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[明日の朝、ナターリエが何も行動を起こさなければエルザが無惨な死体となって発見されるだろう。冷たい冷たい*屍となって。*]
―...to my room―
[ベアトリーチェの怪我の治療をしたあと、...は部屋に戻る。
一度窓の外を見ようとしたが、すこし考えてやめた。]
かなしいひとたち
[神の意思を疑う2人。
bedに入り呟き。眠りにおちる]
*ここはこんなにも綺麗なのに*
[ほとんど意識は眠りの中なのに、その血がうずくのか。
窓の外を眺める。]
……?
[なにかが伝わってくる。二人分。
首をかしげる様は幼くも。]
[幾度か瞬けばその瞳には感情の色が戻る]
神父さま?
オトフリートさん?
[困惑したように]
……どうかなさったのですか?
…彼、女が、気に、…なる、など。
[絞り出すようなコエ]
[少しの間]
…そ、それに。
今彼女を…殺めれば、
[ほふるとは、喰らうとは言えなかった]
彼女の力を知っているのは、まだ、私だけ。
…私は、皆に、怪しまれて、しまう、かも、知れません。
[そして出た言葉は…]
[それでも金の瞳は外へ行くことはせず、足音しのばせ戸へと向かう。]
「かわいそうなひとたち」
「殺してあげなきゃかわいそう」
[それは口の中で転がる声。]
「どこにいるのかしら。」
―ミハエルの部屋(I)―
[持っていた果物を数個、ミハエルに勧めた。自分の部屋に帰る気になれなくて、ソファにかけてじっと朝を待つうちに*眠ってしまうだろう*]
[言葉少なに素早く去る、イレーネをあ、と口を開けたまま見送った。
今夜、特定する。
その言葉には強い力が込められていた。
彼女には何か、確信めいた物があるのだろうか。]
[それを聞こうかとも思ったが、
彼女の去り方は追って欲しくないようにも見えた。
暫くその場に立ち尽くす。]
[…彼女の言葉が頭に木霊する。
もしあの言葉の先に、クレメンスやナターリエがいるのであれば。
否、例えあの確信が的外れであったとしても。
彼は狂人として、彼女を、「占い師」である彼女を「口封じ」しなくてはならない。
この事を彼しか知らないのであれば、尚更だった。
彼女がふたりを疑っていなければ。
彼が狂人でなければ。
彼女が過去を思わせなければ。
彼が過去の為に知を求めなければ。
彼の苦しみは、無かったのかもしれない。
彼の心は千々に乱れて。
シスターの気遣いにも気付かない。]
[彼はそれでも、あかき騎士。
王にも女王にも逆らえない。
それは契約ゆえなのか、唯人狼が怖いのか、それとも「神」の気紛れか。
彼はきっと、獣達がどんなあかき道を選んでも付いて行くだろう。
あかき隷属。それが彼、狂人の生きる事の出来る、唯一絶対の道だから。]
[次の朝あかいのは、金の髪の隣か茶の髪の心か。]
…何もねだらない 小さな男の子
命もあげるよ
[密やかに囁く子守歌がふつりと途切れる]
…命ならば、惜しくない。
クレメンスとミハエル。どちらを信じるかと問われれば答えは目に見えている。
あたしの命とミハエルの命の重さを比べても。
…でも、でも。
せっかく取り返した歌。この声。それとミハエルを引き替えろと言われたら…あたしは?
[クレメンスに植え付けられた疑惑の種が、ゆるりと芽吹こうとしていた]
[自分を強く抱きしめて]
…わからない。
[震える]
…あたしには、わからない…。
[コエの聞こえるふたりは心配なのだけれど。
コエが届いてこなければ、気付けるはずもない。
――獣の身のこなしは、もう大分慣れてしまった。
あとは
and that?]
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