情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
けふっ…こふっ……
[咳き込みながらなんとか立ち上がり、
奏の方に意識を向けたままにこちらによる晴美の姿が見えた。
何かを伺っている様子呟く言葉が聞こえて>>47で、七重がペットボトルを投げる様子>>48も見え息を整え奏をにらみつけながら]
あなたのためなんかにすることなんかない。
HALじゃないあなたなんかのために。
[呼び方が変わったのは少し冷静であろうとする意識も働いたからだろうか?
もう手持ちの武器になるようなものは……]
ナイフ痛かった?私にさされたナイフ。
粋がってたのに私なんかにさされたナイフ。
[挑発の声をかける。注意深く意識は奏に向けたままに]
そう……悪いとは思わない、のね。
貴方なりの解決法だったんだと、解釈しておくわ。
ふっ!
[残る一本のペットボトルを奏の顔目掛けて投げつける。
自由になった左手の手首、生地の厚い袖口にぐるぐるとテグスを巻きつけ、反対の端を右手で持った。
薄暗い中において細いテグスは、光を反射しない限り判別しにくいはず。
油断を誘って動きを拘束出来れば良いのだが]
(そう簡単にはやらせてくれない、わよね…)
[武術の心得があるわけでもない。
その辺りの過信はないが、不安は付き纏う。
けれど臆してなんかいられない。
奏の動きを注視し、ペットボトルに反応したところで間合いを詰めるべく奏の方へとステップを踏んだ]
[反応するryouの様子に、僕は足早に近付いて、
彼女にペットボトルと小さなプラスチック製の入れ物を渡した。]
これをあいつの隙を狙って…。
出来るだけあいつの動く範囲の近くにぶちまけて欲しいんだ。
うまく行くかは判らないけど、ただ闇雲に動いていては、
体力だけが失われていくだけだから。
この入れ物には油が入っている。えっとこれで…
[そう言って僕は傘の柄から小さなナイフを取り出して渡した。]
傷をつけて水の上に垂らして。
何度も言うけど、うまく行くか判らないけど、
でも何もやらないよりマシだから。
[水と油。相反するものの上に立つ生き物は、
そのバランスを保っていられるのかな?
判らない。でも――もうこういう手しか思い浮かばないから。]
お願い。ryouも生きてここから出したいから。
手伝って。
[それだけを告げると、僕はまた弾かれたペットボトルを取りに、
ryouの傍を立ち去った。]
[咳き込みながら立ち上がる涼にちらり目を向ける。]
そうかよ。じゃあ、俺が叩き潰しても文句はねぇよなぁ。
[にらめつける視線を脂汗を垂らしながらも、涼しい顔でかわす。
挑発の言葉には、一瞬目が細められるものの]
……はっ、挑発のつもりかよ。
残念だが、俺は俺をそこまで過大評価してねぇよ。
プライドなんざ、生まれてすぐ狗に食わせちまったんでなぁ。
[晴美の説明に頷いてナイフとペットボトルを後ろ手に受け取りながら、
一瞬向けた表情はどうだったか]
じゃぁ、もうさっさと死んでよ。
[後ろ手にプラスチックに小さな傷をつけて少しずつ漏れ出す油、
七重が奏に近寄った瞬間に自分もそっちに近寄っていく後ろ手にものを隠したままに油が垂れ落ちる様子は奏には死角になってみえないだろうか]
HALの姿した今のあなたなんかこれ以上みたくないから。
[投げられる3本目。それをかわそうとするもズキンと走る痛み。
チッと舌打ちすると、爪を変じそれを切り裂く。
薄いヴェールの向こう、距離を詰める七重を視界に収めつつ、]
悪い、ねぇ……………はっ、やっぱわかってねぇな、ナタリー。
『悪いと思っても仕方ない。仕方ないなら、そう考えること自体が無駄』なんだよ。
生きるために他の生き物を食って生きるのは仕方ない。
コワレタ俺には、人殺しはそのレベルと一緒のことなんだよ!!
[駆け寄る七重にナイフの刺さったままの足でハイキックを繰り出そうとする。]
[僕が下した決断は、ryouも人であるならば信じるということ。
だから最後の最後に裏切られても怨まない。
でも、裏切らないと信じている。
それが僕の、僕なりの戦い方。
接近戦で戦う七重姉、武器を失くし、舌戦を行うryou。
僕は、無力を感じながらも体力を温存すべく、
小さなサポートへと回る。]
(あっ、た!)
