようと]


 ………俺は、カチューシャもキリルも大事。
 
[眉の外側を下げて、目を少し細めて幼馴染を見上げる]

(97) 2012/05/14(Mon) 20:32:23

カチューシャ

 ロラン……

[ロランの返事に、視線を上げた。
 その表情に、痛みを覚えて情けなく眉が下がる。

 伸ばされる手を避ける事はなく、触れる手のあたたかさを感じた]

 あたしだって、ロランもキリルも大事だよ……

[目頭が熱い。
 滲んだ涙を散らすように、瞬きを繰り返した]

(98) 2012/05/14(Mon) 20:37:28

ロラン

[カチューシャの腕を、そっと撫ぜる。
そのまま手は彼女の頬へとあがり、
泪が零れるなら指で掬い拭おうと]


 …あ、ごめん。
 マクシームと比べさせる言い方だったかもしれない。

[自分の言葉に反省をして睫毛を伏せ、謝った。
大事。ギシリ、と、車椅子が音を立てた]


 ――ごめん。

(99) 2012/05/14(Mon) 20:48:24

レイス、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 20:49:34

ロラン、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 20:50:14

レイス

─ →イライダの家─

[あの後何処をどう回ったかは、自分でも良く覚えていない。
確かなのは、その何処にも探し人の姿は無かったという事だけ。
気付けば空は白み始めていた。

広場を抜け、ある家の前で立ち止まる。幼い頃から知る女性が、今は一人で暮らしている家。
妹の様子がおかしい事を教えてくれた彼女。此処かも知れないと呆とした頭で考える。
今の姿を見られたら如何思われるか、などとは考えず。
呼び鈴を鳴らそうと触れる直前で、]

……?

[ほんの僅かについた、赤い色に気がついた。]

(100) 2012/05/14(Mon) 20:57:07

カチューシャ

[散らしきれなくてこぼれた涙を拭われる。
 頬を撫でるような動きに、変わらぬ優しさを感じた]

 ……ううん、あやまること、ないから。

[小さく首を振った。
 車椅子に座るロランは、すこし目線を下げるだけで目が合う]

 ロランは、キリルを殺したくないんだね……
 あたしもキリルには生きていてほしい、けれど……

[緩く瞳を伏せた。

 続く思考は上手く言葉にならず。
 ただ、悲しげな表情が浮かぶ]

(101) 2012/05/14(Mon) 20:58:59

ロラン

[指先に濡れる感触。
首を振る様子に、少し首を傾けて見上げる。
烏色に、彼女の顔が真っ直ぐに映り込んだ]

 けれど、…
 …他の人が殺されるくらいなら、殺す、かな。
 人類の敵?

[謝ったばかりだというのに。
重ねた問いは、少し意地悪なものだった]

(102) 2012/05/14(Mon) 21:06:23

ユーリー

[空が白み始める頃――。
男はミハイルの家を出てイヴァンの元へゆく。
途中家に立ち寄るのは彼を包むための敷布を用意する為。
赤黒く変色した地面の上に仰向けのままのイヴァンがいた。

彼の身体には鋏を突き立てられた後が幾つもある。
マクシームの時とは明らかに違う傷痕。
男は屈むと幼馴染の目許に手を宛がい、下ろす]

イヴァン、

[肌の冷たさが命失われた事を如実に語る。
あの時、直ぐに駆け寄っていれば間に合ったのだろうか。
男には分からない。
けれど悔恨の念に苛まれるようにその顔が歪む]

……イヴァ。

[潤みを帯びた目許が、薄っすらと赤くなっていた]

(103) 2012/05/14(Mon) 21:17:05

ユーリー

[男は敷布を背に宛がいイヴァンをおぶる。
川辺の小屋へと彼を運び、マクシームの棺の横に寝かせる。
敷布を彼の身体に被せ、その場に座り込む]

――…イヴァ。
人狼を、みつけたよ。
けど、イヴァにはシーマの仇は取れなかったかな。

[イヴァンの言葉>>2:264を思い出し苦く笑う]

キミには、キリルを殺せない、だろ?

[首を傾げ尋ねるが幼馴染の声は聞こえない]

(104) 2012/05/14(Mon) 21:17:19

レイス

姉さん?

