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[言葉はほとんど素通りして、ただ]
……壊すために……。
[ふと過ぎる、昨夜の問答。
どこかが痛むような、嫌な感触。
しかし、それらは近づく気配に対する本能的な反発から、途切れ]
……そう言われて、はいそうですかと引き下がるほど……。
アタシは、素直な女じゃないよっ!
[鋭い、声。
紫星の煌めきが舞う。
目の前の狐を捕えようと]
おや、
[狐は避ける様子もまったくなかった、ともいえるほど、すんなりとその力に囚われる。]
もう少しほうけていてくれたらよかったものを。
[わらう、哂う。]
[紫星の縛を繰り、狐を抑える。
舞い散る光の粒子が周囲を飾り立て]
……悪いねぇ、狐の旦那。
天将の血筋……ってのは、特に『虚』を強く、持つらしいから。
同族嫌悪で、目が覚めちまったようだよ……!
このまま、大人しく、聖殿まで付き合ってもらおうかね……!
[エリカの疑問は当然で。けれど、答えを口にするのは難しすぎた。だから、]
これが、あるからじゃ…ないかな。
[臆する事無く、ふわり、透明に近い紺碧の羽根を広げた。
拒まれなければ、エリカの手を取り、そこに触れさせようと]
俺は、多分…これがある限り、自由にはなれないんだよ。
[ 睨まれれば微笑みで返す。]
おやおや…コワいですね。
[ くすくすと笑う。]
他に疑わしい者がいるなら、長老に進言されれば。
私が入っているのは心外ですが。
[ 左目から手を離す。
その瞳はバイオレット。]
私は貴方を疑っております。
長老が貴方を頼っていることは知っていますので。
同属嫌悪。
おやおや。
そいつは、面白いもので。
[ぞわりと狐の下でやみがうごめく。
虚に場所を教えるように、どろり、どろり。]
まァ、
聖殿ねェ。
[抵抗らしい抵抗はせずに、わらう。]
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