[二つ目、よけられたペットボトルで罠を一つ。
水溜りをつくり、そこに油をひく。
靴底が限りなくゴム製に近いそれなら、効果は高いだろうか?
ヒールがあったら、バランスを崩しやすいだろう。
そして三つ目のペットボトルの水を見つけ、罠を張り。
後はうまく罠に引っかかってくれるのを待ちながら、
七重姉の体力の限界を探るべく、注意深く相手を探る。]
チャンスは、有って一度、かな?
もしあれだったら七重姉に渡せるように、しておかなきゃ。
[一見只の折りたたみ傘にしか見えないそれには、いろんな罠。
傘を開く動作ですら、生き物の本能を逆手に取った仕掛けが、
施されている*]
[涼となにやら話していた晴美の動きに、ちらりと視線を向ける。
が、脅威のあるふたりが優先され、注意は僅か疎かになりがち。
そして、涼の後ろ手に隠したものはうまく隠れていたのか、視界に収めることは出来なかった。]
はぁ? ふざけんな。んなこと俺の知ったことじゃねぇ。
[涼の言葉には、呆れたような声で返す。]
[ペットボトルが裂け、飛沫が散る。
顔にかかるのも気にせず駆け寄り]
…っ!
[繰り出されたハイキックに対して、受け止めるように両手のテグスを掲げた。
衝撃で、ぎり、と左手首と右手が締め付けられる。
それを堪え、直撃しない間に奏の足に刺さるナイフの柄にテグスを絡めた]
そんなのっ……解りたくもないわよ!!
っ、くぅ…!
[テグス一本で防げる衝撃は高が知れている。
蹴り足にもテグスを絡めるまでには至らず。
左肩を蹴られ、身体が横に飛んだ。
その拍子にナイフを抜ければと思ったが、果たして上手く行ったかどうか]
[まるで武器を隠して間合いを計るように、
そのまま奏から少し離れた距離でゆっくりと時計周りに回っていく、
先ほど切り裂かれたペットボトルからこぼれた液体にかぶせるように油が垂れ落ちていく]
あなたが私達を殺すのと同じだよ。
[最後に大きくペットボトルとプラスチックの容器にナイフを突き刺して穴をあけて、右手にペットボトルをもち奏に投げつけた。
ペットボトルは中の液体を撒き散らしながら奏の周辺をぬらすだろうか?]
お互いわがままだってこと。
[油の入ったプラスチックの容器を続けて投げつけて油を奏の周囲に散らす、左手はナイフを握ったままにまだ隠して]
誰も分かってもらおうなんざ思って、ねぇっつーの!!
[放ったハイキックは張られたテグスに一瞬阻まれる。
だが、構うことなくそのまま蹴りぬく。]
[横に吹き飛ぶ七重が地面とエンゲージするよりも早く。
カランという乾いた音とともに、ブシャッと血が吹き出る。
そこに刺さっていたはずのナイフは、奏と七重の中間あたりに転がっているか。
グラリ頭が揺れ、顔に手を当てる。]
……いってぇ。やっぱ、あんたこの中で一番危険だわ。
[指の隙間、深遠の漆黒が七重を見据え、ゆらり七重の倒れる方へと歩み出す。]
[指の隙間から、ぎろり涼を睨む。]
…………はっ、そうかい。我侭じゃあしょうがねぇよなぁ。
安心しな、元仲間のよしみだ。優しく残酷に殺してやるよ。
[この状態になっても、いまだ口元には不敵な笑み。]
[乾いた音の後に身体は地面へと打ちつけられ、短い距離ながら床を滑る。
蹴られた左肩を庇いながら上体を起こすと、足から血を噴き出させた奏がこちらへと向かって来た]
…ふ、ん……アタシ程度を、脅威に思うなんて、貴方も、高が知れてる、ようね。
[痛みに顔を歪めながらも、相手を嘲笑する。
自分と奏の間に落ちるナイフ。
相手がこちらに近付き切る前に届くだろうかと、ちらり視線をやる。
右手は、腰のベルトへと伸びていたのだけれど]
[kanaと呼ばれていた姿は、僕に気を止めるだろうか?
でもそれをさせまいとするかのように、
ryouはペットボトルを相手に投げつける。
彼女へもナイフを手渡したのは万が一に備えてのこと。
出来れば手を染めて欲しくない。けど身を守ることが先決だから。]
(七重姉っ!!)