[薄く開いた扉を開くまで、漂う異臭に気がつかなかったのは、きっとずっと同じ臭いを纏っていたからだろう。
飛び込んできた光景には、流石に目を瞠る。]

…… イライダ姉さ ん。

[昔淡い想いを抱いた美しいひとは見る影もない。
引き裂かれた喉。中身の無い空洞。周囲に落ちた肉片、内臓の欠片。それに加えて獣毛と足跡。
呼ぶ声に返る声はない。ある筈も無かった。]

(105) 2012/05/14(Mon) 21:18:18

カチューシャ

 ……ロランも、意地悪だ……

[問われて言葉に詰まる。
 殺したくはないし、生きていてほしい――でも、けれど、とついてしまうのだ]

 人類の敵なんて思わない……キリルは、キリルだよ……

 でも、あたしはユーリーさん信じるって決めたから……あの人が、そうするなら、止めない。

[卑怯な答えだとは分かっている。
 決断する事から逃げているのだ]

(106) 2012/05/14(Mon) 21:19:34

ロラン

 …俺が意地悪なのは、いつも。

[言葉に詰まる様子に、少しだけ肩を竦める。
続くカチューシャの言葉に、少し目の端を和らげ]


 ――ユーリー、か。

[大事]
[ひとつの言葉を、胸の内側に思い出す。
降ろした手、自分の逆の手を掴んで力を籠める。
肘の傷が、少しだけ痛んだ]

 カチューシャは、ユーリーを信じてついて行く、って、
 選んだんだね。

(107) 2012/05/14(Mon) 21:25:06

ユーリー

こんな事になるなら――…
昨日のうちに皆に言ってしまえばよかった。
そうすればキミがこんな風に殺されることも……ッ

[くしゃりと泣きそうに歪む顔。
イヴァンの顔を映しこむ眸が濡れて濃さを増す]

済まない。

[幼馴染を助けられなかった事を
幼馴染の大事な恋人を、止める覚悟を決めようとしている事を
彼に悪いと思い、謝りの言葉を口にした]

(108) 2012/05/14(Mon) 21:30:11

カチューシャ

 ……いつもはもうちょっと優しい、よ。

[いつもだと悪ぶるのには小さく抗議しておいた。
 伏せた瞳をあげれば、手を掴むロランの姿が見える]

 ――うん。
 そういうこと、になるんだと思う……

[こくりと素直に頷いた。
 ユーリーを信じる根拠は何もない。
 ただ、信じたいだけだった]

(109) 2012/05/14(Mon) 21:34:38

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 21:37:41

ロラン


 そっか。
 じゃあカチューシャも…

[肘を掴む手に更に力が籠り、眉を寄せ。
それでも口元は笑み向けようと、してみた]


 …もっと意地悪な事、言ってあげようか。

[誤魔化すように、軽めの口調で首を傾ける]

(110) 2012/05/14(Mon) 21:41:11

カチューシャ

 え、なに……?

[名前を呼ばれて首をかしげる。
 ロランの様子に軽く瞬き、どうかしたのかと顔を覗き込んだ]

 ――ロラン?

[軽い口調で告げられることに瞳を瞬かせ。
 問いかけるように名前を呼んだ]

 もっと意地悪な事って――

(111) 2012/05/14(Mon) 21:45:04

レイス

─イライダの家─

[見開いた目はゆるゆると戻り、眉を寄せる。
玄関に足を踏み入れる。傍に落ちた獣の毛がふわりと揺れた。
血溜まりを踏む。とっくに濡れているから同じ事だった。
横たわったイライダの、顔の傍に膝をついた。]

…… ごめん。

[手を伸ばす。冷え切った頬に触れ、瞼に触れて閉じさせる。
イヴァンの時と違って、今は少しだけ落ち着いていたから、それ位の事は出来た。]

(112) 2012/05/14(Mon) 21:47:19

ロラン


 …ううん。
 一番大事、を、見着けたんだなぁ、と思って。


[目を細めて口を横に引っ張り、にこりと笑みを作った。
柳眉が少しひくと震えてしまったのは止められなかったが。

呼ばわれる名前に、ん、と頷いて]


 …さっきの、続き。
 比較するのは、ユーリーとキリルだったんだな、って。
 
[そういう事だよね?と告げる意地悪]

 だとしたら、俺はキリルを見着けても
 カチューシャと会わせられない、よ。

[それでも、顔は少し泣きそうにくしゃと崩れた]

(113) 2012/05/14(Mon) 21:50:10

ユーリー

[目許を手の甲でぐいと乱暴に拭う。
少しだけ感じる水の感触。
大きく息を吐き出して幼馴染たちを見遣る]

イヴァ
如何してレイスはキミを殺した ?

[疑問を口にして]

キリルを二度も恐がらせるなんて
しない、よな ?

[一度目を後悔していた事を知っていた。
大事に思っていることも知っていた。
だからこそレイスがイヴァンを害した事が腑に落ちない]

(114) 2012/05/14(Mon) 21:55:13

レイス

……流石のメーフィエも怒るだろうな。

[悲しい。その感情は確かに在るようで、薄い紗を隔てた様に、何処か他人事の様だった。
守れと言われた訳ではない。けれど、死なせてしまった。
悲しく無い訳が無いのに、何処か麻痺してしまっている。]

姉さん、僕、
人を殺してしまったかも知れない。

[もう動かないひとに、罪の告白を落とした。
昔は大人びた彼女に、些細な相談事を持ちかけたりもしていた。
生きて聞いていたら、彼女は如何しただろうか。しょうがないわね、なんて言って笑ってくれただろうか。]

(115) 2012/05/14(Mon) 22:01:14

レイス

……そんな訳無いか。

[そんな事は分かっている。
息を落として、立ち上がった。]

ごめん。

[立ち去る間際にもう一度呟く。
もうすぐいくから。
口にはしないけれど、僕はその心算でいた。]

(116) 2012/05/14(Mon) 22:01:48

カチューシャ

 え、……え?

 いちばん、だいじって……

[ロランの不器用な笑みを見つめ、僅かに首を傾げるけれど。
 彼の言葉で気づいた事に、表情のわけを問う言葉は吹っ飛んで、知らず頬が熱くなった。]

 べ、べつに、比較したわけじゃ……

[ない、と小さく告げる。
 無意識の天秤で秤られたことは否定しきれるものでもなく。
 意地悪な言葉にすこし沈黙した]

 ……ロラン……

[泣きそうな顔をする幼馴染に、唇をかみ締め]

 それでも――あたし、キリルに会いたい、よ。

(117) 2012/05/14(Mon) 22:03:25

ユーリー

――…きょうだいだから
レイスも人狼かもしれない、って
一瞬そんな風に思ってしまったんだ。

けど、きょうだいだから
必ずしも同じってわけじゃないよな。

[少なくとも自分とオリガは違っていた]

レイスがイヴァンを殺した理由――…
キリルの事を知らなかったから
イヴァンを人狼と思ったから

――…妹を守ろうとした、と考えたら

[それならば納得いくような気がした]

(118) 2012/05/14(Mon) 22:10:26

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 22:10:44

レイス

[家の外に出る。念の為振り返るけれど、何かいる気配は無かった。
行っていない場所は、未だ幾つか在る。]

……あ。

[その中の一つ。昨日尋ねようと思ったけれど、断念した場所。
今まで浮かばなかったのはきっと無意識に避けていたのだろう。
今も少しだけ躊躇ったが、向かう事にした。
途中で誰かがいても、声が掛からなければきっと気づけない。]

(119) 2012/05/14(Mon) 22:12:16

ロラン


[虫の声が聞こえる。
気付かぬうちに、空の色は変わっていて。
随分と長い時間を、幼馴染の顔を見詰めてから
ふ、と、表情を和らげた]


 ………――嘘だよ。
 俺の我が儘で、君とカチューシャが会えないなんて
 そんな事あるわけないじゃないか。

[くるりと、車椅子の車輪を操り、背を向けた。
キィ、と、高い音が鳴る]


 …居そうな所に、行ってみようか。

(120) 2012/05/14(Mon) 22:12:31

ミハイル

―夜明け前・自宅―

[ユーリーの話>>33>>34>>35を、ただ聞いていた。
一気に、見たままを話すユーリーの肩をぐっと掴みながら。]

 イヴァン、が…。

[ぎり、と歯を食い縛る。
昨晩マクシームが死に、今夜はイヴァンが…。
キリルとレイス、どちらがというのは分からないらしいが。
そして、]

 で…お前が占い師…で、それで、…キリルが人狼?

(121) 2012/05/14(Mon) 22:16:41

ミハイル

[信じ難い事が次々と語られ、寝起きに加えて寝不足の頭が悲鳴を上げそうになる。
処理しきれない情報に、もしかしたら引き攣った笑いを浮かべていたかもしれない。

ユーリーの取り乱した様を見て、疑う余地は自分には無く。]

 …分かった。

[と短く。
花色をじっと見据えて子どもを落ち着かせるように頭に手を乗せた。]

(122) 2012/05/14(Mon) 22:16:57

ミハイル

 …ロラン。

[両親の寝室の方から、ロランの困惑した声>>58が聞こえた。
無理もない。
ずっと一緒に過ごしてきた幼馴染が、人狼だと聞かされたのだから。

「嫌だ」と呟く声>>63に胸が圧し潰されそうだ。

ユーリーと同じく、見たままを語ったカチューシャ>>67の肩をぽんと叩く。
不甲斐ないことに、掛ける言葉は見つからなかった。

ユーリー、ロラン、カチューシャ。
それぞれがキリルを止める手立てについて語るのを、窓際に立ち赤い月を睨みつけながら聞いていた。
自分の腹は、既に決まっていたから。

背を向けていたので、カチューシャが崩れ落ちるのには気付かなかった。
ユーリーが声を上げた>>86のを聞いて振り返ると、顔色の悪いカチューシャがぐったりとしていて。

ロランに貸していた部屋へと、抱きかかえて運んだ。]

(123) 2012/05/14(Mon) 22:17:42

ユーリー

――…シーマ、イヴァ。

[幼馴染に呼びかける]

僕はカーチャを守りたい。

[幼馴染の大事な妹。
そして、妹の大事な幼馴染。
それだけではないが、それを明確な形にはしないまま]

僕が殺されてやれば
彼女はしあわせになれるのかな。
幼馴染がかけることなく――…
わらっていきていけるんだろうか。

[キリルならばカチューシャを殺さないと信じたかった。
けれどもし、そうでなかったら――。
人狼は彼女の家族を奪っていった。
拭いきれぬ不安が裡に広がってゆく]

(124) 2012/05/14(Mon) 22:18:44

ミハイル

 …おいッ!!ロラン!!