[蹴られて七重姉の身体が宙を舞う。
思わず声を上げたくなったけど、何とか堪えて武器を取り出す。]
それじゃあ、私を先に殺してみせてよ。
[左手にナイフを隠したままに奏に近寄っていき]
ナタリーさん、逃げてっ!
[蹴り飛ばされた七重にそう呼びかけて奏の方にかけだす、しかけた油を踏まないように]
[七重の言葉に、僅か見える口元に愉悦を浮かべると、]
はっ。謙遜するなよ…………『人殺し』。
[嘲笑に嘲笑を返す。]
それによぉ、さっきも言っただろ?
俺は俺のことを過大評価なんざしてねぇ、ってよ。
その高もてめぇを殺せるだけありゃ、十分おつりが来るだろうが。
[言いつつ、他のふたりに注意を向けながらゆっくり歩を進める。
ナイフについては、七重が動いたならそれを手に取る前にケリをつける心積もり。]
[合図はryouの声だったような気がする。
一瞬にして駆け出したryouからワンテンポ遅れて、
僕もryouとは別方向から敵に向かって走り出した。
仕掛けた罠はあちこちに点在する。それを注意深く避けながら、]
人殺しはお前だろ? さっさと還れよ!
[注意深く伺っていた視線、
驚異的な力を持つ者も、同時に三人が動き出しても、
対処しきれるだろうか?]
煩いよ、『快楽殺人者』。
アタシは自分のしたことを、することを、貴方みたいに逃げたりはしない。
自分が手にかけた相手の命を、罪を背負って生きて行く。
それがアタシなりのケジメのつけ方だ。
[自分を『人殺し』と呼ぶ相手に言い返す。
涼が逃げろと言ったが、その場から動きはしなかった。
奏がこちらへと近付く以上、ナイフを取りに走るのは危険が伴う。
けれど涼も、晴美さえも動き出した。
このチャンスを逃す手はない]
釣りなんか、あげる心算もさらさら無いわ!
[立ち上がると同時に地を蹴り、ナイフを拾おうとする仕草をする。
伸ばすのは左手、右手は後ろに隠したままに]
[涼の声にゆらり上体が揺れ、漆黒が涼を捉える。]
……ああ、いいぜぇ? 死に急ぐなら先に片してやるよ。
その代わり、後が詰まってるから優しくしてやれねぇがな!!
[とんと、無事な足の方で後ろに跳ぶ。それは仮に七重がスキを見てナイフを拾い駆け寄ろうとしても、涼とかち合う位置への移動。これで、同時に対処すべきはふたり。
そして、晴美の言葉には心底呆れたような目を向けると、]
ばっかじゃねーの。そんな当たり前のこと分かってるに決まってるだろーが。
数は問題じゃねぇ、『やれる』か『やれない』かなんだよ!!
[その足は油の上に着地。だが、]
あと、あからさまな動きで何かしたのがばればれなんだよ!
[踏みとどまるでなくそのまま足を滑らす。僅かならず体勢を崩すが、転倒をすることはなかった。]
うん、知ってるよ? 馬鹿だって事は。
ばればれだって事も、把握済み。
でもこれはどうかな? 少しは応えるんじゃない?
[そう言って、僕は体制を崩した相手に近付き、
傘から分離したスタンガンを近付けスイッチを押す。
衝撃は、彼の身体を走り抜けるだろうか。]
じゃあ、聞くがよ。てめぇは今まで食べたパンの数を覚えてるのかよ?
その心意気は買うが、俺にそれを求めるのは筋違いなんだよ!!
[体勢を崩しつつも、七重の声にはそう返した。]
[左手にナイフは隠したままそのまま奏との距離をつめて、
左手を背からさらしナイフが見せつけて。
体勢が崩れ晴美のスタンガンを受けた奏に右手で自分に巻いていたタオルを剥ぎ取り、奏の視界を隠すようにその顔に向けて投げる。
投げられたタオルは広がりながら奏の方へ視界を防ぐことはできるだろうか?]
あなたなんか、大嫌いっ!
[そのまま左手にもったナイフを突き入れようと奏に駆け出す。]
[体勢を崩した間に、晴美に懐に潜り込まれスタンガンを受ける]
んな……………めるなぁぁぁっ!!
[ギリと奥歯を鳴らしそう絶叫すると、晴美の胸を逆袈裟に切り裂く。
その瞬間視界を覆うのはタオル。]
これくらいで見失うと……
[そう言って気配を読み取り、振り上げた爪を今度は涼に振り下ろそうとし……]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新