[キリルを探しに行く、というロランの名が口から突いて出たものの…、続きを紡ぐことが出来ず、小さく舌打ちをするに留まった。

陽が昇ってきたようで、空が白み始めたのを機に、ユーリーもこの家を出た。

そうして、気を失ったカチューシャと、自分だけが残された。]

(125) 2012/05/14(Mon) 22:23:14

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 22:25:58

ミハイル

―朝―

[完全に陽が昇った頃。

ベッドサイドに、水差しと乱雑なメモを残して自宅を出た。


肩には、猟銃を掛けて―――。*]

(126) 2012/05/14(Mon) 22:26:04

カチューシャ

[どれだけ時間がたったのか。
 ロランと目をあわすことができなくて。
 軽く瞳を伏せていた]

 ――ロラン……

[表情が和らげば声も柔らかく響くのか、そっと視線をあげて顔を見た。
 車椅子に乗った人が背を向ける前に、その表情を見留めて小さく吐息を零す]

 ……二人が、大事なのも変わらないんだよ。

[ぽつり、と。
 変わらぬ心を伝えて。
 うん、と一つ頷いて、車椅子の隣に並ぶ]

    いるとしたら……
       ――イヴァンさんのところ、かなあ……

[死を実感させるものではなく、思い出をたどれる場所。
 イヴァンの家のほうへと視線を向けた]

(127) 2012/05/14(Mon) 22:26:31

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 22:29:18

キリル

─ イヴァンの畑 ─

 ねえ…、イヴァン。
 人と狼は、どう違っているのだと思う?
 生き物を殺して生きるのは、どちらも同じものなのに。



 ……言い訳なのかな。

[花に向けて囁きかける。
風に揺れる花の茎を、片手で摘んでその花を見つめた]

(128) 2012/05/14(Mon) 22:29:26

レイス

―イヴァンの家―

[随分と歩いた筈だ。それでも不思議と疲れは感じなかった。
昨夜の血はもう乾いてしまって、触れれば肌からはぱらぱらと落ちる。
服に染み込んだものはそうはいかなかったけれど。
目指したのはそれを流した彼の家で、]

……キリル。

[黄色い花の向こう側に、一晩振りに妹の姿を見る。
出した声は風に消されそうな程、酷く掠れていた。]

(129) 2012/05/14(Mon) 22:29:51

ロラン

[カチューシャの言葉>>127に、ん、と頷いた。
変わらない。
そう、何も変わらない。
減るものじゃないと、知って居るのだ。]

―→イヴァンの作業小屋―

 キリル、いる?

[イヴァンの家、畑の方へと歩みを向ける間。
口を開くとまた意地悪を言いそうな気がして黙っていた。
キリルは声をかける前、既に車椅子の音で気づくだろう。
それでも声をかけて、存在を確認する。
カチューシャを一度チラと見て、それから奥に目を向けた。
彼女の兄が先に居るとは、知る事無く。]

(130) 2012/05/14(Mon) 22:31:55

キリル

[微かな足音を、耳に聞いた。
人よりも鋭くなった聴覚は、兄の声を確かに捉える。
振り返る。兄の顔色は、蒼褪めて見えた]

 …兄貴、

[それへ、感情浮かべぬ瞳が見つめ返す。
黄色い花々が、場違いなほど穏やかに風に揺れていた]

(131) 2012/05/14(Mon) 22:33:31

レイス

[畑を隔てた向こう側。それ以上、近寄る事はしなかった。
感情の無い目。今まで見た事もないそれに、拒絶された様な気がした。]

……憎いか。

[僅かに眉が寄って、それでも問うた。]

(132) 2012/05/14(Mon) 22:38:28

キリル

[兄の姿を認めた後。キイ。と、高く車椅子の音が響く。
未だ姿見えぬ方へと、目を向けた。
ほどなくして幼馴染が名を呼ぶ声を聞く]

 ロラン?

[首を傾げて幼馴染の名を呼んだ。
ここにいると、何故知れたろう。
カチューシャの姿を続いて認めれば、納得もする。
彼もまた、昨夜の悲劇を聞いたのだろう]

(133) 2012/05/14(Mon) 22:38:30

カチューシャ

― イヴァンの作業小屋 ―

[イヴァンの畑と作業小屋のあるほうへと歩く間。
 ロランとの間には沈黙が横たわっていた。
 言葉をかわすことのない時間は今迄だっていっぱいあったけれど。

 なぜかすこし、それが気になった]

 ――キリル。

[畑の近くでロランがキリルに問いかける。
 彼女の返事が聞こえれば、その姿に痛みをこらえるように眉を寄せた。

 レイスの姿も見えれば、小さく息を飲み足を止める。
 ――昨夜の姿は、怖かったのだ]

(134) 2012/05/14(Mon) 22:40:30

ユーリー

[幼馴染二人に別れを告げて男は小屋を出る。
目元の赤みは先ほどよりは薄くなっているだろう。
男は家の貯蔵庫から甘い金色の液体に満たされた瓶を取り
妹の部屋から拝借したリボンを瓶の口に結んで
それをマクシームとカチューシャの家の玄関先に置く。
飲み口の良い、甘く優しい葡萄酒は
何時か彼女に約束したもの。

本当は彼女の誕生日に贈ろうと思っていたが――]

(135) 2012/05/14(Mon) 22:42:35

キリル


 …………。

[足を止めた兄に、こちらから歩み寄ることはしない。
強いて表情を消した瞳の奥、兄の言葉に感情がゆらりと揺れた]


 ───…誰を憎むの。
 兄貴を?自分を? …… …それとも人狼を?


[表情消した声は、ごく微かに揺らぎを帯びた]

(136) 2012/05/14(Mon) 22:43:35

ロラン

[カチューシャと共にきた畑、レイスの後ろ姿が見えた。
少しだけ考えた後、何時もなら誰かが居ればその距離を測り、
自分から割り込むような真似はしないのだけれど、
ロランは車椅子の車輪を重い土の上転がして、
キリルの傍へと進んだ。
止められなければ、すぐ脇にまで。]


 …ん、

[会話の邪魔をする気は無かった。
レイスとのものも、カチューシャとのものも]

(137) 2012/05/14(Mon) 22:44:15

キリル

 …でも憎い。憎いかな。

 ボクは──…あの時、兄貴を止めれなかった。
 イヴァンを追い返すことも、出来なかった。



 ……。兄貴はここに、どうして来たの。

(138) 2012/05/14(Mon) 22:46:35

キリル

 カチューシャ?

[その姿に、意外そうに僅かに目を見開く。
けれどロランと共にある姿を見れば、納得の息を吐く。
今はまだ、自分は何も知りはしない。
…知りはしないと、思わせる必要がある。

キイと高く、車椅子の音が鳴る>>137
土の上、車椅子はいかにも動きにくそうだ。
傍らに幼馴染がやって来るなら、それを拒もうとすることはない]

(139) 2012/05/14(Mon) 22:50:10

カチューシャ

[キリルとレイスの会話が途切れて聞こえる。
 こちらを見るキリル>>139にぎこちなく笑みを浮かべた。

 手に握り締めた髪飾りが、痛い]

 ――キリル、……これ。
 落とした……?

[キリルの傍に近づいて、そっと差し出した。
 彼女の恋のかけら。
 女の子らしくしようとしていたあの日のキリルを飾ったものを]

(140) 2012/05/14(Mon) 22:56:18

ユーリー

[護身用にと母から譲り受けた銀のナイフを腰に帯びる。
キリルやロラン、カチューシャたちの姿を捜し
彷徨い歩き、その途中、イライダの死を知った。
人狼に襲われた痕跡を確認して男は瞑目する]

――…人の血の味を知った獣は
再び、人を襲う。

力ずくで止めるしかないのか。

[ミハイルとの会話を思い出し苦く紡いだ]

(141) 2012/05/14(Mon) 22:58:09

ロラン、土を踏む車椅子の音は、ひときは高く響く。

2012/05/14(Mon) 23:00:15

レイス

[背後の音と気配はちらと振り返だけ。すぐに前を向いた。
無感情だった声が、僅かに揺れたのが分かる。]

人狼、……人狼か。

[彼女が人狼だとは直接訊いていない。
けれど、昨夜垣間見た目の色だとか、家の中を彷徨いた時に見かけた洗濯物だとか。
何となく、そんな気はしていた。
それならそれで都合が良い、とも。]

人狼の事では無いよ。

[首を横に振った。]

(142) 2012/05/14(Mon) 23:00:55

キリル

 …────、え。

[差し出された髪飾りに、思わず目を丸くした。
幾ら探しても見つからなかった髪飾り。
それがどうして、カチューシャの手にあるのか]


 それ……、うん。
 なくしたと、思っていたの。

[何の気もなく、幼馴染の内心知らずに頷いた]

(143) 2012/05/14(Mon) 23:01:08

レイス

憎いか。……そうか。

[もう一度呟いた。今度は問い掛けでなく。
先に上げたうちのどれが憎いのか、確認はしなかった。
何をしに、という問い掛けに、妹の顔を正面から見る。]

仇を伐ちたいなら、

[足を踏み出す事は出来ない。間には花があるから。
代わりに妹に向けて、手を述べた。]

殺すといい。

(144) 2012/05/14(Mon) 23:05:07

キリル

 ………。それじゃ、兄貴を?

[首を横に振られるのに、胸元を押さえる。
そこにあるのは、匂い袋と昨夜の鋏。
鋏についた血は落としていない。
───未だその血を、落とせてはいない]



 兄貴の、ことを?

[僅かに顔を歪めそうになって、視線をついと逸らした]

(145) 2012/05/14(Mon) 23:06:22

ロラン

[はっと、述べられた言葉にレイスを見る。
目を見開き、喉が鳴った]

 ……何、言って……

[レイスは彼女の兄だ。
何を言い出すのだ、と、口の中で思わず声を転がす]

(146) 2012/05/14(Mon) 23:07:37

レイス

[キリルの傍に近づく幼馴染たちを止める様な事はしなかった。
カチューシャの手に在るものには覚えがあって、僅かに目を開いたけれど、それだけだ。]

(147) 2012/05/14(Mon) 23:07:49

カチューシャ

[偶然、同じもの、であればよかった。
 キリルが髪飾りはちゃんとあると答えてくれれば。

 でも、キリル>>143が肯定するから、泣きそうな顔になる。

 イヴァンを殺したレイスが、キリルに殺されるのを望む言葉も聞こえて。
 一度瞳を閉じる]

 ――……

[聞きたい事はあったはずなのに、複雑な気持ちがあふれて言葉にならない。
 ただ、もう一度キリルに向けた瞳が、酷く哀しい色を浮かべていた]

(148) 2012/05/14(Mon) 23:08:08

ユーリー

[ゆる、と首を振る。
再び外をゆけば猟銃を肩にかけ歩くミハイルを見つけた]

ミハイル…!

[呼びかけて、駆け寄る]

イライダが、人狼に殺された。

[イヴァンに続くイライダの訃報。
心が麻痺してしまいそうなほどの悲劇が続く]

(149) 2012/05/14(Mon) 23:08:35

キリル

[こく。と、喉が鳴った。
ああ、と無意識の裏側で本能が思う。

月はどれほどに、歩を進めただろう。
紅い月の刻限まで、あとどれほどの刻だろう。

───その言葉、叶えられるまではどれほどだろう>>144]

(150) 2012/05/14(Mon) 23:09:25

キリル

 兄貴はボクに、



  ……イヴァンだけじゃなくて、兄貴まで失わせようというの。

[声は、ひどく平坦に響いた]

(151) 2012/05/14(Mon) 23:10:55

ユーリー

――…カチューシャたちが心配だ。

[ぽつと呟けばミハイルも同意してくれただろうか。
彼女らをさがし、漸く、彼女たちの居る其の場所をみつける]

(152) 2012/05/14(Mon) 23:11:59

ミハイル

―イライダの自宅へと―

[もう、全て知らされているだろうか。
だとしたら自宅へはいないかもしれないが。

いつも出掛けているのを知っていたから、墓地の方を先に回ってきたが、そこにはイライダの姿は無かった。

誰かとすれ違うこともなく、イライダの自宅の前まで来て、扉が開いているのに気付いた。]

 おい、不用心だな。昼だからっ…て…

[荒らされたような室内。嗅ぎ慣れた血の臭い。

横たわる、イライダ。

一目見て分かる。これは獣の仕業だと。
けれど、昨晩彼女が施錠するのは確かにこの目で、耳で確認した。]

(153) 2012/05/14(Mon) 23:12:42

キリル

 ………、

[兄から視線を逸らした先、カチューシャと目が交わる>>148
その瞳に浮かぶ色に、軽く眉を上げた。
脳裏に警鐘鳴らすものがある]


 …、道端にでも落ちていた?

[殊更に、何気ない風に首を傾げた]

(154) 2012/05/14(Mon) 23:13:20

ミハイル


 なぁ…イライダ。
 これが、俺の答えなんだ。 

 地獄へ堕ちたらよ、二度とお前とは会えないだろうから…。
 今謝っておく。

 …すまない。 俺、殺すわ。    ―――キリルを。

(155) 2012/05/14(Mon) 23:13:29

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 23:14:36

ミハイル

 …ユーリーか。

[イライダの自宅を出た後、キリルの姿を探して歩き回っていた。
ユーリーの口から訃報を聞く>>149までもなく、そのことは知っていて。]

 ――さっき、見てきた。 俺、アイツを止めるけど。

 邪魔するなら、今だぞ?

[そう語る声は、自分でも驚くほど低く…。抑揚のないものだった。]

(156) 2012/05/14(Mon) 23:18:19

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 23:20:18

カチューシャ

[キリル>>145の問いに、ふるふると頭を振った。
 手の中にある、汚れのついたちいさな髪飾りに視線を落とし]

 ――お兄ちゃんが、……死んだ近くに、落ちていたんだって。
 ……ねえ、キリル……止められない、の……?

[何気なさを装う幼馴染に、ぽつぽつと答える。
 立ち止まった位置は、それでもキリルを信じているからか、近い。

 視線をあげて、じっと、キリルを見つめた**]

(157) 2012/05/14(Mon) 23:20:20

ロラン、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 23:20:28

カチューシャ、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 23:21:00

レイス

 え。……?

[平坦な声。>>151
対して洩れた声は、酷く間の抜けたものだった。
僕は憎まれていると思っていた。もう要らないのだと思っていた。
彼女の手に掛かれば、それが償いになると思っていた。]

…… だって、お前、僕は……ッ

[それが独り善がりな考えだと、思いもせずに。]

(158) 2012/05/14(Mon) 23:22:19

ミハイル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 23:25:09

キリル

 マクシーム兄さん、の……?
 止めるって何を、

[未だユーリーの告げた言葉は聞いていない。
聞いていないということに、なっている。
だから分からないという風に、カチューシャを見た。
その表情に、眉を顰める]

(159) 2012/05/14(Mon) 23:25:23

ユーリー

――…。

[止める、とミハイルは言う。
男はそれを止められない。
否、何処かで覚悟していた事だったから]

邪魔はしない。
僕も、――…止めたいと思うから
手伝うよ。

[ミハイルの腕は確かなのを知っている。
手伝う余地はないかもしれないと思いつつも
腰のナイフにそと手を宛がい]

(160) 2012/05/14(Mon) 23:26:58

キリル

 …────、分かってる。

[兄の言葉に、呻くように小さく返す>>158
分かっている。恋人を殺したのは、紛れもないこの兄だ]


 でも兄貴は、兄貴なのに
 …っ、どうして、

[勝手な言い草だろう。既に3人を手に掛けた。
それでも問わずにいられなかった。
ふる。と、無意識に首を横に振る]

(161) 2012/05/14(Mon) 23:31:06

キリル

 …ユーリーが?

[ぽつ。と、カチューシャの唇がユーリーの占いの結果を告げた。
それを険しく見返して、眉を顰める。
幼馴染へ向ける声は、ひどく尖った]


 …そんな出鱈目、信じるの…?

[ざわりと血が騒ぐ。
…まだ紅い月は、その姿を見せてはくれない]

(162) 2012/05/14(Mon) 23:35:35

ロラン、 キリルに話の続きを促した。

2012/05/14(Mon) 23:35:49

カチューシャ、 キリルに話の続きを促した。

2012/05/14(Mon) 23:35:52

ミハイル

 …そか。 急ぐぞ。

[「手伝う」
その言葉に、ユーリーの肩を軽く叩いた。

彼の手を汚させるつもりは無い。
だが、止められていたら少しは揺らいだかもしれなかったから。

じっと前を前を見据え、主を喪った、イヴァンの自宅へと向かった。]

 

(163) 2012/05/14(Mon) 23:36:05

ミハイル、 ユーリーに話の続きを促した。

2012/05/14(Mon) 23:36:46

ミハイル、イヴァンの畑の方から話し声がするのに気付いた。

2012/05/14(Mon) 23:38:14

キリル

 どうして信じるの?
 カチューシャは、ユーリーよりボクが信じられない?

 ……髪飾りだって。
 あの時、カチューシャの傍に行ったでしょう。
 多分その時に落としてしまったんだ。
 それだけのことで、ボクを疑うの?

 …あの時、マクシーム兄さんと
 最後まで一緒にいたのはリトヴィノフさんだよ。
 彼がいつの間にか襲われていたって言ったんだ。
 それを誰か確かめたと思う?
 誰も一人も、確かめてなんていないじゃない。
 
 ───あの人が犯人かも知れないじゃない。

(164) 2012/05/14(Mon) 23:38:58

キリル、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 23:40:03

レイス

それ、は。

[問い掛け。何と返せば良いのか分からない。
守る為だなんてもう、言い訳にしか過ぎなかった。
あの日僕が拾った髪留めは、妹のものだとカチューシャは言う。
それが本当なら、彼は違ったのだろう。奥歯を噛み締めた。]

…… 間違えたんだ。
莫迦な間違いをした。

[妹から僅かに視線を外して、それだけを言った。]

(165) 2012/05/14(Mon) 23:41:42

ロラン

[ふと、目を眇めて空を見る。
雲が薄くかかるそこに、赤は見えず。
星がチラホラと、隙間から見えるだけ]


 …――、

[キリルが言葉を紡ぐのを、横で聞く。
車輪を握る手に、力を籠めた]

(166) 2012/05/14(Mon) 23:42:09

キリル

[必死に言葉紡ぐ様子は、
人狼の焦りに見えるか人の混乱と見えるだろうか。

周囲を狂おしく見渡す。
同意を求めるように、視線が辺りを彷徨った]


 …カチューシャ、ロラン。…兄貴、

(167) 2012/05/14(Mon) 23:42:49

ミハイル、猟銃を構えて、ゆっくりと声のする方へ。

2012/05/14(Mon) 23:43:25

キリル

 ……間違い?それで?
 それで兄貴はイヴァンを殺したの。


  ───…イヴァンを殺してしまったの。

[服越しに硬い鋏を押さえる。
お守りのように、鋏と香袋を服越しに握った]

(168) 2012/05/14(Mon) 23:44:53

ロラン

[キリルの言葉に、そっと手を伸ばし
答えの代わりに彼女の腕に触れた。

ふと、他の気配を感じて、視線を巡らせた]

 …?

[遠くで、狼の遠吠えがする]

(169) 2012/05/14(Mon) 23:45:55

ユーリー

[肩に触れる手にふっと表情を緩める。
昔はもっと大きく感じられたミハイルの手。
積み重ねたものの違いはあれど大きさだけであれば
もうさしてかわらぬものとなっていた。

促す声に頷き、向かった先で
状況を直ぐに把握することは出来ない。
キリルとレイス、カチューシャ、ロラン。
キリルとカチューシャの距離の近さに
男は思わず柳眉を寄せる]

(170) 2012/05/14(Mon) 23:47:55

ロラン、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 23:48:04

ユーリー、メモを貼った。

2012/05/14(Mon) 23:49:36

キリル

 ────…、

[触れる手の温もり>>169
それに思わず目を見開いた。
じわりと涙滲むのを、瞬きで必死に堪える。

遠く、狼の遠吠えを聞く。
───その吼え声に、心落ち着く心地がした]

(171) 2012/05/14(Mon) 23:49:45

レイス

……嗚呼、そうだ。

[絞り出す様に言った。>>168言ってから、顔を上げる。
本当に、取り返しのつかない事をした。]

だから、

[殺せと、続きは紡がずに再度手を伸ばす。分かり辛い表情は、彼女には少し泣きそうに見えたかも知れない。]

(172) 2012/05/14(Mon) 23:51:22

キリル

 兄貴の…、ばか。ばか。

[堪えきれずに、同じ言葉を二度繰り返す。
泣き出しそうな兄の顔に、やはり同じ涙声が返った。
手が伸ばされるのに、躊躇うように足を踏み出す。

幼馴染らとの距離が、少し開いた]

(173) 2012/05/14(Mon) 23:54:59

ミハイル

―イヴァンの畑―

[猟銃を握る手が強ばる。
引き金に掛けた指が今にも攣りそうだ。

多くの獲物に猟銃を向けたことはあっても、
当たり前のことだが、人…キリルに向けることになるなんて思ってもみなかった。

けれど、決心は揺るがない。

近くカチューシャがいるが、この距離なら撃ち誤ることもない筈だ。

呼吸が浅くなるのを、意識して深い呼吸へと。]

(174) 2012/05/14(Mon) 23:57:51

レイス

嗚呼。
本当に、莫迦だ。

[こちらに来るキリルを見詰める。
僅かに浮かべた心算の笑みは、相変わらず下手で伝わりにくいのだろう。

他の気配が近づいている事には、気付けなかった。]

(175) 2012/05/14(Mon) 23:59:03

キリル

[兄へと向けて、駆け出した。
泣きそうな顔へと向けて、手を振り翳す。
平手打ちしようとする仕草は、物陰からはいかに映ろうか]

 ……兄貴のばか…っ!

[ボクは、叫んで右の手を思い切って振り降ろした*]

(176) 2012/05/14(Mon) 23:59:46

ユーリー

[少しだけ空いた距離。
男は庇うようにカチューシャの前に立つ。

そうして、腰に帯びたナイフの柄を利き手で掴んだ**]

(177) 2012/05/14(Mon) 23:59:50

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生存者 (3)

カチューシャ
167回 残8880pt
ミハイル
70回 残11410pt
ユーリー
104回 残10148pt

犠牲者 (3)

マクシーム(2d)
0回 残13500pt
イライダ(3d)
109回 残10042pt
レイス(4d)
98回 残10714pt

処刑者 (3)

イヴァン(3d)
14回 残13105pt
キリル(4d)
157回 残8633pt
ロラン(5d)
232回 残7470pt

突然死者 (0)

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